製作:1990年(アメリカ)|上映時間:119分|監督:ロバート・ゼメキス タイムトラベル映画の金字塔ともいえる超有名シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作の...
製作:1990年(アメリカ)|上映時間:119分|監督:ロバート・ゼメキス タイムトラベル映画の金字塔ともいえる超有名シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作の...
奇妙なタイトルそのままに、人間――それも美少年たちを蝶に見立てて殺害し、標本にするという狂気のストーリーなのだ。さらにその狂気は小説の中だけにとどまらず、ご丁寧に6ページにもわたる人間標本の口絵まで添えられているという念の入れようではないか。 湊かな...
原作:蔵石ヨウ 漫画:西木田景志 ルックスはそこそこだが、学力ゼロでスポーツ音痴のさえない男子高校生の青島等。学校一の美少女で学力抜群で水泳部のエースであり、かつ性格...
著者:久保 ミツロウ 著者は男のような名前だが、実は本名は久保美津子で、もうすぐ50歳のおばさんである。男性誌でマンガを連載するときに男性名に改名したらしい。確かに画風も男性的だし、テーマも色っぽいので黙っていれば男性と言っても誰も疑らないだろう。本...
漫画:よしづきくみち 女子高校生の応援団長が活躍する漫画といえば、久保ミツロウの『アゲイン!!』があるが、本作のほうが先に発表されているので、もしかすると本作をパクったのだろうか。そんなことはどうでもよいのだが、『アゲイン!!』が全12巻だったのに対...
著者:よしづきくみち サブタイトルが「タイムトラベル春日研究所」と記されているように、本作はタイムトラベル系のマンガである。ただタイムマシンで過去や未来に自由に跳び回るのではなく、春日市内に...
著者:五十嵐貴久 タイトルの「十字路」とは、神代小学校教諭の織川俊英が殺された自宅近くの交差点のことである。またタイトルにしたくらいだから、この交差点に犯人逃亡のヒントが込められているのだが、それはラストに明かされることになる。 さて本作では三つの...
製作:1986年 米国 上映時間:103分 監督:フランシス・フォード・コッポラ タイムトラベルファンのくせに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と並ぶこの「タイムトラベ...
著者:米澤穂信 第166回直木賞受賞作品である。時は本能寺の変より4年前、舞台は織田信長に叛旗を翻した荒木村重が立て籠もる有岡城である。 秀吉に命ぜられ、頑固者の荒木村重を説得に訪れたのが黒田官兵衛だが、すでに村重の心は信長から離れて説得の甲斐もない...
製作:2009年 香港、米国 上映時間:95分 ジャンル:アニメ 原題は『Astro Boy』だが、まさしく米国版の鉄腕アトムであった。本作ではアトム誕生からロボットの人...
画:秋鹿さくら 過去に物理学者の都筑卓司がブルーバックスで著した『タイムマシンの話』をマンガ化したものである。そのご本家都筑卓司氏の『タイムマシンの話』はかなり昔に読んだことがあるのだが、かなり難解だったのでマ...
製作:2019年/日本/上映時間:125分/監督:中村義洋 あの有名な『忠臣蔵』を、まさかの「経費」という切り口から描いた異色の時代劇コメディ。これまで何度も映像化されて...
著者:梶尾真治 本書はタイトルの『メモリー・ラボへようこそ』と『おもいでが融ける前に』の二本立ての構成になっている。どちらの作品も平凡社の『月刊百科』という雑誌に2008年から2009年にかけて掲載されたもので、後者は前者の第二ストーリーであり、著者...
製作:2021年 日本 上映時間:108分 監督:清水康彦 目を覚ますと、そこは立方体の箱のような部屋だった。部屋の中には前後左右に一つづつ扉がついている。その扉の向こう...
著者:白石一文 背景はコロナ全盛時で、夫婦と娘と猫を絡めたちょいと奇妙だが、とどのつまりはシンプルなお話である。 病院に同行した名香子は、肺がんの診断を受けた夫・良治からとんでもない告白をされるのだった。「肺がんだとはっきりしたので、今日からは人生...
製作:2016年 ハンガリー 上映時間:95分 監督:イシュティ・マダラース 麻薬密売人のアダムが、ボスから預かった大量の麻薬を持ち逃げしようとするところから始まる。だが...
