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  • ツタバウンラン(蔦葉海蘭、コロセウムアイビー)

    古朽ちた歩道のブロックに1cmに満たない小さな青い花が咲いていました。吹き溜まりで花びらも葉っぱも砂がついています。スミレかなと思ってよく見ると、花びらの上のほうのふたつが耳のように見えて、それにぷっくりしたところの黄色がかわいいです。うさぎみたいです。初めての花ですが以前どこかで見たようなと必死で思い出そうと・・・ウンランです。ホソバウンラン(細葉海蘭)の記事を書いたのを思い出しました。花弁の雰囲気が似ています。ツタバウンラン。漢字で、蔦葉海蘭。別名は、ツタガラクサ(ツタカラクサ、蔦唐草)、ウンランカズラ(海蘭葛)、キンバラリア(シンバラリア)、コロセウムアイビーといろいろあります。オオバコ科ツタバウンラン属のつる性の一年草または多年草です。ヨーロッパ原産、1912年大正元年に観賞用として渡来し野生化して今で...ツタバウンラン(蔦葉海蘭、コロセウムアイビー)

  • アオキの雄花と雌花

    アオキは雑木林の林縁部や人家の北側の半日陰でよく見かけます。赤い実をつけます。アオキ。漢字で、青木。アオキ科アオキ属の常緑低木樹です。日陰を好むのでコンデジだと手ブレに注意です。アオキは雌雄異株で黄色の葯が目立つ雄花と、花びらの中央の緑色の子房が目立つ雌花があります。図鑑などによると花びらの数は4枚となっています。よくみると4枚のほかに5枚と6枚の花びらを持つ雄花も見ることが出来ました。花びら4枚、雄しべ4本の雄花。雄しべの先に黄色の葯がついています。花びら5枚、雄しべ4本の雄花。花びら5枚,雄しべ5本の星型の雄花もありました。花びら6枚、雄しべ6本の雄花。雌花の開花は雄花より遅いそうです。雄花はたくさん咲いていましたが、雌花はまだ早いみたいでやっと見つけました。雌花です。花びらの真ん中に緑色の子房が見えます。...アオキの雄花と雌花

  • ユキヤナギとレンギョウ

    公園の遊歩道のユキヤナギとレンギョウは満開です。ユキヤナギ。漢字で、雪柳。バラ科シモツケ属。レンギョウ。漢字で、連翹。モクセイ科レンギョウ属。雌雄異株だそうです。このレンギョウはどっちだろう。(CanonIXYDIGITAL510IS)ユキヤナギとレンギョウ

  • 枝全部に花いっぱいのヒサカキの花。

    毎年咲いているのだろう。毎年この横を通るのに気がつかない。でも、今年は気がついた。木が自分を認識してくれた。そう思うと、うれしい。ヒサカキ。漢字はいろいろあって、柃、非榊、姫榊、火榊、実榊。モッコク科ヒサカキ属。こんなにたくさんの花が枝についているのに今まで気がつかない自分って・・・奥の方までびっしり。枝の下側に列をなして咲いてます。雄花と雌花があります。写真は雄花です。両性花もあると報告もあり、まだヒサカキは解明されていません。(CanonIXYDIGITAL510IS)枝全部に花いっぱいのヒサカキの花。

  • ショカツサイ(オオアラセイトウ、ムラサキハナナ、ハナダイコン)

    公園脇の空き家の庭に、今年(2019年)は去年(2018年)より1株増えて2株咲いていました。去年のところから10mくらい離れたところにです。草丈は膝丈より低いくらいですが花びらの青色が目立ちます。ショカツサイ。漢字で、諸葛菜。本当の名前は、オオアラセイトウ。漢字で、大紫羅欄花。別名は、ムラサキハナナ。漢字で、紫花菜。または、ハナダイコン。漢字で、花大根。アブラナ科のオオアラセイトウ属またはショカツサイ属、ムラサキハナナ属の中国原産で江戸時代に観賞目的で輸入された越年草です。アラセイトウ(紫羅欄花)とはストックのことです。アラセイトウはアラセイトウ属なのでアブラナ科の親戚くらいの関係です。花が似ていて花弁がひとまわり大きいことからオオアラセイトウの名前がついたと思われます。草丈はアラセイトウの方がひとまわり大き...ショカツサイ(オオアラセイトウ、ムラサキハナナ、ハナダイコン)

  • 空き地にヒヤシンス、ひと株。

    この青い花は目立つと思うのだが、花の大きさが小さいためか目を向ける人はいません。ヒヤシンス。漢字で、風信子または飛信子。キジカクシ科ヒヤシンス属の球根性多年草の単子葉植物です。ヒヤシンスが渡来したのは1863年です。1863年とはどういう年かちょっと調べてみました。アメリカでは、1月1日、リンカーンが奴隷解放宣言。4月30日から南北戦争。11月19日、リンカーンがゲスティバーグで「人民の人民による人民のための政治」を演説。日本は、江戸時代末期の文久3年、天皇は孝明天皇、将軍は徳川家茂です。7月に長州藩がフランス、オランダの軍艦に砲撃して馬関戦争。7月22日、高杉晋作が騎兵隊を編成。8月15日、薩英戦争。8月19日、七卿落ち。フランス、オランダ、アメリカ、イギリスと戦争をして、世の中は混乱していても園芸種の花が輸...空き地にヒヤシンス、ひと株。

