きょうは、晴れ時々曇りました(19.4~26.4℃/北東風) 道沿いのヤブカンゾウ(ワスレグサ科)に、アシグロツユムシ(キリギリス科)の幼虫がいました。何故かどれもこれにもいて、燃える様な朱花に、翠玉の様な小虫が、煌きを放っていました。北海道~九州の亜高山~平地の道沿いの草木周辺に生息する体長30-35mmのツユムシ。成虫は8-11月に出現し、草食性で草の他、木の葉や花弁、若い果実も食べ、自分の抜殻以外の動物質は食...
きょうも、晴れて暑くなりました(26.4~34.4℃/南南東風)。 池の水面に、アメンボ(アメンボ科)が沢山いました。オオアメンボやヒメアメンボもいましたが、一番多いのがこの、ナミアメンボとも言われる当種。餌が多いのか、涼みたいのか、池畔寄りの木陰に大勢集まって、波紋を作りながらスイスイ滑り回っていました。北海道~沖縄の山野の、流れが無いか緩やかな池沼、田圃、河川等の水面に生息する、15mm前後のアメンボ...
きょうも、大体晴れました(25.9~33.3℃/南東風)。 赤松の枯木に、アオゲラ(キツツキ科)がいました。赤帽なしの雌で、ケッケッと鳴いていましたが、何かが近くに飛んでくると、急に頭を右に左に降り出して、どんどん上に登って行きます。木葉で良く見えませんでしたが、もう一羽もアオゲラ♂なのでしょうか? こんな時季に求愛かどうかは分かりませんが、とても楽しそうに踊っていました。日本固有の留鳥で、3亜種が本州...
きょうも、晴れて暑い一日でした(26.2~32.9℃/南南東風)。 道端のノブキ(キク科ノブキ属)に、花が咲いていました。微風の抜ける、暑さも漸く収まった暗い林床に、詰草を思わせる花房が、キラキラと星形の小華を煌かせていました。北海道~四国の山地の木陰や谷間等に生育する、高さ50-80㎝の多年草です。葉には長い葉柄があり、葉身は三角状腎形で裏面には白い綿毛が密生します。フキの葉にやや似ていますが、葉先がやや...
きょうは、晴れて猛暑になり、今夏の最高気温になりました(25.9~36.8℃/西風)。 沢沿いの道に、ホソミオツネントンボ(アオイトトンボ科)がいました。青変しない未熟な?♀と思われましたが、猛暑の下、森底の暗がりをふわふわと漂い、良さそうな場所を見つけると、静かに止まって揺れていました。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道中部~九州の低山地の水草の多い池等で見られる、体長35-42mmの細身のイトトンボです。成...
きょうは、曇り時々晴れました(25.7~32.3℃0/南東風)。 池に、コシアキトンボ(トンボ科)がいました。何匹も飛んでいて、気が付けば雌が、水面に何度も尾を打ち付けて、池畔で産卵していましたが、直ぐ近くの雄は、その様子を眺める様に、木の枝に静かに止まっていました。北海道〜九州の丘陵~平地の林縁の湖沼や緩やかな流れの澱みに生息する、体長40-49mmのトンボです。成虫は5-9月に出現し、溜池等の水面近くを活...
きょうも、晴れて暑くなりました(25.8~34.0℃/南東風)。 道沿いの藪に、ボタンヅル(キンポウゲ科)が咲いていました。いつまでも続く猛暑の下、霜の結晶や夜空の群星の様に輝く銀花は、とても涼しげで、真夏に爽やかな花々が多いのが、何故か不思議な感じでした。本州~九州の他、朝鮮、中国等の日当たりの良い所に生育する、有毒の蔓性多年草です。蔓の長さは2-4m程になり、長い葉柄を持つ葉は1回3出複葉で対生し、小...
きょうも晴れて、暑くなりました(25.9~33.9℃/南南東風)。 林縁の道沿いに、ナミアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)がいました。はらはらと飛んで来て、木の枝先に止まりましたが、飛び方が変なので良く見ると後翅の片方が無くて、健気な美しさが増している様でした。朝鮮、中国等に分布し、日本では北海道〜沖縄の山地〜平地や、都会周辺にも生息する、前翅長35-60mmのアゲハチョウ科の代表種です。成虫は、3-1...
きょうは、晴れてとても暑くなりました(26.0~34.2℃/放射能汚染水放出開始の最悪日/南東風)。 道沿いに、カノツメソウ(セリ科)が咲いていました。日暮れても30℃を超える酷暑の森蔭に、霞草にも似た白銀の小花が、とても涼しげに煌いていました。北海道~九州の、山地の林内に生育する、高さ0.5-1mの多年草です。日本固有種。茎は細く直立し、上部で疎らに分枝します。 葉は互生し、根出葉や下部の葉は2回3出複葉で、株...