著者:凪良ゆう 小惑星が地球に衝突して地球と人類が滅びる前の1か月を描いた小説である。タイトルの「シャングリラ」とは「理想郷」「桃源郷」「楽園」という意味で使われる言葉であるが、滅びと楽園では矛盾しているではないか。たぶんこの小説の中で精神的に恵まれ...
製作:2022年 フランス 上映時間:91分 監督:マチュー・テュリ タイトルといい密室でのトラップといい、まさにあの『キューブ』そっくりだ。ただ原題は『Meandre』で「蛇行」という意味...
著者:安壇美緒 何となく哲学的なタイトルと、幻想的なカバーデザインに心を惹かれる。著者の安壇美緒は1986年生まれで、まだ発表した作品も少ないが、小説すばる新人賞の選考委員であった五木寛之氏が「作家の才能プラス、何か見えない力を背負った書き手だ」と評...
著者:信濃川日出雄 西暦185年の古代ロ-マ帝国では、暴君第17代皇帝・コンモドゥスが格闘技に明け暮れ、ローマ帝国は荒廃しつつあった。その行く先に憂いる側室・マルキアは、時を操る秘術を使い、失われたローマ人の魂『ヴィルトゥス』を抱く男を未来より召...
製作:2018年 米国 上映時間:143分 監督:ジェームズ・ワン 本作はDCコミックのヒーロー・アクアマンの誕生秘話を描いたアクション大作だ。またアクアマンとは、海底人...
著者:東野圭吾 奇妙なタイトルだが、ある意味そのものズバリのタイトルなのだ。つまり主人公直井玲斗がまかされた仕事が、柳澤家に代々伝わる大クスノキの番人...
製作:2006年 米国 上映時間:89分 監督:ドリュ-・マックスウェル 異次元から出現したエイリアンと特殊部隊との闘いを描いたSFアクション作品。敵は魔術師ストランドと彼が操るエイリアン集団である。しかし、エ...
著者:寺地はるな 本作は2023年の本屋大賞にノミネートさた中編小説である。著者は1977年佐賀県の出身で、代表作には本作のほか『水を縫う』、『今日のハチミツ、あしたの私』、『大人は泣かないと思っていた』、『夜が暗いとはかぎらない』などがある。 カ...
製作:2021年 日本 上映時間:125分 監督:永井聡 お人好しな漫画家・山城圭吾は、サスペンスマンガが好きで抜群の筆力を持っているのだが、悪人キャラを描くことができな...
著者:東野圭吾 変わったタイトルタイトルだが、光と影や昼と夜と同じ意味で、正反対の立場を指す明確な比喩である。具体的には被害者家族と加害者家族である白石美令と倉木和真のこ...
製作:2021年 米国 上映時間:131分 監督:マシュー・ボーン キングスマンとは、高級老舗テーラーのことなのだが、実はそれは表向きの顔であって、その正体はどこの国にも属...
著者:辻村深月 子供の頃、家族と過ごしたデパートでの楽しかった瞬間が蘇る。デパートの食堂のお子様ランチや屋上の遊園地が懐かしい。それになぜか今は亡き、大好きだったじいちゃんまでいるではないか。 なんと摩訶不思議でほんわりとする感覚が漂ってくる。このデ...
製作:2022年 日本 上映時間:112分 監督:早川千絵 75歳以上なら安楽死を選択できる制度が施行された2025年の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々を描いた作品...
著者:久保ミツロウ 著者の作品の多くは本作も含めて『週刊少年マガジン』へ連載しているし、名前も男名なのでてっきり男性漫画家だと思い込んでいた。ところがよくよく調べてみると...
著者:おすぎ(杉浦孝昭) 新書版よりはやや縦長だが横はやや短めというタブレットのような製本屋泣かせの変形本であり、第1巻から3巻までの三冊に分冊されている。元ネタは北九州の情報誌『おいらの街』に1988年10月号から1998年12月号までの約10年間...
製作:2022年 米国 上映時間:107分 監督:スコット・マン なんと地上600メートルの超高層鉄塔のてっぺんに取り残された二人の女性の運命を描いたサバイバルスリラーで...
製作:2022年 米国 上映時間:125分 監督:オリビア・ニューマン 本作は全世界で1500万部を売り上げたディーリア・オーエンズの大ベストセラー小説を映画化したもので...
製作:2022年 米国 上映時間:126分 監督:マーク・フォースター どこかで観たような映画だと思ったら、やっぱり2015年に製作され、第89回アカデミー外国語映画賞ノ...