  • タチツボスミレ

    タチツボスミレはどこにでも見られる一般的なスミレです。たぶん『スミレ』と言ったらタチツボスミレのことだと思います。花の色がもう少し紫が濃くて、花の中心の模様の白色が大きければニオイタチツボスミレです。タチツボスミレ。漢字で、立坪菫または立壷菫。スミレ科スミレ属の在来種の多年草です。立坪菫の「坪」は庭のことです。庭に咲くスミレからよく見かけるスミレと言うことらしいです。立は花が終わったあとに曲がっている茎が真っ直ぐに立ち上がるからついたようです。スミレの謂われは、『墨入れ』の形状に似ているからだそうです。『墨入れ』と言っても「硯(すずり)」ではなくて、大工道具で木材や壁に直線を引くときに墨のついた糸を弾いて印しをつけます。その糸に墨をつける道具を墨壷と呼んでいます。その『墨入れ』の「すみいれ」から「すみれ」になっ...タチツボスミレ

  • セイヨウアブラナ(西洋油菜)

    このような花は全部菜の花だと思っていました。セイヨウアブラナです。漢字で、西洋油菜。アブラナ科アブラナ属のヨーロッパ原産で明治時代の初期に種から油を取るために輸入された植物です。春になった証拠かな、使っていない畑が黄色の花畑です。セイヨウアブラナの葉は茎を抱きます。(CanonIXYDIGITAL510IS)セイヨウアブラナ(西洋油菜)

  • スギと、梅。

    スギ花粉の下で、梅も気の毒だなと思って撮った一枚です。あ~苦しい・・・(CanonIXYDIGITAL510IS)(2019年3月18日撮影)スギと、梅。

  • クロッカス2019

    枯れ葉の間から毎年2月下旬から3月上旬に可愛い花を見せてくれます。クロッカスと呼んだらいいのか、ハナサフランと呼んだらいいのかよく分かりませんが、アヤメ科クロッカス属です。(CanonIXYDIGITAL510IS)(2019年3月5日撮影)クロッカス2019

  • コンクリート塀からミチタネツケバナが咲いていました。

    ミチタネツケバナ。漢字で、道種漬花または路種浸け花。アブラナ科タネツケバナ属の越年性の一年草です。1992年に渡来が確認されたヨーロッパ原産の帰化植物です。種を付けている花かと思ったら、種籾を発芽しやすいように水に浸ける農作業の頃に花が咲くので種漬け(浸け)花だそうです。根元付近を探ってみると、コンクリート塀の水抜きの穴から生えていました。花びら(花弁)4枚、ガク片4枚、雄しべ4本(または6本)、雌しべ1本とオーソドックスな花なのですが何か奇妙さとか不安定さがあります。棒状に見えるのは果実です。はじけて種を飛ばします。(CanonIXYDIGITAL510IS)コンクリート塀からミチタネツケバナが咲いていました。

  • 雪の中からの胞子体 ~ エゾスナゴケ(スナゴケ,砂苔)

    4億8000万年前水中で生活をしていた藻類は陸上への進出を果たしました。そして4億3900万年前、維管束を発達させた多胞子のう植物のシダ類と維管束を発達させなかったコケ類に分かれました。そのとき、コケ類はツノゴケ類とセン類・タイ類の2系統に分かれ、後に蘚類と苔類に分かれました。今のコケの歴史は4億3900万年。途方もない時間を継続させているのですね。そういうコケ類だからこそかわかりませんが、雪の中でもへっちゃらに胞子体を伸ばしています。エゾスナゴケ。キボウシゴケ科シモフリゴケ属。スナゴケと言われています。コケ類は蘚(せん)類、苔(たい)類、ツノゴケ類の3つに分類されます。エゾスナゴケは蘚類の仲間です。蒴(胞子のう)の構造の違いから分類の説明をします。蘚類は先端に蓋があり、この蓋がはずれて胞子を放出します。苔類は...雪の中からの胞子体~エゾスナゴケ(スナゴケ,砂苔)

  • ハルノノゲシ(ノゲシ、春の野芥子)

