イギリスのロマン派詩人で、夭折したジョージ・バイロン(1788〜1824)の命日である。バイロンは、ベルリオーズの交響曲《イタリアのハロルド》にアイディアを提供した詩人。《幻想交響曲》を聴いて大感激したヴァイオリンの鬼才パガニーニから、自分が所持しているストラディヴァリウスのヴィオラを生かせるような曲を書いて欲しいと頼まれ、バイロンの出世作『チャイルド・ハロルドの巡礼』をもとに、独奏ヴィオラ付きという奇…
ブログのつながりに感謝します。ステキなブログ記事へのコメント代わりに音楽で感謝いたします。
アマデウスレコードの7番目のブログです。親友と信じているかのこさんがしばらくブログをお休みなさいます。音楽だけでも楽しんでいただけるように、音楽堂を開きました。
名曲名盤縁起 パガニーニが依頼したヴィオラ独奏付き交響曲 ベルリオーズ〜交響曲《イタリアのハロルド》より第3楽章
イギリスのロマン派詩人で、夭折したジョージ・バイロン(1788〜1824)の命日である。バイロンは、ベルリオーズの交響曲《イタリアのハロルド》にアイディアを提供した詩人。《幻想交響曲》を聴いて大感激したヴァイオリンの鬼才パガニーニから、自分が所持しているストラディヴァリウスのヴィオラを生かせるような曲を書いて欲しいと頼まれ、バイロンの出世作『チャイルド・ハロルドの巡礼』をもとに、独奏ヴィオラ付きという奇…
クリスマス・ミュージックを考えるとき、クリスマス・シーズンに聞き返すのにふさわしい〝宗教改革〟
同時代の作曲家と比べてクリスマスのために作曲した作品が多いのがメンデルスゾーン。そこに思いを馳せて5曲の交響曲に聞き入ると、クリスマス的喜びが伝わってくるのに気付かされる。
個性は普段着から*イダ・ヘンデル、ベルグルンド、ボーンマス響 シベリウス&ウォルトン・ヴァイオリン協奏曲
1975年録音の高名なシベリウス・ヴァイオリン協奏曲(ASD3199)のデジタル・リマスター盤。カップリングは2つのセレナード、ユーモレスク5番からウォルトンの協奏曲に変更されています。80代になっても第一線で活躍し続けた彼女は、その長いキャリアにも関わらず、録音の少ないことで有名です。生前のシベリウス自身にも認められたというこのヴァイオリン協奏曲は、彼女の代表的名演。シベリウスの美しいメロディをひときわ引き立…
60年前。10月24日録音の名曲。チェコ・フィルのベートーヴェン トリプル・コンチェルトの伝説。
60年前。10月24日録音の名曲。チェコ・フィルのベートーヴェン トリプル・コンチェルトの伝説。
指揮者百傑・祖国のオーケストラが存続の危機を迎えるたびに駆けつけた名指揮者ヴァーツラフ・ノイマン〜名盤・稀少盤縁起
チェコ・フィルを振った名指揮者の中でも、もっとも洗練された音楽を展開する。横の流れよりも縦のリズムを重視した、勢いだけに流されない引き締まった演奏。
記事「モーツァルトのレクイエムよりも優れている、ルイ16世の処刑を悼んで作曲されたケルビーニの《レクイエム ハ短調》」が総合記事ランキング30位になりました!
記事「モーツァルトのレクイエムよりも優れている、ルイ16世の処刑を悼んで作曲されたケルビーニの《レクイエム ハ短調》」が総合記事ランキング30位になりました!
「ソシアルダンスの夕べ」への招待 ― 第29回ダンスフェスタin熊本
第29回ダンスフェスタin熊本「ソシアルダンスの夕べ」。今年は第二部のアマプロミックスドに、講座発表として、シニアネット熊本の方達が出場されます。
受胎告知を受けたマリアが神を賛美して歌う讃歌 ― 完璧なハーモニーと美しいディクションは当盤随一
現代を代表するイタリアの巨匠リッカルド・ムーティ。クレンペラーの後任として首席指揮者を務めていた時代のニュー・フィルハーモニア管弦楽団との録音。巨匠の風格漂う堂々たる演奏
ストラディヴァリウスの個性を引き出している*ミルシテイン ヨッフム指揮ウィーン・フィル ブラームス・ヴァイオリン協奏曲
ヨッフム/ウィーンフィルの交響曲第5番か?と快哉を叫びたくなるような重厚な番層にミルシテインの音色は、怜悧なきらめきの下に熱く情念がたぎっています!!!