著者:蓑宮武夫 著者の蓑宮氏はソニーで初期トランジスタ開発などを手掛け、老後は地元小田原の街中に映画館を復活させようと、小田原シネマ(株)を設立し精力的に活動してきたが、残念ながら2023年10月に出張先のメキシコで体調を崩して急逝している。 さて...
原作:奥泉光 画:望月玲子 不可思議な音階がジャズピアニスト・希梨子を時空を超える冒険に巻き込んでいく。……謎の音階を探して、現代から第二次大戦中のドイツへと時空を超える旅を描いたマンガなの...
製作:2023年 日本 上映時間:126分 監督:戸田彬弘 三年間同棲していた長谷川から結婚の申し込みを受け、感動の余り涙を流した市子だったが、なんと翌日になって突然失踪してしまうのだった。...
著者:天童荒太 タイトルの『ジェンダー・クライム』とは、性にまつわる犯罪という意味である。土手下に全裸で転がされていた中年男性の無惨な遺体には、暴行の痕が残されており「目には目を」との恐ろしいメッセージが残されていた。 この事件の犯人を探し出すのは...
著者:梶尾真治 アイスマンとはヒロイン山本知乃のニックネームである。つまり男女を結びつける呪文を知っているので、あたかも縁結びの神、つまり月下氷人だからアイスマンということらしい。 ただしこの呪文を使うたびに体が衰弱して、三度使えば命をも失うというの...
製作:2020年 台湾 上映時間:119分 監督:チェン・ユーシュン 人よりワンテンポ早い郵便局員のシャオチーと、逆にワンテンポ遅いグアタイのラブストーリーである。オープ...
製作:2002年 日本 上映時間:88分 監督:手塚昌明 本作はゴジラシリーズ第26作目の作品であり、メカゴジラ登場作としては第3作目となる。とにもかくにもゴジラとメ...
本書は映画評論の本ではない、女優檀ふみが編纂した「映画に纏わるエッセイと小説」16編を収録した本である。著者は武田百合子、谷崎潤一郎、小津安二郎、村上龍、江戸川乱歩、北杜夫、西川美和、恩田陸、太宰治、筒井康隆、向田邦子、三浦しをん、内田百聞、塩野...
製作:2022年 日本 上映時間:128分 監督:廣木隆一 半年前に直木賞を受賞した佐藤正午の原作小説を読んでいるが、やっと追いかけ映画のほうも観ることができた。本作...
著者:奥田英朗 なんと648頁に亘るこの分厚い本を10日かかってやっと読み終わった。タイトルのリバーとは、渡良瀬川連続殺人事件のことを警察で『リバー事案』と略称で読...
著者:浦川佳弥 鹿王院高校の此ノ花繭子は、ラグビー部の森下先輩に憧れ、チアリーディングで応援している。そんなある日、東伊理弥という転校生に暴走族の突進から救われる。...
製作:2024年 日本 上映時間:155分 監督:白石和彌 久々に劇場で時代劇を観た。そもそも劇場で映画を観るのも『ゴジラ-1.0』以来の約1年振りなのだが、かつ時代劇と...
著者:青山美智子 長編小説かと思ったら、二章から主人公が変わったので短編集なのかと早とちりしてしまった。実はそのどちらでもなくどちらでも通じるといった連作短編集なのである...
製作:2023年 米国 上映時間:134分 監督:ニール・ブロムカンプ プレイステーションのドライブゲーム『グランツーリスモ』で遊んでいた青年ヤン・マーデンボローが、本物...
著者:方丈 貴恵 序盤は主人公の加茂が瀕死の妻を救うため、謎の人物マイスター・ホラに導かれてタイムスリップするまでの経緯と、タイムスリップについてのいくつかのありきたりな蘊蓄が並ぶ。そのあとは加茂が探偵になりすまし、竜泉家で起こった二人の殺人事件につ...
製作:2020年 米国 上映時間:124分 監督:キャサリン・ハードウィック なんともはやセンスが悪くて大袈裟な邦題である。これではまるでこの映画はB級映画です、と自ら語っているようなものじ...
著者:布施泰和 著者はジャーナリストで、共同通信社富山支局在勤中の1984年に、「日本のピラミッド」の存在をスクープし巨石ブームの火付け役となる。その後、金融証券部、経済部記者などを経て1996年に退社して渡米。ハーバード大学ケネディ行政大学院とジョ...
著者:五十嵐律人 著者は弁護士の傍ら創作活動を続けている小説家である。従ってその作品のほとんどが、法廷をバックバーンに描かれているようだ。本作も三つの裁判とその相互関係を紐解きながら、自殺し...
