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  • ヒエンソウ(飛燕草)

    図書室の前の広場に変わった形の花びらの花が咲いていました。1m近くあって細くて大きいです。セリバヒエンソウを見ていたのですぐにヒエンソウの仲間とわかりました。ツボミがイルカのような形です。帰って調べると・・・学名も和名も混乱しています。ヒエンソウ。漢字で、飛燕草。と言うのと、チドリソウ。漢字で、千鳥草。どっちが別名の和名かわかりません。学名も種小名は同じですが属名がDelphiniumとConsolidaの2つあり、和名の属名がはっきりしません。とりあえず、キンポウゲ科デルフィニウム属またはヒエンソウ属またはチドリソウ属です。さらに、園芸種名はラークスパーと呼ばれています。葉っぱは掌状に細く裂けて、独特です。有毒植物なので取り扱いには注意が必要です。やはりキンポウゲ科は危ないです。あくまで観賞用ですね。隣に白い...ヒエンソウ(飛燕草)

  • エケベリア

    図書室に行く途中で、おかしな花を見ました。エケベリアという植物だそうです。多肉植物と言うそうで、ベンケイソウ科エケベリア属です。サボテンとかの括りになるようです。園芸品種なので、園芸品種名が多くて正式な名前は分かりませんでした。多肉植物は、花を見るのではなく葉を見るようで、花から調べるのにちょっと苦労します。(CanonIXYDIGITAL510IS)エケベリア

  • ユキノシタ(雪の下)

    ユキノシタ。漢字で、雪の下。ユキノシタ科ユキノシタ属の走出枝を持つ種です。6月に近づくとよく見かける花です。花と葉っぱの印象が結びつきませんね。花は上に3枚の小さな花びら、下に長い2枚の花びら。上の3枚に赤と黄色の斑点模様と子房を覆う黄色いカバー(花托が大きくなって花盤になって子房を覆っている)が可愛さを引き立てています。写真で花の後ろに写っているのがユキノシタの葉っぱです。ユキノシタとホソヒラタアブです。ホソヒラタアブはよくホバーリングして空中で静止していますね。ユキノシタとヘビイチゴです。(CanonIXYDIGITAL510IS)ユキノシタ(雪の下)

  • ギンラン(銀蘭)=千葉市最重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

    5月の連休、ハナイカダの雌花が一枚の葉にいくつあるか数えに行きました。その帰り、ハナイカダから20mくらいのところの切り通しの崖の土留めに小さな白い花がありました。こんなところにギンラン?立ち止まって見入ってしました。まさかのギンランです。本当にひっそりと咲いていました。ギンラン。漢字で銀蘭。ラン科キンラン属の直立した種です。キンラン同様に菌従属栄養植物ですが、菌の依存度はキンランより高いそうです。ちょっと菌依存栄養植物の説明します。キンラン、ギンランは100%の菌依存ではないので、光合成からも栄養を作っています。菌は光合成で作られた栄養の一部をもらって、キンラン、ギンランは菌から栄養をもらっています。搾取しているわけではなく共生しています。植物は地上部が枯れてしまっても翌年以降に芽を出す可能性がります。枯れて...ギンラン(銀蘭)=千葉市最重要保護生物指定種~千葉市緑区

  • マムシグサ(蝮草)

    撮影記録ログをみると2018年5月1日にマムシグサを見られたようなので、ちょっと早い2019年4月23日に探しに行きました。マムシグサを見た場所は、農道を挟んで東側が田んぼで西側が雑木林のちょっと開けたような空間のある雑木林の中でした。目的の場所に着いて雑木林の中を覗き込むとあたり一面ホウチャクソウで覆われていました。こわごわ雑木林の中に入っていき探すとありました。マムシグサの芽です。芽が出たばかりなのでもう一度来ることにしました。場所がわかれば農道からでも確認できました。2019年5月10日。大きくなっただろうマムシグサを見に行きました。農道からでも立派になったマムシグサを確認できました。こわごわ雑木林に入って近くで見ました。マムシグサなのだけど種類はよく分かりません。2018年は種類が分からず記事を断念しま...マムシグサ(蝮草)

