いよいよレリーフが仕上がる段階に来ました。全てのアウトラインを整えた後、アンダーカットをしました。ディテールの下の部分が内側に向かって斜めに削られているのが見…
横浜市青葉区で家具製作、アンティーク家具修復、彫刻教室をしている家具作家の日常などを紹介。
ヨーロッパのデコラティブアートをベースにしたクラシックからモダンまでの家具デザイン、製作に日々没頭する家具作家の日常を紹介しています。その他にもアンティーク家具修復に関する記述や、イギリス在住時のエピソード、日本では非常に希少な洋彫りの彫刻教室のレッスンの様子なども写真と共に紹介しています。 日本では珍しい造形の世界を多くの人に知ってもらえたらと思っています。
いよいよレリーフが仕上がる段階に来ました。全てのアウトラインを整えた後、アンダーカットをしました。ディテールの下の部分が内側に向かって斜めに削られているのが見…
サンディングがどんどん進んでサンディングペーパーに触れる爪も短くなっていきます。全体のサンディングが終わりました。色んな角度から観察して、違和感のある場所がな…
レリーフの彫刻がすべて終わって、サンディングに入ります。 彫刻をどんな質感で表現したいか、によって彫った後の処理が変わります。 今回は滑らかで流れるような曲線…
今回はディテールの最後に残った部分です。 大まかに彫った段階です。 ディテールまで彫り終えた状態です。 これですべてのディテールを彫り終わりました。 …
今回も赤線で囲った部分の彫刻を紹介します。大まかに彫った状態です。 トップの部分から彫っていきます。この部分は材料の厚みを全部使ってできるだけ立体的に彫ります…
今回も赤線で囲った部分を紹介します。まだ彫り始めの段階です。少し彫り進んで。墨付けします。この後何度も鉛筆で線を描いて彫っての繰り返しです。ディテールも仕上が…
以前、オーク材でガラスドームの台座を製作した生徒さん。今回はパイン(松)の角材を使って旋盤加工をしていきます。 パイン材は柔らかく加工がしやすい木材で、カント…
今回は赤線で囲った部分の彫刻を紹介します。大まかに立体を彫ったところです。複雑なスクロール(渦巻き模様)を彫り終えたところです。この部分の立体を基準にして他の…
前回に続いて今回も葉先のディテールを紹介します。赤線で囲った部分の彫りです。大まかに彫った段階です。ディテールを彫っているプロセスです。ディテールがすべて完成…
前回は葉脈を完成させるところまで紹介しました。 今回は複雑な形をした葉先の彫刻を紹介します。 赤線で囲った部分です。 全体の凹凸をざっくり彫った状態です。…
前回紹介した状態です。 ロココの彫刻に限らずアカンサスのレリーフを彫る時に最も重要な要素が、葉脈の位置です。 全ての葉のディテールはただそこに存在しているの…
前回紹介した状態です。ここから先は葉っぱの重なる部分がたくさんあります。どんどんディテールを彫り進めたいところですが、忍耐強く全体の立体感を整えていく作業の連…
前回紹介したレリーフの状態です。 下のスクロール(渦巻)からディテールを彫っています。 この部分は葉っぱの重なりも無く立体感を想像しやすいので簡単です。…
前回紹介した状態がこちらです。 更に彫り進んで板に写し取った下書きは全てなくなりました。 ここからは木に直接鉛筆でイラストを描いて彫って、また描き込んで彫…
木の彫刻は粘土を使った塑像と違って、材料を削り落として立体を作ります。 粘土を貼り付けたり、削ぎ落としたり、はできません。 削り過ぎたらどうしよう、という不安…
イギリスでアンティーク修復を学んでいた時にロココ様式の彫刻が好きになりました。ロココ様式は17世紀後半からヨーロッパを席巻したバロック様式から派生しました。 …
前回「初めての旋盤加工」をした生徒さんが今回はガラスドームの台座を製作します。 用意したのはオーク材。木目がハッキリしていて、どんな着色をしてもしっくりくる木…
ホンジュラスマホガニーで製作したコーナーキャビネットの修復」
十数年前に特注でデザイン、製作したコーナーキャビネットを修復しました。 稀少なホンジュラス産の上質なマホガニーを使用して作られています。 部屋の隅にぴったり…