著者:辻真先 本書の冒頭には、下記のような記載がある「この拙作を、亡き広瀬正さんと亡き藤子・F・不二雄さんに捧げます。 かつて『マイナス・ゼロ』と『ノスタル爺』に感動した---辻真先』 『マイナス・ゼロ』と『ノスタル爺』を読んだことのある人なら、本...
製作:2022年 日本 上映時間:150分 監督:李相日 原作は凪良ゆうの同名小説で、2020年に本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位に輝いている。 9歳のときに...
製作:2023年 日本 上映時間:122分 監督:本木克英 原作は池井戸潤の同名ベストセラー小説。池井戸潤といえば、元銀行員。ということで本作も舞台はメガバンクである。 ...
著者:春畑 行成 ある日のことである。僕こと大学生の高木のアパートに、60年後の未来から、大塚ハナという名の中学生がやってくる。彼女がはるばる未来からやってきたのは、3日後に高木が何者かに腹を刺されて殺されると言うことを伝えて、それを回避させるためだ...
スイート6ストーリーズとは、6つの短編韓国ドラマのことを指す。15分程度にまとめられた話が約10話ほどで完結するので、時間を無駄に消費しないで済むので実にありがたい。米...
製作:2022年 日本 上映時間:115分 監督:松居大悟 主演は池松壮亮と伊藤沙莉で、松居大悟監督が執筆したオリジナルのラブストーリーである。第34回東京国際映画祭コンペティション部門に出...
著者:平野啓一郎 本作は2018年に刊行され第70回読売文学賞を受賞した長編小説である。 テーマは差別問題であり、殺人罪で死刑になった父親との縁を切り捨てたくて苗字交換した男と、それを調査する在日三世の弁護士の生きざまを描いている。従ってタイトルの「...
製作:2022年 米国 上映時間:131分 監督:ジョセフ・コジンスキー トム・クルーズの出世作で1986年に公開された世界的ヒット作『トップガン』の続編である。前作に引...
著者:白石一文 ニコラ・ド・スタールが描いた『道』という一枚の絵画をじっと見つめていると、時間を超越して過去や未来にタイムリープしてしまい、そこで人生をやり直そうというお話である。だからと言ってSFという雰囲気ではなく、人間が生きる真理のようなものを...
製作:2022年 日本 上映時間:99分 監督:三宅唱 耳が聞こえないボクサーの実話をもとに描いた人間ドラマである。舞台は下町にある古くて小さなボクシングジム、モデルは実...
製作:2020年 米国 上映時間:108分 監督:クロエ・ジャオ 米国西部で車上生活を営む人々の生きざまを描いたロードムービーである。またタイトルのノマドランドとは、放浪...
著者:高瀬美恵 ダイヤモンドとは野球のグランドのことを指す。したがってタイトルの由来は、『夏の野球場での出来事』と言ってもいいだろう。ということで、本作は小学生の頃に野球チームで活躍した本宮、...
製作:2020年 米国 上映時間:90分 監督:アニーシュ・チャガンティ オープニングは極端に小さな未熟児が誕生するところから始まる。そして約18年後、クロエは生まれつき...
製作:2021年 英国 上映時間:109分 監督:ギャビン・ロザリー なぜか日本の山梨県の山奥にある研究施設が舞台なのだ。そしてここで人型アンドロイドの開発を進めるロボッ...
製作:2023年 米国 上映時間:102分 監督:ジェラルド・ジョンストン おもちゃ会社で開発したAI人形「M3GAN(ミーガン)は、子供の世話をする素晴らしいロボットの...
著者:白石一文 本作を読み始めたとき、主人公の旭を男性と勘違いしていて、なにか辻褄が合わないと感じていたら、実は49歳の女性であった。彼女は医療機器販売会社の営業ウーマンで、顧客に体の提供も厭わない熱心な仕事ぶりで成績優秀な営業ウーマンであった。顔は...
製作:2021年 日本 上映時間:126分 監督:西川美和 寡作だが『ゆれる』『永い言い訳』など、これまでオリジナル作品だけを手掛けてきた西川監督が、初めて小説を原案とし...
製作:2021年 米国 上映時間:138分 監督:クリス・マッケイ ある日突然、2051年からやってきた未来人たちが、人類は30年後に未知の生物と戦争になり、やがて敗北す...
