心情グラグラで右左
対談した二人の名前を見れば、ほぼ内容は予想される。興味深く読めたし考えに共感できたこともある。ただ、こう書いてしまうと「ああ、お前は…」という見方が固定される。それがこの国の大きな不幸である気がするし、自分自身もなかなか脱け出せない感覚がある。ジャーナリズムに対する向き合い方も同様だ。『なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか』(望月衣塑子×佐高信講談社+α新書)この対談でもやや思想的な区分が示されているが、メジャーな新聞など私たちが目にする報道のほとんどには、何かしらの先入観が入り込んでいる。だから「〇〇新聞は読まない」といった判断をする人も少なくない。一個の人間が受け入れられる情報には限りがあるから、現実問題として、それは仕方ないだろう。官房長官時代の菅前首相と望月記者とのやりとりはずいぶんマスコミを騒がせた...心情グラグラで右左
2022/05/29 16:32