chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 我逢人 14

    海が見えた。 なんとも胸打つ光景。 街の向こうに海がある。 (拾い画) 砂浜が広がる海岸、漁港のある港町から見る海が多かった。 漠然と吉野ケ里を目指していた…

  • 我逢人 13

    懐かしい声がした。 よくよく考えてみれば、ボクを下の名前で呼ぶのは、身内だけだった。 変わりない関係性。 電話を切ると、何故か弟の死を改めて、実感した。 亡…

  • 我逢人 12

    激しさを増していく雨。 フロントガラスを叩きつける雨。 ワイパーは、雨を追い払うように、慌ただしく動いていた。 大村から峠を越えて、佐賀市内に入る。 何も…

  • 我逢人 11

    当たり前か。 おばさんを、連れて回るような旅行はもうできない。 『臥月眠雲 1-1』 元気で良いこと。 長崎のおばさんが、やってきた。 父親の妹だ。(6人兄…

  • 我逢人 10

    天ぷらが振る舞われたのには、少し理由があった。 すぐ近くで、娘夫婦が天麩羅屋を営んでいたからだ。 二人とも再婚同士。 いとこは、自衛官の旦那が30代後半で他…

  • 我逢人 9

    城をあとに長崎大村に向かった。 青看板だけを頼りに、少しずつ強くなっていく雨の中を、車を走らせた。 まだ来たばかりなのにと、名残惜しい。 空気に触れただけな…

  • 我逢人 8

    身体中が痛い。 いつも寝返りが激しい。 身体の下になっていた右腕が痺れている。 枕を探して、壁にぶつけた頭が痛い。 カーテンを開けると島原城が見えた。 間違…

  • みそ五郎やん

    熊本港からフェリーで島原に渡った。 「原城跡」の看板が目にはいった。 世界文化遺産に向かっていた。 はじめて訪れた島原。 欲張って、五感で感じようとした。 …

  • 我逢人 7

    岸が近づいてきた。 街が近づいてきた。 福岡、熊本、佐賀、長崎に接する海は、潮位差が大きく、そのため貧酸素化を防いでいた。 海の中の生物は、笑顔だった。 湾…

  • 我逢人 6

    「靴脱げた!」 「キャッキャッキャッキャッ。」 若い女の子たちの笑い声。 観光バスが、2台乗船していた。 大学生なのか、制服を着ていたら高校生にも見える。 …

  • 我逢人 5

    鹿児島市内から北に40分。 手前のコンビニにとまり、軽めの昼食をとる。 薩摩川内市には、一度来たことがあった。 駅前のホテルに投宿し、綱引きのモニュメントと…

  • 我逢人 4

    目覚めると、公園内のトイレで顔と歯を磨いた。 家から持ってきたパンの残りをかじりながら、ゆっくりとあたりを見渡した。 公園の駐車場には、キャンピングカーが2…

  • 我逢人 3

    深夜の高速道。 知っている地名、聞いたこともない地名を走り抜けて行く。 久しぶりに渡る「関門橋」。 昼も夜も素晴らしい景色が広がる。 疲れは高揚感に打ち消さ…

  • 我逢人 2

    ふと。 手を離された。 南からの風。 洗面具と1日分の着替えをかばんに入れた。 (19時30分) 12時間もあれば行けるだろうと、長崎を目指した。 父親の妹…

  • 我逢人 1

    ため息とともに、普段使ってない部屋に、大の字で寝転んだ。 引越の予定が、振り出しに戻った。 梱包をはじめた家具が、行き先のなくなったボクに見える。 何処かに…

  • 杓底一残水 2

    目を背けたくても背けず。 耳を塞ぎたくても塞げず。 叫びたくても叫べず。 語りたくても語れず。 「昭和」には、日常に影があり、闇があった。 耳障りの良い綺麗…

  • 且座喫茶 15

    これも置き配?! 確かに、置き配可能とは言ったけど……。 ばぁちゃん…………YKKap 室内ドア ファミット スリム枠 famitto/W 木調 TL 片開…

  • 不戯論3

    あらためて ボクの地元を紹介! とうぞ!!ついでに、もう一つ、 【公式】【人気1位 送料無料】(生めん)Sugakiyaラーメン6食セット化粧箱 名古屋の味…

