一匹でも多くのワンちゃんに優しい飼い主さんを!
一匹でも多くのワンちゃんに優しい飼い主さんを見つけてあげたい、そして処分されるワンちゃんを一匹でも減らしたい!
2023年7月
《一期一話》山田弘子退屈な背中水泳監視員一夏の間、太陽に焼かれる背中。水泳監視員の「退屈な背中」が、何事も起きない水辺を描き出しています。『残心』所収。《一期一話》山田弘子
《一期一話》吉岡桂六(よしおか・けいろく)さらさらと水の流るる団扇(うちわ)かな庭を走る遣(や)り水か、谷川のせせらぎか、軽やかに流れる水のほとりで団扇を手に涼んでいる様が涼しげです。『東歌』所収。《一期一話》吉岡桂六
《一期一話》岡田日郎(おかだ・にちお)雪渓の水汲みに出る星の中山上でのキャンプの句。水を汲みにテントを出ると、満点の星。頭上ばかりか前にも後ろにも星は瞬(まばた)いています。『水晶』所収。《一期一話》岡田日郎
《一期一話》源実朝箱根路をわれこえくれば伊豆のうみや沖の小島に波の寄る見ゆ箱根から伊豆山へ、ぱっと開ける大海原の眺め。実朝初の「二所詣」をした時の歌。『金槐和歌集』所収。《一期一話》源実朝
《一期一話》川柳・柳多留江戸中を越後屋にして虹がふき日本橋の呉服屋「越後屋」は急な雨が降り出すと、お客に傘を貸し出した。傘を開けば大きく「越後屋」と書かれている。現代ネット広告も真っ青な、江戸人間ネットワーク広告‼️《一期一話》川柳
《一期一話》須賀一恵(すが・かずえ)なきがらにわれはぬけがら蟬時雨(せみしぐれ)長年連れ添った夫に先立たれ茫然自失の妻がいる。ここにも一つの悲しい現実があります。《一期一話》須賀一恵
《一期一話》佐藤鬼房(さとう・おにふさ)やませ来るいたちのようにしなやかに「やませ」は東北や北海道に冷害をもたらす東風。しなやかなイタチが走る様に、青い田んぼを渡ってくる。《一期一話》佐藤鬼房(さとう・おにふさ)
《一期一話》白澤弓彦まだ青きナイターの空月昇る2004年に膵臓癌の手術を受け、2006年53歳で死去。「青きナイター」に明日の希望を託したんですかね。《一期一話》白澤弓彦
《一期一話》阿波野青畝(あわの・せいほ)マーガレット東京の空よごれたり昭和28年(1953)の句。久々に関西から上京した青畝の眼に映った東京の空。青畝さん、高村智恵子さんと同じ心境になったんですかね…《一期一話》阿波野青畝
《一期一話》辻原登切手ください嬬恋(つまごい)の霧送るんです嬬恋高原の名物は広大なキャベツ畑と白くて濃い霧。それは小包にして贈りたくなるほどです。《一期一話》辻原登
《一期一話》山中弘通(やまなか・ひろみち)三国志読みかけてある昼寝かな昼寝の友は枕と蚊取り線香。それに快眠を誘う本があればさらによい。『三国志』なども悪くはない。ただ、長過ぎるのがたまにきず。《一期一話》山中弘通
《一期一話》鈴木真砂女(すずき・まさじょ)羅(うすもの)や人悲します恋をして誰かを悲しませるとわかっていても引けない恋がある。羅は絽(ろ)や紗(しゃ)など夏の着物《一期一話》鈴木真砂女
《一期一話》津田清子(つだ・きよこ)血より濃し植田植田をつなぐ水農家にとって田を潤す水は血より濃い。田から田へ命の水が流れています。『無方』所収。《一期一話》津田清子(つだ・きよこ)
2023年7月
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