名曲名盤縁起 アラウのバッハ演奏から発散された明るい香気 J.S.バッハ〜パルティータ第2番より「サラバンド」
誰が決めたかは定かで無いが、「南米生まれの3大ピアニスト」がいる。アルゼンチンのマルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイム、そして1991年の今日他界したチリのクラウディオ・アラウだ。アラウは十代前半でヨーロッパに渡り、ベルリンの音楽院で才能を磨いたせいか、大得意にしたリスト以外では、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスと並ぶドイツ正統派のレパートリーに、ドイツ人以上にドイツ的な演…
名曲名盤縁起 ウィーン・フィルを誕生させたニコライの人気作 ニコライ〜歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
ドイツのロマン派オペラの歴史を飾る作曲家・指揮者オットー・ニコライが、39歳を前にベルリンで夭逝した日。職業音楽家の父の跡を継ぐように強制されたニコライは、16歳で放浪の旅に出る。23歳でローマに赴き、イタリア伝統の教会音楽やオペラの作曲法を身に付けた後、ウィーンの宮廷に仕える音楽家になり、31歳で宮廷楽長にまで上り詰める。その時、ニコライは現代の私たちに至福の喜びを与えてくれるものを組織した。ウィーン…
悲運のヒーロー*コンクールの覇者の末路 ヴァン・クライバーン ライナー指揮シカゴ響 ブラームス・ピアノ協奏曲2番
1958年、第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したヴァン・クライバーンは、一躍アメリカのヒーローとなり、パレードなどの華々しい社会現象を引き起こしたのは有名な話です。ブラームス:P協奏曲2番は、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団1960年のライブ・レコーディングと1961年のセッション・レコーディングの2度ありますが、本盤は1961年のセッション・レコーディング版となります。
名盤と青春◉未だに若々しい美しさの極み クリュイタンス パリ音楽院管 モーリス・ラヴェル 管弦楽全集
ラヴェルといえばアンドレ・クリュイタンス、とされるほど、収録から60年以上の歳月を経ても最高位にランクされる名演。しなやかで繊細なニュアンス、精妙で瑞々しい感性に満ちた響きは、いつ聴いても時代を超越した官能の世界を提示してくれる。
ダイナミックで強固なライナー RCA録音はほどよい威圧感からはなれ、澄み切ったひとつの境地をみせる。
アメリカの地に骨を埋めたフリッツ・ライナーはその晩年を、手兵のシカゴ交響楽団とともにアメリカRCAレコードに数多くの録音を残し、その優れた演奏の数々は録音から、60年近く経つ今でも名盤定番として高く評価されています。ライナーの演奏の特徴はまずそのダイナミックで強固な音楽作りにあります。小細工することなく、楽曲の持ち味を純粋に引き出すタイプ、その引き締まった音楽と妥協を許さない姿勢が聴き手に感動を与え…
思わず拳を振るってしまう☆ロンドン不滅の名盤 ケルテス指揮ロンドン響 ドヴォルザーク・交響曲第1〜9番(全曲)
テルアビブの海岸で散ったケルテスがベストパートナーだったロンドン響と残してくれた逸品!!ホルンの名手、バリー・タックウェルも在籍していた当時のロンドン響は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、また、英デッカの優秀な録音技術もあって、この作品本来のロマンティックな味わいを満喫することができます。重厚にしてややブラームス寄りのシンフォニックで構築力の勝った豪快なドボルザークで、若々しさを…
生涯心と耳を感動させる☆プレミアム5選 バイロイトの第九 終戦を願うマタイ 女性ならではの切ない情念が包むブラームス
1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」はバイロイト音楽祭の戦後初開催の初日に行われた伝説の実況録音盤で、まさに20世紀の人類の遺産ともいうべきレコードです。英国盤(超高価!)を除けば最も音質的評価の高いフランス盤、しかし値段はこなれており、盤質も良好なお勧め品。
語り継がれていく名盤 聴き手の心を震わせる、ヨハンナ・マルツィの誉れ高き名盤 随所に女流らしい味わいがある。
マルツィの代表的な名盤で、英COLUMBIA盤はコレクターズ・アイテムとして有名な高額盤。このANGEL盤は英国プレスでジャケットのみ米国で作られています。値段はCOLUMBIA盤よりかなりリーズナブルです。
FR PHILIPS 9500 154 サルヴァトーレ・アッカルド メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲
パガニーニという作曲家は、クラシック史上最高のヴァイオリニストでもあり、ヴァイオリンという楽器の可能性を広げることにも尽力した偉大な音楽家でもある。 よって、彼の作曲した曲は、彼の技巧の誇示と、ヴァイオリンのあらゆる技法を駆使して演奏するために書かれたものであるので、「超絶技巧曲」という、極めて難度の高い曲として知られている。そのパガニーニのスペシャリストとも言えるのが、アッカルドである。驚異的…
20世紀で最も美しいピアノの音色、ラヴェル直伝のピアニズム◉ロベール・カサドシュ◯ラヴェル・ピアノ名曲選
カサドシュは既に定評の有るモーツァルトとラヴェルを最も重要なジャンルの作品に据えていたのではと思いたくなるレコード!!!清楚で淡々と演奏していて、常にスタイリッシュです。いわゆる、ソリストとしては絶対に必要な「俺が俺が」と言って前面に出ていく強さがほとんど感じられない???最初から最後までカサドシュの美学の中で事は進んでいくように思えます??カサドシュは 些細な事に拘らない美学??が見え隠れする名演です!!!
