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和歌山県
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2006/08/09

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  • 味もボリュームも申し分なし!斑鳩町の「オリンピック飯店」昭和レトロ食堂(46)

    久々に「昭和レトロ食堂」を紹介する。斑鳩町から王寺町へ向かう道沿い、イオンや上新電機の真ん前の「オリンピック飯店」(生駒郡斑鳩町龍田西5-4-15)である。ここはいつもよく流行っている。よほど美味しいのだろうな、と思いながら通り過ぎていた。「奈良グルメ図鑑」によると、※写真は「チャンポン定食」1,408円(税込み、以下同じ)。最後にスープと具をご飯にかけた名前を書いて順番を待つ。順番待ち用のテントもある斑鳩のイオンのすぐ前、地元の人には口コミで名が知れているのだろう、次から次へと客が来る中華食堂。オリンピックランチはボリュームたっぷりでお得。酢豚、牛ピー(青椒肉絲のこと)など5種類のメニューから一品(写真は麻婆豆腐)を選び、エビマヨと鶏唐、スープ、デザートまで付いている。何を頼んでもほぼ間違いがない安定の...味もボリュームも申し分なし!斑鳩町の「オリンピック飯店」昭和レトロ食堂(46)

  • 田中利典師の「吉野山の桜を守ろう!」

    今日の「田中利典師曰く」は、「吉野の桜と蔵王権現」(師のブログ2014.1.24付)である。ここで利典師がお書きのように、〈吉野の桜は、今、危機的な状況を迎えつつあります〉、しかし〈保護活動はまだまだ道半ば〉である。吉野山の桜が危機的な状況にあるのには、様々な原因がある。桜の高齢化、密植しすぎたこと、有害キノコの繁殖、自然災害など。※トップ写真は、吉野山の桜(3/31撮影)私は最近は毎年、花の時期に吉野山を訪ねるが、樹勢の衰えを痛感している。一般財団法人「22世紀吉野桜を愛でる会」は、献木(1本5万円)や育成資金(1口1万円だったが今は制限なし)を募っている。私も協力させていただいたが、ぜひ多くの方にご支援・ご協力いただきたいと願う。では、利典師の全文を紹介する。「吉野の桜と蔵王権現」大和ハウスさんに、吉...田中利典師の「吉野山の桜を守ろう!」

  • 誤字や不適切表記と格闘…「日本語は難しい(2)」/奈良新聞「明風清音」(94)

    「校閲」という仕事をご存じだろうか。〈文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること〉(デジタル大辞泉)。2016年、石原さとみ主演で「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)というドラマをやっていたので、ご覧になった方も多いことだろう。WEBザテレビジョンには、宮木あや子の小説をドラマ化。ファッション誌の編集者になるべく出版社に入社しながら、小説の原稿などを校正する「校閲部」に配属された河野悦子(石原さとみ)が、驚異の集中力と行動力を駆使し、文章中に登場するさまざまな事柄を調べ上げていく姿を描く。私は毎日新聞校閲センター著『校閲至極』(毎日新聞出版刊)を読んで、気になったところを奈良新聞「明風清音」欄に「日本語は難しい(2)」として紹介した(2023.9.21付)...誤字や不適切表記と格闘…「日本語は難しい(2)」/奈良新聞「明風清音」(94)

  • 田中利典師の「感謝を込めて 年末雑感2013」(平成25年)

    今日の「田中利典師曰く」は、「感謝込めて…年末雑感」(師のブログ2013.12.27付)、師が『金峯山時報』に連載されていた「蔵王清風」の文章である。※トップ写真は、大峯山・山上ヶ岳で師が撮られた朝焼け(9/15林南院開創50周年記念登拝)利典師は上司(師僧)・先輩、友人・知人、お弟子に恵まれたそうだ。だから「人との出会いは、かけがえのない財産である。大切にしていれば、利子さえもらたしてくれる」と書かれる。このような「ポジティブ・シンキング」が、師のパワーの原動力なのだ。では、以下に全文を紹介する。感謝込めて…年末雑感私は考えれば上司に恵まれたと思う。金峯山寺に入って、直属の上司といえるのはKさんだった。Kさんは地元関係者や観光協会の役員も兼ねておられたので、夜遅くの会議などが多く、朝出は常に遅かった。そ...田中利典師の「感謝を込めて年末雑感2013」(平成25年)

