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2008/01/24

  • 【世論調査】カナダ人の多くは国王夫妻にも君主制にも反対

    5月6日に予定されているチャールズ三世の戴冠式が、近づいている。アンガス・リード研究所が4月10日から12日にかけて、2013人の成人カナダ人を対象に実施したオンライン世論調査は、カナダ国民の多くは国王夫妻に悪い印象を抱き、君主制の続行にも懐疑的であることを示した。 まず、戴冠式に「非常に関心がある」は9%、「関心はありいくらかは視聴する」は20%、「さほど関心はないが多少は読む」は29%、「関心はない」は41%だった。 「チャールズ三世を元首に戴く」ことに賛成は40%、反対は60%だった。 「チャールズ三世に好印象を抱く」は28%、「好印象を抱かない」は48%だった。 「国王に宣誓し“God Save the King”を歌う」ことに賛成は36%、反対は64%だった。 「カナダの通貨にチャールズ三世の肖像を載せる」ことに賛成は38%、反対は62%だった。 カ..

  • オトゥール前党首、引退を表明

    保守党のエリン・オトゥール前党首は3月31日、今のセッションが終了しだい議員を辞職し、政界から引退すると表明した。 オトゥール氏は、ジョン・オトゥール州議の子としてモントリオールに生まれた。ロイヤル・ミリタリー・カレッジを卒業後空軍に務め、ダルハウジー大学で法学を学び弁護士となった。 2012年、オンタリオ州ダラム選挙区の補選に出馬し政界入りし、当選4回。2015年には、ハーパー内閣の退役軍人大臣を務めた。 2017年の党首選では3位に敗れたが、2020年の党首選では本命視されたマッケイ候補を破り当選した。彼は「真のブルー・トーリー」を掲げることで右派のポワリエーブル氏を不出馬に追い込み、また脱落したスローン候補やルイス候補の右派票を取り込んで最終的に勝利した。 こうして右派に担がれて当選した彼だったが、党首に就くと総選挙に勝つため、右翼的政策・発言を抑制するようになる。..

  • 連邦警察のラッキ長官、辞意を表明

    ブレンダ・ラッキ連邦警察(RCMP)長官は2月15日、辞意を表明した。3月17日に辞任する。 2022年の緊急事態法発動は、野党などから強く批判されている。これに関する公聴会で彼女は証言しているが、その対応について辞任を迫られていた。公聴会についてのルロー判事による報告書が、近日公表されることになっていた。 彼女は2018年4月16日、女性では初の長官に就任した。連邦警察は、元女性警官による2件のセクハラ訴訟を起こされ、ボブ・ポールソン長官(当時)が公式に謝罪し、その辞任を受けてラッキ副長官が昇格した。彼女は、連邦警察には有毒な社風があると認め、その改善を約束したが、それには時間がかかると語った。 連邦政府がカナダに入国するトラック運転手にワクチン接種を義務づけたのに対し、運転手らがトラックで道路や国境を封鎖する抗議行動「フリーダム・コンボイ」に打って出たが、政府は2..

  • イスラモフォビア対策特別代表がケベック蔑視発言を謝罪

    アミラ・エルガワビー イスラモフォビア対策特別代表は2月1日、ケベック人に関する過去の発言について謝罪した。 彼女はエジプト人の両親から生まれ、カナダに移住してカールトン大学を卒業後、カナダムスリム女性評議会やカナダ民族関係財団などで働き、CBC(カナダ放送協会)やトロント・スター紙などでもジャーナリストとして活動してきた。1月26日に史上初めて、カナダ政府の代表として「イスラモフォビア対策特別代表」に就任したばかりだった。 問題とされたのは、ケベック州議会に提出された、公務員の宗教的シンボル着用を禁止する第21号法案について、彼女が2019年にオタワ・シチズン紙に掲載した発言だった。 「残念ながら大多数のケベック人は、法の規定によってではなく、反イスラム感情によって動かされているように見える。」 彼女はそのコラムの文中で、ケベック人の88%が第21号法案を支持すること..