今まで何度か紹介してきた額縁。彫刻教室で生徒さんが取り組む最初の作品です。 私が彫刻の無いプレーンな額縁を製作して、それを生徒さんが彫ります。 最近生徒さん…
1960年代頃に作られたチーク材のデスクを修理しました。デンマーク製ミッドセンチュリーデザインです。チーク材は経年変化で木肌の色が明るい茶色、ゴールデンブラウ…
彫刻教室の生徒さんから旋盤加工をやってみたいとリクエストがありました。送られてきた図面がこちら 購入したオブジェのための台座だそうです。メッセージには「レッ…
以前修復したガレのサイドテーブルをふたたび修復しました。お客様がテーブルの天板に物を落としたらしく、厚く塗装してあったセラックニスの塗膜がザックリ剥がれました…
前回ご紹介した「小さなフレーム作り」の続きです。木工加工が終わったフレームを仕上げていきます。 まずはシンプルな長方形フレームから。模様を入れるためのステンシ…
今回は生徒さんのコレクションを飾る「小さなフレーム」を3つ作っていきます。 まず楕円形のフレームから。図面をシナ材に写したらバンドソーで切り出し、形を整えます…
「彫刻の表面を滑らかにすると美しく仕上がるお手本 生徒さんの力作」
彫刻教室の生徒さんの作品を紹介します。 彫刻の努力に加えて、彫刻した後の木のサンディングを丁寧に、塗装のプロセスでも繊細なサンディングをしました。 彫刻の表面…
彫刻教室で生徒さんたちが、作品を彫り終える目処が立ってくると、どんな塗装をしてみたいのか相談します。 茶色に染色して、透明なニスで光沢のある仕上げにするのか、…
アーム部分が破損したアームチェアーの修理をしました。しっかりと作られた椅子は、部材同士がほぞ組されています。この部分が破損していると、修理に手間がかかります。…
フロアランプ製作の依頼があり、オーク材を旋盤加工して作りました。左の大きな円板がスタンドのベースになります。右の2本がスタンドの支柱になります。旋盤に材料をセ…
アンティーク家具の修復をしました。 ビクトリア時代後期頃にイギリスで作られたソーイングボックスという家具です。ワークテーブルと呼ばれる事もあります。 ウォー…
前回、組み立てを終えたウォールコンソール。 いよいよ塗装~仕上です。今回の塗装には「MYLANDS」のアンティークオークという染料を使います。 水で溶いたアン…
前回トリマー加工を終えたウォールコンソール。 今回はいよいよ組立てです。組立て方法は、背板と支板は膠(ニカワ)とビス止め。天板はダボとエポキシ接着剤を使用して…
「彫刻教室最初の課題 額縁の彫刻Before & After」
彫刻教室に入った生徒さんの最初の課題作品の額縁のビフォア&アフターを紹介します。 良質なシナ材で額縁は私が製作しています。 もちろん彫刻は生徒さんがこの…
前回パーツの切り出しを終えたウォールコンソール。 糸鋸盤を使ってデザインの切り出しを終えました。糸鋸で攻め切れなかった箇所はヤスリや電動リューターを使って形を…
18世紀前半のヨーロッパを彩ったバロック様式。その後期に流行したロココ様式のレリーフを彫りました。 材料はシナ材で、厚みは30ミリ程度。 ロココの語源にも…
前回ウォールコンソールを製作した生徒さん、ウォールデコレーションに変更したため、あらためてウォールコンソールを制作します。 まずホワイトオーク材を製材します。…
「Edward WormleyがデザインしたDunbar社製のエンドテーブルの修復」
20世紀中頃に作られた小さなテーブルの修復をしました。 アメリカの高級家具製造メーカーであるダンバー社で作られたテーブルです。デザインは、アメリカ人デザイナー…
「ウォールコンソール4」の続きをご紹介します。 アンモニア燻蒸を終えました。 染料による染色とは違い、均一に色が入っています。同じ木材でも同じ色、狙った色にな…
毎月第2日曜日に、NHKカルチャー青山教室で彫刻を教えています。 4月と5月の2ヶ月間で生徒さん達が仕上げた作品を紹介します。 これは私がサンプルとして彫った…
ウォールコンソールが彫り上がりました。 次にサンドペーパーでサンディングをして表面を整えます。左側がサンディング後 両方をサンディングが終われば塗装です。 …
彫刻教室の生徒さんから、自宅で使ってる椅子がグラグラになってしまったという相談を受けました。 近所の木工屋さんに修理の問い合わせをしたら、木ネジで修理すると言…