  • 「御所の郷」フードコートで、お手軽グルメ(京奈和道 御所南PA)

    先週(2023.9.23)のランチタイム、会社の先輩で御所市にお住まいのFさんと、「御所の郷(ごせのさと)」(京奈和道御所南PA)のフードコートを訪ねた。ここは近鉄リテーリングが運営していて、よく流行っている。Fさんも奥さんと、よくここを訪ねるそうだ。※トップ写真は、Fさんご推薦の「あごだしラーメン」(780円税込み、以下同じ)もちろんそれは、料理が美味しいからだ。お盆で帰省した帰り(8/17)にもここへ立ち寄り、鶏カツのついた「豚汁定食」(760円税込み、以下同じ)をいただいた。具だくさんの豚汁も熱々の鶏カツも、とても美味しくいただいた。この日はFさんご推薦の「あごだしラーメン」(780円)と、この時期売れ筋の「きのこのかき揚げ丼」(800円)と「ソースカツ丼」(シングル850円)を注文し、2人で取り分...「御所の郷」フードコートで、お手軽グルメ(京奈和道御所南PA)

  • 田中利典師の「だから、山修行はやめられない」

    今日の「田中利典師曰く」は「大峯にて…」(師のブログ2013.10.29付)、師が『金峯山時報』に連載されていた「蔵王清風」の文章である。※トップ写真は、大峯山・山上ヶ岳で師が撮られたご来光(9/15林南院開創50周年記念登拝)大峯奥駈修行をしていると、神秘体験ともいうべき体験をされるのだそうだ。師は〈大自然の中で神仏を拝むとは、こういう瞬間に出会えるということでもあるのだ。だからこそ、山修行はやめられない〉と結ぶ。では、全文をお読みいただきたい。随筆「大峯にて…」本宗の機関誌に連載している随筆。書きたてですが、早出しします。表題は「大峯にて…」。よろしければお読み下さい。******************「大峯奥駈修行ではどんな体験をされたのですか」と聞かれることがあるが、そんな大した人に誇れるほどの...田中利典師の「だから、山修行はやめられない」

  • トラットリア・ラ・クロチェッタ(大和西大寺駅南口)で過ごす、贅沢なランチタイム!

    先週のランチタイム(2023.9.22)、近鉄大和西大寺駅南口「Coconimo(ココニモ)SAIDAIJI」に入居する「TrattorialaCrocetta(トラットリア・ラ・クロチェッタ)」を訪ねた。ミシュラン掲載店の「リストランテ・リンコントロ」(奈良市薬師堂町)の姉妹店である。「CoconimoSAIDAIJI」の公式HPには、※トップ写真は、イカスミを練り込んだ冷製パスタ。旬の魚介がたっぷりトッピング!全国各地から届くこだわりの食材で作るイタリア料理のお店。生ハムやサラミ等の加工肉、ジビエ料理が人気。季節ごとにお料理に合ったイタリアワインも多数ご用意しております。昼は2,700円(税込)のランチコースのみ、夜はアラカルト、一品料理を楽しめる居酒屋風バールです。テイクアウトでお家でも楽しんでいた...トラットリア・ラ・クロチェッタ(大和西大寺駅南口)で過ごす、贅沢なランチタイム!