新型コロナウイルスに効く「ピアノの詩人」ショパンのバラード、ノクターン、エチュード、ワルツの定番中の定番
1965年発売ですから、まだ20代のころの録音。アシュケナージらしく、難しいパッセージも軽々と弾きこなして難しく感じさせないナチュラルな演奏です。デッカSXL6143相当盤、英国プレスです。
大スペクタクルを味わうレコード◉テバルディ、マックニール、カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管◯ヴェルディ・アイーダ
壮年期カラヤン指揮ウィーン・フィルと超豪華歌手陣で歴史的名盤となったSXL2167のモノラル録音盤です。
生命力*ランパル、ラスキーヌ、ランスロ、パイヤール モーツァルト・フルートとハープのための協奏曲/クラリネット協奏曲
仏蘭西エラート・レーベルの歴史の中で最も成功した録音だと断ずることが出来るこの曲の「未来永劫代表盤」。ランパルとラスキーヌの共演はフランスの最良の流麗さを体現した比類なき名演、名クラリネット奏者ランスロの演奏も数多くの人々を魅了し続けてきた決定的名演、日本コロムビア社も特別豪華セット1枚組でリリースする価値ありと判断したものと思料
不世出のソプラノ◆マリア・カラスのステレオ録音 プレートル指揮パリ国立歌劇場管 ビゼー・歌劇《カルメン》全曲
1950年代後半~石油ショック前70年代前半までの国内初期盤はフラット盤も有り180g前後と重く、深溝。ジャケットも丁寧にコーティング。後年再発盤は、時代と共にプレス機の仕様変更、コスト的にも当時の手作り的な手間をかけることが出来ず、ジャケットも簡素な味気ないカラーコピー的作りになってしまいました。音質も、当時の録音はアナログテープでしたから、60年以上も経過した昨今、当時の音質のまま残ってなどいる訳が無く…
第6回MJオーディオフェティバルにOYAGSOUNDも出展いたします。
5月12日(日)秋葉原の損保会館に於きましてMJオーディオフェティバルが開催されます。オヤッグサウンドも出展いたします。ブースではオヤッグ製品の特価販売、無料サンプルの配布、レコードクリーニングの実演等を予定。さらにオヤッグ製品をご購入のお客様には、「オヤッグワンプッシュクリーニングボトル」をプレゼント。
終楽章のペダルを踏み込む衝撃音の生々しさは驚くばかり◉カーゾン、フィエルスタート指揮ロンドン響◯グリーグ・ピアノ協奏曲
淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。カーゾンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。エッジの効いた冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。デッカのオーディオファイル盤で高名な「真夏の夜の夢」の指揮者フィエルスタートのバックは、北欧グリーグの雰囲気がピッタリ合います。しかし、カーゾンは、わが国の小学生のとき音楽の教材だった…
名曲名盤縁起 聴衆が手拍子で演奏に参加する勇壮なマーチ ヨハン・シュトラウス1世〜ラデツキー行進曲
元旦に、ウィーン・フィルが楽友協会ホールで開く「ニューイヤー・コンサート」は、世界一有名な演奏会。その立役者が、ウィーン・フィルのコンサート・マスターとして、音楽の都を象徴する活躍を繰り広げたヴィリー・ボスコフスキー(1909〜1991)である。彼は1955年から79年まで「ニューイヤー・コンサート」の顔となり、ヴァイオリンを弾きながらオーケストラを指揮するヨハン・シュトラウス父子のスタイルを再現して人気を博…
今でもスタンダードな解釈★シェリング、ヘンデル指揮シカゴ響☆ラロ・スペイン交響曲
清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤。
英デッカによる鮮明な高音質録音も本盤の大きな魅力*カラヤン指揮ウィーン・フィル、フレーニ プッチーニ・蝶々夫人
カラヤンによるプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は2回目のスタジオ録音。初回は1955年のモノラル録音で、蝶々夫人にマリア・カラス、ピンカートンにニコライ・ゲッダを据えるという豪華布陣で、ミラノ・スカラ座管弦楽団や合唱団の好演もあって、今なお色褪せることがない名盤です。それを上回る完成度を求めたカラヤンは、70年代においてこれ以上ない超豪華歌手陣をキャスティング。フレー二による瑞々しい美声の蝶々夫人、パヴァ…