彫刻教室に在籍している生徒さん達の中には、彫刻以外の美術工芸を趣味にしている方たちが複数います。 先日銀座で銅版画の個展をしていた生徒さんの作品を見てきました…
西洋の彫刻をする時に彫刻刀と同じくらい大事な道具があります。オークなどの堅い木を彫るために使う小槌(マレット)です。これは私がイギリスの大学の旋盤の授業で製作…
先日岐阜県瑞浪市の就労支援事業所で、彫刻の講座をしてきました。障害のある人達の就労支援のための講座で、木工を教えて欲しいという依頼でした。いきなり何かを作れる…
今までやっていたNHKカルチャー横浜ランドマーク教室で彫刻講座が3月で終わって,4月からは青山教室で新しく講座がスタートします。 まずは4月と5月の2回の講座…
洗面台を製作しました。 今回は18世紀後半のネオクラシック様式が流行した時代に使われていた幾何学模様の彫刻を入れてみました。 墨付けをしたところです。 彫り…
古代ギリシャの時代からアカンサスの葉は様々な彫刻に使われてきました。 純粋にアカンサスの葉が茂っている様を彫刻する事はむしろ少なくて家具や内装の部材の限られた…
美大に通う4年生達は、卒業を控えるこの時期に卒業制作した作品の展示で忙しくしています。 多摩美術大学でテキスタイルデザインを専攻している学生さんから、卒業制作…
「今年一年の願いを漢字にして、それを木で彫って版を作り、藍染の布に染めるイベント」
1月3日につくば市でイベントを開催しました。 草木染めなどのワークショップを多数開催している「ぷに」さんのアトリエを使って、参加した皆さんの今年の一文字を…
今回は以前「ジャッカロープ」を製作した生徒さんの作品を収めるフレームを作ります。 仕上はアクリル塗料での塗り潰しという事だったので、材料は工房にあったジェルト…
19世紀から西洋家具の塗装方法として、「フレンチポリッシュ」という方法が現在まで使われています。 セラックニスが染み込んだ真綿をコットンの布で包んで、家具の表…
ロードバイクで山や海に遠出するのが大好きです。 今週は神奈川県にある山脈、丹沢のヤビツ峠にサイクリングに行ってきました。 雲一つ無い晴天でした。 工房のある…
「アンティーク家具講座 18世紀の英国& フランス家具 そのスタイルと特徴」
1月3日(水)、17:00~19:00の予定でオンラインのアンティーク家具講座を開催します。 現在のアンティーク市場で美術品として売買されている18世紀のイ…
ロココスタイルのレリーフの塗装が終わりました。 白く塗り潰しで、アンティーク風の汚れた色を足しました。 あまり汚しすぎると人工的に見えてしまうので、さじ加…
「ポール・マッコブ、イームズ、シャルロット・ペリアン、ミッドセンチュリーの椅子の修理」
ミッドセンチュリーの椅子の修理をしました。ポール・マッコブの椅子です。座面の塗装が汚れています。金属のフレーム部分は塗装が剥がれて錆びが出ていました。メーカー…
今回は「隠し留め蟻継」の練習に入ります。 この眼鏡ケースの製作を難しくする要素が山盛りです。まず『ケースサイズが小さい」、プロの木工家でも一生に一度も使う事が…
最近彫り進めていたロココスタイルのレリーフが完成しました。 後は塗装をするだけです。まずは木地を固めるための塗装をします。 木目に特徴の無いシナ材を使っ…
前回ご紹介した眼鏡ケース製作の続きです。 今回はケースを組むための「継手」を検討します。眼鏡ケースのように小型で箱状の物は、角を45°にカットし、エポキシ接着…
彫刻教室の新しい課題、ロココスタイルの彫刻を彫り進めています。 前回紹介した状態。 ディテールまで彫り終わりました。 あとは薔薇のお花を彫って完成…
前回ご紹介した「飾り台」の完成写真が生徒さんから届きました。 「ジャッカロープのハンティングトロフィー」です。 まず「ジャッカロープ」って何?という…
前回に続き、飾り台製作を紹介します。 今回は塗装に入ります。サンディングをして表面を整えた後、水性染料で着色します。 次に染料を木に定着させるために希釈し…
彫刻教室の最新の課題、ロココスタイルのレリーフを彫り進めています。 彫り始めの状態。 前回紹介した時の状態。 だいぶ彫り進んでディテールを彫れる段階まで…