  • 田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(5)自然とかかわり地球を守る。修験道通じて文化を見直したい」(産経新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、産経新聞夕刊「新関西笑談」の最終回(2010.10.29付)、「ルネサンス!山の宗教(5)」(師のブログ2013.8.18付に全編掲載されたものを分割)である。※トップ写真は、大峯山・山上ヶ岳で師が撮られたご来光(9/15林南院開創50周年記念登拝)修験道は山の宗教。平地の宗教と違い、山の宗教は野性的な生命力を秘めている。地球を守るのは山の宗教で、それが「修験道ルネサンス」、と話が展開する。なお私がインタビューを受けた「新関西笑談」の最終回(2013.12.6付)は観光の話で、「日帰り客を宿泊客に変えたい」だった。では師の最終回を以下に紹介する。ルネサンス!山の宗教(5)2010.10.29自然とかかわり地球を守る修験道通じて文化を見直したい。金峯山寺執行長田中利典さん--執行...田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(5)自然とかかわり地球を守る。修験道通じて文化を見直したい」(産経新聞)

  • カフェダイニング H&B(大和西大寺駅南口)の 爽健美料理

    今春(2023.4.28)、近鉄大和西大寺駅南口に「Coconimo(ココニモ)SAIDAIJI」という施設がオープンした。複数の飲食店が入居しているので、オープン時は大変な混雑だったと聞いていた。「まあ、落ち着いてから訪ねよう」と思っていると、8月11日(金・祝)に新たに「カフェダイニングH&B(エイチアンドビー)」がオープンした。※写真は「H&Bプレート」2,400円(税込み、以下同じ)。左上のハーブ水は無料でお代り自由もとは、あやめ池北通り沿い・秋篠川近くにあった人気のカフェだ(奈良市中山町西)。オーナーがJAMHA(日本メディカルハーブ協会)認定会員ハーブセラピストとか、日本統合医学協会会員セラピストなど様々な資格を持ち、「ヘルシー&ビューティー」な料理やデザートを提供されていた。殺人的猛暑で冷た...カフェダイニングH&B(大和西大寺駅南口)の爽健美料理

  • 田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(4)自然と『共生』は『共死』伴う。山の神に祈らずして保全はない」(産経新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、産経新聞夕刊「新関西笑談」に掲載された「ルネサンス!山の宗教(4)」(師のブログ2013.8.18付に全編掲載されたものを分割)である。この年、師は「紀伊半島の美しい森林づくり協議会」理事長に就任されたので、森林の話が登場する。※トップ写真は、大峯山・山上ヶ岳で師が撮られたご来光(9/15林南院開創50周年記念登拝)印象的だったのが、「植林の山に神はいない」という師の言葉だった。人工林ばかりの山になり、山の生態系が破壊された。昨年は放置ゴミ(不法投棄)を求めて、熊が出没したというニュースが流れていた。広葉樹が減ったので、餌となるドングリも減っているのだ。なお私が紹介された「新関西笑談(4)」は、「細部まで凝ったツアーは大好評」という話だった。では師の全文を紹介する。ルネサンス!...田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(4)自然と『共生』は『共死』伴う。山の神に祈らずして保全はない」(産経新聞)

  • 紀氏の祖神を祭る「平群坐紀氏神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第57回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.9.14)掲載されたのは〈夏祭りに子供相撲奉納/平群坐紀氏(へぐりにいますきし)神社(平群町)〉、執筆されたのは平群町在住の喜多村英夫さんだった。※トップ写真は、平群坐紀氏神社の中央に通路がある割拝殿。奥に見えるのが本殿=平群町でこの神社は私もお参りしたことがあるが、拝殿の中央に通路がある「割拝殿(わりはいでん)」が特徴だ。石上神宮摂社の出雲建雄神社拝殿も、この様式である。では、記事全文を紹介する。平群坐紀氏神社(平群町)平群坐紀氏(へぐりにいますきし)神社は紀氏の祖神を祭り、辻ノ宮、椿ノ宮とも言われています。延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に「名神大(みょうじんだい)。月次新嘗...紀氏の祖神を祭る「平群坐紀氏神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第57回

