読書 ： 幻夜 東野圭吾 ★★★★★

社会派ミステリー、絶対おすすめ。損させません。言い切りました。言い切りたい。いや～次に読むべきミステリーが……、これほどの本に出会えるか心配です。なんといっても主人公：美冬に魅了。女って怖い。内容もそうであるが、本自体にも重量感あります。一気に引き込まれてしまいます。寝不足覚悟で、読み始めてくださいね。こんなに褒めちぎっていいのだろうか。本文から、お気に入りの美冬の言葉「トラウマ？」美冬は吹き出した。「何かっていうとその言葉を持ち出してくる人が多いわね。幼い時に何か傷つくことがあって、それが私を操っているというわけ？そんな安っぽいストーリーは勘弁してちょうだい」読書：幻夜東野圭吾★★★★★

映画 ： ゲド 戦いのはじまり 2004年 アメリカ

久しぶりにブログを書いています。本を読まなかったり、映画を観なかったりしていたのではなく、ただ、ブログを書く時間的・気持ち的にゆとりがなかっただけ。そうなんです、平常時でなかったのでした。肉体は風邪症状（のど・はな・せき・腰痛）で弱ってしまい、精神はある重要な事を決断する不安でくたくた状態であった。やっと、平常時に戻りました。映画のお話。この映画は、人間だれもが持つ「邪悪な心」をどのようにして取り込む事になってしまったかを描いたのではないだろうか。「永遠の命」を望むあまりに「邪悪な魔物」に取り付かれ、平和を望む心のよりどころとして「祈りの力」と「魔法の力」を選択するのであった。なんだか、人間って複雑な生き物なんですね。映画：ゲド戦いのはじまり2004年アメリカ

読書 ： どれくらいの愛情（その他3編） 白石 一文

独立した4編であるが、作者があとがきで書かれている共通のテーマ「目に見えないものの確かさ」が描かれている。それは、人を愛し、一生懸命生きている人の姿を描いているのだが…。①20年後の私へ20年前に自分宛てに書いた手紙に励まされるお話でした。つまるところ、小さなビルの一室で、まるで冷蔵庫の中で忘れられた野菜みたいに自分は萎びていくのだろうかと、落ち込んでいる自分を自らの手紙で激励するのである。幸せとは、誰かにしてもらうのではなく、自分だけの幸せもなく、誰かを幸せにしてやる事。？？なんだかな。②たとえ真実をしっても彼は真実の絶望こそが、人間の真実の愛を与え得る。この意味、最後まで理解できなかったな。嫉妬とい感情が、愛情に変化するとも思えないし。共感できないお話でした。③ダーウィンの法則②のお話よりさらに共感できない...読書：どれくらいの愛情（その他3編）白石一文

映画 ： 羊たちの沈黙 1991年 アメリカ

たまには昔の名画でも観てみようかと選んだタイトル「羊たちの沈黙」とは、ヨハネの黙示録に基づいているそうだ聖書からヒントを得た作品なのだろうか連続殺人犯の精神状態は同類の殺人犯のみが心理分析ができるさらにその分析する殺人犯は元精神科医であったというなんとなくすんなりと理解してしまう設定心理分析の結論はアウレリウスの哲学書「物事の本質を探れ」そして、それは極度の切望なのだ人間の極限的内面を描いたとても楽しめる映画であったアウレリウスの言葉「まず最初に何物にも煩わされない心を保つことだ。次に、物事を真正面から見つめ、それが何のためのものなのかを知ることだ」映画：羊たちの沈黙1991年アメリカ

物語 ： 深層心理物語（4） 夢路獏

百の言葉よりひとつの絶えざる行為がいかに大切かなんて今まで考えたことなどなっかた。謙虚さやひたむきさを失っていた。大切なものを失いかけている自分に気づいたがどうすればいいのかわからない。自分自身の中で見つけ出さなくては。余計なものをそぎ落としまだみぬ未来におびえる事などないのではないか。そうだ、自分の得意な事をするのが幸福であり、楽しく生きることなのだ。嫌で不得意な事などしなくてもいいのだ。答えが見つかったところで今日も寝ることにしよう。朝になったら目覚めることを祈って。物語：深層心理物語（4）夢路獏

