R18BL・ML小説と人形劇のブログサイトです。 俺様攻めx健気受け多め。
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光秀公記終幕『方舟5』信長x光秀恋物語 やがて訪れた大晦日、弥平次は利三と共に光秀の供をして坂本へ戻っていた。坂本で夫の留守を預かっていた煕子は、そろって顔を見せた倫子と光…
[画像] 「ども、ベランダの耐震補強工事に伺いました」 額にタオルを巻きつけたその男がニッと笑うと、八重歯が大きな口から覗いた。肩につくかつかないかと言った長さのくせのある茶色…
『純恋カルテ2』 「しかしなに者なんだ、あいつ——南雲海は」 注射箋を書き終えて、ボールペンをカルテの上に転がす。 昨日の失礼極まりない男の幸せそうな笑顔が、頭を離れない。な…
『純恋カルテ3』 それからの数日間は、目の回る速さですぎて行った。 病院にいると、一日経つのがあっと言う間だ。通常の病棟業務に加え、外来診療とオペが隔日で交互に入り、夜は夜で…
『純恋カルテ4』 「お疲れ様でした」 「お疲れ」 午後七時すぎ、日勤の医師達が医局を出て行く。 一人残った僕は、パソコンの前に座って明日の検査情報を確認していた。まだ五月だと言…
『純恋カルテ5』 「お客さん、大丈夫ですか?」 「大丈夫だ。もうここで結構」 タクシーの運転手に代金を支払う。運転手が釣銭を漁るのを待ちもせずに、僕は車を降りた。 なんだか全て…
『純恋カルテ6』 「どうした?」 海の手を取り、寝室のドアを押す。ベッドに腰かけ、灯りをつける。サイドランプの間接光が、硬い表情をした海のシルエットを、淡く浮かび上がらせる。 …
『純恋カルテ7』 「うっ……ん?」 カーテンの隙間から差し込む陽光が頬にあたる。まだ眠いのに、うっとおしい。 「ん?」 眠い目を擦りながらブランケットから手を出してベッド脇のサ…
『純恋カルテ8』 「と言うわけで、明日患者様の入院後すぐに肝生検を予定しています。栄養状態や異常行動の有無には、特に注意して下さい」 肝硬変に関する資料をナース達に手渡し、僕は…
『純恋カルテ9』 「あれは高三の夏だった。大きな台風が来て、家の屋根が吹き飛んじゃってさ。修理に来てくれた棟梁は大丈夫かってくらいのじいさんで。高校出るとみんな都会へ出て行くか…
『純恋カルテ10』 午後の診療を終え診察室を後にした僕は、白衣のポケットに入れた三色ボールペンをカチカチさせながら、二階への階段を上がっていた。 なんでもいいからなにかしてい…
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