ガンを起こす原因物質には大きく分けると2つの種類があって、1つを発ガンイニシエーター、もう1つを発ガンプロモーターと言います。 発ガンイニシエーターは、細胞内の代謝産物や、食事や呼吸などによって体の中に入ってしまった化学物質の中で、DNAに直接損傷を与える力を持つ物質のことを言います。 また、発ガンプロモーターは、DNAに直接損傷を与える力はありませんが、細胞の細胞膜を傷つけることで細胞を弱らせる等して、間接的にDNAに損傷を与えてしまう可能性のある物質を言います。 これらの組み合わせによって、ガンが発生する ガンは、発ガンイニシエーターによって遺伝子に変異が起こり、さ..
過去に行われてきた日本におけるガン政策では、ガンの早期発見に着目し、ガン検診を行うことで死亡率を減少させようとしてきました。 昭和58年の老人保健法施行以来、全国的な胃がんおよび子宮頸がん検診が行われてきました。 その結果、肺がんや大腸がん検診の受診率はやや増加しきたものの、それ以外のガン検診の受診率はどれも低いもので、この現状では早期発見によってガンの死亡率を減少させるには、まだまだ課題がある状況だということがわかってきました。 一方で、イギリスやアメリカにおけるガン検診の受診率はとても高く、日本で受診率の低い乳がん検診で60%以上、子宮がん検診では80%以上と、かなり高い..
現在、日本人のガンによる死亡者数は年間30万人を超え、日本人の死亡原因の第1位をガンが占るようになっています。(平成16年度(2004年)厚生労働省発表) 成人の3人に1人がガンに罹患する時代になったことから、多くの人々の関心事は、ガンを治すにはどうすればいいか?ガンにならないためにはどうすればいいか?ということだと思います。 ガン対策は、国をあげても進められていて、平成18年3月に厚生労働省から発表された新たなガン政策である「第3次対ガン戦略」によると、ガン治療に最も大切なものは、 1.ガン研究の推進 2.ガン医療の向上とそれを支える社会環境の整備 3.ガンの予防..
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