きょうも、晴れて暑くなりました(22.6~33.6℃/南風)。 道沿いに、オオチャバネセセリ(セセリチョウ科)がいました。汗が噴き出るギラギラの陽射しの下、元気に飛び回る小さな妖精の、螺鈿の透かしが、ちょっびり涼しげでした。東アジア(ロシア沿海地方、朝鮮、中国等)に分布し、日本では基亜種が、北海道~九州の、高山~丘陵に生息する、前翅長16-21mm のセセリチョウです。成虫は6-10月に出現し、林の周辺や草地で見られ、...
きょうは、大体晴れました(26.1~33.2℃/南東風)。 道端に、ツリガネニンジン(キキョウ科)が咲いていました。嘗てない暑さが続いていますが、薄紫の小鐘が風に震えると涼し気で、既に初秋の風情でした。北海道~九州の他、サハリン、クリル等の、山地の草原、林縁や池・川の堤等に生育する茎高0.4-1mの多年草です。茎は殆ど分枝せず、切ると乳液が出ます。根生葉は丸く長柄がありますが、その後の茎葉は長さ4-8㎝の...
きょうは、晴れ時々曇りました(26.1~33.6℃/南南東風)。 道端に、カワラナデシコ(ナデシコ科)が咲いていました。最近又見かけなくなっていましたが、乾いた路傍に幾株か、正に撫子色の可憐な花が健気に佇んでいました。本州~九州の他、沖縄の久米・渡名喜島や朝鮮、中国等の、日当たりの良い草原や河原等に生育する、高さ30-50cmの多年草です。茎は根から叢生して、節が膨らみます。長さ4-7cmの葉は対生し、線~線状披針形で...
きょうは、大体晴れました(25.9~34.6℃/南南東風)。 道沿いの薊に、コカマキリ(カマキリ科)がいました。翅が小さくて5齢位の幼虫と思われましたが、こんな目立つ所で逆さになって、黄緑の目でじっと見られてしまいました。本州~九州の他台湾等の山野の林縁の草叢、草原、都市部等に広く生息する体長♂36-55mm、♀46-63mmの小型のカマキリです。成虫は8-11月に出現し、地表を歩き回って、様々な昆虫等を捕食します。体色は褐色...
きょうは、晴れ時々曇って、晩方に雨が降りました(26.1~33.8℃/西南西風)。 道沿いに、アカソ(イラクサ科ヤブマオ属)の花が咲いていました。紅い小道に毬々の小花が連なって、小雨に濡れて、磯巾着の様にも見えました。北海道~九州の他中国に分布し、山野の林縁や谷筋等のやや湿った場所に生育する、高さ50-80cmの多年草です。名の通り、茎と葉柄は赤くなります。葉は対生で粗い鋸歯があり、明瞭な脈が3本あって、葉...
きょうは、晴れ時々曇り時って、一時雨が降りました(26.9〜33.1℃/南東風)。 林縁の道沿い、マイコアカネ(トンボ科)がいました。初め、赤い雄に目が行きましたが、実にゆっくり動いていて、良く見ると♀と共に交歓中で、猛暑の中益々暑くなりました。朝鮮、中国、ロシア等に分布し、日本では北海道~九州の丘陵~平地の、挺水植物の繁茂する池沼・湿地に生息する、体長32-38㎜の小型の赤トンボです。成虫は7-11月に出現しますが、...
きょうは、晴れたり曇ったりでした(25.3~33.3℃/南東風)。 道端に、キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)が咲いていました。暗い森に木洩れ陽が一筋射して、丹色の花が、狐火の様に灯っていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の、明るい林床や林縁等に自生する多年草です。早春の他草のない頃に、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、周囲に草が生い茂る夏に一旦葉を落します。盆前後に30-50cm程の花茎を伸ばし、枝分...
きょうは、曇って一時雨が降りました(26.7~31.4℃/南東風)。 林縁ヤブデマリ(スイカズラ科)に、実が生っていました。何時になく猛暑のお盆、道に沿って点々と、まるで送り火かの様に、赤々と燃えていました。本州~九州の他、朝鮮南部、中国、台湾等の、山野の林縁、谷沿い等に生育する、樹高3-4mの落葉小高木です。葉は対生し、10cm程の長楕円形で、葉先は尖り全縁。5-6月、やや黄色を帯びた小さな両性花が集まる花序の...
きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(26.2~31.6℃/南東風)。 車道沿いに、ナツズイセン(ヒガンバナ科)が咲いていました。勿論植えられたものですが、森中に忽然と、華やかな桃花達が、今夏も周囲に異彩を放っていました。中国に広く分布し、日本では本州~沖縄の主として人家近くの里山周辺に生育する、古く中国からの帰化植物と考えられている多年草です。地下に鱗茎を持ち、秋から翌年の春にかけて水...