製作:2016年 カナダ 上映時間:88分 監督:ジェフ・マー なんとなくタイムトラブル系を連想させる邦題だが、時間差のある電話ということを除けば、昔の呪いが込められた古いベッドの話と言うだ...
製作:2019年 カナダ 上映時間:92分 監督:トニー・ディーン・スミス ジェームスはなぜかときどき未来を垣間見ることができる。その能力を知り合いのギャングに見込まれて高価な宝石を売りさば...
製作:2018年 カナダ 上映時間:104分 監督:イサーク・エスバン 真夜中に犬の世話をするため部屋から出た女性が、マスクをした何者かに殺害される。そして犯人がマスクを外すと、なんとそいつ...
製作:2018年 メキシコ 上映時間:101分 監督:アイザック・エスバン 日本では珍しいメキシコ製の映画である。タイムループと言えばそんな展開ではあるが、どうもSFではなさ...
著者:白石一文 直木賞受賞作『ほかならぬ人へ』から14年、折り重なる出逢いと恋愛を描いた『ほかならぬ人へ』のアンサー小説である。まずはスーパーでの万引きが縁で親しくなり始める、野々宮志乃と箱根勇の中年カップルという構想が面白い。志乃は夫に先立たれ義母...
製作:2004年 米国 上映時間:113分 監督:ブラッド・ターナー 美女エイリアンが襲いかかるエロチックSFホラーシリーズの三作目である。もうほとんど記憶に残っていないが、第1作は過去に観て...
製作:2020年 イタリア 上映時間:83分 監督:シロ・ソレンティーノ イタリア映画と言えば恋愛ものとかヒューマンドラマしか頭に浮かばないため、本作のようなタイムトラベ...
製作:2018年 米国・英国・ドイツ 上映時間:100分 監督:アンドリュー・ニコル タイトルのANONとは「匿名」を意味するようだ。近未来が舞台なのだが、人の記憶が記録・...
製作:2014年 米国 上映時間:104分 監督:マデレイン・パクソン 私の大好きなタイムループ作品なのだが、「殺し合いの応酬が止めどなく続く」という荒唐無稽に狂気を加え...
製作:2021年 日本 上映時間:119分 監督:タカハタ秀太 最近になって佐藤正午の小説をよく読んでいるのだが、本作はまだ未読であった。従って小説より先に映画を観た訳であるが、正直言ってよ...
著者:宇江佐 真理 江戸から三日を要する山間の瀬田村で起こった「ある事件」が全ての発端であった。当時赤子であった庄屋の一人娘遊が、雷雨の夜に何者かにさらわれてしまうのである。だが彼女は峠で次兄の助次郎と出会い、15年振りに「おとこ姉様」あるいは「狼少女...
製作:2017年 日本 上映時間:106分 監督:中西健二 原作は赤城大空の同名ライトノベルである。高校3年生の篠原智は、バンド仲間の森山燐に思いを寄せていた。だが不治の病で病室で苦しんでい...
製作:2021年 米国 上映時間:99分 監督:イアン・サミュエルズ 高校生のマークはいつの日か、毎日同じ日を繰り返すタイムループにはまっていた。だから今日どこで何が起こ...
製作:2021年 米国 上映時間:100分 監督:ジョー・カーナハン 同じ日が何度も繰り返されるという「タイムループ映画」なのだが、本作はかなり派手なアクションシーンに染ま...
製作:2014年 米国・英国 上映時間:6分 監督:Devon Avery なんとたった6分間の超ショート映画である。舞台はとある公園のベンチだけ。登場人物は男女二人だけ...
著者:千早 茜 石見銀山で生きてゆく女性・ウメの生涯を描いた時代劇である。また時代背景は関ケ原の戦いの前後のようだ。 天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、喜兵衛から銀山の知識や未知の鉱脈のありかを授けられる。もともと夜目が利く彼女は、女だてらに坑道...
製作:2022年 日本 上映時間:121分 監督:石川慶 離婚して息子と一緒に故郷の宮崎に戻ってきた里枝(安藤サクラ)は、実家の文房具屋を手伝う中、思わず涙が溢れだしてし...
製作:2020年 米国 上映時間:150分 監督:クリストファー・ノーラン 突然ウクライナ・キーウのオペラハウスにおけるテロリストによる立て籠り事件が勃発するシーンから始...
製作:2022年 日本 上映時間:112分 監督:樋口真嗣 オープニングはウルトラマンというよりは、まさに「ウルトラQ」の世界だった。映像のほうは昭和時代にTVで放映されていた頃と比較すれば...