  • バーゲン前党首が政界引退

    保守党のキャンディス・バーゲン前暫定党首は2月1日、下院議員を辞職し政界から引退した。彼女は同日ツイッターの動画で、次のように述べた。 「私が引退を決めたのは、私が疲れたからでも息切れしたからでもない。実のところは、正反対だ。私は希望に満ちていて、なおも充電されていると感じる。」 だが彼女は、今後の身の振り方について何も語らなかった。 バーゲン氏は2008年下院議員に当選(当時の名はキャンディス・ヘップナー。後に離婚して旧姓に復す)し、ハーパー内閣の閣僚を務めたほか、副党首・暫定党首も務めた。

  • 2022年カナダの十大ニュース

    ●当ブログが選ぶ2022年カナダの十大ニュース 1.フリーダム・コンボイに緊急事態法 2.保守党がオトゥール党首不信任、ポワリエーブル新党首に 3.エリザベス二世崩御、チャールズ三世即位 4.アメリカで中絶合法の判決覆る 5.フィオナ東部襲来 6.ジェームズ・スミスで12人殺害 7.ホッケーカナダで性的暴行、不透明な示談金支払い 8.ローマ教皇訪問、寄宿学校を謝罪 9.アルバータ州首相にスミス、アルバータ主権法成立 10.トルドー首相国葬キャンセル、G7首脳ゼロに ●トロントニシティが選ぶ2022年カナダ十大ニュース https://torontonicity.com/2022/12/28/top-10-news-stories-in-canada-in-2022/ 1.フリーダム・コンボイ 2.カナダ銀行利上げ 3.エリザベス女王崩御 4.オミ..

  • 2022年今年話題の人物に「フリーダム・コンボイ」

    カナディアン・プレスは12月20日、2022年「今年話題の人物」に「フリーダム・コンボイ」を選出した。複数が選出されるのは、2006年の「カナダ軍」、2007年の「RCMP(カナダ連邦警察)」、2018年の「フンボルト・ブロンコス」、2020年の「前線で働く人々」、2021年の「寄宿学校から帰らなかった子供たち」に続き6度目となる。 フリーダム・コンボイへの投票は49%だった。2位はエリザベス二世の28%だった。

  • アルバータ主権法が可決

    アルバータ州議会(連合保守党60、新民主党23、無所属2、欠員2)は12月8日、アルバータ主権法案を可決した。 第一読会から第三読会まで、野党新民主党はその全部に反対票を投じた。第一読会での反対投票は、非常に珍しいことである。与党連合保守党は、全ての読会で審議を打ち切る動議を可決させたため、法案は1週間でスピード可決された。新民主党は第三読会で議事妨害を行ったが、無駄だった。なお多くの批判を呼んだ、内閣が州議会の同意なしに法改正できるとした条項(いわゆる「ヘンリー八世条項」)は、政府の修正案で削除された。 スミス首相は第三読会で、トルドー政府との関係をリセットするときだと演説した。 「これは、オタワが中央政府であることとは異なる。」 「我々の国が機能する方法は、我々が主権を持ち独立した管区の連邦だということである。それらは憲法の署名者の一つであり、憲法の署名者である我々の..

  • アルバータ主権法案を提出

    アルバータ州のダニエル・スミス首相は11月29日、公約していたアルバータ主権法案をついに州議会に提出した。 「我々は過去に異なるものを試したが、機能しなかった。」 「それで我々は、新しい何かを試すことにした。」 だがその「新しい何か」とは、議会の同意なしに政府が法律を改正できる、いわゆる「ヘンリー八世条項」だった。 (1) 法学者の反応 法案は「既存のあるいは予想される連邦の法または政策が、憲法に反しているかまたはアルバータ州・アルバータ州民・アルバータ経済に有害である場合」に、それを阻止するため「地方自治体、教育委員会、高等学校、地方警察、地域の保健当局、および州政府から資金提供されているあらゆる団体に、州の資金を強制執行に使わせないよう内閣が指示できる」と規程している。ただし法案は、カナダ憲法を無視するのを認めていない。さらに法案は、州議会を経ずに州法を改正できる..

  • 緑の党党首にメイ&ペドノー

    緑の党の党首選が11月19日に開票され、エリザベス・メイ下院議員&ジョナサン・ペドノー組が得票率60.2%で当選した。メイ氏は2006年から党首を13年務めた知名度を活かし、圧勝した。なお党則には共同党首の規定はなく、両氏は党則の改正に取りかかる。現時点ではメイ氏が党首、ペドノー氏が副党首である。 メイ新党首の言葉は、勝利したにもかかわらず歯切れが悪かった。 「新しい党首に就任する気持ちを、言葉にするのは難しい。」 「それは幾分デジャブーだが、ペドノー氏の存在は大きな違いだと言える。」 投票率は有権者のわずか36%で、前回2020年の68.8%とは比べるまでもない。 アナミー・ポール前党首は、女性で黒人でユダヤ系でもあった。2021年5月にイスラエルがガザを空爆すると、彼女の相談役ノア・ザッツマン氏がツイッターにイスラエル支持発言を投稿した。党員の多くはこれを批判..

