体は清濁併せ吞まない
「清濁併せ呑む」という言葉がありますが、体は、食べたものつまり「清濁」をきっちり分けます。清は体の役に立つ形に変えて(代謝して)利用し、濁は排泄(排便)します。それを果たす最初の砦は胃腸です。中医学では、「清」を「水穀の精微(栄養物質)」といい、これをもとに様々な気と血と津液を生成します。小腸をはじめとするこの働きを「脾」と呼びます。とても大切な働きですね。脾の力が弱い(脾虚)と、すぐお腹がはったり軟便がちだったり食欲が湧かないなどの症状が現れやすく、全身の栄養が足りなくなって疲れやすく、いわゆる「ひ弱(脾弱)」な体質になります。バランスよく、規則正しく、旬のものをよく噛んで食べることです。安易な間食(例えば甘いおやつなど)で紛らす人がいますが、血糖値が上がるだけで、体は元気になりません。ひ弱では病邪を駆...体は清濁併せ吞まない
2024/07/29 16:37