今回は生徒さんのリクエストで、作品を飾る「飾り台」を作っていきます。 材料はホワイトオークを使います。とても硬く密度の高い材料です。 まずカーボン紙をつかって…
チャーチチェア修理も今回で最後になります。 座面を固定しているビスの頭を埋めたパテにサンドペーパーを掛けて均した後、養生のマスキングテープを剥がすと、マスキン…
前回に続きチャーチチェア修理をご紹介します。 「脚部のヒビ」、「ストレッチャーの折れ」の修理箇所。修理跡も目立たず完璧です。 「脚部のヒビ」 「ストレッチャ…
以前紹介したロココスタイルのレリーフ彫刻の見本を彫り進めています。 これが彫る前の状態です。 全体の大まかな立体を彫り終えて、各部分の立体感を確認しながら少…
彫刻教室の自由課題で火を噴くドラゴンをを彫っていた生徒さんが作品を完成させました。 材料はローズウッド系のとても硬い木です。彫刻の材料としては難易度の高い木で…
彫刻教室に通ってくれている生徒さん達がいつかは彫ってみたいロココスタイルのレリーフを彫り始めました。 アカンサスの葉と薔薇のお花を組み合わせたレリーフです…
前回に続きチャーチチェア修理をご紹介します。 まず座面を固定している木ネジ2本を抜きます。木ネジの頭はパテで埋められているので、彫刻刀や電動ドリルを使って取り…
この椅子は彫刻教室の生徒さんが自宅で使われてるチャーチチェアです。購入から10年が経ち、全体のグラ付きやストレッチャーの折れ、脚のヒビ等が出てきたので、レッス…
1980年代に購入した天童木工で製作されたダイニングチェアーです。 自宅でもう30年くらい使っています。 モノトーンのファッションやインテリアが流行した時…
長年の友人で、最近は彫刻教室の生徒さんでもある岡本道雄さんのショールームに、彫刻家のクロヌマタカトシさんの展示を見に行ってきました。 流木を使った彫刻作品を…
2009年に開催された、横浜開港150周年を記念する博覧会に出展した時に作ったテーブルとスツールを、自宅のウッドデッキで使っています。横浜市の水源地である、山…
アンティーク家具を店内で使っているレストランに、修理依頼を受けているテーブルを引き取りに行きました。 現場は立川駅近くにあるピッツァリア。 お店の外にはウイ…
「NHKカルチャーの教材見本にロココのレリーフを彫刻しました」
毎月1回NHKカルチャー横浜ランドマークタワー教室で彫刻を教えています。 4月から新学期が始まるタイミングで新しい作品に挑戦する生徒さんがいるので、新作となる…
当彫刻教室の最後の課題「リボン&ハスク」に取り掛かった生徒さんが電動糸鋸盤を使ってクルミ材から切り出しています。 この糸鋸盤はイギリスで購入した物で、鋸弓か…
「オーク材はサンディングしない仕上げと相性が良いと思う今日この頃」
生徒さんが彫りあげた作品の仕上げはセラックニスを使ってフレンチポリッシュやビーズワックス仕上げ、アクリル絵の具で塗り潰す塗装仕上げなど、生徒さんの希望によって…
ほとんどの人が、ウェッジウッドの陶器を想像すると、その色合いは大体この写真のように白と水色のコンビネーションだと思います。 彫刻作品をウェッジウッドのカラー…
まだ10年も使っていない、象嵌の入ったオルゴールの台座である小さなテーブルの塗装を修理しました。おそらくイタリア製かフランス製です。一見何も問題なく見えますが…
「フランスから豪快に送られてきたアンリ2世様式リバイバルの椅子 続き」
前回の記事の続きです。 全てのパーツの修理が終わって、いよいよ組み立てて接着します。 先に背もたれの部分は先に接着してあります。 バラバラの状態で送られてき…
「フランスから豪快に送られてきたアンリ2世様式リバイバルの椅子」
椅子の修復の依頼がありました。 椅子のオーナー様は暫くパリに住んでいた事があって、この椅子はその時に親しくなったご家族のおばあさんの時代に使われていたそうです…
「20世紀のポスター[図像と文字の風景] ――ビジュアルコミュニケーションは可能か? 東京都庭園
庭園美術館の展覧会に行きました。今回は20世紀のポスターを展示してありました。あいにく館内での写真撮影は禁止でした。世界を代表するアール・デコ様式の建築物です…