きょうは、曇り時々雨が降りました(26.4〜33.1℃/南風) 道端の木の葉上に、虻が止まっていました。良く見れば、漆黒の甲冑を身に固めた様なトゲツヤヘラクチイシアブ(ムシヒキアブ科)が、ギラギラとした眼差しで、キバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)と思われる?亀虫を捕え、黙々と食べているのでした。本州〜九州に生息する体長13~20㎜の真黒なムシヒキアブ。 成虫は7~9月に出現し、他の昆虫を捕食。 複眼間が大きく陥...
きょうは第2日曜の観(視)察会の日(24.2〜32.1℃/南東風)。と言っても8月は「会」としてはお休みで、いつもは記録を主として有志と共に歩いたり、動植物調査会をしているのですが、今回は急な事情により開始が大分遅れ、連絡もできなかった事により、定時組と別班に分かれての実施となりました(ご迷惑をかけてしまった皆さん、本当にご免なさい)。 昨晩から雨が結構降った事から、森はしっとりと、又その分蒸し暑さも増して、一時...
きょうは、雨後曇って、晩方に又雨になりました(23,8~28.4℃/南風)。 森の谷間に、アケボノシュスラン(ラン科シュスラン属)が咲いていました。叢に紛れる様にひっそりと、曙色に染まった花弁が雨に濡れて、暗い森影が匂い立つ様でした。本州~九州の、山地の林内に生育する高さ5-10cmの多年草です。茎の基部は長く地面を這い、各節が粗い髭根を出し、上部は斜めに立ち上がります。2-4㎝の葉は、下部に4-5枚互生して付き、縁は...
きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雨が降りました(24.7~32.1℃/南南東風)。 小楢の木に、サトキマダラヒカゲ(タテハチョウ科)がいました。樹液の木を取り囲む様に、他の日陰蝶と共に大勢いて、木の葉の様に散らばったり、一斉に集まったりを繰り返していました。北海道~九州の、山地~低地の森林周辺に生息する、前翅長26-39mmの蝶です。日本固有種。成虫は5-8月に出現し、樹木周辺を活発に飛び回り、樹液に良く集...
きょうは、晴れ時々曇りました(25.2~32.1℃/南東風) 道端の倒木に、イタチナミハタケ(マツカサタケ科ミミナミハタケ属)が生えていました。味噌パンか何かの様な、如何にも美味しそうな茸ですが、試しに齧ると苦みや辛みもあって、毒は無いのに惜しいなと思いましました。夏~秋に主に広葉樹の枯木や倒木に重なり合って群生する、傘径2〜3cmの小~中型菌です。傘は半円~扇形で柄は無く、表面は基部から中央にかけて軟...
きょうは、曇り時々雨が降り、一時晴間もありました(25.7~32.0℃/南南東風)。 樹液の出ている小楢の木に、コクワガタ(クワガタムシ科)がいました。カナブンに混じって、案外に何頭もいて、中には、「小」とは思えぬ立派な者が、一人夕風に吹かれていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州等の、主に低山帯の雑木林に生息する体長♂17 - 54.4㎜、♀21.5 - 33㎜の小-中型のクワガタムシです。成虫は5-9月に出現し...
きょうは、雨後晴れたり曇ったりでした(24.1~31.2℃/南東風)。 道端に、ユウガギク(キク科)が咲いていました。藪の暗がりに白々と、楚々とした白菊が、正に優雅に戦いでいました。東北~近畿の山地~平地の草原や田畑、池沼周辺、道端等に普通に生育する、草丈50-150cmの多年草です。長い地下茎があり、葉は薄く長さ7-8㎝幅3-4㎝の披針~卵状長楕円形で互生し、3-4対に切れ込んで、短毛がありざらつきます。葉の基部は楔形...
きょうは、晴れ後曇りました(22.1~29.0℃/南南東風)。 道沿いに、クズ(マメ科)の花が咲いていました。緑の葉に覆われながら、七夕の、薬玉の様な濃赤紫の花々が、強い芳香を放っていました。北海道~九州の他、中国~東南アジアに広く分布する蔓性の多年草です。葉は3出複葉で、小葉は草質で幅広く大きく、地面を這う蔓は、節から根を出して根付きます。根は非常に深く、長芋状になります。8-9月、穂状花序が立ち上がり...
きょうも、晴れてとても暑くなりました(25.4~34.6℃/南風)。 車道沿いのヤブガラシ(ブドウ科)に、コアシナガバチ(スズメバチ科)がいました。いつも巣作りや芋虫狩りの様子を見ますが、きょうは案外数多く、あちこちで様々な花蜜を啜っていました。全国の山地〜平地に生息するアシナガバチの仲間。成虫は4-11月に出現し、体長11-17㎜程で、全体が黒く赤褐色と黄色の斑紋がある。小型だが、攻撃性はやや強く、人家の軒下等に...