♬現代が忘れ去りつつある何かがこの演奏に*リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管○バッハ・ブランデンブルク協奏曲全曲
リヒターは1960年代一杯を通じてバッハの声楽曲、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を網羅するかのように録音を継続し、バッハ演奏家としての令名を世界的なものにしました。そうした60年代のリヒターのバッハ解釈の結実の一つが、1967年1月にほぼ2週間という時間をかけてじっくりと収録されたブランデンブルク協奏曲の全曲盤
SP盤 麗しきヴァイオリンの王 ハイフェッツ、クーセヴィツキー指揮、ボストン交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲
演奏は均一かつ特有のストイズムに貫かれた「抜群」のもので、端正な歌わせぶりや多彩な音色の変化、さらにダイナミクスの幅、なによりこれだけの集中力をもって一気に聴かせる演奏にはそう出会えるものではない。
レア◉フェラス、トルトゥリエ、バルビゼ、クレツキ指揮フィルハーモニア◯ブラームス・二重協奏曲/ベートーヴェン・ソナタ1番
フェラスとトルトゥリエの巨匠2人によるブラームスのダブル・コンチェルトはさすがの華麗な演奏です。クレツキとフィルハーモニア管弦楽団の伴奏もクオリティ高く、2人を引き立てています。フェラスとバルビゼのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ1番も非常に美しく、満足度の高い1枚。良好録音で盤のコンディションも問題ありません。ステレオ盤ASD549はたいへん高額ですから、モノラル盤がお勧めです。
玉名温泉の立願寺足湯
強烈な芸風が作品の意外な魅力を引き出している◉ピアノを弾く詩人☆サンソン・フランソワ ショパン 24の前奏曲集
酒・煙草・ジャズをこよなく愛し、不健康な生活の果てに46歳の若さで逝ってしまったフランソワ。残された録音はお宝の山。現代のショパン演奏からは大きくイレギュラーですが、こだわりを捨ててピアノ名曲に酔いしれようじゃないですか。
理想的名盤*模範とされる ヘンリク・シェリング J.S.バッハ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集
バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の規範とされるポーランドの名ヴァイオリニスト、シェリングの決定盤です。
DECCA黄金期を代表する名盤◉アルフレッド・ボスコフスキー、ウィーン八重奏団員◯ブラームス・クラリネット五重奏曲
淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルのトップ、ボスコフスキーや当時のウィーン・フィルの管の名手勢揃い。もう室内楽と言うよりは、イ・ムジチ・クラスの編成!!!ウィーン・フィルの縮図を…
人気指揮者の初期フラット盤 ― トスカニーニ ファーレル メリマン ピアース スコット ベートーヴェン・交響曲9番/1番
トスカニーニが唯一発売を許可した、正規セッション録音の第9です。フルトヴェングラーとは対照的ながら、これもモノラル時代を代表する名演の一つだと思います。小さめのスクラッチノイズが数か所ありますが、ジリパチノイズは少なく、モノラル・フラット盤としては良好な部類です。
千変万化*バックハウス、シュミット=イッセルシュテット指揮ウィーン・フィル ベートーヴェン・ピアノ協奏曲5番「皇帝」
英盤ED1は何万もするので手が届きませんが同じスタンパー使用したこの日本最初期SLC****企画盤は貴重です。1950~70年代前半までの初期盤はフラット盤も有り分厚く重く、ディープグルーブとか深溝でした。ジャケットの作りも分厚く、表の写真にはピカピカの厚でのコーティングがなされていました。21世紀に入り制作された再発盤では、時代とともにプレス機の仕様が変わったことや、コスト的にもそのような手間のかかることができ…
リハーサル盤付き*カラヤン美学の徹底した カラヤン指揮ベルリン・フィル モーツァルト・後期6大交響曲集
