chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • それが罪というのなら

    台湾映画祭⑥「親愛なる君へ」ピアノ教師のジエンイーは、死んだ同性パートナーの老母シウユーと幼い息子ヨウユーと同居し、献身的に彼らの世話をしていた。病を患っていたシウユーが急死、財産を当てにしていたシウユーの次男は、ジエンイーが遺産相続人のヨウユーと養子縁組をしていたことを知ると、ジエンイーが母を殺したと警察に訴える。捜査によりジエンイーに不利な証拠が明るみとなり、ジエンイーは逮捕されてしまうが…ゲイの青年が死んだ恋人の家族に尽くす…という設定は、ベン・ウィショー主演の佳作「追憶と、踊りながら」と似てますが。こんなに胸が締め付けられる映画を観たのは久しぶりかも。感動したとか涙腺が緩んだとかではなく、いろいろ考えさせられて苦しくなる、重い気分になる、そんな映画でした。秀作なんだけど、こういうシビアな内容って苦...それが罪というのなら

  • 終着駅の恋

    台湾映画祭⑤「台北に舞う雪」声が出なくなった新人歌手のメイは、いたたまれなくなり台北から出奔、平渓線の終点である菁桐にたどり着く。そこで彼女は、町民のために働く心優しい青年モウと出会うが…予定している台湾旅行、マストの九份に加えて、ランタン上げで有名な十分にも行ってみようと計画してます。その際に利用する鉄道、ローカル線の平渓線の終着駅である菁桐を舞台にした映画を観ました。台湾の田舎町って、日本の昭和っぽくてノスタルジックですね。家屋や商店街、あぜ道、古びた電車が通る線路、小さな駅etc.日本にもまだあるのかな?と懐かしくも不思議な、優しく時間が止まったかのような原風景を見ているようで、ちょっとセンチメンタルな気分になりました。願い事を書いて吊るす竹筒、ロープづたいに渡す弁当や郵便物、清流に架かる赤い橋など...終着駅の恋

  • ここではないどこか遠くで

    台湾映画祭④「帯我去遠方」台湾の南部の港町。両親が離婚し、父親とともに祖母の家で暮らす少女阿佳は、従兄の阿賢を慕い、それはいつしか淡い恋心となっていたが、ある日阿賢の秘密を知ってしまい…地味で小粒ながら、愛らしくホロ苦い青春の1ページ映画でした。女の子の成長ストーリーなんて、私がもっとも興味がないジャンルですがこの映画に食いついたのは、BL要素があったから(^^♪従兄の阿賢がゲイで、行きずりのイケメンや年上の男との恋にときめいたり傷ついたりなエピソードが、なかなか切なかったです。それにしても。あまり文化的とは言えない田舎町でゲイでいるのは、何という孤独と苦痛だろうと、阿賢を見ていて思いました。カミングアウトなんて論外、理解者に出会える希望もない。阿賢みたいに見た目も頭もよいゲイならなおさら、絶望と閉塞感で...ここではないどこか遠くで

  • ロックダウン・ホスピタル!

    台湾映画祭③「疫起エピデミック」2003年の台北。外科医の夏正は勤務を終え娘の誕生会へと急ぐ途中、急患の報を受け病院に戻る。その頃、未知の伝染病が院内で広がり始めていた…コロナパニックも今は昔。すっかり収束した感じの現在ですが、当時も私はあまり深刻に受け止めることができていませんでした。私の周囲に死者や重症者がおらず、私も含め罹ってもすぐに回復できたからでしょう。コロナへの恐怖よりも、医療に従事する人たちへの感謝と尊敬に心打たれる毎日でした。この台湾映画では、コロナ前に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)による2003年の実際の院内感染と病院封鎖が、ドキュメンタリータッチで描かれています。コロナの時のクルーズ船もそうでしたが、得体の知れない疫病が跋扈する場所に閉じ込められ、いつ自分も感染して発症、つい...ロックダウン・ホスピタル!

  • 女難!台北恋愛怪奇譚

    台湾映画祭②「愛という名の悪夢」古本交換で出会った白佳琪と恋に落ち、彼女の家で同棲を始める青年。だが白佳琪の強すぎるこだわりと束縛は、やがて耐えがたい重荷に。そんな中、青年は再会した高校の同級生である林艾璇に安らぎを求め、彼女と密会を重ねるようになる。白佳琪と林艾璇との間で苦悩する青年は、夢の中に現れたウサギの怪人から、ひとつだけ願いをかなえると言われ…ラブサスペンス映画かと思いきや、ん?ラブコメ?こだわりの強い彼女に振り回される彼氏の姿とか、彼氏とその友だちのやりとりとか、ライトでスウィートなラブコメ調…だったのが、可愛いレベルだった白佳琪のこだわりと束縛が、だんだん異様なまでに重くキツくなっていき、いつしかサイコパス調に。彼氏がコソコソと他の女と会ってることに気づいて、白佳琪が何かヤバいことをするので...女難!台北恋愛怪奇譚

  • 悲しみの九份

    着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでしまいそうなほど、春はまだ遠いような毎日ですね!春告鳥が啼く頃、いい日旅立ち(^^♪久々の海外旅行を決行することに。行先は、ロンドン!と言いたいところですが、さすがに遠すぎて現状無理。なので、台湾に行くことにしました!ロンドンと違い、台湾は近い!2泊3日で行ける!飛行機代など旅費も安い!折しも今ハマってる台湾映画とドラマで目にする、趣きある風景や美味しそうな食べ物、そしてイケメン!不好意思!不好意思!心ははや台北の空、いそいそとネットや本で情報収集中。でも、先日の台湾地震とか、私が行った途端に某ニーハオ大国と有事が起こる可能性とか、浮き立つ心に冷水かけるような不安要素も…でもでも。父が亡くなって、私もいつどうなるかわからない、そうなる前に人生できるだけ楽しんでおか...悲しみの九份

  • 漢(おとこ)たちの砦!

    「トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦」80年代の香港。密航者の陳洛軍は、黒社会のボス大兄貴に見込まれスカウトされるが拒絶、追われる身となり九龍城砦に逃げ込む。大兄貴から奪った麻薬を金に換えようとした陳洛軍を、城砦を守る信一たちはシマ荒らしと見なし攻撃する。ピンチの陳洛軍を救ったのは、理髪店の店主で城砦のリーダーである黒社会の伝説的人物、龍捲風だった…最近、復興の兆しを見せている華流。近頃少し韓国男に飽きたところよ~♪(ピンクレディのUFO調)な私の心の間隙にハマりこんでいるのが、中華系の男たち。日本では韓流に凌駕されてるけど、華流もかつては映画ファンの間では大人気でした。古くはジャッキー・チェン主演作、90年代にはウォン・ガーワイ監督の新感覚映画がもてはやされるなど、香港が華流のメインストリームでし...漢(おとこ)たちの砦!

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、松たけ子さんをフォローしませんか?

ハンドル名
松たけ子さん
ブログタイトル
まつたけ秘帖
フォロー
まつたけ秘帖

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用