−thee EURASIAN CANNONBALL− 走れ!夕焼け逃避行 大阪発 ポルトガル経由 稚内行き 29カ国200日
発車まではまだ一時間ほどあり、僕は座って待つために空いている席を探すことにした。 人であふれる待合場のなかをかきわけながら、ときに周りを見まわしながら腰を下ろす場所を探した。そうやって歩き回っているうちに、人の多さとそれによる心理的圧迫感
地下鉄を降り、上海駅正面に出る通路を抜けると、外はすっかり夜になっていた。成都行き列車の発車時刻までまだ余裕はあるが、なんとなく急かされるような気分になった。 まずは、荷物預かり所にバックパックを取りに行かないといけない。荷物の預り証を手
中国とクリスマス。どうも結びつかないものがある。「ふんっ、西洋の風習に無理にかぶれて」、と思ったが、「いや待てよ、自分たちの日本だってそうだ」と思い直した。ここよりもっとかぶれている気もする。 最初に感じた中国とクリスマスの違和感は、アジ
一応はお腹の減りも収まったので、デパートなどをうろうろ見てみるも、あまりおもしろいものではなかった。昨日から続くだるさは体を疲れやすくしていた。 仕方ないので、建物の上の部分が丸くなったデパートで、外を眺めながら休むことにした。その丸くな
また南京路でうろうろするのも芸がないので、そのまま人民広場駅を通り過ぎ、衝山路駅まで行った。この衝山路は、ほかの通りとは一風変わった通りだと、日本で読んだ本にあった。中国の青山通りという、なんだかよくわからない例えが、その本に書いてあった
帰りはもちろん、あのぼったくりタイムトンネルを使わず、地下鉄に乗った。運賃は、たった二元(約二十六円)。行きと同じお金で、この地下鉄なら十五回も乗れる。まあそんなに乗る必要はないのだけれど。なんやろうかこの違いは。しかも地下鉄なら顔が引き
様々な商品を見はしたが、結局は水と菓子パンを持ってレジに並んだ。どのレジも長い行列ができている。この込み様は、客の多さにではなく、レジ打ちの店員のまずさに大きな原因があるようだ。 並んでいるここから見えるレジ店員に、急ごうという気がないの
いろいろ興味深く見ていると、ペットボトルに入った日本のメーカーのお茶があった。中国でサントリーのウーロン茶があることは前から知っていたが、おーいお茶や生茶などの緑茶が種類豊富にあるのには少し驚いた。 しかし、驚くのはそれだけではなかった。
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