  • 田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(3)困難な時代の庶民の味方 役行者は親しみあるスターです」(産経新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、産経新聞夕刊「新関西笑談」に掲載された「ルネサンス!山の宗教(3)」(師のブログ2013.8.18付に全編掲載されたものを分割)、今回は役行者の話だ。師は役行者を〈日本宗教史上、聖徳太子、弘法大師・空海に次ぐスーパースター〉と語る。※トップ写真は、大峯山・山上ヶ岳で師が撮られたご来光(9/15林南院開創50周年記念登拝)また〈奈良の歴史は吉野を含め県内全体で考えるべき〉と指摘される。飛鳥・藤原京と平城京だけでは、古代史だけにとどまってしまう。吉野は古代、中世、近世、近代と、いろんな時代の歴史の舞台として登場する、そのことを忘れてはいけない。なお私の「新関西笑談」(3)は、「OBがボランティアガイド」(2023.12.4付)だった。では師の記事の全文を紹介する。ルネサンス!山の宗...田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(3)困難な時代の庶民の味方役行者は親しみあるスターです」(産経新聞)

  • 殺人的猛暑で山火事が多発、南極のペンギン 1万羽が溺死!?

    まもなくお彼岸というのに、暑さがおさまらない。昨日(9/17)は新潟県で、最高気温が37℃を超えたと報じられていた。今夏(6~8月)は、統計開始以来、最も暑い夏だったそうで、私の周囲にも体調を崩した人が多い。私は身を守るため、外出を控えている。毎日新聞〈日本でいちばん暑い夏平年より1.76度高く統計史上最高〉(2023.9.2付)によると、※トップ写真は、天川村のみたらい渓谷で撮影気象庁は1日、今夏(6~8月)の全国の平均気温が1898年の統計開始以来最高だったと発表した。平年より1.76度高く、これまで最も高かった2010年(平年比プラス1.08度)を大きく上回った。地域別では、北日本で平年を3.0度上回り過去最高となった。東日本(同プラス1.7度)で1位、西日本(同プラス0.9度)で1位タイだった。今...殺人的猛暑で山火事が多発、南極のペンギン1万羽が溺死!?

  • 田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(2)白装束で「非日常」の修行 いったん死んでリセットする」(産経新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「ルネサンス!山の宗教(2)」(師のブログ2013.8.23付)。「新関西商談」(産経新聞大阪夕刊2010.10.25~29)の連載の第2回で、修験道の「擬死再生」(死に装束で山に入って擬似的にいったん死に、聖なるものに触れる。それで生まれ変わって再び日常で生活する)の話である。※トップ写真は、大峯山で師が撮られたご来光(9/15撮影)。心が洗われる素晴らしい風景だ一方、私が登場する「新関西商談」の(2)は、「奈良はうまいものばかり」(2013.12.3付)だった。いまだに「奈良にはうまいものがない」という人がいるが、『ミシュランガイド奈良2022特別版』には、101ヵ店が掲載されている、うまいものばかりではないか!まあこの話は別のところで書かせていただくとして、利典師の記事全...田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(2)白装束で「非日常」の修行いったん死んでリセットする」(産経新聞)

  • 秋祭りに7台のだんじりが登場「十市御県坐(とおいちのみあがたにいます)神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第56回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.9.7)掲載されたのは〈食物つかさどる農の神/十市御県坐神社(橿原市)〉、執筆されたのは同会会員で橿原市在住の亀田幸英さんだった。※トップ写真は、5月5日の例祭時の十市御県坐神社御県坐神社のことは以前、当ブログで詳しく紹介したことがある。またこの神社の秋祭り(10月の第2土曜日と翌日曜日)には、7台ものだんじりが登場することで知られている。では、全文を紹介する。秋祭りのだんじり(2014.10.11撮影)十市御県坐神社(橿原市)十市御県坐(とおいちのみあがたにいます)神社は橿原市北部を東西に流れる寺川の北側に鎮座します。創建年代は不詳ですが、平安時代の「延喜式(えんぎしき)」神名帳(じんみ...秋祭りに7台のだんじりが登場「十市御県坐(とおいちのみあがたにいます)神社」/毎日新聞「やまとの神さま」第56回