  • スミス首相、ウクライナ侵攻発言について謝罪

    アルバータ州のスミス首相は10月18日、ウクライナ侵攻に関する過去の発言について謝罪した。 彼女はライブストリーム・チャットで4月29日、西側と歩調を合わせ戸口で核武装するウクライナに対するロシアの懸念を思えば「ウクライナにとっての唯一の答えは中立だ」と投稿した。 また2月24日には、次のように投稿している。 「ウクライナの2つの地域が、ロシアにより多くの親しみを感じていることについて読んだ。民族は、独立して自身を治めることを許されるべきだろうか?それが本当に人々が望むものであるなら、私もそう思う。」 なおウクライナは、90年代に核兵器をロシアに引き渡している。 これらの発言は先週末に見つかり、野党新民主党が謝罪を要求していた。 スミス首相はツイッターで、次のように述べた。 「私は、ロシアによるウクライナ侵攻を断定的に非難する。そしてロシアは、言いようのない苦..

  • スミス首相就任「ワクチン未接種者は私の生涯で最も差別された集団」

    連合保守党のダニエル・スミス党首は10月11日、アルバータ州首相として宣誓し就任した。最初の任務として、11月8日のブルックス-メディシンハット選挙区の補選を公示した。彼女はこれに出馬すると見られる。 彼女は、引継ぎのためケニー前首相に会談を呼びかけたが、応じてもらえなかった。ケニー首相は党首選で明らかにトラビス・テーブス前財務大臣を支援していたが、その意に反しスミス氏が当選した。 「彼には党首選で望ましい候補がいたことが明白だったと思うが、それは私ではなかったのだ。」 ケニー首相は在任中、州民のワクチン接種を事実上義務化しようとしたが、州民の反対に遭った。スミス氏はケニー首相のやり方に、ひどく批判的だった。 スミス首相は公約どおり、ディーナ・ヒンショー衛生局長を更迭すると語った。さらにアルバータ人権法を改正し、差別の要件として「ワクチン接種状況」を追加すると語った。 「..

  • ダニエル・スミス復活、次期首相に

    連合保守党党首選が10月6日に開票され、ダニエル・スミス元州議が当選した。彼女は即日党首に就任し、11日にアルバータ州首相に就任する。なお彼女は現在州議会の議席がなく、近く再開される州議会に入場できないため、与党議員が辞職して補選に出馬するものと見られる。 党首選には、ダミエル・スミス元州議、トラビス・テーブス前財務大臣、ブライアン・ジーン元ワイルドローズ党党首、レベッカ・シュルツ児童サービス大臣、トッド・ローウェン州議、ラジャン・ソーニー前運輸大臣、リーラ・アヒア前文化・多文化主義・女性の地位大臣の7人が立候補した。テーブス氏はケニー首相に推されていたが、スミス氏は首相になったら連邦憲法を超越する「アルバータ主権法」を導入すると発表し、レースをリードした。彼女は、第一回投票から40%以上を獲得し首位をキープし続け、第6回の決戦投票で53.8%の票を獲得し、当選した。彼女が予備選..

  • ナショナリスト党元党首、ヘイトスピーチで有罪

    カナダ・ナショナリスト党のトラビス・パトロン元党首は10月5日、ヘイトスピーチで有罪を宣告された。量刑は20日に言い渡される。 パトロン被告は2019年にyoutubeに公開した動画において、ユダヤ人について「金融やマスコミを操る『内部の操作者』は国から追い出されるべき」「寄生種族に警戒せよ」「詐欺師」「蛇」「サタンの教会」などと語っていた。 また2019年にリジャイナで二人の女性に暴行した容疑で、今年8月に禁錮18か月を宣告されている。 なおカナダ・ナショナリスト党は、今年3月に解散した。

