備忘録「ホイッスル 藤岡陽子著」と「いつもの木曜日 青山美智子著」
ホイッスル藤岡陽子著Amazon.co.jp:ホイッスル:藤岡陽子:本深く家族を愛し穏やかに暮らしてきた70歳に近い初老の主婦が、突然家も財産も全て夫に持ち出されて社会に放り出される。夫は74歳、アラフィフの性悪な看護師の色香にコロッと騙され全財産を貢ぎ老いらくの片恋に正気を失い長年連れ添った妻も娘家族との縁も断ち切り女にのめり込んでいく。性悪の看護師に小説とはいえ私などは驚き胸が悪くなる。でもこんな人はいるだろうなと思えるから小説家というのは凄なと思う。良心などというものは"馬鹿でおめでたい人間"が持つ感情や心なのだと訴えてくる。そんなおめでたい幸せそうな人を見て腹を立て苛立ちを募らせる性悪看護師。形而上学を人はなぜ求めるのか、突き詰めれば哲学・魂・世界・神にその答えを見いだそうとするからではないか、な...備忘録「ホイッスル藤岡陽子著」と「いつもの木曜日青山美智子著」
2024/10/13 16:13