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甲子大黒天本山のブログ https://onogawa-daikokuten.jp/

ブログで仏教的な生き方を模索しています。日々、大切にしていきたいことを書いています。

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米沢市
出身
米沢市
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2008/09/28

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  • 一年の速さよりも重さを考える

    師走も大詰めあっという間の一年でした。肌寒くなってからの2か月間は特に早かったように感じます。ですが、一年の速さよりも一年の重さを考えたいと思います。一日一日が大切なのですが、忙しく過ぎ去ってしまう一日について考えるのは難しいように思います。やりくりしても30分~60分ほど自分の時間を作ることができれば良いほうです。ですが、一日30分×365日になれば182時間と30分の時間になります。これだけの時間があれば、どんなことでもできるのではないでしょうか。 忙しく時間がないのが現代人ですが、多忙に屈することなく自分の時間を作り、そこから自分の人生を作っていなければなりません。大切なことは、たとえわ…

  • シンプルな言葉のなかに

    七仏通戒偈の一節に自浄其意という言葉があります。自分の心(意)を浄めなさいという教えです。私達の心は野原のようなもので何もしなければ次々に雑草が生えるかのように雑念が生まれてくるものです。その雑念が心のなかで繁殖してしまうと何も見えなくなってしまいます。そのため正しい思考や判断ができなくなってしまうのです。 参拝は心を浄めるという意義もあります。非日常の世界に身を置くことで、日常生活のなかで繁殖した雑念を払うことができます。心を整理整頓することで、今まで雑念で見えなくなっていたものに気づくことができるのです。雑念の根っこは簡単に取り除くことはできないので、つねに生えてきた雑念を刈り取りながら根…

  • これからの生活

    まもなくクリスマスですが、日本人にとっても待ちに待ったイベントです。仏教も儒教も外来の宗教でした。それが日本に伝えられそれぞれに定着していきました。日本古来の神道も外来の宗教と争うことなく今日まで続いています。この日本人の宗教への寛容性は素晴らしい徳性だと思うのです。すべての宗教を敬い生活のなかで融合しているのです。 アジアは多神教であり、様々な宗教が共存しています。森の宗教とも呼ばれ、豊かな土地の宗教は寛容な性質を持つといわれます。対して砂漠の宗教は厳しい環境で生きていくために寛容よりも厳格さを持つといわれます。生活環境により宗教の性質も変わるものです。これから世界はますます厳しい環境にさら…

  • 癸卯の意味と心得 令和5年(2023年)

    令和五年は【癸卯 みずのと う】の年です。【癸】はもともと「はかる」という意味であり、測るための基準や道筋という意味に変わっていきました。季節は十干の最後であることから冬を表し、草や葉がなくなり見通しが良くなることで、今まで見えなかったものが現われる年でもあります。それは次の十年に向けた新たなる課題でもあります。その課題解決に向け道筋をつけていかなければならない年となります。 【卯】は門を開いた形であり、天門が開いて万物が繁栄する年です。門の先にある新たなる世界は未開であり、開拓していかなければなりません。競争も激しくなりますが、全体的には活性化する年になります。競争に流されないよう、自分なり…

  • 新たなる心

    植物は根から栄養を吸収し成長していきます。私達人間も栄養を吸収し成長していかなければなりません。体については適切な食事、運動、睡眠などで成長していきます。大切なのは心の成長だと思うのです。体と比べれば見えるものではなく、方法も複雑なため体ほど誰しも平等に成長していくことはありません。どのような栄養を吸収すれば良いのか考えなければなりません。 体と同じくバランスの取れた栄養を心がけなければなりません。心といっても向上心、慈悲心、センス、道徳、教養など多岐にわたります。それぞれに備わったものもありますが、それ以上に磨く努力が欠かせません。大人になり心の成長を放置してしまうと、錆びついてしまいます。…

  • 冬将軍の到来に

    冬将軍が到来し、いよいよ除雪の季節となりました。当地においては、雪はあたりまえで11月から雪の準備はしていました。ですが、いざ降り積もる雪を見ていると気分は沈んでしまいます。ですが、いかに雪を恨んでも、どうしようもありません。雪も台風も地震も人間の力の及ぶものではありません。我々は自然の恩恵と脅威を受け取るしかできないのです。 地元では11月になると挨拶で雪が話題になります。今年はどうなるのか。皆さんそれぞれのことをおっしゃいますが、一様に雪が少ないことを願うのですが、たまに雪がなければ米沢ではないと、雪を嫌がらない人もいます。そういう人は雪が降り始めても、落ち込むことはないのでしょう。もしか…