  • クロはささみを食べない 8

    モヤモヤする食べ物がある。 一つばかりではない。 その中でも、ボクの中で代表的なものは、「おやき」だ。 「おやき」など、数年に一度、口にするくらいで、思い入…

  • 和顔施 7

    自分でやる3回目の衣替え。 元々、それほど衣類は持ち合わせてはいないが、冬服はほとんど処分した。 1回忌も終わり、いよいよ夏布団の準備。 部屋干しで済まそう…

  • 而今 9

    2つの角を曲がる。 あっ。 車を止めた。 一件の家の駐車場の車。 お出かけに行くのか、後ろの荷台が開けてあった。 子どもくらいの大きさのぬいぐるみ。 白い犬…

  • 多くを語らず 22

    「お前は試合では負けたが、ケンカには勝ったんだ」 「燃えたよ…真っ白に…燃えつきた…真っ白な灰に………」 繁忙期は終わった。 何もする気が起きない。 のに、…

  • 杓底一残水 1

  • 仕事道具1

    物を買う。 必要に迫られるか、捜していたものでなければ、買うことはない。 一度しか使ってないものや、必要で買って使わないものもあった。 写真の物がそういうも…

  • 様がわり

    今年も残り僅か。 ボクたちにとっては、大事な時期だった。 もう、30年以上も続けているが、やはりこの時期に固まってしまう。 1年を通して、満遍なくあればなと…

  • 而今 8

    久しぶりの休み。 1週間ぶり。 年々、繁忙期にも関わらず、仕事量が減っている。 理由は簡単で、営業をしてないからだ。 2年前に体を壊して以来、受け身の状態。…

  • 且座喫茶 14

    うっかりしていた。 1階にあるホームセンターは6時半。 平和堂は9時。 そして、2階は10時開店だった。 ばぁちゃん(母親)が、じぃちゃんの下着を買うという…

  • 多くを語らず 21

    あの街を思い出す。 「すすだらけの街で………。」 ワンフレーズ。 あの時の自分が、今の自分であってほしい。 パインアメ 1kg(約208個装入) { 駄菓子…

  • そこで見つけた

    幼少の記憶が余りない。 「かわいい〜。」 「女の子みたい。」 など褒められた記憶しかない。 今の自分を鏡で見た。 大人は、子供にもお世辞をいうようだと知った…

  • はたらくおじさん1(外)

    東海地方から送る荷物。 北海道から来る荷物。 取引先との関係にも左右されるのだろうが、北海道から来る荷物のほうが少なかった。 フェリー会社とは契約で、常時船…

  • はたらくおじさん1-3

    あきらかに遅い。 荒天のため、敦賀(福井)に接岸できず、舞鶴(京都)に接岸することもあった。 その時でも、ここまでは遅くはならない。 流石に、のんびりとして…

  • はたらくおじさん1-2

    北海道から敦賀まで約20時間。 フェリーに積まれたトレーラー(荷台部分)。 岐阜から行くトレーラーヘッド(トラクター)が、トレーラーを引っ張ってくる。 そし…

  • はたらくおじさん1-1

    人気もない。 灯りも少ない。 大きな倉庫前。 目立つ、ルームランプをつけた車内。 ルームランプを消し、折り畳み携帯電話を開く。 運転席の窓ガラスに、間抜けな…

  • はたらくおじさん 序章

    タンちゃん、ペロちゃん。 気球に乗って、色んな仕事を見学。 小学校のワクワクする時間だった。 ボクの仕事への好奇心は、ここから始まった。  鳶職 ウォールス…

  • 多くを語らず20

    夢を見ていたと思えば、なんてことないよ。 両腕をのばして、あくびをするだけ。 シフォンケーキ 選べるカットシフォン詰合せセット 8個入 送料無料 1/8カッ…

  • 旅人の流儀

    お坊さんが時間通りにやってきた。 妻の1回忌、弟の3回忌。 お供えですと、いなり寿司を頂いた。 坊主からお供えと思ったが、有り難く仏壇に供えさせてもらった。…

  • 荒牌平局(ホワンパイピンチュー)