  • キンラン(金蘭)=千葉市最重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

    東西の都川に挟まれた下総台地の南端部に位置するこの雑木林は、千葉市では貴重な自生する生物の発見があります。倒れた木のその後を見に雑木林の林道を進んで行くと黄色い花が目に付きました。2株の黄色い花がありました。写真では手前と奥にあります。近くによってびっくり。キンランです。キンラン。漢字で、金蘭。ラン科キンラン属の小さな鎌の形をした種。千葉市レッドリストで、カテゴリーA・最重要保護生物に指定されています。手前のキンラン。ラン科は菌従属栄養食物ですが、キンランは栄養のおよそ半分を菌に依存しています。そのため、長期の保存には菌根菌と菌根菌を持っている樹木もいっしょに保存する必要があるそうです。奥のキンラン。この可愛い黄色の花を毎年見るためには、この山の保全が大切なんですね。(CanonIXYDIGITAL510IS)...キンラン(金蘭)=千葉市最重要保護生物指定種~千葉市緑区

  • ハナガサギク=特定外来生物指定種 ~ 学名から解説

    ハナガサギク、漢字で花笠菊。別名はヤエザキハンゴンソウです。ヤエザキハンゴンソウはハンゴンソウの八重咲き種ではなくオオハンゴウソウの八重咲き種です。説明に行く前に、環境省のホームページ、日本の外来種対策の特定外来生物のページにオオハンゴンソウ、ハナガサギク、ヤエザキハンゴンソウと書かれているので特定外来生物指定種です。名前が違うじゃないかと思われる方がいると思います。オオハンゴンソウもハナガサギクもヤエザキハンゴンソウも日本名であって、正式な生物名ではないのです。そこを理解してください。オオハンゴンソウとハンゴンソウは生物的にキク科という分類が同じだけで関係はありません。日本名から想像するとハンゴンソウの大きいのがオオハンゴンソウになるけど、似ているのは葉っぱだけで花はまったく違う形をしています。ただ単に葉っぱ...ハナガサギク=特定外来生物指定種~学名から解説

  • 草むらの中にジャーマンアイリス、ひと株。

    家の前の空き地は草むらに変貌しました。見ると、草と草の間から草むらには不似合いな派手な花びらが見えました。ジャーマンアイリス。漢字で、ドイツ文目。アヤメ科のドイツ産のアヤメ属の種です。隠れて見えなくなりそうです。つぼみをたくさん持っているので、まだまだ咲きそうです。アヤメ(千葉市レッドリストにおいてカテゴリーX、消息不明・絶滅生物)は千葉市には生息していないので見たときはありませんが、アヤメは湿地ではなく野原に咲くそうです。このジャーマンアイリスのように草と草の間から顔を覗かせて咲いているのでしょうか。(CanonIXYDIGITAL510IS)草むらの中にジャーマンアイリス、ひと株。

  • 白い花のユウゲショウ(夕化粧)

    普通のピンク色の花のユウゲショウの中にひと株、白い花のユウゲショウが咲いていました。ピンク色の花は可愛いけど、白い花は清楚ですね。(CanonIXYDIGITAL510IS)学名から日本名を調べるとユウゲショウでした。アカバナユウゲショウやベニバナユウゲショウはユウゲショウの日本名の別名になるようです。白い花はシロバナユウゲショウと呼ぶらしい。なんでもありにそうですね。アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の赤い花の記事もよろしかったら見てください。白い花のユウゲショウ(夕化粧)

  • シュンラン(春蘭)2019=千葉市重要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

    「ボクはシュンランです。よろしくです」シュンラン。漢字で、春蘭。別名、じじばば。ラン科シュンラン属で種小名は19世紀のドイツの化学者・植物学者ゲーリングさんの名前がついています。2018年に4個くらい咲いているの見つけたときはうれしかったですが、2019年はなんと14個も咲きました。まったく手入れしていないのにいっぱい咲いたのでびっくりです。小さいプランタにたくさんのシュンラン。ラン科特有の栄養源を光合成以外に菌類からも得ているので、栄養源不足かも。長い葉がシュンランの葉です。別名の「じじばば」の由来は大小2つ仲良く咲くので、その姿が仲のいいおじいさん、おばあさんのように見えることからだそうです。カップルで咲く仲良し。「おにいちゃんといっしょです」(CanonIXYDIGITAL510IS)(2019年3月10...シュンラン(春蘭)2019=千葉市重要保護生物指定種~千葉市緑区