  • 被爆国の道

    防衛費の増額が検討されているようですが、現在の経済危機にあって他の予算を削ったり増税してまで必要なのか考えさせられます。私は防衛費に予算を使うならば、国際貢献に使うべきだと思うのです。各国との関係を強化することで、日本に手を出したら世界中が黙っていないという雰囲気が大切です。 どこの地域や団体にも「あの人に頼まれたら」とか「あの人のためなら」という人がいると思います。義理人情があり、自分のことよりも全体や相手のために頑張っている人です。日本もそういう国にならなければなりません。今回のウクライナ侵攻も世界中の国々が団結することができれば、ロシアもあきらめるしかありません。各国に利害や思惑があるか…

  • 物事の根底にあるもの

    最近、どのような企画をおこなうかよりも、誰がおこなうかのほうが重要だと思うようになりました。その企画自体よりも、どれだけ責任をもって継続できるのか、どれだけ周囲が協力してくれるのか、こういった条件を満たす「人」のほうが大切なのです。どんなに素晴らしい企画でも、最初から順調に進むわけではありません。トラブルがあっても、思うような成果があがらなくても、途中で投げ出さない責任感や忍耐力が求められます。また、一人でできることは限られています。たくさんの人が協力してくれることで、より大きな企画となり、成功につながっていきます。 企画は未熟でもかまいません。正しく続けていけば、必要なものは自然とついてくる…

  • 単調な毎日のなかで

    NHKで料理番組をたまたま見ました。大根料理でしたが、基本的な調理から工夫まで短時間でよくまとめられていました。大根は一般的で基本的な食材だと思いますが、毎回の調理を見直してみると、いつもの味がさらに美味しくなるのかもしれません。同じ食材でも同じように調理し続ける人もいれば、テレビや本を参考に改良や工夫を重ねる人もいます。毎日のことであればあるほど創意工夫によって大きく違ってくるのではないかと思うのです。 日常生活の大半は同じことの繰り返しです。その同じことをいかに楽しめるのかによって、生活の豊かさが変わってくると思うのです。料理も工夫やアレンジですが、生活も人生も同じでありたった一度の人生を…

  • いつか必ず役に立つ

    サッカーワールドカップ日本代表の試合は惜しかったわけですが、あの試合を見て悔しいと思った子供たちが、次の新しい景色を見せてくれるのではないでしょうか。日本中が一体となり盛り上がった素晴らしいワールドカップでした。またサポーターの試合後のゴミ拾いも称賛されています。日本人の美徳を世界に知らしめた素晴らしい取り組みだと思います。 自然と公共の掃除ができるのは小学校から掃除をしているからだと思います。近年はお金を払っているのに、どうして掃除をさせるのかという愚かなクレームもあるそうですが、掃除も立派な教育であり何があっても続けてほしいと思います。同じように給食の給仕の経験があるからこそ、災害時の炊き…

  • すべてをかける

    「二本の矢を持つことなかれ」という言葉を知りました。失敗しても次があるという慢心と、この一本にすべてをかけるという覚悟を比べれば、数の優位など意味がなくなります。応援で練習のつもりでやれと聞いたことがあります。リラックスして臨めという意味なのでしょうが、緊張感も必要です。ひとつのことに、どれだけ集中して覚悟を決めることが大切だと思うのです。 私は筆を持つ仕事ですから、長いこと書道に通っていました。ですが、何枚も練習をして一枚の作品を作るよりも、毎回本番の朱印や御札を書いたほうが上達するように思います。「失敗してもいい、次がある」と思ってしまうと、なかなか上達しないものです。本人を目の前にして本…

  • 私のプライド

    中国ではゼロコロナ政策に対するデモが頻発しているようです。もう我慢の限界といったところでしょうか。中国政府もゼロコロナ政策の転換を示唆したようで、世界中に影響を与えている政策がどのように変わっていくのか、気になるところです。以前の中国ならば、デモに屈することなく制圧していたことでしょう。体面を重んじ、間違いを求めるようなことはありませんでした。 意地を張るから苦しくなるのです。素直に謝ってしまえば、間違いを認めてしまえば、すべてまるく収まるのに、それができない人が多いものです。時間が経つほど、できなくなりますから、とっさに反射的に非を認めることが大切ではないかと思うのです。宿題にして持ち帰るの…

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