カラヤン&ベルリン・フィルによるモーツァルト:後期6大交響曲集。同コンビで1975~1977年にはDGGからもリリースしていますが、EMI盤がダーレムのイエス・キリスト教会での録音、DG盤がフィルハーモニーザールでの録音ということで、サウンドの傾向には大きな違いが見られます。本盤はイエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗な仕上がりとなっています。4枚組ですが、4枚目はリハーサルが収録されており、カ…
♪鋭利で完璧なテクニック♭クールな感覚 コーガン、コンドラシン指揮モスクワ・フィル ブラームス・ヴァイオリン協奏曲
不幸にもけっして録音に恵まれていたといえないコーガン3度目のブラームス録音で、非常に高い完成度で知られる名演・名盤。現代のヴァイオリニストにも通じる完璧なまでのコーガンのテクニックは、19世紀後半以後ロシア=アウアー楽派が成し遂げた極めつけの境地と言えるでしょう。
名曲名盤縁起 ベートーヴェンが人前で演奏した最後の作品 ベートーヴェン〜ピアノ三重奏曲第7番《大公》より第1楽章
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための室内楽曲の最高峰、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番《大公》は、1814年4月11日、ウィーンのホテル「ローマ皇帝」で初演された。ベートーヴェンは44歳、作曲家として円熟の時を迎えていた。しかし、耳はもうほとんど聞こえていなかったので、かつてはピアノの名手だった彼の演奏には昔日の面影はなく、聴衆はスコアを見ないと、この曲の魅力がよく理解できなかったという。 ベートー…
名曲名盤縁起 上皇陛下の結婚記念日 世界中が傑作と讃える日本の名マーチ 團伊玖磨〜《祝典行進曲》
1959(昭和34)年のこの日、今上天皇のご成婚があった。当時皇太子の妃になったのは、テニスが縁で結ばれた正田美智子さん。初の民間からの皇室入りだった。婚儀の後にお披露目パレードがあり、それを日本テレビが初めてカラーで生放送するというので、当時「現代の三種の神器」と呼ばれていたテレビが爆発的に売れた。パレードを迎える歓声のなかで流れたのが、團伊玖磨の《祝典行進曲》である。28歳の時に作曲した歌劇《夕鶴》…
20世紀ブラームス演奏のスペシャリストで誰にでも勧められる*ジュリアス・カッチェン ブラームス:ピアノソナタ3番
「当代一のブラームス弾き」といわれたジュリアス・カッチェンのモノラル時代のレアな録音。
豪快にしてダイナミックな下品さ★プライス、ヴィッカーズ、メリル、ショルティ指揮ローマ歌劇場管 ヴェルディ・アイーダ
有名な「凱旋行進曲」のアイーダ・トランペット独特の輝きを振り撒きながら突き進む音色や、その前のワイドでド迫力の合唱もショルティの引き締まったスケール豊かな指揮と相まって実に見事でスカッと気分爽快になる。オーディオ的に聴いても第一幕第一場後半や第二場後半の合唱が力強くワイドに拡がり、その迫力に圧倒されてしまう。
軽やかでありながら華麗、しかも燃えるような情熱を内に秘めた唯一無二のパフォーマンス*リパッティ・プレイズ・ショパン
現代でも高い支持を得ているモノラル録音!リパッティの遺した名盤のひとつ。数あるショパンの『ワルツ集』の中でもひときわ光芒を放っている逸品。《バルカロール》といい《ノクターン》といい、レコードの数は実に多いのであるが、雅歌ある情感で、しかも現代のわたしらに心から共感できるみずみずしいショパンも珍しい。
超絶技巧が良く解る◉2トラック録音 ハイフェッツ ライナー シカゴ交響楽団 ブラームス・ヴァイオリン協奏曲
歯切れの良さが圧巻で、スリリングな楽興の時を紡ぎ出します。胸のすくアッチェレランド、絶妙な間合い、なかんずくふとしたところに現れるポルタメントは迷いがない。個々のパートまではっきり分離するステレオわずか2本のマイクロフォンで収録された2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の定位感が鮮明に捉えられた、録音史に残る名録音! CDはアマゾンで購入できます。 【SACDはアマゾンから購入できます】不滅のリビング・ステレオSACDハイブリッド・シリーズ、ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ、シカゴ交響楽団、フリッツ・ライナー指揮との共演による1955、57年録音盤。 録音:19..