    ハルノノゲシは別名で本当の名前はノゲシです。ケシと名前についていますがケシの仲間ではないです。ハルノノゲシ。漢字で、春の野芥子。キク科ノゲシ属、ヨーロッパ原産の史前帰化植物です。秋に咲くアキノノゲシに対して春に咲くノゲシからハルノノゲシと呼ばれています。背が低いとタンポポに似ていますね。切れ込みのある葉と切れ込みのない大きい葉の2種類の葉があるのが特徴的です。2019年は花粉がきついです。自分は症状は軽い方なので、昨年、一昨年とあまり苦しくありませんでした。今年は最悪です。苦しい・・・つぼみが開いて春を呼んでいるようですね。舌状花のみで、筒状花ありません。中心部付近に見える筒状の器官は雄しべです。舌状花には雄しべと雌しべがひとつずつありますが、ハルノノゲシは舌状花が合着して筒状の雄しべの集合体をつくります。集葯...ハルノノゲシ(ノゲシ、春の野芥子)

  • ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)

    石垣の間からたくさんのつぼみを見せていた花が咲きました。石垣の長さは10mほどあって、石垣の間を縫うように咲いています。ヒマラヤユキノシタ。ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の常緑性多年草です。名前の通りヒマラヤ山脈周辺が原産で明治時代に渡来しました。まだつぼみの花もあります。これからが見頃です。クロッカスやジンチョウゲと同時期に咲くようです。寒さに強く手入れ要らずのようです。(CanonIXYDIGITAL510IS)ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)

  • ヒメリュウキンカとセスジユスリカ

    ヒメリュウキンカはキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。ヒメリュウキンカの花の特徴は花びらでしょう。花びらに見えるのは実はガクで本当の花びらは退化してありません。なにしろ雄しべが花びらになった不思議だらけのキンポウゲ属ですから、ひょっとしたらヒメリュウキンカも黄色い雄しべが実は花びら兼用かもしれませんね。セスジユスリカはユスリカ科の在来種で日本にしかいない蚊です。血は吸いません。澱んでいるところは嫌いで多少流れていて有機栄養分の多い汚れている水が好きです。(CanonIXYDIGITAL510IS)ヒメリュウキンカとセスジユスリカ

  • 最近、ナズナを見たことがありますか。

    子どもの頃の遊び。この花が種をつけると、その種のついた柄を茎の皮から剥がしきらないように下に剥がします。要領は種の柄を持って下に引くと茎から薄皮一枚だけ剥がれます。茎についている種を全部剥がして茎を振るとぶらぶらした種と種があたって音がします。種の柄が剥がしている途中で切れて茎から取れてしまうのを怖がって柄を剥がす長さを短くすると、茎を振ったときに種と種がうまくあたらないのでいい音が出ません。誰が上手に出来るかを競ったものです。野原や畑や道端のあっちこっちにナズナがありました。ナズナ。別名、ぺんぺん草。アブラナ科ナズナ属の多年草です。春に、ナズナが咲いているのはありきたりの事なので目に留まらないのでしょうか。ハコベの中に咲くナズナです。花の名前を忘れていたくらい久しぶりです。散歩のコースを変えてみてよかったです...最近、ナズナを見たことがありますか。

  • 銀河鉄道の夜 ~ ますむらひろし,宮沢賢治

    宮沢賢治は明治29年(1896年)8月27日に生まれ、昭和8年(1933年)9月21日に亡くなりました。「銀河鉄道の夜」は大正13年(1924年)、宮沢賢治が28歳から執筆を開始した作品です。大正3年(1914年)から始まった第1次世界大戦の景気は都市部と農村部の経済格差を広げたように思われます。都市部が潤うと農村部は貧困が激しくなる。同時期の作家に比べ宮沢賢治は都市部や富裕層への憧れとか嫉妬とかは見当たりません。作品の中に見えるのは、普段どうりの生活の中に家族の愛と、農業への可能性です。大正11年(1922年)、最愛の妹トシが結核で亡くなりました。トシに語った星空の旅を、トシと共に旅しているのが「銀河鉄道の夜」だと思います。ますむらひろしは猫を主人公にした漫画で有名です。この「銀河鉄道の夜」も登場人物はすべて...銀河鉄道の夜~ますむらひろし,宮沢賢治

  • オオイヌノフグリ(瑠璃唐草、星の瞳)

    オオイヌノフグリ。別名の方が綺麗です。瑠璃唐草、星の瞳。オオバコ科クワガタソウ属の越年草。ヨーロッパ原産で1884年とも87年とも90年とも言われていますが、渡来してきた外来種です。2月の初め頃から枯れ草の間から可愛い花を見ることが出来ます。4枚の花びらは、少し大きめの花びらの向かいに少し小さめの花びらがあります。対称軸が1本の左右対称形になっています。こういう花びらの形状を左右相称といいます。どこから見ても同じ形状の花びらのつき方は放射相称といいます。花が小さいので感じませんが、不釣合いな大きさの花びらが目をひきます。葉や本体の大きさからみると花びらは大きすぎます。同時期に咲くハコベやミチタネツケバナなどに比べるとものすごく大きい花びらです。花びらの中央に2本の雄しべと1本の雌しべが見られます。オオイヌノフグ...オオイヌノフグリ(瑠璃唐草、星の瞳)

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