製作:2022年 日本 上映時間:93分 監督:Yuki Saito 原作は2010年に公開された櫻いいよのケータイ小説で、その後スターツ出版文庫として新装版が出版されている。 基本的には学...
毎週木曜の深夜に放映している日テレのテレビドラマである。 主人公の襷 未来は、感情に大きな起伏があると過去に戻る「リフレイン」を発症してしまう。それで少年の頃から人となるべく拘わらず、感情...
著者:薬丸 岳 本書は少年犯罪の加害者家族を描いたミステリー小説である。また本書は週刊現代に連載されたものを第1章、第2章として修正し、そこに第3章を加筆して単行本化されたという。そして第37回吉川英治文学新人賞を受賞し、さらにテレビドラマも放映され2...
製作:2012年 米国 上映時間:115分 監督:ダニエル・エスピノーサ デンゼル・ワシントン&ライアン・レイノルズのダブル主演で元CIAエージェントの逃亡劇を描くアクション映画であ...
製作:2021年 日本 上映時間:134分 監督:瀬々敬久 東日本大震災を背景にし、その9年後の被災者たちの生き方を描いたヒューマンミステリーである。主な配役は阿部寛、佐藤...
著者:佐藤正午 小説界の奇才・佐藤正午のデビュー作である。著者があとがきで「どんな小説家にも、一つだけ、アマチュアとして書いた小説がある。ないと始まらない」、「その小説が人目に触れ、本になるとデビュー作と呼ばれ、書いた人は小説家と呼ばれるようになる」...
製作:2000年 米国・中国 上映時間:120分 監督:アン・リー 中国・香港・台湾・アメリカ合衆国の合作による武俠映画で、中華圏で各映画賞を総なめしたほか、第73回アカデ...
製作:2022年 米国 上映時間:92分 監督:グレゴリー・ランバーソン コンビニ強盗と間違えられて銃を向けられ、思わずその警官を射殺してしまう女警官メーガンが主人公のガンアクション映画である...
著者:辻村深月 不登校の少年少女たちを描いた社会派小説なのだが、『不思議の国のアリス』を思わせるような鏡の中の世界が舞台になっているファンタジーのようなノリで本作を読み始めた。なお本作はすでに漫画化され、舞台公演も終わり、アニメ映画も上映され、なんと...
製作:2022年 日本 上映時間:81分 監督:坂本浩一 配給が東映ビデオとなっているので、いわゆる東映Vシネマなのかと思ったら、東映が2019年にスタートさせた映画と演劇...
著者:白石一文 本書にはタイトルの中編のほか、似たような題名の『かけがえのない人へ』も収められている。なお著者の白石一文は、『ほかならぬ人へ』で、2009年第142回直木賞を受賞し、史上初の親子二代受賞でも話題となった。因みに父の白石一郎氏は1987...
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製作:1990年(アメリカ)|上映時間:119分|監督:ロバート・ゼメキス タイムトラベル映画の金字塔ともいえる超有名シリーズ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作の...
奇妙なタイトルそのままに、人間――それも美少年たちを蝶に見立てて殺害し、標本にするという狂気のストーリーなのだ。さらにその狂気は小説の中だけにとどまらず、ご丁寧に6ページにもわたる人間標本の口絵まで添えられているという念の入れようではないか。 湊かな...
原作:蔵石ヨウ 漫画:西木田景志 ルックスはそこそこだが、学力ゼロでスポーツ音痴のさえない男子高校生の青島等。学校一の美少女で学力抜群で水泳部のエースであり、かつ性格...
著者:久保 ミツロウ 著者は男のような名前だが、実は本名は久保美津子で、もうすぐ50歳のおばさんである。男性誌でマンガを連載するときに男性名に改名したらしい。確かに画風も男性的だし、テーマも色っぽいので黙っていれば男性と言っても誰も疑らないだろう。本...
漫画:よしづきくみち 女子高校生の応援団長が活躍する漫画といえば、久保ミツロウの『アゲイン!!』があるが、本作のほうが先に発表されているので、もしかすると本作をパクったのだろうか。そんなことはどうでもよいのだが、『アゲイン!!』が全12巻だったのに対...
著者:よしづきくみち サブタイトルが「タイムトラベル春日研究所」と記されているように、本作はタイムトラベル系のマンガである。ただタイムマシンで過去や未来に自由に跳び回るのではなく、春日市内に...