きょうも、晴れてとても暑くなりました(26.2~35.7℃/南東風)。 池に、シオカラトンボ(トンボ科)がいました。猛暑の下、元気に飛び回っていましたが、良く見れば水辺にじっと止まったままの者もいて、流石に暑気疲れかと思いました。北海道~沖縄の他、ロシア、中国、朝鮮等の、山地~平地の湿地や溜池、田圃等に生息する中型のトンボです。名は、雄が塩を吹いた様な体色になる事に因ります。4月中頃から現れて10月頃まで...
きょうは、晴れてとても暑くなりました(25.7~35.1℃/南東風)。 道沿いに、シロテングタケ(テングタケ科/テングタケ属)が生えていました。暑~い陽射しが、涼しい筈の森底まで届いて、折角の真白い肌も、日焼けをし過ぎた様に見えました。夏~秋、全国の山地~平地のアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林内等の地上等に散生~群生する、傘径6~10cmの大型菌てす。傘は釣鐘~平開し、後中央がやや窪み、表面は白く、粉状物質...
きょうは、晴れて暑くなりました(25.7〜33.6℃/南東風) 道沿いのシシウド(セリ科)に、花が咲いていました。真白い花玉が四方に広がって、猛暑の下でも、天空の銀河の様な爽やかさでした。本州~九州の他、中国等の山地の日当たりの良い草地等に生育する高さ1-2mの大形の多年草です。葉も大きくて互生し、2-3回3出羽状複葉で、裏面の脈上に毛があり、小葉は長楕円形で先は尖り細かい鋸歯があります。葉柄基部は鞘状に膨らみま...
きょうは、晴れて暑くなりました(24,8~34.9℃/南南東風)。 車道沿いに、オオハンゴンソウ(キク科)が咲いていました。鮮黄の花々が熱風に揺れ、この猛暑の下でも、向日葵の様に耀いていました。明治期に北米から渡来した帰化植物で、全国の道端、荒地、畑地、河川敷、湿原等様々な環境に生育する、高さ50-300cmの多年草です。根株から茎を叢生し上部で分岐し、下部の葉は長柄があり5‐7深裂し、裂片には粗い鋭鋸歯があります...
きょうは、雷雨後晴れたり曇ったりでした(24.7~29.3℃/南風)。 川沿いの木に、ミサゴ(ミサゴ科)が止まっていました。獲物を探す様に高みから睥睨していましたが、こちらに気付くと、鋭く怖い眼で睨まれてしまいました。極地を除くほぼ全世界に分布し、日本では留鳥として全国の海岸部の他、内陸の湖沼、広い河川、河口等に生息する、全長54-64cm、翼開張150-180cmのワシタカの仲間です。雌雄ほぼ同色で、背中と翼...
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きょうは、晴れ時々曇りました(19.4~26.4℃/北東風) 道沿いのヤブカンゾウ(ワスレグサ科)に、アシグロツユムシ(キリギリス科)の幼虫がいました。何故かどれもこれにもいて、燃える様な朱花に、翠玉の様な小虫が、煌きを放っていました。北海道~九州の亜高山~平地の道沿いの草木周辺に生息する体長30-35mmのツユムシ。成虫は8-11月に出現し、草食性で草の他、木の葉や花弁、若い果実も食べ、自分の抜殻以外の動物質は食...
きょうは、曇り時々晴れました(22.3~32.1℃/南西風)。 道沿いの草叢に、ナガメ(カメムシ科)がいました。何時見ても、籃胎漆器や伊達模様を思わせる、紅黒の衣を美しく光らせていました。中国等に分布し、日本では北海道~九州の山地~平地か草地等に生息するカメムシです。成虫は4-10月に出現し(年2回発生)、体長6.5-9.5㎜で、特徴的に橙地に黒紋、又は黒地に橙の条紋を持ちます。幼虫・成虫共に主にアブラナ科の様々な植物...
きょうは、雨が降ったり止んだりで、時折強い風が吹きました(21.6~31.3℃/南風)。 道沿いのトチノキに、ミヤマクワガタ(クワガタムシ科)♂がいました。樹液が出ている気配はありませんので、近くにそんな木があるのか、偶々止まっているのか分かりませんが、見事な大顎で周囲を威嚇していました。北海道~九州の山林に分布し、名前の通り標高の高い山間部に良く見られますが、低山地~平地にも生息する、体長♂43-72mm、♀32-3...
きょうは、曇って、雨が降ったり止んだりでした(22.5~27.9℃/南風)。 道沿いのリョウブ(リョウブ科)に、花が咲いていました。森の中では気付きませんが、林縁に出てふと見上げると、白筆の様な花々が、数多く見事なばかりに揺れていました。北海道南部~九州の他、朝鮮南部等の、明るい尾根や谷筋等に生育する、高さ3-7mの落葉小高木です。樹皮は縦長に薄く剥がれ、内皮は滑らかな薄茶褐色です。葉は長さ10cm、幅3cm程の...