  • ニワゼキショウ(庭石菖)(赤紫色)

    遊歩道の階段を上っている途中で赤紫色の花を見つけました。真ん丸い実をつけているニワゼキショウ。ニワゼキショウ。漢字で、庭石菖。アヤメ科ニワゼキショウ属のロゼットの中で生まれた種です。園芸品種として明治時代に渡来した北アメリカ原産の1年草で一日花の帰化植物です。学名はアメリカの植物学者ビックネルさんが命名しました。日本のニワゼキショウの学名の種小名はrosulatumで、アメリカのニワゼキショウの学名の種小名はatlanticum(大西洋の)で多年草で雌しべが長いそうです。ちょっと混乱していますね。園芸品種からはずされた赤紫色のニワゼキショウ。学名の種小名の「ロゼットの中で生まれた葉」の由来。ロゼット状の細長い葉から茎が立ち上がってます。アヤメ科なので外花被片3枚、内花被片3枚の花びらです。(CanonIXYDI...ニワゼキショウ(庭石菖)(赤紫色)

  • アメリカフウロ(亜米利加風露)

    あの「ワルナスビ」の名付け親の牧野富太郎先生が、昭和初期に京都で発見したフウロソウです。アメリカフウロ。漢字で、亜米利加風露。北米カロライナ産のフウロソウ属の種です。学名の小種名が北米カロライナ産です。日本固有のフウロソウは地域による変種が多くエゾフウロを基本種(母種)として、ハクサンフウロ(伊吹山から東北にかけての高地)、イブキフウロ(滋賀県伊吹山)、ハマフウロ(本州北部から北海道にかけての海岸)、オガフウロ(秋田県男鹿半島)などがあるようです。特異な地域に行かなければ見ることが出来ないフウロソウですが、アメリカフウロは日本各地どこでも繁殖しているので見ようと思えば見られます。フウロソウの謂われ、和名の風露はなぞです。草地を風露と呼んだということも書かれていましたが、一般に浸透していません。ゲンノショウコと同...アメリカフウロ(亜米利加風露)

  • ハナイカダ(花筏)の雄花と雌花 ~ 葉から花

    2018年の7月。ハナイカダの実を見て、春に花を見ることが出来なったことを悔しく思い、来年(2019年)の春には絶対に見る!と決意して、見ることができました。4月の中旬から新芽が出ると共に雄株の葉に雄花のつぼみがついているのが見られました。雄花から1週間くらい遅れて雌株の葉に雌花のつぼみが見られました。雄花はひとつの葉にたくさん咲きます。雌花はひとつの葉に1個か2個しか咲きません。つぼみの付いた雄株の葉つぼみの付いた雌株の葉雄花のつぼみ雄花のつぼみ雌花のつぼみ雌花のつぼみつぼみの期間は雄花、雌花とも10日くらいありました。雄花は花びらが3~4枚で、雄しべは3~4本です。雄花雄花雌花は花びらが4枚で、中央に雌しべがあって柱頭は4裂しています。雌花雌花蜜が豊富なのか甘いのかアリが花に顔を入れていました。でも、雄株と...ハナイカダ(花筏)の雄花と雌花~葉から花

  • セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)

    田んぼと雑木林に挟まれた農道に変わった形の花がさていました。セリバヒエンソウ。漢字で、芹葉飛燕草。明治時代に渡来した中国原産で、キンポウゲ科ヒエンソウ属のセリ科のシャク属の葉に似た種です。和名通りツバメが飛んでいるような形の花ですね。学名に付いているシャク属とは世界に20種、日本ではヤマニンジンの1種しかない属です。単純明快に「セリの葉に似た」ではだめだったんでしょかね。ヤマニンジンは見たことがないけど、セリバ(芹葉)という名前通りセリの葉に似ています。学名の属名Delphiniumはイルカのことで、つぼみがイルカに似ているから付いたそうです。つぼみはイルカのよう。それにしても見れば見るほど変わった形の花びらです。調べてみると、花びらに見えている外側の5枚はガクで、外側の上の1枚から筒状の距(きょ)が飛び出して...セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)

  • ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)=千葉市要保護生物指定種 ~ 千葉市緑区

    どこにでもあるけど自分はまだ名前を知らない。そういう植物の名前は調べるとわりと早くわかります。そのような植物の写真を撮っているつもりなんだけど、中には何度も図書館やネットの図鑑を調べてみるけど、なかなかわかりません。わかったときはすごくうれしいです。この植物は名前がわかるまでに10日もかかってしまいました。ツルカノコソウ。漢字で、蔓鹿の子草。別名、ヤマオミナエシ(山女郎花)。オミナエシ科カノコソウ属のはなはだ軟弱な種。ロシアの植物学者カール・ヨハン・マキシモヴィッチさんが命名しました。学名の最後に、「Maxim.」と表記されていればこの先生が名付け親です。千葉市2004年版レッドリストにカテゴリーC・要保護生物の指定種として記載されています。湿気の多そうな日陰の雑木林の林縁に白い小さな花をたくさんつけて咲いてい...ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)=千葉市要保護生物指定種~千葉市緑区

  • ヤエムグラ(八重葎)の疑問

    ヤエムグラの花は花径2mmの小さい花です。ヤエムグラ。漢字で、八重葎。アカネ科ヤエムグラ属の雑種の種で刺のあるもの。ヤエムグラは道端や雑木林の林縁部に生い茂っている双子葉植物です。片仮名で表記された「ヤエムグラ」は何か日本の植物ではなくて西洋ぽいですね。実際、自分は近年に渡来した帰化植物かと思いました。何を意味するかまったく想像できなかったからです。今回は、勝手にヤエグラムの疑問と称して疑問を解いていって見ましょう。疑問1.和名漢字の葎(むぐら)って何?「葎」、初めてみた漢字で意味もわかりませんでした。「葎」は生い茂って藪のようなつる草の総称です。疑問2.八重ってどこを指すの?葉っぱの数と考えられますが、「幾重にも重なって茂っている」の意味です。疑問3.学名がGaliumspuriumvar.echinospe...ヤエムグラ(八重葎)の疑問

  • 金平糖が咲いている、ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)

    金平糖が咲いているような花を農道の脇に見かけました。ケキツネノボタン。漢字で、毛狐の牡丹。キンポウゲ科広東のキンポウゲ属。和名はキツネノボタンとケキツネノボタンを毛があるかどうかで見分けていますが、学名は毛のあるヤマキツネノボタンを基本種(母種)と考えているので、毛があるかどうかでは同定を考えていません。ケキツネノボタンは葉の裂片は重なりません。金平糖がいっぱいです。金平糖にタンポポの綿毛がくっついています。(CanonIXYDIGITAL510IS)金平糖が咲いている、ケキツネノボタン(毛狐の牡丹)

  • クサノオウ(草の王)

    ヤマブキが農道の脇に咲いている、と思ってよく見ると雌しべが異様に長い花です。クサノオウ。漢字で、瘡(くさ)の王、草黄、草の王。ケシ科クサノオウ属の大きな種でアジアで生育する個体群です。基本種(母種)がクサノオウのアジアの変種です。たくさん咲いています。茎や葉やつぼみにちょっと長めの白い毛が目立ちます。たくさんある雄しべの中に緑色の雌しべが飛び出しています。かわいいのですが、ちょっと危険かな。和名の草黄は草を切ったところから黄色い乳液を出すから付いた名前です。瘡(くさ)の王は皮膚疾患に効能があるから付いた名前です。草の王は薬草の王から付いた名前です。麻酔、皮膚病などに効く薬草です。ということは、毒草でもあります。乳液が皮膚に付くとかぶれます。誤食すると酩酊状態、嘔吐、昏睡、呼吸麻痺を引き起こします。薬用植物と有毒...クサノオウ(草の王)

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