著者:五十嵐貴久 タイトルの「十字路」とは、神代小学校教諭の織川俊英が殺された自宅近くの交差点のことである。またタイトルにしたくらいだから、この交差点に犯人逃亡のヒントが込められているのだが、それはラストに明かされることになる。 さて本作では三つの...
製作:1986年 米国 上映時間:103分 監督:フランシス・フォード・コッポラ タイムトラベルファンのくせに、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と並ぶこの「タイムトラベ...
著者:米澤穂信 第166回直木賞受賞作品である。時は本能寺の変より4年前、舞台は織田信長に叛旗を翻した荒木村重が立て籠もる有岡城である。 秀吉に命ぜられ、頑固者の荒木村重を説得に訪れたのが黒田官兵衛だが、すでに村重の心は信長から離れて説得の甲斐もない...
製作:2009年 香港、米国 上映時間:95分 ジャンル:アニメ 原題は『Astro Boy』だが、まさしく米国版の鉄腕アトムであった。本作ではアトム誕生からロボットの人...
画:秋鹿さくら 過去に物理学者の都筑卓司がブルーバックスで著した『タイムマシンの話』をマンガ化したものである。そのご本家都筑卓司氏の『タイムマシンの話』はかなり昔に読んだことがあるのだが、かなり難解だったのでマ...
製作:2019年/日本/上映時間:125分/監督:中村義洋 あの有名な『忠臣蔵』を、まさかの「経費」という切り口から描いた異色の時代劇コメディ。これまで何度も映像化されて...
著者:梶尾真治 本書はタイトルの『メモリー・ラボへようこそ』と『おもいでが融ける前に』の二本立ての構成になっている。どちらの作品も平凡社の『月刊百科』という雑誌に2008年から2009年にかけて掲載されたもので、後者は前者の第二ストーリーであり、著者...
製作:2021年 日本 上映時間:108分 監督:清水康彦 目を覚ますと、そこは立方体の箱のような部屋だった。部屋の中には前後左右に一つづつ扉がついている。その扉の向こう...
著者:白石一文 背景はコロナ全盛時で、夫婦と娘と猫を絡めたちょいと奇妙だが、とどのつまりはシンプルなお話である。 病院に同行した名香子は、肺がんの診断を受けた夫・良治からとんでもない告白をされるのだった。「肺がんだとはっきりしたので、今日からは人生...
製作:2016年 ハンガリー 上映時間:95分 監督:イシュティ・マダラース 麻薬密売人のアダムが、ボスから預かった大量の麻薬を持ち逃げしようとするところから始まる。だが...
著者:凪良ゆう 小惑星が地球に衝突して地球と人類が滅びる前の1か月を描いた小説である。タイトルの「シャングリラ」とは「理想郷」「桃源郷」「楽園」という意味で使われる言葉であるが、滅びと楽園では矛盾しているではないか。たぶんこの小説の中で精神的に恵まれ...
製作:2022年 フランス 上映時間:91分 監督:マチュー・テュリ タイトルといい密室でのトラップといい、まさにあの『キューブ』そっくりだ。ただ原題は『Meandre』で「蛇行」という意味...
著者:安壇美緒 何となく哲学的なタイトルと、幻想的なカバーデザインに心を惹かれる。著者の安壇美緒は1986年生まれで、まだ発表した作品も少ないが、小説すばる新人賞の選考委員であった五木寛之氏が「作家の才能プラス、何か見えない力を背負った書き手だ」と評...
著者:信濃川日出雄 西暦185年の古代ロ-マ帝国では、暴君第17代皇帝・コンモドゥスが格闘技に明け暮れ、ローマ帝国は荒廃しつつあった。その行く先に憂いる側室・マルキアは、時を操る秘術を使い、失われたローマ人の魂『ヴィルトゥス』を抱く男を未来より召...
著者:千早 茜 石見銀山で生きてゆく女性・ウメの生涯を描いた時代劇である。また時代背景は関ケ原の戦いの前後のようだ。 天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、喜兵衛から銀山の知識や未知の鉱脈のありかを授けられる。もともと夜目が利く彼女は、女だてらに坑道...
製作:2022年 日本 上映時間:121分 監督:石川慶 離婚して息子と一緒に故郷の宮崎に戻ってきた里枝(安藤サクラ)は、実家の文房具屋を手伝う中、思わず涙が溢れだしてし...
