オヤジのあくび681
色摩力夫「アメリゴ・ヴェスプッチ」を読む。 なぜ、彼についてちゃんと学んでいないのか、本書の冒頭で明らかにされている。彼の業績に関する資料が少ないのだ。けれど明らかなのは彼の親友であるコロンブスが野心に満ちた航海者であったのに比べ、ヴェスプッチは知的な好奇心から、船長や航海士ではなく天文地理学者として「新世界」を4回訪れているのです。 後年新しい大陸の名前が、アメリゴにちなんでアメリカと名付けられたが、すでになくなっていた彼はその事実を知らない。 コロンブスの新大陸発見の功績を横取りしたという説があるのですが、コロンブスは発見した島を西インド諸島と理解して地理的に大きな勘違いをしている。緯度経…
2024/09/25 05:33