きょうは、台風が近付いているとの事で、風が強く雨が降ったり止んだりでしたが、晩方には一時晴れました(21.9~26.7℃/東風)。 道端に、コヒルガオ(ヒルガオ科)が咲いていました。雨に濡れ、絹質の花冠に雫を溜めて、寂しい路傍に一人佇む麗人に見えました。本州~九州の他、東南アジアの路傍や草地等に生育する蔓性多年草です。葉は3-7cmの三角状鉾形で、側裂片が良く発達して普通耳形に2裂するのが特徴です。良く似たヒ...
きょうは、ここ数日の涼しさから一転、晴れて少し暑めながらも快適な観察会になりました(20.0~27.6℃/南東風)。近況報告や配布チラシの案内等あった後、早速の出発です。周囲ではニイニイゼミが良く鳴き、木々には空蝉も付いています。目の高さのネムノキの花、芝生のネジバナ、池の水蓮や飛び交うオオルリボシヤンマやショウジョウトンボ等トンボ達、蝶庭の花々、咲き初めのミヤギノハギ等眺めながら進むと、藪刈りを免れたヤ...
きょうは、曇って、午前中は時々小雨が降りました(18.6~22.6℃/南南東風)。 道端に、ヒメヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。花の少ない文月、曇天の森の底にひっそりと佇む、薄紫の可憐な小花は、重い心も爽やかにしてくれます。北海道~沖縄の他、東~東南アジアの、日当たりの良い林下や草地に生育する多年草です。葉は線形で長さ10-20cm、幅2-3mm。7-9月、葉より短い高さ10~15cmの花茎の先に、淡紫色の径1cm...
きょうは、晴れ時々曇りました(20.3~30.3℃/南南東風)。 道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲いていました。たった一株、一輪だけでしたが、その艶やかさと噎せ返る香りには、出逢う度に魅せられます。それにしても、蕾のうちから何株も刈り取って行く大馬鹿が絶えず、腹立たしく悲しいばかりです。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cm...
きょうは、曇って、一時小雨が降りました(21.6~26.0℃/東北東風)。 道端に、ヒダリマキマイマイ(オナジマイマイ科)がいました。小さな子供でしたが、傷ついた薄殻を背負いながら、葉の上を元気に這っていました。本州の東北~中部と周辺島嶼の山野に生育する、カタツムリの一種です。成貝は殻高33mm・殻径50mm程のやや高い円錐形の黄褐~褐色で、名前通りに左巻きなのが特徴です。軟体の背面は黒や黄褐色の斑点が点在します...
きょうは、晴れ時々曇って、一時小雨が降りました(25.5~32.9℃/南東風)。 川に、イソシギ(シギ科)がいました。岩の上に一羽、羽繕いしながら暫く居ましたが、尾羽の白さと黒斑が良く目立ちました。夏にユーラシア温~亜寒帯域で繁殖し、冬はアフリカ、オーストラリア、ユーラシア南部等へ南下越冬します。日本では中部~九州に周年生息し(留鳥)、中部以北では夏鳥として南下越冬。全長20cm、翼長29cm、翼開張38-41cm。上面は灰...
きょうは、曇り時々晴れて、蒸し暑くなりました(25.9~33.1℃/南南東風)。 沢沿いの道に、モクズガニ(イワガニ科)がいました。あっちこっちに何匹も右往左往していて、秋の移動の頃でもないし、何か危険な者から逃げているのか、日照りからより深い水辺への移動か、良い餌場でもあるのか、何故なのか?と考え込んでしまいました。北海道~沖縄の他、サハリン、ロシア沿海地方、朝鮮東岸、台湾等の、川、河口、海岸等に生息...
きょうは、曇り後晴れてとても暑くなりました(26.6~34.2℃/南南東風)。 道沿いの小湿地に、チダケサシ(ユキノシタ科)が咲いていました。遠くから見れば、白銀の樹氷群の様な趣ですが、近寄れば、花弁は白の他に薄紅や紫、葯は赤や青紫と、微妙な色合いの美しさでした。本州~九州の山野の湿った草地等に生育する、草丈30-80㎝の多年草です。茎や葉柄に長毛があり、葉は2-4回奇数羽状複葉で、小葉は長さ2-4㎝、幅2-3㎝の卵~...
きょうは、曇り後晴れました(26,6~32.0℃/南南東風)。 林縁の草原に、オカトラノオ(サクラソウ科)が咲いていました。原一面に、白く長い花穂が咲き群れて、幾重にも重なる白波が浜に寄せ来る様でした。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の日当たりの良い草原等に生育する、高さ50-100cmの多年草です。茎は立ち上がり、地下茎を伸ばして群生します。長楕円形で全縁の葉は茎に互生し、葉柄があります。6-7月に、茎先に白...