映画 ： 美しき運命の傷痕 2005年 フランス

恐ろしいほど静かな映画でした。深層心理を映像で表現するすばらしさ、言葉より人の表情としぐさで伝える技術に感動です。ミネラル・ウォーター(evian)のラベルを裏側からnaive(お人よし)と読ませる。そして男は女に「水を金で払う君さ」と告げて別れる。この深い意味、理解できますか。幼い頃に愛情に傷ついた幸せに縁遠い三姉妹は余命わずかな母親の言葉「それでも…何も後悔していない」に重みを感じて、こ映画は閉じられた。最近観た別の映画「追憶の街」からは、愛は自由。心の奥底にある思いは誰にも消せない。人の営みは全てが錯覚で心理現象に他ならないのです。そうおもいませんか？不条理が人に与えられた運命であるならば、諦めるというより、受け入れるのです。映画：美しき運命の傷痕2005年フランス

物語 ： 深層心理物語（3） 夢路獏

割り切れない感情が複雑に絡み合う素直に進むべき事柄が滞る。末期が訪れている、ここでとるべき行動は…冷静に、感情を表さず、普段と同じに振舞う。夢、最近変な夢をみる。・双子がバスの中で、ワイシャツにアイロンをかけている・自分を正当化する醜くい姿をみてしまった・ボールを飲み込んで苦しむ自分何を暗示しているのだろうか。何か見えてくる？目を閉じた時に。物語：深層心理物語（3）夢路獏

読書 ： 天使のナイフ 薬丸岳

社会派ミステリーで江戸川乱歩賞を受賞した作品犯罪被害者と少年法をサスペンスとミステリーで描かれており、次から次へ事件が起き、新しい事実が発覚し、ドラマティックな展開。退屈することなくいろいろと考えさせられながら読めました。罪と贖罪の意味を問う。少年の可塑性。突然事件に巻き込まれてしまう。誰にでも起こりえる。たまたま事件に遭遇せずに幸運にも出会っていないだけ。当事者にならなければ、本当のところ考えれないだろう。人間社会では、感情だけで行動しては成り立たない事は十分に理解できるが、どうしても抑えることができない感情もあるだろう。本文から、「大切な人にされたことと同じ思いを味わせてやりたいと思うことは、しごく正直な気持ちよ。だけどほとんどの人間は、じっとその気持ちを抑えつけているの。これ以上大切なものを失いたくないか...読書：天使のナイフ薬丸岳

映画 ： Because of Winn-Dixie 2005年 アメリカ

孤独な私を見つけてくれた、友達を作るのがうまいワンちゃんのお話。ワンちゃん繋がりで知人の輪が広がるのではなく、ワンちゃんに惹かれて人の輪が生まれる心温まるお話なのである。やはり犬は人間を友と認めてくれているんだね。格言「旅立つ者は引き止められない、優しくできるのはそばにいる間だ。」映画：BecauseofWinn-Dixie2005年アメリカ

映画 ： The Librarian 伝説の秘宝 2004年 アメリカ

TheLibraian：司書（図書館に基づき、図書資料の整理・保管・閲覧などに関する専門的事務を行う者。）世界を支配できるという伝説の秘宝「ロンギヌスの槍」。ナポレオンもあのヒトラーも手にしたって本当なの？その槍を探し求める司書のアドベンチャー＋アクション映画。他のアドベンチャー映画で観たことがある場面、そしてストーリーも……。初めて観た映画じゃないみたい。切り貼りしてつくった様な映画。オリジナリティーの無い映画。でも、はらはらどきどきしない不思議なアドベチャ－映画でした。映画：TheLibrarian伝説の秘宝2004年アメリカ