沖縄のブログポータルサイト、てぃーだブログで更新している記事投稿数が14,550件になりました! https://amadeusrecord.ti-da.net/e12543024.html
6月3日(土)、4日(日)の2日間「Baysonic UK現地買い付け7インチ盤レコード大放出フェアー」が開催されます。
First - Import 7inch Fair6月3日(土)12時〜19時 6月4日(日)11時〜18時イベントのお知らせです。 6月3日(土)、4日(日)の2日間 JR藤沢駅南口直結フジサワ名店ビルM2(中2階)において「Baysonic UK現地買い付け7インチ盤レコード大放出フェアー」が開催されます。 湘南に7インチ盤のビッグウェーブが押し寄せる。UK盤中心のレコードショップ「BaysonicUKyokohama」と高名なレコードコレクターでもあり、ミュージックライブラリカフェ「ブランディン」のオーナーでもある宮治淳一氏のコラボレーション。Baysonic昨秋のUK買い付け50..
希望を胸に出社してくる新入社員諸君。わたしのように大きな胸に育て。
今日のテレフンケン。4月になって聴くレコード、36枚目はモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲。1953年録音だが、このレコードは1970年代後半の発売だと思われる。電気的にステレオにされている。その不自然さは感じられない。お風呂場でポータブルを鳴らして聴いたときの感じだ。
Jennifermusic / ジェニファーよう…
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3月に聴いたレコードの59枚目。そして、ブログ「アナログサウンド天照耀鳴宮」が総合ブログランキング12位になりました!
2023年3月9日正午の熊本、気温は15℃。曇り空で、いつでも雨が降り出してきそうなお天気。3月に聴いたレコードの59枚目。ロマン派と、バロック・古典、そしてコンテンポラリーをプログラムにしていたハイフェッツのコンサート・シリーズ。そして、ハイフェッツの代表的名盤を今日は聴いていきます。
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同時代の作曲家と比べてクリスマスのために作曲した作品が多いのがメンデルスゾーン。そこに思いを馳せて5曲の交響曲に聞き入ると、クリスマス的喜びが伝わってくるのに気付かされる。
1975年録音の高名なシベリウス・ヴァイオリン協奏曲(ASD3199)のデジタル・リマスター盤。カップリングは2つのセレナード、ユーモレスク5番からウォルトンの協奏曲に変更されています。80代になっても第一線で活躍し続けた彼女は、その長いキャリアにも関わらず、録音の少ないことで有名です。生前のシベリウス自身にも認められたというこのヴァイオリン協奏曲は、彼女の代表的名演。シベリウスの美しいメロディをひときわ引き立…
60年前。10月24日録音の名曲。チェコ・フィルのベートーヴェン トリプル・コンチェルトの伝説。
チェコ・フィルを振った名指揮者の中でも、もっとも洗練された音楽を展開する。横の流れよりも縦のリズムを重視した、勢いだけに流されない引き締まった演奏。
記事「モーツァルトのレクイエムよりも優れている、ルイ16世の処刑を悼んで作曲されたケルビーニの《レクイエム ハ短調》」が総合記事ランキング30位になりました!
第29回ダンスフェスタin熊本「ソシアルダンスの夕べ」。今年は第二部のアマプロミックスドに、講座発表として、シニアネット熊本の方達が出場されます。
現代を代表するイタリアの巨匠リッカルド・ムーティ。クレンペラーの後任として首席指揮者を務めていた時代のニュー・フィルハーモニア管弦楽団との録音。巨匠の風格漂う堂々たる演奏
ヨッフム/ウィーンフィルの交響曲第5番か?と快哉を叫びたくなるような重厚な番層にミルシテインの音色は、怜悧なきらめきの下に熱く情念がたぎっています!!!