きょうは、晴れたり曇ったりで、蒸し暑くなりました(25.0~34.0℃/北西風)。 山のあちこちで、クマノミズキ(ミズキ科)の花が咲いていました。遠目には白い棚雲にも見えますが、中には浪裏の様な花群もあって、今にも大飛沫が上がりそうでした。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-16cm、幅3-7cm...
きょうは、曇って晩方に雨が降りました(24.3~31.8℃/南南東風)。 道沿いに、コフキコガネ(コガネムシ科)がいました。触覚が大きい♂でしたが、雨にも負けず、雫を飛ばしながら動き回っていました。本州~九州の山地~平地に広く生息する、体長25-31㎜の大型のコガネムシです。成虫は6-8月に出現し、コナラ,クヌギ等の葉を食べ、夜間灯火に集まります。体色は褐色で、頭部と前胸は色が濃く、上翅は淡色で灰黄色の短毛に覆...
きょうは、大体晴れました(23.7~31.1℃/南東風)。 道沿いのネムノキ(ネムノキ科)に、花が咲いていました。何時になく暑い日々が続いていますが、天上花を思わせるこの花が咲き出すと、正に真夏の到来を感じます。西~東アジアに広く分布し、日本では東北~沖縄の山野に生育する、高さ6-10mの落葉高木です。荒地に最初に侵入するパイオニア的樹木で、河原等にも良く生えています。葉は2回偶数羽状複葉。7-8月に、頭状...
きょうは、晴れ時々曇って、晩方に小雨が降りました(17.4~21.3℃/南東風)。 道沿いに、ヤブレガサ(キク科ヤブレガサ属)の花が咲いていました。地味な花ですが、コマルハナバチ(ミツバチ科マルハナバチ亜科)等の花蜂が飛び交って揺れて、光を浴びると、昼間の花火が煌く様でした。本州~九州の、山地の林下等に生育する茎高0.5〜1.2mの多年草。茎葉は柄があって2〜3枚が互生し、葉身は掌状に7〜9裂し、裂片は更に中裂。7〜10月...
きょうは、曇り時々晴れて、一時小雨も降りました(24.0~32.2℃/南南東風) 東屋に、エントツドロバチ(ドロバチ科エントツドロバチ属)がいました。板の隙間に、正に煙突状の巣があって、泥を咥えて手直しでもしている様で、穴に入っては又何処かに飛んで行って、それを何度も繰り返していました。北海道~九州の山野に生息する、体長16-19.5㎜のドロバチの仲間です。成虫は5-9月に出現し、全体が黒く、腹部に2本の黄色い帯が...
きょうは、晴れたり曇ったりでした(22.7~31.5℃/南東風)。 道沿いに、ツチアケビ(ラン科)が咲き初めていました。一株だけでしたが、真鋳の燭台の様な花房を立て、近寄れば、正に金色の蘭そのものでした。北海道~九州の森林内に生育する、高さ50-100㎝の蘭の仲間です。日本固有種。光合成を行う葉を持たない腐生植物で、ナラタケとラン菌根を形成し、養分の全てをこの共生菌に依存しています。初夏に鱗片葉が殆どない黄色い...
きょうは、大体晴れました(20.4~31.3℃/)。 池の畔に、コオニヤンマ(サナエトンボ科)が止まっていました。水面をくるくる回っていましたが、木の枝に止まると、少しずつ場所を変えながら移動しつつ、静かに佇んでいました。北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア等の、主に低山地の河川上~中流域に生息する、体長80-90mm程のトンボです。サナエトンボ科の中では日本最大種で、複眼が左右にやや広く離れて付くのも特徴...
きょうは、曇り時々晴れました(22.9~30.1℃/南南東風)。 樹液の出ている木に、オオムラサキ(タテハチョウ科)がいました。地味な柄の♀でしたが、大きくて、金蚊等他の虫達を蹴散らして、悠々と食事を続けていました。北海道南西部~九州中部の山地~平地の広葉樹林に生息する、前翅長43-68mmの大型のタテハチョウです。日本の国蝶。雄の翅は表面が光沢ある青紫色で、雌は雄より大型で暗色。成虫は7-8月に出現し、樹液に...
きょうは、曇り時々晴れました(23.1~28.2℃/南東風)。 道端の葉の上に、セミスジコブヒゲカミキリ(カミキリムシ科フトカミキリ亜科)がいました。小さいけれど触角が長~くて、名の通り背(胸)に三筋があって、髭に瘤があるので判りました。北海道(南部)~九州の、山地~低地の林内に生息する、体長10~20㎜の、瘤のある触角が特徴的なコブヒゲカミキリの一種です。成虫は6~8月に出現し、上翅は淡黄色と黒色の斑模様で...
きょうは、曇り時々晴れて、一時小雨が降りました(22.5~28.5℃/南南東風)。 道沿いに、ヒメヤブラン(ナギイカダ科)が咲いていました。むしむしした曇り空の下、薄紫の可憐な小花が、とても爽やかに佇んでいました。北海道~沖縄の他、東~東南アジアの、日当たりの良い林下や草地に生育する多年草です。葉は線形で長さ10-20cm、幅2-3mm。7-9月、葉より短い高さ10~15cmの花茎の先に、淡紫色の径1cm程の小花を疎に咲かせ...