  • 総選挙でケベック未来連合圧勝

    10月3日に実施されたケベック州議会総選挙は、ケベック未来連合90(76)、ケベック自由党21(27)、ケベック連帯11(10)、ケベック党3(7)、ケベック保守党0(1)(定数125議席、括弧内は解散時勢力)となり、与党ケベック未来連合がここ10年で最大の圧勝を遂げた。二選時に議席を増やすのは、カナダ史上では非常に稀である。 各党の得票率は、ケベック未来連合41.0%、ケベック自由党14.4%、ケベック連帯15.4%、ケベック党14.6%、ケベック保守党12.9%だった。保守党は近年にない高支持率だったが、議席獲得はならなかった。ケベック連帯は得票率では野党最大だったが、議席数では自由党に及ばなかった。自由党は結党以来初めて得票率20%を割り込み、旧二大政党の自由党とケベック党の退潮が明確になった。

  • 右翼活動家、ポワリエーブル夫人脅迫で捜査

    連邦警察(RCMP)は9月26日、保守党のポワリエーブル党首の妻アネイダ・ポワリエーブル夫人への脅迫について捜査していると発表した。 右翼団体ダイアゴロンの代表ジェレミー・マッケンジー氏はソーシャルメディア「テレグラム」において、次のように語っている。 「彼女をレイプしよう。これは、実際は性的なものではない。我々は、我々がしたいことをするということを人々に見せたいだけだ。」 ポワリエーブル党首は26日、ツイッターで以下の声明を発表した。 「正直に言うと、大多数のカナダ人と同様、私は1か月前までダイアゴロンとこれらの落ちこぼれどもを知らなかった。彼らは唾棄すべき存在だ。」 「この種の屑どもにとって、カナダに居場所はない。誰もこのような虐待に遭うべきではない。」 「人々は私の政治活動を攻撃し、私の悪口を言い、私の考えと私が支持するものに抗議することができる。だが妻と家族を..

  • レイエ議員が離党、ポワリエーブル党首に不満

    保守党のアレン・レイエ議員は9月13日、保守党を離党し無所属となった。これにより下院勢力は、与党が自由党158、新民主党25、野党が保守党118、ケベック連合32、緑の党2、無所属2、欠員1(定数338議席)となった。 レイエ議員はケベック州リッチモンド-アサバスカ選挙区選出で、党首選ではシャレー元ケベック州首相を支持していた。彼はツイッターで、ポワリエーブル党首選出により「法と秩序と環境問題について懸念が生じる」と説明した。 ポワリエーブル党首は同日記者会見で、トルドー首相は記録的インフレと十分戦っていないと非難したが、レイエ議員の離党について問われるとこう答えた。 「彼は、ジャスティン・トルドーのインフレと戦わないことに決めたのだ。」 「ジャスティン・トルドーに押し付けられた赤字と税と戦うために、我々は働いている。レイエ氏の選挙区の市民も、同意する。彼らは、党首選で私に投..

  • 保守党党首にポワリエーブル

    保守党党首選は9月10日に予定どおり開票され、ピエール・ポワリエーブル元民主改革大臣・元雇用・社会開発大臣が第1回投票で68.2%を獲得し、当選した。今回もまたカナダ同盟出身者が当選し、進歩保守党出身者は勝てなかった。ポワリエーブル氏は338選挙区のうち、330選挙区で勝利した。対抗馬と見られていたジャン・シャレー元ケベック州首相は16.1%に終わり、8選挙区でしか勝利できなかった。唯一の社会保守主義者レスリン・ルイス議員は9.7%、ローマン・バーバー元州議は5.0%、スコット・エチソン議員は1.1%だった。 ポワリエーブル新党首は当選直後の演説で、前任者がそうであったように、党首に就任するや方針を変えてしまうのではないかという疑念を明確に否定した。 「人々は、私に何を期待すべきかをわかっている。大きな転換はない。私は私のままである。」 ピエール・ポワリエーブル氏は1979..

  • 保守党のバーゲン党首、引退を表明

    保守党のキャンディス・バーゲン暫定党首は9月6日、次の総選挙に出馬せず引退すると発表した。 「9月10日以降に誰が私の地位を継承しようと、私は心から支えていく。カナダの保守運動の未来について、私は信じがたいほど楽観的だ。保守党が強く団結するとき、保守党は勝つ。」 バーゲン党首は2008年下院議員に初当選(当時の名はキャンディス・ヘップナー。2011年に離婚)し、当選5回。ハーパー内閣で社会開発大臣を務め、2022年2月から暫定党首を務めている。 なお保守党は現在、党首選の真っ最中である。投票は6日に締め切られ、集計がすでに始まっており、10日に結果が発表される予定になっているが、カナダ女王エリザベス二世が8日に崩御し、カナダは10日間喪に服することになったので、延期すべきという声が挙がっている。

