2025年5月
「ねえ江田くん。私、行きたいところがあるんだ」仕事を終えた帰り道。彼女の自宅に向かって一緒に歩いていると、かわらしくニコッと笑った彼女が僕に首をかしげてみせた。「…あるんだ」の語尾が甘く伸びて「あるんだぁ」に聞こえた。はにかんだような笑顔がとてつもなくかわいい。僕よりも九歳上の三十路なんかにはとても見えない。まるで年下のかわいい女子大生のような松木香奈美さんは職場の先輩で国立大の法学部出身でキビキビ仕事する人で……人妻だった。「どこへ行きたいですか？」「ええとねえ……」聞き返した僕を上目づかいで見つめてくる。職場でのこの人とはぜんぜん違う無防備な女の表情に、僕の中にいるオスの本能がズクンと疼く。この前、居酒屋に誘われて一緒に飲んだ帰りに、路上で抱き合ってキスしてから、仕事終わりに彼女の自宅まで送っていくの...小悪魔なあなたにぞっこんなんです
甘やかな鎖: 四宮教授の特別講義（Crime d'amour 愛の罪シリーズ）
甘やかな鎖:四宮教授の特別講義Crimed'amour愛の罪(愛欲書館)Amazon.co.jp:甘やかな鎖:四宮教授の特別講義Crimed'amour愛の罪(愛欲書館)電子書籍:貴島璃世:Kindleストア愛の罪シリーズの冷酷なサディストである四宮教授が登場する「奴隷館Crimed'amourMの肖像」「四宮教授のSM講義」の2作品に書き下ろしの「甘やかな鎖」を加えた愛蔵版です。支配と従属の快楽の世界へ。奴隷館Crimed'amourMの肖像♦︎あらすじN県の北のはずれの湖畔に建つ瀟洒な白い館。その入り口には"Crimed'amour"と穿たれた小さな真鍮のプレートがある。胸に秘めた被虐の願望を叶えるために、今日もこの奴隷館を、孤独な女が訪れる。ここは従属し支配される場所。苦痛と恥辱の快楽の館。♦︎登場...甘やかな鎖:四宮教授の特別講義（Crimed'amour愛の罪シリーズ）
2025年5月
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