  • 田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(1)山嫌いの『へなちょこ山伏』聖なるものに守られながら歩く」(産経新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「ルネサンス!山の宗教(1)」(師のブログ2013.8.23付)。利典師は産経新聞からインタビューを受けられ、それが「新関西笑談」欄(産経新聞大阪夕刊)に、5回にわたって紹介された(2010.10.25~29)。※トップ写真は、吉野山の馬酔木(3/28撮影)半5段(紙面の1/6)という大きな記事である。師はこれをブログに一挙に掲載されたが、もったいないので、私は今日から1回ずつ分割して、紹介させていただく。実は「新関西笑談」欄には、私も登場する(師の3年後の2013.12.2~6)、初回は「カルチャーショック」の話だった。和歌山県人の私が奈良に来て驚いた話の紹介だったが、利典師の初回は、修験道に関する深イイ話だ。では、第1回の全文を以下に貼っておく。ルネサンス!山の宗教(1)2...田中利典師の「ルネサンス!山の宗教(1)山嫌いの『へなちょこ山伏』聖なるものに守られながら歩く」(産経新聞)

  • 故奥村彪生氏の『日本料理とは何か~和食文化の源流と展開~』を読む/奈良新聞「明風清音」第93回

    ソフトな語り口で知られ、「料理界のじいじ」と親しまれた奥村彪生氏が、特発性間質性肺炎で急逝されて、まもなく2ヵ月になる。氏の代表作は、『日本料理とは何か~和食文化の源流と展開~』である。氏を悼み、奈良新聞「明風清音」欄(2023.8.31付)に〈奥村彪生氏の「和食」論〉という小文を寄稿した。以下に全文を掲載するので、ご笑覧いただきたい。※トップ写真は、NHKニュース(8/1付)から拝借した奥村彪生氏の「和食」論伝承料理研究家で、香芝市にお住まいだった奥村彪生氏が先月(2023年7月31日)、お亡くなりになった(本紙8月2日付既報)、享年85歳。私はお目にかかったことはなかったが、代表作の『日本料理とは何か』(農山漁村文化協会)は何度も読み返し、講演で内容を解説させていただいたこともある。以下本書を引用しな...故奥村彪生氏の『日本料理とは何か~和食文化の源流と展開~』を読む/奈良新聞「明風清音」第93回

  • 快著!塩崎省吾著『ソース焼きそばの謎』(ハヤカワ新書)

    本書を読んでから、毎日のように「ソース焼きそば」を食べている。これまで、「お好み焼き」は家でも外でもよく食べたが、こんなに焼きそばを食べ続けたのは、初めての経験である。そこで発見したことの第一は、「市販の焼きそばは、安い!」。近所のスーパーでは、最もよく知られている「マルちゃん焼きそば(3食)」が198円(税別、以下同じ)、イオンのPB商品(大徳食品製)「もっちり麺のソース焼きそば(3食)」だとわずか138円だ。最も高価な日清食品の「鶴橋風月ソース焼きそば(2食)」でも358円。そこに具のキャベツ、もやし、豚肉を加えても、たかが知れている。閑話休題。これまで私は「ソース焼きそばは戦後、大阪で生まれた」「大陸からの帰還者が考案した」という俗説を漠然と信じていたが、そのような先入観を見事にひっくり返してくれた...快著!塩崎省吾著『ソース焼きそばの謎』(ハヤカワ新書)

  • 田中利典師の「山修行で我執を捨てる 古来の宗教観に戻れ」(日本経済新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、日経新聞夕刊のインタビュー記事「修験道と現代田中利典さんに聞く」の紹介である(師のブログ2013.8.24付)。この頃、師は備忘録的に、過去のインタビュー記事をブログに転載されていた。今回も、深い話を分かりやすく語っておられる。ぜひ、全文をお読みいただきたい。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)「山修行で我執を捨てる古来の宗教観に戻れ」(日本経済新聞夕刊)過去にいくつかいろんなメデアの取材を受けたが、当初はネット上にあっても、そのうち消えてしまうものが多い。手元のデータも残っていないものもある。備忘録として、そのうちのいくつか、心に残っているものを転記しておきたい。よろしければご覧下さい。「山修行で我執を捨てる古来の宗教観に戻れー修験道と現代田中利典さんに聞く」(日本経済...田中利典師の「山修行で我執を捨てる古来の宗教観に戻れ」(日本経済新聞)