  • トルドー内閣改造

    トルドー首相は8月31日、小規模な内閣改造を行った。 フィロメナ・タッシ公共サービス・調達大臣は南オンタリオ経済開発エージェンシー担当大臣に、ヘレナ・ジャチェック南オンタリオ経済開発エージェンシー担当大臣は公共サービス・調達大臣になり、両者のポストが入れ替わった。

  • 緑の党党首選、4組が立候補

    カナダ緑の党は8月31日、党首選の立候補者は4組で確定したと発表した。 エリザベス・メイ元党首&ジョナサン・ペドノー氏、アンナ・キーナン氏&チャド・ウォルコット氏は、2人1組で共同党首として立候補する。あとの2人は単独党首候補で、セーラ・ガブリエル・バロン氏とシモン・グノッチーニ=メシエ氏である。 メイ氏は候補の中で、唯一の現職下院議員である。キーナン氏は2019年と2021年、バロン氏は2006年(2021年には無所属で)、グノッチーニ=メシエ氏は2021年に緑の党から下院選に立候補し落選している。ウォルコット氏は、2018年にケベック州議会選で落選している。 ナジブ・ジュット氏も立候補を予定していたが、義務づけられている英語とフランス語のテストについて後者を拒否したため、失格となった。 党首選は、第一回と第二回の投票が行われる。第一回投票は10月14日までに行われ..

  • 31日にトルドー内閣改造

    トルドー首相が8月31日に小規模な内閣改造を行うと、メディアが30日に報じた。 首相周辺からの話によると、個人的な理由で辞任したい閣僚が一人いるのと、フィロメナ・タッシ公共サービス・調達大臣が家庭の事情により異動を希望しているのだという。

  • 10月3日の総選挙を発表

    ケベック州のフランソワ・ルゴー首相は、8月28日にミシェル・ドワヨン副総督に会い、州議会を解散し10月3日に総選挙を実施するよう要請すると、23日にツイッターで発表した。 法律では、総選挙は4年ごとの10月第一月曜日に(解散がある場合はその日までに)実施しなければならない。選挙期間は33日から39日の間で、2022年は10月3日までに実施しなければならないことから、総選挙の公示は8月29日までに行わなければならない。各党は総選挙に備え、すでにマニフェストを発表しているが、候補者全員を擁立できていない党がまだあるようだ。 現有勢力はケベック未来連合76、ケベック自由党27、ケベック連帯10、ケベック党7、ケベック保守党1、無所属4(定数125議席)。7月31日にレジェ社が実施した政党支持率調査は、ケベック未来連合44%、ケベック自由党18%、ケベック連帯15%、ケベック保守党13%..

  • メイ元党首、党首選出馬か

    緑の党は、11月19日に新しい党首を選出する。複数のメディアは、エリザベス・メイ元党首が立候補し共同党首に就くことを検討していると報じた。 メイ氏は2006年から2019年まで13年間も党首を務め、4度の総選挙を指揮し、2011年総選挙では同党初の当選者となった。2019年総選挙では、支持率が一時13%にまで達し、2桁議席獲得も期待されたが、3議席に終わった。彼女はその年結婚したこともあり、「家庭の事情」を理由に党首を辞任したが、後任のアナミー・ポール党首は、イスラエルによるパレスチナ空爆を非難しなかったばかりか、イスラエル擁護発言をした相談役を批判しなかったため、不信任投票され、辞任した。 メイ氏は、党首は議会に議席を持つ人が好ましいと考え、マイク・モリス議員に立候補するよう要請したという。だが彼は「党首選に出馬してほしいという要請を、全国からいただいており本当にありがたく思う..

  • オンタリオ総選挙でフォード保守党圧勝

    6月2日に実施されたオンタリオ州議会総選挙は、進歩保守党83(67)、新民主党31(38)、自由党8(7)、緑の党1(1)、ニュー・ブルー党0(1)、オンタリオ党0(1)(定数124議席、括弧内は解散時勢力)という結果となり、与党進歩保守党が再選を果たした。得票率は進歩保守党40.8%、新民主党23.7%、自由党23.9%、緑の党6.0%、ニュー・ブルー党2.7%、オンタリオ党1.8%で、投票率43.5%は過去最低となった。 今回の結果はおおむね前回2018年と変わらない結果となったが、注目すべき点はいくつかある。一つは、与党進歩保守党が2期目に議席を増やしたことだ。カナダ政治史において、野党が政権奪取した1期目は有権者に期待され圧勝できても、2期目は失望され議席を減らすのがほとんどだ。オンタリオでは1955年、進歩保守党のレスリー・フロスト政権が2期目に4議席増やしたのが唯一の例外..

