国だけでなく、様々な組織を運営するにあたっては、どうしても「権力」というものが必要になります。しかし、同時に、その権力が構成員を不幸にして、組織を瓦解させるこ…
国だけでなく、様々な組織を運営するにあたっては、どうしても「権力」というものが必要になります。しかし、同時に、その権力が構成員を不幸にして、組織を瓦解させるこ…
議論は何のためにするのでしょう。いつの頃からか、「論破」が流行り始め、相手を言い負かせば自分の意見が正しいと決まるかのような物言いがなされるようになりました。…
人を信じやすい人を「子供」や「未熟」と冷笑して、「人は信用するものではない」と大人ぶる人がいます。しかし、確かに「人に裏切られる」という経験値は増えているかも…
「躾が全くできていない騒がしい子供の入店お断り」という貼紙をしたお店がインターネット上で話題になっていました。日本の社会のこういった姿勢が、親子を息苦しくし、…
年功序列を廃して、能力に応じて処遇すべきとの意見はかなり前から聞かれていたように思います。日本社会でも、以前と比べれば若手の登用が活発になったと感じますが、そ…
社会の厳しさを説かれ、競争の必要性を煽られ、必死に生きてきたのが氷河期世代といえるでしょう。そして、その世代の努力は報われることなく、苦難の時代は、そのまま日…
ミスをすることは避けられないが、同じミスを繰り返してはいけない。社会人としての経験が浅いとき、このような指導を受けることも多いかと思います。そのような時の指導…
以前所属していた団体で、活動日の前日に責任者からこのようなメールが参加者宛に送信されました。「私は最近体調不良で、明日も機嫌が悪いと思います。なので、私を怒ら…
勝手に他人に上から目線の助言や批評をした上に、聞き入れられないと怒り出す。このようなことをされた経験はないでしょうか。勝手な助言は単なる「お節介」といえるかも…
かつては、皆が「幸せ」を求め、そのために一丸となって進んでいたのかもしれません。その結果、社会は豊かになりました。豊かになった社会では、「お金」が重視されまし…
私が小学生の頃、仲間内では既に、綺麗事を捨て去ることが大人になることだという感覚が広がっていました。夢や希望、優しさといったものを虚構として、冷淡になり、他人…
月日の流れは速いもので、2024年も今日で終わります。皆様にとって今年はどのような年だったでしょうか。近所にヨーロッパ人のシェフが経営するレストランがあり、時…
インターネット上でメディアの報道姿勢を「偏向」と批判する様子は珍しくなくなりました。特に、先日の兵庫県知事選挙では、それまで知事を糾弾していたメディアに対する…
人の不幸を喜ぶことは悪徳とされますが、同時に、人間の持っ逃れ難い性のようにも思います。だからこそ、その性が暴走しないように、きちんと向き合い続けなければならな…
11月の初め、コスモスの名所とされる川沿いに家族で行くことにしました。コスモスの時期には遅い気もしましたが、品種にもよるのでしょうか、インターネットの情報では…
とある村のお話です。この村は、特産品の農作物で生計を立てていました。かつて高級な農作物が潤沢に収穫できていた頃は、村民皆に多額の分配を行い、豊かに生活していま…
兵庫県知事選挙が終わり、前知事がまさかの再選を果たしました。あのような形で職を失ったときは、再選どころか、いかなる公職等でも再起不能と思っていましたが、本当に…
競争は社会の発展のために必要不可欠なものといわれます。そういった中、日本で、世界で、新自由主義による競争の激化がみられますが、果たして社会は発展しているでしょ…
昨今、就職氷河期世代が満足にキャリアを積めず、家庭も持てないままに中高年となり、社会基盤を揺るがしかねないと問題視されています。私は、就職氷河期の最後の頃に就…
先日の自民党総裁選でも取り上げられた選択的夫婦別姓の是非について、特に保守派とされる方々からは強い異論が出ています。その異論には様々な内容がありますが、中心と…
子供達が7歳と4歳になり、何を目指して子育てをしていくのか考えることがあります。教育については、社会への適応を重んじるのか、個性の発揮を重んじるのかが常に議論…
日本の失われた30年を招いた原因については、様々な考察がなされています。おそらく、一つの原因によるものではなく、多様な要因が複雑に絡み合って、今の状況を招いて…
この世には、決して許してはならないことがあります。しかしながら、そもそも「許してはならない」とは何を意味しているのでしょうか。時々、特にインターネット上で、有…