  • 大和三山が一望!農園直営「大和四季旬菜 白雲庵」(御所市櫛羅)

    うっかりしていて、紹介するのが遅くなった。2ヵ月前(2023.7.16)会社の先輩だったFさんに、「大和四季旬菜白雲庵(びゃくうんあん)」(御所市櫛羅2440-7)にお連れいただいた。この日は、鴨都波(かもつば)神社の「ススキ提灯(ちょうちん)献燈行事」の日だった。お店のHPには、※トップ写真は、この日のメイン料理・鎌田牛(香川県)のイチボのグリエ(グリル)大和三山がすべて見渡せる、素晴らしいロケーションだ!奈良県西部の葛城山の麓の葛城古道沿いにあり、目前の葛城古道には多くの観光客が訪れます。お店からは、奈良盆地、名勝「大和三山」を一望することができ、奈良県内産材を使ったモダンな建物で、どこか懐かしい田園風景からも歴史ロマンやノスタルジーを感じることができます。前菜。イカとエビのテリーヌに、ラヴィゴットソ...大和三山が一望!農園直営「大和四季旬菜白雲庵」(御所市櫛羅)

  • 本場の水餃子と辣子鶏 (ラーズージー)を堪能!「水餃子W」(奈良市高天町)

    猛暑もようやくおさまってきたので、昨日(2023.9.9)のランチタイムに、「水餃子W(ダブル)」(奈良市高天町44-2)を訪ねた。ここは土日祝日だけ、ランチ営業がある。※写真は四川料理の定番、特製辣子鶏(ラーズージー)1,350円(税込み、以下同じ)もちいどのセンター街から「水餃子W」をめざして三条通を歩いていると、外国人ばかりの一群(40~50人ほど)が、西から歩いてきて、驚いた。添乗員らしき人はいないので団体客ではなく、おそらく「JAPANRAILPASS」を使ってJR奈良駅で降りた外国人観光客が、東大寺や興福寺をめざして、行進してきたのだろう。お店は「変なホテル」の南、やすらぎの道から東に入った袋小路になった路地裏にある。「奈良グルメ図鑑」には、「水餃子W」の向かいは、「蕎麦酒場たかま家」だしゃぶ...本場の水餃子と辣子鶏(ラーズージー)を堪能!「水餃子W」(奈良市高天町)

  • 田中利典師の「修験道といま(5)神仏和合の再興」(読売新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道といま(5)神仏和合の再興」(師のブログ2013.7.24付)、読売新聞夕刊(2008年8~9月)に連載されたエッセイの最終回だ。タイトルの「神仏和合の再興」は、この年に発足した日本最大の霊場会「神仏霊場会」を指す。現在、伊勢神宮(内宮・外宮)と、152の社寺が所属し、様々な活動を展開している。では、全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)連載・「修験道といま(最終回)神仏和合の再興」5年前に書いた読売新聞の記事最終回です。******************「修験道といま(5)神仏和合の再興」お正月には初詣、子どもが生まれれば宮参り、お彼岸やお盆には墓参りをして、結婚式は神式かキリスト教の教会へ。そして葬儀はお坊さんを呼ぶ。また家庭には仏壇と神棚が違...田中利典師の「修験道といま(5)神仏和合の再興」(読売新聞)