誰が決めたかは定かで無いが、「南米生まれの3大ピアニスト」がいる。アルゼンチンのマルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイム、そして1991年の今日他界したチリのクラウディオ・アラウだ。アラウは十代前半でヨーロッパに渡り、ベルリンの音楽院で才能を磨いたせいか、大得意にしたリスト以外では、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスと並ぶドイツ正統派のレパートリーに、ドイツ人以上にドイツ的な演…
ドイツのロマン派オペラの歴史を飾る作曲家・指揮者オットー・ニコライが、39歳を前にベルリンで夭逝した日。職業音楽家の父の跡を継ぐように強制されたニコライは、16歳で放浪の旅に出る。23歳でローマに赴き、イタリア伝統の教会音楽やオペラの作曲法を身に付けた後、ウィーンの宮廷に仕える音楽家になり、31歳で宮廷楽長にまで上り詰める。その時、ニコライは現代の私たちに至福の喜びを与えてくれるものを組織した。ウィーン…
1958年、第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝したヴァン・クライバーンは、一躍アメリカのヒーローとなり、パレードなどの華々しい社会現象を引き起こしたのは有名な話です。ブラームス:P協奏曲2番は、フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団1960年のライブ・レコーディングと1961年のセッション・レコーディングの2度ありますが、本盤は1961年のセッション・レコーディング版となります。
ラヴェルといえばアンドレ・クリュイタンス、とされるほど、収録から60年以上の歳月を経ても最高位にランクされる名演。しなやかで繊細なニュアンス、精妙で瑞々しい感性に満ちた響きは、いつ聴いても時代を超越した官能の世界を提示してくれる。
アメリカの地に骨を埋めたフリッツ・ライナーはその晩年を、手兵のシカゴ交響楽団とともにアメリカRCAレコードに数多くの録音を残し、その優れた演奏の数々は録音から、60年近く経つ今でも名盤定番として高く評価されています。ライナーの演奏の特徴はまずそのダイナミックで強固な音楽作りにあります。小細工することなく、楽曲の持ち味を純粋に引き出すタイプ、その引き締まった音楽と妥協を許さない姿勢が聴き手に感動を与え…
テルアビブの海岸で散ったケルテスがベストパートナーだったロンドン響と残してくれた逸品!!ホルンの名手、バリー・タックウェルも在籍していた当時のロンドン響は、技術はもちろん、表現力にもかなり高度なものがあり、また、英デッカの優秀な録音技術もあって、この作品本来のロマンティックな味わいを満喫することができます。重厚にしてややブラームス寄りのシンフォニックで構築力の勝った豪快なドボルザークで、若々しさを…
1951年7月29日、バイロイト祝祭劇場でのライヴ録音。通称「バイロイトの第九」はバイロイト音楽祭の戦後初開催の初日に行われた伝説の実況録音盤で、まさに20世紀の人類の遺産ともいうべきレコードです。英国盤(超高価!)を除けば最も音質的評価の高いフランス盤、しかし値段はこなれており、盤質も良好なお勧め品。
マルツィの代表的な名盤で、英COLUMBIA盤はコレクターズ・アイテムとして有名な高額盤。このANGEL盤は英国プレスでジャケットのみ米国で作られています。値段はCOLUMBIA盤よりかなりリーズナブルです。
パガニーニという作曲家は、クラシック史上最高のヴァイオリニストでもあり、ヴァイオリンという楽器の可能性を広げることにも尽力した偉大な音楽家でもある。 よって、彼の作曲した曲は、彼の技巧の誇示と、ヴァイオリンのあらゆる技法を駆使して演奏するために書かれたものであるので、「超絶技巧曲」という、極めて難度の高い曲として知られている。そのパガニーニのスペシャリストとも言えるのが、アッカルドである。驚異的…
カサドシュは既に定評の有るモーツァルトとラヴェルを最も重要なジャンルの作品に据えていたのではと思いたくなるレコード!!!清楚で淡々と演奏していて、常にスタイリッシュです。いわゆる、ソリストとしては絶対に必要な「俺が俺が」と言って前面に出ていく強さがほとんど感じられない???最初から最後までカサドシュの美学の中で事は進んでいくように思えます??カサドシュは 些細な事に拘らない美学??が見え隠れする名演です!!!
1965年発売ですから、まだ20代のころの録音。アシュケナージらしく、難しいパッセージも軽々と弾きこなして難しく感じさせないナチュラルな演奏です。デッカSXL6143相当盤、英国プレスです。
壮年期カラヤン指揮ウィーン・フィルと超豪華歌手陣で歴史的名盤となったSXL2167のモノラル録音盤です。
仏蘭西エラート・レーベルの歴史の中で最も成功した録音だと断ずることが出来るこの曲の「未来永劫代表盤」。ランパルとラスキーヌの共演はフランスの最良の流麗さを体現した比類なき名演、名クラリネット奏者ランスロの演奏も数多くの人々を魅了し続けてきた決定的名演、日本コロムビア社も特別豪華セット1枚組でリリースする価値ありと判断したものと思料
