長年連れ添った夫が亡くなった後、妻の生活に大きく関わるのが「遺族年金」です。 特に、高齢の専業主婦やパート勤務だった女性にとっては、夫の年金が主な収入源となっていたケースも多く、夫の死後の生活資金がどうなるのか、不安に感じる方も少なくないでしょう。 そこで今回は、夫の年金が月18万円だった家庭を例に、妻が受け取る「遺族年金」がいくらになるのか、また、老後の生活資金としてどれほど役立つのかを解説します。 「遺族年金」の種類と受給のしくみ 遺族年金には、大きく分けて遺族基礎年金と遺族厚生年金の2種類があります。まずは遺族基礎年金から解説しましょう。 遺族基礎年金は、国民年金に加入していた人が亡くな…