生きる力の衰えに嘆く日
今時、教育界では「生きる力」など口にしないだろう。90年代後半から繰り返し聞かされてきたはずだが、内容が一体何だったかは忘却の彼方にある。今そう問われて(いや以前から)一番ピッタリするのはかのウチダ氏が語る「何でも食べられる」「どこでも寝られる」そして「誰とでも仲よくなれる」だと思ってきた。別に教育のことを語りたいわけでなく、つくづく「自分」の生きる力の衰えを感じる出来事があったので書き出した。コロナ感染対策絡みの全国旅行割は終了が近いということで、前から一度はと思っていた隣県のある温泉旅館に泊まりに出かけた。「食べる宿」を標榜し、売り物は「すっぽん」のフルコースである。すっぽん料理の店は以前は町内にも2軒あり、飲み歩いていた30代に何度か食した記憶がある。それ以来ご無沙汰であり「羽後のたべびと」を自認し...生きる力の衰えに嘆く日
2023/02/28 17:56