たばこ増税大賛成

7月1日からタバコが値上がりする。その前に買いだめしておこうという喫煙者が大勢現れた。喫煙者の消費者心理からいえば、安いうちに買っておこうという気持ちは至極当然である。この買いだめは過去最高との報道を聞き、喫煙者は大変だなと感じた次第である。僕は真性な非喫煙者であり、生涯1本たりとも吸ったことはない。理由は、部屋がタバコ臭くなること、健康を損ねること、そしてタバコ代がバカにならないこと、である。タバコ値上げの度に、僕は内心喜んでいた。値上げはタバコ税の収益アップになるし、禁煙者が増えれば、火事や、ポイ捨てなどの問題も減少する。いいことずくめだ。早いとこ、一箱500円の大台に乗せてほしいところだ…

昨日に引き続き

昨日に引き続き、奈良の放火殺人事件について書きたい。長男の部屋が病院のICUになぞらえて、「集中勉強室」と言われていたという情報がテレビで流されていた。この情報も、テレビではどこから出たものか言ってはいなかったが、おそらく、本人から話を聞いた友人が語ったものだろう。教育熱心すぎる両親に対しての反抗から、犯行に及んだと考えられる。と僕が思うこのことも、テレビから得たものだ。 我々はこのような情報を得て、どうすればいいのだろう。こういう事件が起きる可能性があるから、過剰な教育は一慮を有すると解するべきか、あるいは、人格教育をしっかりすれば、対受験教育は厳しくしても問題はないと解するべきか。難しいと…

眉につばつけて

奈良の16歳長男による放火殺人事件がまたいつもの様相を呈してきた。どこからかテレビ局が入手した小学校の卒業文集から、長男の「将来は医者になりたい」という文を紹介していた。そして、近所の人や、友人らが、長男のことをべらべらとしゃべっていた。こういうことは、本当に個人情報の無断公開にあたらないのだろうか。悪意を持った第三者が長男の様子などを捏造して語った場合、テレビ局側は果たしてそれをしっかりと検証した上で、放送するのだろうか。マスコミによる、加害者への人権蹂躙は、放っておけない状態にある。もちろん被害者へのそれも憂慮すべき状態にあることは明らかだ。視聴率のためならなんでもするテレビ局は信用ならな…

中傷放送はやめよう

秋田の米山豪憲君殺害事件の容疑者、畠山鈴香が逮捕されて2週間ほどたった。本人は豪憲君殺害を認めたということで、この事件についてだけは一応の解決を見た。ニュースとしてはこれでひとまず終了である。ところが、ワイドショー、ニュースショーと称するテレビ番組は、水死した容疑者の娘彩香ちゃんの事故を追っている。そのスタンスは畠山鈴香を彩香ちゃんも殺害しているいるのではないかということを、大々的に示唆して放送している。誰が見てもわかるような、ものすごいあからさまにである。この説を裏付けるために、学校時代の友人らしき人物や、社会人時代の上司や同僚のコメントをとっている。そのコメントが畠山の人柄や、勤務態度の善…

ニュースがいっぱい

今日は大変な一日だった。 まず、村上世彰氏逮捕。幸い市場の大きな混乱は起きなかったようだ。逮捕前の記者会見で、村上氏は罪を認めていた。テレビでは、罪をあっさりと認めたのは、今後いわゆる村上ファンドという会社を、存続させてゆくために、何らかの司法取引があったのではないかと述べていた。 しかし、ライブドアといい、村上ファンドといい、六本木ヒルズは虚業の塔のような気がしてきた。 次は、秋田小1殺害事件、容疑者逮捕。畠山鈴香容疑者は死体遺棄だけをしたことだけ認め、殺害は否認しているという。ということは、豪憲くんを殺害した、実行犯がおり、その後、畠山に死体遺棄を依頼したということになる。この共犯者はどこ…

しっかり働こうよ

ライブドアに続いて、村上ファンドが大変だ。インサイダー取引疑惑である。元ライブドアの宮内氏が証言しているようだ。これが事実で、村上世彰氏逮捕なんてことになったら、市場は混乱するのだろうか。やはりコンピュータ操作だけで、何千億もの金を動かす「虚業」は、額に汗して働く「労働」にはかなわないのだな。ところで「楽天」三木谷社長は大丈夫だろうな。

『ICFTU(国際自由労働組合連盟)』(森羅万象あー20)

「ICFTUの優先課題は、1,雇用と国際労働基準、2,多国籍企業問題、3,人権・労働組合権、4,労働組合の組織化、5,女性、青年、平等、6,児童労働の撲滅、7,HIV／AIDS問題、8,世界平和の実現です。」 とICFTU関連のウェブサイトに掲げてあった。1〜4まではこの連盟に見合った課題だ。5の平等というのはわかる。女性というのは、女性の社会進出のことか？ 青年というのは、いったい何のことか？ 6の児童労働の”撲滅”というのは、非常に威勢がいい。しかし、先進国と発展途上国との経済格差はいかんともしがたいし、"撲滅"するには、先進国が途上国に与えるODAはどれくらい必要なんだろう。そして途上国…

最初はいいけど

昨日から駐車違反の取締りが民間委託され「駐車監視員」として活動を開始した。わずか5分程度、車を離れただけで、違反切符が切られることもあるそうだ。 その効果は覿面で、違法駐車の数は激減した。これはこれでよいことだと思う。渋滞も緩和されるだろうし、事故も減るだろう。ただ気がかりなのは、ドライバーと監視員とのトラブルがもとで、傷害や殺人事件に発展したりしないだろうか。ドライバーが思わずカッとなって監視員を殴ってしまったなんて事件が起きないことを切に願う。もうひとつ、ドライバーが監視員を買収することも、考えられないことではない。まだ、制度が始まったばかりで、監視員も責任を持って職務を果たしているだろう…

【I C(integrated circuit)】(森羅万象：あー19)

ICと聞くと、今でこそキャッシュカードなどに埋め込まれたICチップを連想するが、僕が子供の頃は、ゲームウォッチや電卓などに入っている電気関係の部品というくらいの認識しかなかった。後にLSIという言葉が聞こえ始め、家庭用ビデオゲームが出る以前の電子ゲームに使われていた記憶がある。 IC自体は20世紀半ばに発明されたそうであるが、わずか半世紀で急速に進歩し、我々の生活には欠かせないものとなった。20世紀という時代は人類にとって、凄まじいまでの発展を遂げた100年だったんだなと改めて思う。この発展が人類存亡の危機を現出させてしまったという悪しき面も忘れてはならない。

新たな気持ちで

今日から6月。衣替えだ。3月半ばから滞っていたこのブログも、季節の変わり目にあわせて、再起動することにした。といっても、リニューアルする訳ではなく、今まで通りにやっていく。久しぶりに森羅万象の続きからはじめることにしよう。