きょうは、曇り時々晴れました(20.9~26.3℃/南風)。 道端に、モノサシトンボ(モノサシトンボ科)がいました。 近くには池も川もない乾いた場所でしたが、水色のストライプや点々が美しく、水辺を思わせる爽やかでした。北海道~九州の、山地~平地の挺水植物が繁茂し落葉の堆積した池沼周辺の林地等に生息し、岸近くに木立等のある薄暗い環境を好む、腹長31-39mmの大型のイトトンボです。 成虫は5-9月に出現し、細身で...
きょうは、雨後曇って、午後は晴れました(21.4~28.1℃/南南東風)。 道沿いの木に、ヒグラシ(セミ科)がいました。雌でしたが、近寄っても逃げもせず、何か変だなと思っていると、良く見れば片方の翅が半分欠けていて、触ろうとするとパタパタと、直ぐ下に落ちてしまいます。静かに元に戻しましたが、何とか一日でも長く生き抜いて欲しいと思いました。中国等に広く分布し、日本では北海道南部~奄美大島の広葉樹林や杉、桧...
きょうは雨の予報もありましたが、曇り後晴れて、少し暑めながら快適な観察会になりました(21,4~27.6℃/南東風)。近況報告や配布チラシの案内等あった後、早速の出発です。目の高さのネムノキの花、芝生のネジバナ、池の水蓮や飛び交うショウジョウトンボ等トンボ達、蝶庭の花々、菌従属の蘭・ツチアケビ等眺めながら進むと、周囲は(資料で紹介の)ニイニイゼミの蝉時雨で、試しにと木々の幹を調べると、そこら中に泥付きの小さ...
きょうは、晴れ時々曇りました(20.3~30.3℃/南南東風)。 道沿いに、ヤマユリ(ユリ科)が咲いていました。街中に近い事もあって、盗掘、採集、藪刈り等が絶えず、すっかり少なくなってしまった当種ですが、車道沿いで出逢う艶やかな大華には、噎せ返る香もあって、心踊ります。日本固有種で、本州の東北~近畿の山地の林縁や草地に生育する、草丈1-1.5mの多年草です。茎は地下の鱗茎から出て、長さ10-15cmの披針形で短柄のあ...
きょうは、晴れ後曇って一時雨が降り、又晴れました(21.3~27.2℃/南南東)。 道端に、アオヤギソウ(シュロソウ科)が咲いていました。緑色の保護色の様な目立たない花ですが、近寄れば、金色の葯を付けて、青金蚊の様に輝いていました。北海道~本州中部の、山地の林内や湿った草原に生育する高さ0.5-1mの多年草です。葉は無毛で、茎の下部に2-3葉集まり、長さ20-30㎝の長楕円形です。基部は鞘になって茎を抱きます。茎の...
きょうは、雨後曇りました(22.0~27.0℃/南風)。 道沿いに、クモキリソウ(ラン科)が咲いていました。地味な蘭で、しかも一株だけでしたが、雨の中、大岩を背にすっくと立ち上がって、その存在感はただならぬものがありました。北海道~九州の他、朝鮮、クリル等の、山地の薄暗く少し湿った広葉樹林内に生育する、花茎10-20cmの多年草です。長さ5-12㎝で広卵形の葉が根元から2枚出て、縁が細かく波打ち、葉脈の網目がはっき...
きょうは、雨が降ったり止んだりでした(22.8~28.7℃/南風)。 道沿いのニワトコ(スイカズラ科)に、実が生っていました。雨の中、真赤な実が遠くからも良く目立って、近寄れば、洗い小豆の様に濡れ光っていました。北海道~九州の他、朝鮮等の山野に生育する、高さ3-6mの落葉低木です。若枝は淡緑~淡褐色で、古枝は灰褐色の樹皮が縦に裂け、コルク質が発達します。葉は奇数羽状複葉で対生し、小葉は2-3対あります。4-5...
きょうは、雨後曇って、一時晴間もありました(22.9~27.6℃/西風)。 道沿いのヒメコウゾ(クワ科)に、実が生っていました。若いのと熟したのの違いに吃驚しながら、雨に濡れた紅く瑞々しい実を一つ試食すると、毛が気になるものの、甘い果汁が口一杯に広がりました。本州~九州の他、朝鮮、中国中南部の低山地の林縁等に生育する、樹高2-5m程の落葉低木です。雌雄同株。長さ5-15㎝の葉は歪んだ卵~広卵形で、時に2-5片に深...