製作:2020年 米国 上映時間:150分 監督:クリストファー・ノーラン 突然ウクライナ・キーウのオペラハウスにおけるテロリストによる立て籠り事件が勃発するシーンから始...
製作:2022年 日本 上映時間:112分 監督:樋口真嗣 オープニングはウルトラマンというよりは、まさに「ウルトラQ」の世界だった。映像のほうは昭和時代にTVで放映されていた頃と比較すれば...
製作:2022年 日本 上映時間:93分 監督:Yuki Saito 原作は2010年に公開された櫻いいよのケータイ小説で、その後スターツ出版文庫として新装版が出版されている。 基本的には学...
毎週木曜の深夜に放映している日テレのテレビドラマである。 主人公の襷 未来は、感情に大きな起伏があると過去に戻る「リフレイン」を発症してしまう。それで少年の頃から人となるべく拘わらず、感情...
著者:薬丸 岳 本書は少年犯罪の加害者家族を描いたミステリー小説である。また本書は週刊現代に連載されたものを第1章、第2章として修正し、そこに第3章を加筆して単行本化されたという。そして第37回吉川英治文学新人賞を受賞し、さらにテレビドラマも放映され2...
製作:2012年 米国 上映時間:115分 監督:ダニエル・エスピノーサ デンゼル・ワシントン&ライアン・レイノルズのダブル主演で元CIAエージェントの逃亡劇を描くアクション映画であ...
製作:2021年 日本 上映時間:134分 監督:瀬々敬久 東日本大震災を背景にし、その9年後の被災者たちの生き方を描いたヒューマンミステリーである。主な配役は阿部寛、佐藤...
著者:佐藤正午 小説界の奇才・佐藤正午のデビュー作である。著者があとがきで「どんな小説家にも、一つだけ、アマチュアとして書いた小説がある。ないと始まらない」、「その小説が人目に触れ、本になるとデビュー作と呼ばれ、書いた人は小説家と呼ばれるようになる」...
製作:2000年 米国・中国 上映時間:120分 監督:アン・リー 中国・香港・台湾・アメリカ合衆国の合作による武俠映画で、中華圏で各映画賞を総なめしたほか、第73回アカデ...
製作:2022年 米国 上映時間:92分 監督:グレゴリー・ランバーソン コンビニ強盗と間違えられて銃を向けられ、思わずその警官を射殺してしまう女警官メーガンが主人公のガンアクション映画である...
著者:辻村深月 不登校の少年少女たちを描いた社会派小説なのだが、『不思議の国のアリス』を思わせるような鏡の中の世界が舞台になっているファンタジーのようなノリで本作を読み始めた。なお本作はすでに漫画化され、舞台公演も終わり、アニメ映画も上映され、なんと...
製作:2022年 日本 上映時間:81分 監督:坂本浩一 配給が東映ビデオとなっているので、いわゆる東映Vシネマなのかと思ったら、東映が2019年にスタートさせた映画と演劇...
著者:白石一文 本書にはタイトルの中編のほか、似たような題名の『かけがえのない人へ』も収められている。なお著者の白石一文は、『ほかならぬ人へ』で、2009年第142回直木賞を受賞し、史上初の親子二代受賞でも話題となった。因みに父の白石一郎氏は1987...
製作:2020年 日本 上映時間:103分 監督:川上亮 本作は人狼ゲームシリーズの9作目にあたり、なんと原作者の川上亮氏がはじめて監督・脚本を手掛けた作品である。さらに...
製作:2017年 日本 上映時間:98分 監督:綾部真弥 川上亮原作の心理ホラー作品「人狼ゲーム」シリーズ第6弾である。ではそもそも「人狼ゲーム」とはどのようなゲームなのかを簡単に説明して...
製作:2020年 日本 上映時間:106分 監督:兼重淳 走高跳びのオリンピック出場を目指して頑張ってきた藤堂遥だったが、不慮の事故に遭遇して半身不随になってしまう。だが...
著者:森見登美彦 本書は森見登美彦『四畳半神話体系』と上田誠『サマータイムマシン・ブルース』のコラボレーション作品である。また2022年にはアニメ版も公開されている。 まあコラボと言っても、ほとんど話の展開は『サマータイムマシン・ブルース』と変わらな...
製作:2019年 日本 上映時間:120分 監督:三上康雄 監督の三上康雄氏は、学生時代に自主製作映画を数多く手がけていたが、1980年に家業のミカミ工業を引き継ぎ家業に...