  • 白人優位主義をめぐり党首選候補者たちが論戦

    ニューヨーク州バッファローで5月14日に起きた銃乱射事件は、ホワイト・リプレイスメント理論(白人を有色人種に置き換えて優位を奪おうとする陰謀論)に基づくヘイトクライムであり、黒人の多い地区を狙ったもので、被害者13人のうち11人が黒人だった。カナダ保守党は党首選の最中だが、本命視されているピエール・ポワリビエール議員が右派に属し、その支持者には人種差別主義者がいると見られるため、この事件を巡り候補者どうしの非難合戦が激化している。 党内左派のパトリック・ブラウン候補(ブランプトン市長)は15日、ツイッターにパット・キング氏の動画を掲示し、ポワリビエール議員を挑発した。 「これが、ピエール・ポワリビエールが支持したフリーダム・コンボイのリーダーで、バッファロー銃撃犯のマニフェストである危険な白人至上主義『ホワイト・リプレイスメント』陰謀論を広めたパット・キングである。私はこれを非..

  • ケニー首相、辞意を表明

    アルバータ州の与党連合保守党は、ジェイソン・ケニー党首(州首相)の信任投票を5月11日までに郵便で実施した。その集計結果が18日に発表され、信任51.4%・不信任48.6%で信任した。だがケニー党首は同日、信任が少なすぎるとして辞意を表明した。 「51%の信任票は党則上は過半数に達しているが、党首を続けるには明らかに十分な支持ではない。」 実はケニー党首は事前に「50%プラス1票に従う」と述べ、過半数なら留任する意向を示していた。ケニー党首を批判し続けていた党役員のロブ・スミス氏は、ケニー党首の辞任に驚いたものの、彼の決断は当然であり、歓迎すると語った。 「今日は、アルバータのための素晴らしい夜だ。」 「もしも党員が48.6%あるいは50%近くも反対するなら、それは党を率いるに十分ではない。」 ワイルドローズ党党首だったブライアン・ジーン州議は、ケニー党首が辞意表明する前か..

  • カナダの中絶事情

    アメリカで連邦最高裁が、1973年に妊娠中絶を合法化した「ロー対ウェイド」判決を覆す原案を起草していることが5月2日にリークされ、カナダ政界にも影響を与えている。 カリナ・グールド家庭・子供・社会開発大臣は3日、CBCテレビで「もしアメリカがロー対ウェイド判決を覆したら、アメリカの女性はカナダで中絶することができる」と語った。トルドー首相も同日「カナダではあらゆる女性に、安全で合法な妊娠中絶を受ける権利がある」と語った。 だがオタワ大学で法学を教えるダフニ・ギルバート教授は、首相の発言を批判する。カナダにおける最近の判例は、1988年のモーゲンテイラー裁判で、連邦最高裁は中絶を規制する全ての法律は違憲と判断したが、これまで最高裁は「中絶する権利」について言及したことはないからである。 トロント大学のバーナード・ディケンズ名誉教授も、これに同意する。「それは、中絶権を真に確立するものではな..

  • 保守党党首選、6人が立候補

    保守党党首選の立候補者は、4月29日までに登録料15万ドル・保証金15万ドルと7以上の州・30以上の選挙区における推薦人500人分の署名を集めて提出しなければならない。同党は5月2日、スコット・エチソン下院議員、レスリン・ルイス下院議員、ピエール・ポワリエーブル下院議員、パトリック・ブラウン市長、ジャン・シャレー元州首相、ローマン・バーバー州議の6人の立候補を承認したと発表した。 リオナ・アレスレフ元副党首は出馬を表明していたが、締切までに資金を集められず撤退した。ジョゼフ・ブルゴー氏(実業家)、グラント・エブラハム弁護士、ジョエル・エティエンヌ弁護士の3名は、資金と署名を提出したにもかかわらず、失格と判定された。これら3名はいずれも社会保守主義者だったため、疑惑を招いている。 ブルゴー氏は会社経営者だが、妊娠中絶に反対する圧力団体「キャンペーン・ライフ連合」に支援されていた..

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