人生の大切なもののために:佐藤美由紀著「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」
佐藤美由紀著「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」を読了しました。ムヒカ氏のことが世界で、そして日本でも話題になってから久しくなりましたし、既にム…
東京都知事選が終わりました。選挙の制度や運用については、これまでも様々な問題や疑問が指摘されていましたが、それらが、ここまで顕在化したのは初めてではないでしょ…
自由には責任が伴うと言われますが、自分の意思で決めた行動に対して起きたことは、全て甘受しなければならないのでしょうか。自分の意志で就職した企業がブラック企業だ…
先日、7歳の娘を美容室に連れていきました。まだまだ様々な場面で、他人に対して控えめで臆しがちですが、散髪は嬉しそうで、これも小さな成長の証なのかなと思いました…
他人のためを思えば、あえて厳しく接しなければならない時もあるのでしょう。しかし、同時に、それはとても難しいことです。相手を傷つけ、関係を壊してしまうおそれもあ…
ある民主主義国家のお話です。ある国が、民主主義で運営されることとなりました。選挙で選ばれた代表は、自分に投票した人だけでなく、全国民の利益になりよう、皆の声を…
前回ご紹介した河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」では、インターネットを活用して支持を広げた栗城氏が、ある時期から一転、インターネットを通じて集中…
相矛盾するいくつもの真実の果てに:河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」
河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」を読了しました。35歳でエベレストにおいて滑落死した登山家・栗城史多氏。その生前から彼を取材していたテレビディ…
お正月、実家の近くの石神井公園をゆっくりと散策しました。冬の景色も、とてもいいものですね。そこでふと、冬の景色の、雪景色ではない普通の景色のどこに魅力を感じる…
お正月に実家のある石神井町に行きました。石神井公園駅の南口の駅前商店街が再開発され、大きく姿を変えるようです。駅前の目立つ場所にあり、小さい頃から慣れ親しんで…
また空気が変わったのかもしれない。ジャーナリストの櫻井よしこ氏のX投稿に関するニュースを見て、そう感じました。同氏の投稿は次のようなものでした。《「あなたは祖…
ウルトラシリーズ最新作のウルトラマンブレーザーが最終回を迎えました。かつては1年間だった放送期間が今は半年になったようですが、その分クオリティの高いものができ…
昨年11月に仕事で山梨県甲府市を訪れました。甲府市は10年以上前、3年間暮らしていた思い出の土地です。前任地の群馬で働く楽しさを感じていましたが、山梨に来て新…
「人様に迷惑をかけてはいけない」と言われますが、誰かにかけてはいけない「迷惑」とは一体何でしょう。人は一人では生きていけません。誰とも接しないような生活を送っ…
2024年が始まりましたが、今年はどのような年になるでしょうか。2023年も様々なことがありましたが、社会を揺るがしたことのひとつとして、故ジャニー喜多川氏に…
昨年のクリスマス、12月25日の朝のこと。2人の子供たちが、起こされずに起きる、言われる前に着替える、これをクリスマスの奇跡と言わずして何と言うのでしょう。そ…
選択的夫婦別姓制度には賛否両論あります。とはいえ、世論調査では賛成派が多数となるほどに社会が変わる中、政府自民党の一部が強硬に反対し、実現を半ば力ずくで阻んで…
就職する前に、ある方から仕事を進めるに当たって大切なことを教えられました。ある時点までは、様々な意見をよく聞くこと、そして、ある時点で決断し、あとは迷わず進め…
子供たちが生まれてから、子供向けのものを除き、あまりテレビを見なくなりました。その中で、今だに見続けている数少ないテレビ番組の一つが「孤独のグルメ」です。今年…
人は矛盾に満ちた存在といわれることがあります。しかし、大切にすべき様々な価値があり、それらが衝突する場面も珍しくない以上、それは当たり前なのかもしれません。む…
「生産性」という言葉が広まって久しいように思います。しかし、少ない資源で効率的に物やサービスを生み出すという前向きな言葉のはずですが、「日本は生産性が低い」と…
不登校対策を巡る滋賀県の首長会議での同県東近江市長の発言が批判を浴びました。発言の内容は、「大半の善良な市民は、嫌がる子どもを無理して学校に押し込んででも義務…
