この日も雲一つない快晴。なので、夕焼雲が棚田の水面に映り込むことはない。日没後、美しく輝くこともなく、ただ暗くなるだけで終わった。ここも、浜野浦ほどではないものの、人気撮影スポットなので、大勢のカメラマンがやってくる。浜野浦もそうだが、駐車場所確保のため、日の入り時刻の4時間前ぐらいに到着するようにしている。一万歩に向けて周辺を歩き回っても、まだまだ時間が余る。時間つぶしにスマホでインターネットを見ると通信料がかかる。日陰がないので折り畳み傘をさし、キャンプ用チェアに座って、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く。やがて、これも飽きる。あとは、ただひたすら夕暮れを待つ。ここのGoogleマップの航空写真を見るたびに、棚田の連なりのすごさに感嘆する。地上にいると棚田がこれだけ連なっているのはまったくわからない。Go...土谷棚田夕景