最後に一杯、お注ぎします
今年の書初めに選んだ一字は「撚」だった。「撚る(よる)」を取り上げた訳は、1月3日に「新しいシフォン主義とは何か」と題した拙文に書いてある。今、改めて読み直し、「ねじり合わせる」という意から「禍福は糾える縄の如し」という句が浮かぶ。ここ数年のうちで最も「禍」が多かった年であったからだろう。その一部をこの場に記した時もあり、日記的叙述が増えた。私的な事柄を露出するのは趣味がよくないが、少し吐き出したい気分にもなった。年頭に「平凡な『なんでもない日々』が、ただ流されるままの『なんにもない日々』にならぬよう努めたい」と書き、結果「なんでもない日々」の貴重さを知ったことになる。さて、滞りが目立った当ブログだが、いつものごとく勝手に締め括りたい。自分自身ずいぶん医者にお世話になった一年だ。数えたら6つの医療機関。齢...最後に一杯、お注ぎします
2022/12/31 10:50