自民党埼玉県議団が議会に提出していた虐待禁止条例の改正案が全国的に厳しく批判されました。小学3年生までの子供だけで留守番をさせたり、公園で遊ばせたりすることま…
日本には人権の観念が根付いていない、あるいは、人権は日本の風土に馴染まないなどと言われることがあります。前者は人権を重んじる立場からそれが浸透しないことを憂い…
「職業に貴賤なし」という言葉があります。あらゆる経済的、社会的活動で世の中が成り立ち、個々人が、直接また間接的にそれらに支えられ、生きているとするならば、上記…
タレントのryuchellさんが自ら命を絶ちました。pecoさんとの離婚後に主にインターネット上で受けていた誹謗中傷がその原因の一つではないかとの声も聞かれま…
名古屋城復元に際してのバリアフリー化に関する討論会で障害者に対する差別的発言が行われた際、発言者が、「障害者で生まれるかもしれないけど、健常者で生まれるかもし…
「わがまま」と言い放つ「わがまま」:名古屋城復元をめぐる差別問題
名古屋城復元に際してのバリアフリー化に関する討論会で障害者に対する差別的発言が行われ、それを市側が制止しなかったことが問題視されています。どのような差別的発言…
インターネット上の様々な記事を折に触れて見ていますが、1〜2年に1回くらいでしょうか、記事自体に悪意がまとわりついたようなものを目にすることがあります。差別意…
LGBT法案が衆院本会議で賛成多数で可決されました。この法案に関連して、あまりニュースにはなっていないようですが、先日、エマニュエル駐日大使が、他の14カ国の…
自民、公明両党により、性的少数者への理解増進を目的とする議員立法「LGBT理解増進法案」の修正案が衆院に提出されました。この修正案については、様々な批判がなさ…
愛は金で買えるのかという問があります。文字通り解釈するならば、不可能でしょう、というよりも、最初から矛盾しています。愛は人に対して向けられる感情ですが、それを…
長く生きられない人を助けるのは無駄だという意見を耳にすることがあります。しかし、それならば、あと何年生きる人であれば、助けることが無駄でなくなるのでしょうか。…
先日、久しぶりに実家のある石神井町に帰省しました。近所の石神井公園を散策すると、石神井池を中心にツツジが華やかでしたが、三宝寺池ではカキツバタが綺麗でした。し…
最近触れることが多い内田樹氏が、早稲田大学大学院での指導教授によるハラスメント事件について書いています。http://blog.tatsuru.com/202…
放送法の解釈変更を巡る総務省の行政文書の問題について、背景に政治家や官僚の権力闘争があると指摘する記事がありました。https://gendai.media/…
速いもので、上の娘が幼稚園を卒園、4月から小学生になり、下の息子が4月から幼稚園に通います。子育てをしていて初めて分かったことは沢山ありますが、その一つが、「…
金と力に我を忘れた悲しき社会:バルファキス著「父が娘に語る〜経済の話」後編
前回に引き続き、ヤニス・バルファキス著「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」について、特に印象に残った箇所の2つ目です。ht…
成長はなく、搾取されるだけの封建社会:バルファキス著「父が娘に語る〜経済の話」前編
ヤニス・バルファキス著「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」を読みました。経済学はあまり勉強したことがありませんでしたが、経…
少し前の話になりますが、当時、プロeスポーツチームと契約していた女性ゲーマーが、男性の身長について「170ないと、正直、人権ないんで。170センチない方は『俺…
「寛容のパラドックス」というものをご存知でしょうか。カール・ポパーが1945年に発表したもので、社会において寛容であることを重視し、不寛容な人々にも寛容になる…
令和5年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。昨年の社会は、明るい話題がないわけではありませんでしたが、どちらかというと暗い話題の方が目立ち、全体として…
先日、40歳の誕生日を迎えました。本当に速いものですが、これからはもっと速いのでしょうね。気付いてみれば、人生の折返しに近い場所まで来ていたことになります。若…
社会の中で、悩み、苦しみ、その声を上げることが、いつからここまで危険なことになったのでしょうか。つらさを表明しただけで、見えないところから多数の石を投げられる…