  • 大嘗祭に火燧木を献上する往馬大社/毎日新聞「やまとの神さま」

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.8.31)掲載されたのは〈火の神生駒山がご神体/往馬大社(生駒市)〉、執筆されたのは同会副理事長で生駒市在住の小野哲朗さんだった。※往馬大社の拝殿と、ご神木の上溝桜(左)=生駒市壱分町で往馬大社は奈良時代から続く式内大社で、正式名称は往馬坐伊古麻都比古(いこまにいますいこまつひこ)神社である。歴代天皇の大嘗祭(だいじょうさい)には、同社の上溝桜(うわみずざくら)の枝を、火おこしに使う「火燧木(ひきりき)」として献上している。では、全文を紹介する。往馬大社(生駒市)往馬(いこま)大社は生駒谷の中央に位置し、生駒山をご神体として、人々が住み始めた太古から守り神として鎮座していたと考えられます。...大嘗祭に火燧木を献上する往馬大社/毎日新聞「やまとの神さま」

  • 田中利典師の「修験道といま(4)奥駈修行」(読売新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道といま(4)奥駈修行」(師のブログ2013.7.14付)。2008年8月に読売新聞夕刊に連載されたエッセイの第4回である。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)4泊5日の大峯奥駈(おくがけ)修行は、危険な行場のある命がけの修行であるが、毎年参加する人がいて、「これをやらないと、一年のけじめがつかない」のだそうだ。そんな奥駈修行の魅力とは何か。師はこれを、「ハレとケ」で解き明かす。以下に全文を抜粋するので、お読みいただきたい。今朝は東南院の奥駈修行の出発を朝4時に見送った。厳しい修行である。さて昨日の続き。********************「修験道といま(4)奥駈修行」大峯修験に関わる修験寺院の多くが夏になるとこぞって、吉野ー熊野間の奥駈修行に赴く。金峯山寺でも...田中利典師の「修験道といま(4)奥駈修行」(読売新聞)

  • 春日野音楽祭2023は、こんなに楽しい!まほろばclubも登場!

    9月16日(土)と17日(日)、「第8回春日野音楽祭」と「奈良クラフトビール祭り」が開催される。毎日新聞奈良版〈ビール片手、演奏に酔う春日野音楽祭16、17日開催〉(2023.9.6付)によると、「第8回春日野音楽祭」(実行委主催、毎日新聞奈良支局など後援)が16、17両日、奈良市の奈良公園春日野園地をメイン会場に開催される。「奈良クラフトビール祭り」を同時開催し、音楽と奈良の味を楽しめる。春日野音楽祭は2015年に春日大社の式年造替を記念して始まった。メインステージがある春日野園地では、奈良市出身のシンガー・ソングライター、氷置晋さんら奈良ゆかりのアーティストらが登場する。JR奈良駅前や奈良国立博物館前などには「まちなかステージ」を設け、高校生や社会人ら一般参加のバンドなどが演奏する。春日大社飛火野ステ...春日野音楽祭2023は、こんなに楽しい!まほろばclubも登場!

  • 田中利典師の「修験道といま(3)山修行」(読売新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道といま(3)山修行」(師のブログ2013.7.13付)、2008年8月に読売新聞夕刊に連載されたエッセイの第3回である。ここに興味深い話が登場する。師がアーユルヴェーダ(インドの伝統的医学)を学んだとき、「毎日、陽が沈む頃に、必ずじっと夕陽を見つめなさい」と教わったそうだ。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28)日没という自然現象を目にすることで、人間もまた自然の一部として生きていることが実感できるのだという。四天王寺の日想観(じっそうかん=彼岸の中日に落日を見て極楽浄土を観想する)に似ていて、興味深い。では、全文を以下に紹介する。「修験道といま(3)山修行」私の盟友・宗教学者の正木晃氏が提言している賞味期限が残った21世紀型の宗教の要件とは、次の5つに集約される。1つは...田中利典師の「修験道といま(3)山修行」(読売新聞)

  • 奈良市旧市街地を案内する「奈良町見知ル」が、ボランティアスタッフを募集中、9月18日(月・祝)には交流会!(2023 Topic)

