UK・USロックを中心にお気に入りの音楽について綴ってゆくサイト
時にイラストを交えて、名盤を紹介していきます。
「A Rush of Blood to the Head」試行錯誤の後が色濃く浮かび上がる2nd
『A Rush of Blood to the Head(頭に血が上る)』をどう意訳したら“静寂の世界”になるのだろうか?そういうささいなツッコミがどうでもよくなるくらいのスケールの大きさが本作にはある。冒頭「Politik」の圧倒的なストリングスがそれを確かに掲示する。...
ギターロックへの回帰。本作を聴く上で共通するテーマは間違いなくコレなのだけど、多くのリスナーも感じている“予測の範疇”を大きく上回る出来であったかどうか? と訊かれたら答えはノーだろう。そういう意味では通算6作目にあたる『Hail to the Thief』は“良くも悪くもレディヘ”な音なんじゃないかと僕は思っている。...
The Smithsを聴いていると、
Clap Your Hands Say Yeah(クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤー以下CYHSY)の音楽をひと言でいい表すなら“independence(インディペンデント)”である。それは広い範囲の言い方をするならパンク以降のロックに脈々と受け継がれているDIY(Do It Yourself)精神。つまりは「勝手にしやがれ(てめえ自身でやれや!)」である。...
一番最初に「ロックとは思春期の賜物である」と言ったのが誰なのか、なんてことは僕は知らない。けれどライドの『Nowhere』を聴くたびに僕が考えるのはそんなコトだったりする。本作がリリースされた90年とはUKシーンにとっては充分過ぎる程の動きがあった。それは時代を遡れば85年のジザメリの1stが創り上げた轟音ギターであり、89年にリリースされたローゼズの1stが魅せたロックとハウスの融合といった大きなうねりであった。...
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