前回ご紹介した「アカンサス真鍮フレーム」 生徒さんが作品を自宅で飾ってみたところ、彫刻の色が薄くて部屋の中で映えない。 自分で用意した真鍮の枠の色が安っぽい。…
彫刻教室で生徒さん達が最初に彫る作品の額縁を作りました。教室は今年16年目なので今まで何台作ったのかもわからなくなりました。これが額縁6台分の材料です。無垢の…
「ルネッサンス時代の彫刻」彫刻教室で生徒さん達に彫ってもらっているレリーフの中で、一番古い時代の物が「リネンフォールドパネル」です。15世紀から16世紀にかけ…
イギリスの大学でアンティーク家具修復を学びたいので話を聞きたいと20代の女性から問い合わせがありました。 工房も見てみたいとの事なので、愛知県から来てもらいま…
「サービングボードの彫刻 NHKカルチャー横浜ランドマーク教室」
毎月第二日曜日に開催しているNHKカルチャー横浜ランドマーク教室での彫刻レッスンの紹介です。 生徒さん達はサービングボードの彫刻をしています。最近レッスンに参…
今年の初レッスンがありました。 お花の彫刻 先日紹介したメダリオンの彫刻 同じくスワグの彫刻 オーク材を使ったリネンフォールドパネルの彫刻。アンティーク…
15年この教室に通ってくれていた生徒さんが卒業しました。 最後の作品はホタテ貝のトレーでした。 分厚いオークの板から彫り出した作品です。硬い材料なので、小槌…
皆さんが座っているソファーや椅子のクッション部分が何で作られているか知っていますか?今売られているほとんどの椅子は、クッション部分にウレタンのスポンジが入って…
ミッドセンチュリーの椅子を修復しました。1950年代に作られたトノーチェアという椅子です。 フランスのStiner社で生産された物です。デザイナーは、ピエール…
教室に長く通ってもらっている生徒さん達の作品を紹介します。 アカンサスの葉をお花の花びらとして彫り進んでいる作品です。直径で25センチ以上ある大きな彫刻です。…
デコラティブアートスタジオ彫刻教室では、レッスン課題の他、生徒さんの希望に応じた製作や修復をレッスンに取り入れています。 今回、彫刻教室6年目の生徒さんから「…
全ての彫刻とサンディングを終えた後いよいよ組み立てです。組み上がったところです。シャンパングラスが乗る天板を乗せてみました。塗装が終わったところです。元々マホ…
前回ご紹介した「バカラシャンパンタワー台座の製作」 いよいよ彫刻がスタートです。 彫刻する脚自体が曲面を含んだ立体なので、大まかに彫っていきます。 これが彫…
「アカンサス」を完成させた生徒さんのリクエストで、真鍮チャンネルを使ったフレームを作ります。 真鍮チャンネルは断面が「凹」形の真鍮材です。 こんかい、四隅を「…
シャンパンタワーの設置をお仕事にしている会社の社長さんから、バカラのシャンパングラスを使った高級バージョンのシャンパンタワーの台座製作を依頼されました。 都内…
彫刻のレッスン中にあるティータイム。 3時間続けて彫刻するより少し休憩した方が集中力が上手くコントロールできます。 平日午前クラスのティータイムに生徒さん達が…
前回彫刻前の準備が終わったウォールコンソール。いよいよ彫刻に入ります。 このウォールコンソールのように同じ形状を複数彫る場合、2枚同時に作業を進めます。2…
タモ材特有の木目に悩まされながら彫り終えたアカンサス。通常、仕上げはフレンチポリッシュ(ニス)仕上げにする事が多いのですが生徒さんの希望は木目を生かし、艶を抑…
彫刻教室で額縁の次に彫るホタテ貝。 中世の時代からずっと彫られてきた西洋の木彫の基本的なモチーフです。 スペインを横断するサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡…
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いよいよレリーフが仕上がる段階に来ました。全てのアウトラインを整えた後、アンダーカットをしました。ディテールの下の部分が内側に向かって斜めに削られているのが見…
サンディングがどんどん進んでサンディングペーパーに触れる爪も短くなっていきます。全体のサンディングが終わりました。色んな角度から観察して、違和感のある場所がな…
レリーフの彫刻がすべて終わって、サンディングに入ります。 彫刻をどんな質感で表現したいか、によって彫った後の処理が変わります。 今回は滑らかで流れるような曲線…