自己責任という言葉、本当に嫌な言葉、というより、嫌な使い方をされる言葉です。この言葉が最初に大々的に言われたのは、今から20年程前、イラクで武装集団の人質とな…
戦時中、国民は「欲しがりません、勝つまでは」と強いられました。戦後の経済成長の中、若い人達は「欲しがりません、出世するまでは」と強いられました。そして現在、非…
著名人の事実婚の解消を報じたネットニュースのコメント欄を見て釈然としない気持ちになりました。それは、結婚した3組に1組が離婚する現状を指摘し、離婚や事実婚解消…
私がよく閲覧するブログの一つに、保育師等の経験のある男性が子育て相談に応じるというものがあります。軽妙なイラストに乗せて、核心を突く回答をされており、大変面白…
「国のために戦いますか?」という質問に対して「はい」と回答した日本人の割合が13%と世界最低との記事を目にしました。https://president.jp/…
基礎となる大きな歯車が狂っていて、それを自分の手では、どうすることもできず、それでも歯車全体を回し続けなければならないとき、加えるべき小さな歯車を敢えて狂った…
安倍晋三元総理の国葬について、自民党所属の北海道議会議員がツイートした内容が批判を集めています。国葬に反対する意見に対して、「賛成して欲しいとか、野暮なことは…
最近、勤務先の行き帰りの電車内の僅かな時間で、池上彰著「そうだったのか!現代史」を読んでいます。娯楽を内容とするものではなく、硬いテーマを扱っているにもかかわ…
今年も終戦記念日を迎えました。僅か77年前に、あのような惨禍があったなど、改めて考えると、本当に信じられません。長らく、軍備の拡張と平和主義の徹底の間で議論が…
インターネットでの誹謗中傷が問題視されて久しく、また、事実に反するデマに基づくものも少なくありません。デマを安易に信じることを戒める意見もありますが、デマを広…
希望と絶望を同時に感じる、そのようなニュースを見ました。小学生のランドセルが重すぎるという問題は、前々からよく聞かれていましたが、小学生自身がアイデアを出して…
SMAPの「世界に一つだけの花」が人気を博して、どのくらい経つでしょうか。♪ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン♪ここまでシンプルで印象…
最近、娘も息子も「きかんしゃトーマス」を気に入っています。自分が子供の頃はあまり見ていなかったので、大人になって初めて、子どもたちと一緒にしっかり見たのですが…
早いもので、2021年も終わろうとしています。新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いてきましたが、経済への爪痕は大きく、それ以前からの日本の格差拡大、貧困化も…
何とかと煙は高いところが好きといいますが、それは、おだてに乗りやすいことの例えだそうで、高いところから景色を見るのは、純粋に気持ちのいいことだと思います。高い…
メンタリストDaiGo氏の生活保護受給者、ホームレスに関する差別発言が大きな批判を招いています。彼の一連の発言は、あまりにも醜悪なものですが、一方で、目新しい…
社会の分断、それは幸せを諦め、放棄した社会:令和2年を振り返って
皆様、ご無沙汰しております。早いもので、令和2年ももうすぐ終わりですが、皆様にとって、どのような年だったでしょうか。今や、新型コロナウイルス感染症が常に社会に…
「子どもが生まれて、初めて本当の幸せを感じた。子どものいない人がかわいそう。」このような言葉を発する人がいたら、どう感じるでしょうか。「子どものいない、できな…
中学校や高校の中には、時代に合わない理不尽な内容の校則を残しているところがあり、ブラック校則として昨今問題視されています。最近も、ツーブロックの髪型を校則で禁…
「差別」に関して強く印象に残る漫画が、インターネットに掲載されていました。【漫画】「アジアの女は…」海外で受けた人種差別 叔母の毅然とした対応で気付くことht…
カウンセリングを職業にしているわけではないのですが、産業カウンセラーの資格は持っています。資格を持っているだけで十分なカウンセリングができることはなく、実践と…
プロレスラーの木村花さんが、リアリティ番組内の言動を契機としたSNSでの誹謗中傷を苦にして自ら命を絶ちました。インターネット上の誹謗中傷による悲劇は、これまで…
コロナウィルスの問題は、収束とはいかないまでも、一応の落ち着きが出てきた感じですね。それにつれて、コロナウィルス自体の問題以外に生じてきた社会の問題、感染者や…
何を大事にすべきかという価値観:コロナウィルスの問題への対応に当たって