    奈良市旧市街地(きたまち、ならまち、高畑、京終エリアの約25ヵ所)のいいところを見て、知っていただくイベント「奈良町見知ル」(奈良市と奈良町見知ル実行委員会の共催)、3年目の今年は11月5日(日)~11月12日(日)の8日間、開催される。イベントの公式HPには、奈良町見知ルNaramachiMishiru奈良町のちょっといいところを見て知る秋の1週間2023年11月5日(日)~11月12日(日)奈良町のきたまち、ならまち、高畑、京終では、各エリアの特色を探りつつ、それを「まちの個性」としていかした「まちづくり」が行われています。これらのエリアにある歴史的建造物・社寺・生業(なりわい)の場所といった「地域の宝」となっている「ちょっといいところ」を見て知ることができる「奈良町見知ル」を開催します。開催のごあい...奈良市旧市街地を案内する「奈良町見知ル」が、ボランティアスタッフを募集中、9月18日(月・祝)には交流会!(2023Topic)

  • 田中利典師の「修験道といま(2)無痛文明時代」(読売新聞)

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道といま(2)無痛文明時代」(師のブログ2013.7.12付)、2008年8月に読売新聞夕刊に連載されたエッセイの第2回である。「無痛文明時代」とは、森岡正博氏が著書『無痛文明論』(トランスビュー刊)で指摘している話である。本書は、版元の「内容説明」によると、※トップ写真は、吉野山の桜(3/28付)快を求め、苦しみを避ける方向へと突き進む現代文明。その流れのなかに、われわれはどうしようもなく飲み込まれ、快と引き替えに「生きる意味」を見失う…。現代文明と人間の欲望を、とことんまで突き詰めて描いた著者の代表作。この話は以前にも師は、〈シリーズ「山人vs楽女/奥駈病という病い」⑮〉として紹介されたことがある。山修行は、無痛文明時代への妙薬になっているのだ。ぜひ以下の全文をお読み...田中利典師の「修験道といま(2)無痛文明時代」(読売新聞)

  • 蟹、白鷺や宝珠の絵柄 宇陀水分(みくまり)神社/毎日新聞「やまとの神さま」第54回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。お盆休みの明けた8月24日(木)に掲載されたのは、〈本殿3棟「みくまり造」〉、執筆されたのは大和高田市にお住まいの福岡康浩さんだった。※写真は宇太水分神社の(右奥から)第一本殿、第二本殿、第三本殿=宇陀市菟田野古市場で水分(みくまり)神社のことを「水分(すいぶん)さん」などと呼ぶ地元民も多いので、「この近くに水分(みくまり)神社はありますか?」と尋ねると「それは聞いたことはないが、水分(すいぶん)さんなら、この先や」という答えがよく返ってきた。この神社の本殿の蟇股(かえるまた)には、蟹(かに)、白鷺(しらさぎ)や宝珠の絵柄がある。なお見出しの「みくまり造」とは、同じ大きさの本殿が3棟、横に並んだ造りで、...蟹、白鷺や宝珠の絵柄宇陀水分(みくまり)神社/毎日新聞「やまとの神さま」第54回

  • 田中利典師の「修験道といま(1)」(読売新聞)

    今日からの「田中利典師曰く」では、「修験道といま」(全5回)を順に紹介する。師が執筆し、2008年8月に読売新聞夕刊に連載されたエッセイである。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)もう15年も前の文章だが、全く古さを感じさせないのは、さすがである。今日は「修験道といま(1)」(師のブログ2013.7.10付)から全文を抜粋する。「修験道といま(1)」蓮華奉献入峰おかげさまで今年の蓮華奉献入峰修行も無事終えることが出来ました。参加総勢103人。新客など何人かが途中でリタイヤしましたので、最終的は95人が満行できました。今年も大先達をつとめさせていただきましたが、ほんとに無事でほっとしました。今年は私もいろいろなことがあったので、思いをもって望んだ蓮華入峰でしたが、たくさんの方々に支えられ、例年以上にあ...田中利典師の「修験道といま(1)」(読売新聞)

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