今回はディテールの最後に残った部分です。 大まかに彫った段階です。 ディテールまで彫り終えた状態です。 これですべてのディテールを彫り終わりました。 …
今回も赤線で囲った部分の彫刻を紹介します。大まかに彫った状態です。 トップの部分から彫っていきます。この部分は材料の厚みを全部使ってできるだけ立体的に彫ります…
今回も赤線で囲った部分を紹介します。まだ彫り始めの段階です。少し彫り進んで。墨付けします。この後何度も鉛筆で線を描いて彫っての繰り返しです。ディテールも仕上が…
以前、オーク材でガラスドームの台座を製作した生徒さん。今回はパイン(松)の角材を使って旋盤加工をしていきます。 パイン材は柔らかく加工がしやすい木材で、カント…
今回は赤線で囲った部分の彫刻を紹介します。大まかに立体を彫ったところです。複雑なスクロール(渦巻き模様)を彫り終えたところです。この部分の立体を基準にして他の…
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前回は葉脈を完成させるところまで紹介しました。 今回は複雑な形をした葉先の彫刻を紹介します。 赤線で囲った部分です。 全体の凹凸をざっくり彫った状態です。…
前回紹介した状態です。 ロココの彫刻に限らずアカンサスのレリーフを彫る時に最も重要な要素が、葉脈の位置です。 全ての葉のディテールはただそこに存在しているの…
前回紹介した状態です。ここから先は葉っぱの重なる部分がたくさんあります。どんどんディテールを彫り進めたいところですが、忍耐強く全体の立体感を整えていく作業の連…
前回紹介したレリーフの状態です。 下のスクロール(渦巻)からディテールを彫っています。 この部分は葉っぱの重なりも無く立体感を想像しやすいので簡単です。…
前回紹介した状態がこちらです。 更に彫り進んで板に写し取った下書きは全てなくなりました。 ここからは木に直接鉛筆でイラストを描いて彫って、また描き込んで彫…
木の彫刻は粘土を使った塑像と違って、材料を削り落として立体を作ります。 粘土を貼り付けたり、削ぎ落としたり、はできません。 削り過ぎたらどうしよう、という不安…
イギリスでアンティーク修復を学んでいた時にロココ様式の彫刻が好きになりました。ロココ様式は17世紀後半からヨーロッパを席巻したバロック様式から派生しました。 …
前回「初めての旋盤加工」をした生徒さんが今回はガラスドームの台座を製作します。 用意したのはオーク材。木目がハッキリしていて、どんな着色をしてもしっくりくる木…
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今まで何度か紹介してきた額縁。彫刻教室で生徒さんが取り組む最初の作品です。 私が彫刻の無いプレーンな額縁を製作して、それを生徒さんが彫ります。 最近生徒さん…
1960年代頃に作られたチーク材のデスクを修理しました。デンマーク製ミッドセンチュリーデザインです。チーク材は経年変化で木肌の色が明るい茶色、ゴールデンブラウ…
今まで何度か紹介してきた額縁。彫刻教室で生徒さんが取り組む最初の作品です。 私が彫刻の無いプレーンな額縁を製作して、それを生徒さんが彫ります。 最近生徒さん…
1960年代頃に作られたチーク材のデスクを修理しました。デンマーク製ミッドセンチュリーデザインです。チーク材は経年変化で木肌の色が明るい茶色、ゴールデンブラウ…
彫刻教室の生徒さんから旋盤加工をやってみたいとリクエストがありました。送られてきた図面がこちら 購入したオブジェのための台座だそうです。メッセージには「レッ…
以前修復したガレのサイドテーブルをふたたび修復しました。お客様がテーブルの天板に物を落としたらしく、厚く塗装してあったセラックニスの塗膜がザックリ剥がれました…
前回ご紹介した「小さなフレーム作り」の続きです。木工加工が終わったフレームを仕上げていきます。 まずはシンプルな長方形フレームから。模様を入れるためのステンシ…
今回は生徒さんのコレクションを飾る「小さなフレーム」を3つ作っていきます。 まず楕円形のフレームから。図面をシナ材に写したらバンドソーで切り出し、形を整えます…