皆様、御無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。数か月前には想像もしていなかった状況ですが、それぞれに異なる形で、大きな影響を受けていると思います。コ…
令和2年が始まりましたね。年末年始は、いかが過ごされましたか。今年の抱負を立てた方もいれば、そうでない方もいらっしゃることでしょう。自分の抱負というわけではあ…
子供たちの学力低下が問題視されて久しくなりました。また、学力向上のための取組も、この間の英語民間試験の件が象徴するように、迷走するものが多いように感じます。そ…
歴史を学ぶ意味は何なのでしょうか。「温故知新」は広く好まれる言葉ですが、昔の事象から新しい知見を得るとは、どういうことなのでしょうか。ところで、過去にハンセン…
先日実家に帰省して、久しぶりに大学時代の友人達と会ってきました。4年ぶりくらいの再会、生活状況はそれぞれ変わっても、基本は昔のまま、楽しい時間が過ごせました。…
相模原の障害者施設での殺傷事件から速いもので3年が経過しました。重度の障害者の生きる価値を否定し、殺害していった犯人の行為、また、それを正義と確信するような犯…
太平洋戦争における日本の戦争責任は、常に政治の論点として激しく議論されてきました。主に中国や韓国といった他国との関係も含めて、感情的になりやすく、繊細な問題で…
参議院議員選挙が終わりました。盛り上がりに欠ける中、与党が安定した議席を確保する一方、自民党は改選前よりも議席を減らずという、評価が難しい結果であるようにも感…
体罰等の議論に当たって、必ず出てくる、全く理解できない意見があります。「社会は理不尽に溢れているのだから、学校で理不尽を経験させることにも意味がある」というも…
金融庁のワーキンググループによる報告書で「平均的な高齢夫婦の場合、毎月およそ5万円の赤字が続き、退職後の30年間でおよそ2000万円の不足が生じる」とされたこ…
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国だけでなく、様々な組織を運営するにあたっては、どうしても「権力」というものが必要になります。しかし、同時に、その権力が構成員を不幸にして、組織を瓦解させるこ…
議論は何のためにするのでしょう。いつの頃からか、「論破」が流行り始め、相手を言い負かせば自分の意見が正しいと決まるかのような物言いがなされるようになりました。…
人を信じやすい人を「子供」や「未熟」と冷笑して、「人は信用するものではない」と大人ぶる人がいます。しかし、確かに「人に裏切られる」という経験値は増えているかも…
「躾が全くできていない騒がしい子供の入店お断り」という貼紙をしたお店がインターネット上で話題になっていました。日本の社会のこういった姿勢が、親子を息苦しくし、…
年功序列を廃して、能力に応じて処遇すべきとの意見はかなり前から聞かれていたように思います。日本社会でも、以前と比べれば若手の登用が活発になったと感じますが、そ…
社会の厳しさを説かれ、競争の必要性を煽られ、必死に生きてきたのが氷河期世代といえるでしょう。そして、その世代の努力は報われることなく、苦難の時代は、そのまま日…
ミスをすることは避けられないが、同じミスを繰り返してはいけない。社会人としての経験が浅いとき、このような指導を受けることも多いかと思います。そのような時の指導…
以前所属していた団体で、活動日の前日に責任者からこのようなメールが参加者宛に送信されました。「私は最近体調不良で、明日も機嫌が悪いと思います。なので、私を怒ら…
勝手に他人に上から目線の助言や批評をした上に、聞き入れられないと怒り出す。このようなことをされた経験はないでしょうか。勝手な助言は単なる「お節介」といえるかも…
かつては、皆が「幸せ」を求め、そのために一丸となって進んでいたのかもしれません。その結果、社会は豊かになりました。豊かになった社会では、「お金」が重視されまし…
私が小学生の頃、仲間内では既に、綺麗事を捨て去ることが大人になることだという感覚が広がっていました。夢や希望、優しさといったものを虚構として、冷淡になり、他人…
月日の流れは速いもので、2024年も今日で終わります。皆様にとって今年はどのような年だったでしょうか。近所にヨーロッパ人のシェフが経営するレストランがあり、時…
インターネット上でメディアの報道姿勢を「偏向」と批判する様子は珍しくなくなりました。特に、先日の兵庫県知事選挙では、それまで知事を糾弾していたメディアに対する…
