袴田事件が58年を経て無罪判決となりました。この年月を賠償することも責任を取ることもできないできないように思います。どうしてこのようなことが起こってしまったのか。おそらく自分達の都合で無実の人間を死刑囚にしてしまった当時の関係者も後悔に苦しんでいたのだと思います。もちろん、それで許されることではありませんが、国家権力ゆえに過ちを認めることができなかった恐ろしさがあります。 嘘を嘘で塗り固めるという表現がありますが、嘘は時間が経つほど、関わった人間が多いほど、許されない嘘であるほど、なんとかして嘘を真実にしようとするものです。そのため相手も自分も苦しむことになります。3年5年と嘘をつき続けること…