きょうは、雨が降ったり止んだりでした(23.2~30.0℃/北風)。 道沿いの小湿地に、チダケサシ(ユキノシタ科)が咲いていました。白や薄紅に染まった花々が群れ立って、風が吹くと、妖精の様に揺れ舞っていました。本州~九州の山野の湿った草地等に生育する、草丈30-80㎝の多年草です。茎や葉柄に長毛があり、葉は2-4回奇数羽状複葉で、小葉は長さ2-4㎝、幅2-3㎝の卵~倒卵形で、葉先は尖らず、縁は重鋸歯。7-8月、円錐花序を...
きょうは、曇り時々晴れて、とても暑くなりました(24.4~34.8℃/西風)。 道沿いのコクサギの葉上に、マエカドコエンマコガネ(コガネムシ科ダイコクコガネ亜科)と思われるコガネムシがいました。何時もなら糞等にいる虫ですが、コクサギの強臭に誘われたのか(食草なのか?)、緑の絨毯にちょこんと、漆黒の小さな体を光らせていました。北海道〜九州の高山地~低地の林内~草地に広く生息する、体長4.2.~8.5mmのコエンマコガネの仲...
きょうは、晴れ後曇りました(22.7~29.8℃/南南東風)。 道沿いに、ツチアケビ(ラン科)が咲いていました。数株だけでしたが、真鋳の燭台の様な花房に、優美な灯を点していました。北海道~九州の森林内に生育する、高さ50-100㎝の蘭の仲間です。日本固有種。光合成を行う葉を持たない腐生植物で、ナラタケとラン菌根を形成し、養分の全てをこの共生菌に依存しています。初夏に鱗片葉が殆どない黄色い花茎を伸ばし、四方に複総...
きょうは、晴れ後曇って暑くなりました(23.4~32.5℃/南南東風)。 藪のオオイタドリの葉上に、マメコガネ(コガネムシ科スジコガネ亜科)がいました。何時行っても大抵雌雄でいるのですが、きょうも葉を食べながら、宝石の様な姿で仲良く睦んでいました。北海道〜九州の、山野の林縁や藪地等に生息する、体長9-13㎜のコガネムシの仲間です。成虫は 5-10月に出現し、胸部が緑で、前翅が茶~緑色、マメ科植物やブドウ類、ヤナギ類、...
きょうは、晴れ時々曇って、暑くなりました(22.0~31.9℃/西北西風)。 道沿いのムラサキシキブ(クマツヅラ科)に、花が咲いていました。ヤブムラサキを追う様に、紅紫の花に黄の葯も鮮やかに、しかも歌人の如く気品高く佇んでいました。北海道~沖縄の他、朝鮮等の低山の森林に生育する高さ3m程の落葉低木です。小枝はやや水平に伸び、葉はを対生し、長さ-13cmの長楕円形、鋭尖頭で細鋸歯があります。6-7月頃、葉腋から対にな...
きょうは、晴れ後曇って、後雨が降りました(18,6~27.6℃/南南東風)。 林縁の草原に、オカトラノオ(サクラソウ科)が咲いていました。漸く梅雨っぽくなった空の下、純白の花序を長く垂らし、近寄れば、爽やかな花々が皆空を見上げていました。北海道~九州の他、朝鮮、中国等の山野の日当たりの良い草原等に生育する、高さ50-100cmの多年草です。茎は立ち上がり、地下茎を伸ばして群生します。長楕円形で全縁の葉は茎に互生...
きょうは、曇り時々晴れました(20.8~27.6℃/西北西風)。 道端の葉の上に、キマダラセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科)がいました。朱さに魅かれて近付くと、あっと言う間、何処かに弾丸の様に飛び去りました。インド東部~中国、朝鮮、ロシア極東等に分布し、日本では北海道〜九州の山地~低地の草原や河原、林縁度に生息する、体長(前翅長)13-17mmのセセリチョウの仲間です。成虫は6-9月に出現し、茶褐色地に黄色の粗...
きょうは、曇り後晴れました(22.9~29.1℃/南南東風)。 池の端に、ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)が咲き始めていました。何時もは群生の、周囲の藪はすっかり刈り払われてしまいましたが、僅かに残る朱い花が、真夏の到来を告げる様でした。有史以前渡来の中国原産とも言われ、日本では北海道~九州の日当たりの良い草地等に生育する、草丈50-100cmの多年草です。葉は根生し、長さ40-60cm幅3㎝前後の広線形。3倍体の為結実せず...
きょうは、曇り後雨が降りました(20.1~27.2℃/南風)。 山のあちこちで、クマノミズキ(ミズキ科)の花が咲いていました。遠目には白い棚雲にも見えますが、近寄れば、星砂を思わす象牙色の小花が無数に散らばって、小虫を呼ぶ優しい香を漂わせていました。本州~九州の他。朝鮮、中国、ヒマラヤ等の山地の谷沿い等に生育する、樹高8-12mの落葉高木です。葉は卵~楕円形で、先は長い鋭尖頭で基部は楔形で全縁。葉身は長さ6-...