1950年代後半~石油ショック前70年代前半までの国内初期盤はフラット盤も有り180g前後と重く、深溝。ジャケットも丁寧にコーティング。後年再発盤は、時代と共にプレス機の仕様変更、コスト的にも当時の手作り的な手間をかけることが出来ず、ジャケットも簡素な味気ないカラーコピー的作りになってしまいました。音質も、当時の録音はアナログテープでしたから、60年以上も経過した昨今、当時の音質のまま残ってなどいる訳が無く…
5月12日(日)秋葉原の損保会館に於きましてMJオーディオフェティバルが開催されます。オヤッグサウンドも出展いたします。ブースではオヤッグ製品の特価販売、無料サンプルの配布、レコードクリーニングの実演等を予定。さらにオヤッグ製品をご購入のお客様には、「オヤッグワンプッシュクリーニングボトル」をプレゼント。
淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。カーゾンは弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。エッジの効いた冒頭から終わりまで息もつけぬ緊張感を味わえます。デッカのオーディオファイル盤で高名な「真夏の夜の夢」の指揮者フィエルスタートのバックは、北欧グリーグの雰囲気がピッタリ合います。しかし、カーゾンは、わが国の小学生のとき音楽の教材だった…
元旦に、ウィーン・フィルが楽友協会ホールで開く「ニューイヤー・コンサート」は、世界一有名な演奏会。その立役者が、ウィーン・フィルのコンサート・マスターとして、音楽の都を象徴する活躍を繰り広げたヴィリー・ボスコフスキー(1909〜1991)である。彼は1955年から79年まで「ニューイヤー・コンサート」の顔となり、ヴァイオリンを弾きながらオーケストラを指揮するヨハン・シュトラウス父子のスタイルを再現して人気を博…
清潔で芯の通った美しい音色と卓越した技巧を兼ね備え、作品の核心に肉薄しようとする深い精神性を感じさせるシェリングの演奏は今でもスタンダードな解釈として数多くの音楽ファンを魅了しています。RCA VICTROLAシリーズの初期プレス盤。
カラヤンによるプッチーニの歌劇「蝶々夫人」は2回目のスタジオ録音。初回は1955年のモノラル録音で、蝶々夫人にマリア・カラス、ピンカートンにニコライ・ゲッダを据えるという豪華布陣で、ミラノ・スカラ座管弦楽団や合唱団の好演もあって、今なお色褪せることがない名盤です。それを上回る完成度を求めたカラヤンは、70年代においてこれ以上ない超豪華歌手陣をキャスティング。フレー二による瑞々しい美声の蝶々夫人、パヴァ…
リヒターは1960年代一杯を通じてバッハの声楽曲、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を網羅するかのように録音を継続し、バッハ演奏家としての令名を世界的なものにしました。そうした60年代のリヒターのバッハ解釈の結実の一つが、1967年1月にほぼ2週間という時間をかけてじっくりと収録されたブランデンブルク協奏曲の全曲盤
演奏は均一かつ特有のストイズムに貫かれた「抜群」のもので、端正な歌わせぶりや多彩な音色の変化、さらにダイナミクスの幅、なによりこれだけの集中力をもって一気に聴かせる演奏にはそう出会えるものではない。
フェラスとトルトゥリエの巨匠2人によるブラームスのダブル・コンチェルトはさすがの華麗な演奏です。クレツキとフィルハーモニア管弦楽団の伴奏もクオリティ高く、2人を引き立てています。フェラスとバルビゼのベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ1番も非常に美しく、満足度の高い1枚。良好録音で盤のコンディションも問題ありません。ステレオ盤ASD549はたいへん高額ですから、モノラル盤がお勧めです。
玉名温泉の立願寺足湯
酒・煙草・ジャズをこよなく愛し、不健康な生活の果てに46歳の若さで逝ってしまったフランソワ。残された録音はお宝の山。現代のショパン演奏からは大きくイレギュラーですが、こだわりを捨ててピアノ名曲に酔いしれようじゃないですか。
バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の規範とされるポーランドの名ヴァイオリニスト、シェリングの決定盤です。
淡々とした美しさを奥深い透明感で貫いて描ききる素晴らしい名演。ウィーンの名手達が弾力的なリズム感と固い構成感で全体を見失わせない実に上手い設計で聴かせてくれる。一貫して広がりを持った、豊かで伸びやかな感性に溢れている。こうした表現は、当時のウィーン・フィルのトップ、ボスコフスキーや当時のウィーン・フィルの管の名手勢揃い。もう室内楽と言うよりは、イ・ムジチ・クラスの編成!!!ウィーン・フィルの縮図を…
トスカニーニが唯一発売を許可した、正規セッション録音の第9です。フルトヴェングラーとは対照的ながら、これもモノラル時代を代表する名演の一つだと思います。小さめのスクラッチノイズが数か所ありますが、ジリパチノイズは少なく、モノラル・フラット盤としては良好な部類です。
英盤ED1は何万もするので手が届きませんが同じスタンパー使用したこの日本最初期SLC****企画盤は貴重です。1950~70年代前半までの初期盤はフラット盤も有り分厚く重く、ディープグルーブとか深溝でした。ジャケットの作りも分厚く、表の写真にはピカピカの厚でのコーティングがなされていました。21世紀に入り制作された再発盤では、時代とともにプレス機の仕様が変わったことや、コスト的にもそのような手間のかかることができ…