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  • おススメ本・徳田武「幕末維新の文人と志士たち』

    この本はもっと早く読んでおくべきだった。第3章の清河八郎の項目で、八郎と土佐の間崎滄浪との交流の、その親密さを検証した記述の新鮮さに、そう思ったのである。あと注目すべきは、大庭松斎の生涯をたどった第6章と7章である。大庭は会津藩が尊攘派志士のグループに潜入させたスパイ(とみなされている)の会津藩下士大庭恭平のことである。明治まで生きて、役人にもなったが、飲んだくれて鬱屈した晩年であったらしい。第5章の「大橋訥庵逮捕一件」はざっと斜めよみしただけだが、第4章の『町井台水の「南封紀略」も注目すべき記事だった。天誅組を逮捕者側からみた貴重な史料が紹介されている。なんと安積五郎の逮捕時の様子がわかるのである。あらためて安積五郎はいい男だと感じた。幕末維新の文人と志士たち徳田武ゆまに書房おススメ本・徳田武「幕末維新の文人と志士たち』

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