人の不幸を喜ぶことは悪徳とされますが、同時に、人間の持っ逃れ難い性のようにも思います。だからこそ、その性が暴走しないように、きちんと向き合い続けなければならな…
11月の初め、コスモスの名所とされる川沿いに家族で行くことにしました。コスモスの時期には遅い気もしましたが、品種にもよるのでしょうか、インターネットの情報では…
とある村のお話です。この村は、特産品の農作物で生計を立てていました。かつて高級な農作物が潤沢に収穫できていた頃は、村民皆に多額の分配を行い、豊かに生活していま…
兵庫県知事選挙が終わり、前知事がまさかの再選を果たしました。あのような形で職を失ったときは、再選どころか、いかなる公職等でも再起不能と思っていましたが、本当に…
競争は社会の発展のために必要不可欠なものといわれます。そういった中、日本で、世界で、新自由主義による競争の激化がみられますが、果たして社会は発展しているでしょ…
昨今、就職氷河期世代が満足にキャリアを積めず、家庭も持てないままに中高年となり、社会基盤を揺るがしかねないと問題視されています。私は、就職氷河期の最後の頃に就…
先日の自民党総裁選でも取り上げられた選択的夫婦別姓の是非について、特に保守派とされる方々からは強い異論が出ています。その異論には様々な内容がありますが、中心と…
先日、7歳の娘を美容室に連れていきました。まだまだ様々な場面で、他人に対して控えめで臆しがちですが、散髪は嬉しそうで、これも小さな成長の証なのかなと思いました…
他人のためを思えば、あえて厳しく接しなければならない時もあるのでしょう。しかし、同時に、それはとても難しいことです。相手を傷つけ、関係を壊してしまうおそれもあ…
ある民主主義国家のお話です。ある国が、民主主義で運営されることとなりました。選挙で選ばれた代表は、自分に投票した人だけでなく、全国民の利益になりよう、皆の声を…
前回ご紹介した河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」では、インターネットを活用して支持を広げた栗城氏が、ある時期から一転、インターネットを通じて集中…
河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」を読了しました。35歳でエベレストにおいて滑落死した登山家・栗城史多氏。その生前から彼を取材していたテレビディ…
お正月、実家の近くの石神井公園をゆっくりと散策しました。冬の景色も、とてもいいものですね。そこでふと、冬の景色の、雪景色ではない普通の景色のどこに魅力を感じる…
お正月に実家のある石神井町に行きました。石神井公園駅の南口の駅前商店街が再開発され、大きく姿を変えるようです。駅前の目立つ場所にあり、小さい頃から慣れ親しんで…
また空気が変わったのかもしれない。ジャーナリストの櫻井よしこ氏のX投稿に関するニュースを見て、そう感じました。同氏の投稿は次のようなものでした。《「あなたは祖…
ウルトラシリーズ最新作のウルトラマンブレーザーが最終回を迎えました。かつては1年間だった放送期間が今は半年になったようですが、その分クオリティの高いものができ…
昨年11月に仕事で山梨県甲府市を訪れました。甲府市は10年以上前、3年間暮らしていた思い出の土地です。前任地の群馬で働く楽しさを感じていましたが、山梨に来て新…
「人様に迷惑をかけてはいけない」と言われますが、誰かにかけてはいけない「迷惑」とは一体何でしょう。人は一人では生きていけません。誰とも接しないような生活を送っ…
2024年が始まりましたが、今年はどのような年になるでしょうか。2023年も様々なことがありましたが、社会を揺るがしたことのひとつとして、故ジャニー喜多川氏に…
昨年のクリスマス、12月25日の朝のこと。2人の子供たちが、起こされずに起きる、言われる前に着替える、これをクリスマスの奇跡と言わずして何と言うのでしょう。そ…
選択的夫婦別姓制度には賛否両論あります。とはいえ、世論調査では賛成派が多数となるほどに社会が変わる中、政府自民党の一部が強硬に反対し、実現を半ば力ずくで阻んで…
就職する前に、ある方から仕事を進めるに当たって大切なことを教えられました。ある時点までは、様々な意見をよく聞くこと、そして、ある時点で決断し、あとは迷わず進め…
子供たちが生まれてから、子供向けのものを除き、あまりテレビを見なくなりました。その中で、今だに見続けている数少ないテレビ番組の一つが「孤独のグルメ」です。今年…
人は矛盾に満ちた存在といわれることがあります。しかし、大切にすべき様々な価値があり、それらが衝突する場面も珍しくない以上、それは当たり前なのかもしれません。む…