    朝、日が昇り、街の1日が始まりだした。 通勤などの車の流れの中で、ボクは泣いていた。 妻が亡くなったことを、母親に報告し終えるか終わらない時に嗚咽した。 あ…

  • 政子 3(完)

    政子が泣いた。 介護用ベッドに横になっている祖母の目に泪。 肥えてはいないが、女性にしては大柄だった。 普段でさえ、1年に一度も顔を合わせない年があった。 …

  • 政子 2

    政子が泣いた。 介護用ベッドに横になっている祖母の目に泪。 肥えてはいないが、女性にしては大柄だった。 普段は、ずっと一緒に暮らしている叔母が面倒を見ていた…

  • 政子 1

    政子が泣いた。 介護用ベッドに横になっている祖母の目に泪。 肥えてはいないが、女性にしては大柄だった。 1年前のお盆。 裏手の小山にある一族の墓。 中央には…

  • じぃちゃんにも春がきた

    年末から、病院、老健とその前の年と同じだった。 そして、3月。 退所することになった。 寒さが苦手なのもあるが、春になると父親は調子が良くなった。 良くなっ…

  • 不戯論 2

    毎年言っている。 まんべんなくあればいいのにと。 繁忙期。 每日、一件、一件こなしながら、先の仕事の段取り。 でも、気分は盛り上げて。【ウキウキ】【ワクワク…

  • 而今 7

    今年一杯で、この借りている畑を返すことになる。 さつまいも、ピーマン、トマト、枝豆、白菜、ネギ、きゅうり、ナス、イチゴ。 その他にも、色々両親は植えていた。…

  • クロはササミを食べない7

    「寿がきや」。 あえて、もう一度言おう。 「寿がきや」。 いつか会見をひらいて、訂正とお詫びをしなければいけないと思っていた。 こういうことは、愛知県知事が…

  • 85歳の家路

    弟と意見は同じだった。 一時帰宅の外泊か、退所か。 法事の前に家に父親を戻す。 ボクのところでアルバイトをしていた介護士が聞いてきた。 退所しか選択肢はなか…

  • 不戯論1

    出来るだけ固有名詞は使わない。 世代の違いで、全く通じないことがある。 最近、通じなかったもの。「アーノルド坊やは人気者」「ロッキーチャック」「トムとジェリ…

  • 桜梅桃李

    彼女がボクを見つけてくれた。 不思議な出会いだった。 一緒に暮らすと思っていた。 電話が掛かってこなくなった。 そして、捨てられた。 数日前に作られた雪だる…

  • 多くを語らず19

    泣いている父親を一度だけ見たことがある。 祖父が亡くなったとき、田舎の火葬場の裏で、男兄弟4人が声を押し殺して泣いていた。 親が亡くなるってそういうことかと…

  • クロはササミを食べない6

    動揺を抑えるのに精一杯だった。 一歩間違えれば、人間性を疑われる事態だった。 築き上げてきたものが、一瞬にして崩れる恐れがあった。 悟られぬように呼吸を整え…

  • あんなぁ

    「あんなぁ…。」 おじさんの口癖だった。 「ピアノマンくん、あんなぁ。」 「あんなぁ、ピアノマンくん。」 あんなぁ(あのな)は、前にも後にもついた。 大阪時…

  • 多くを語らず 18

    みんな、もう帰ったの? 先に帰るなんて。 みんな、どこに行っちゃったんだよ…………………………。利守酒造 酒一筋 純米吟醸 時代おくれ 720ml楽天市場…

  • 孔子はボクを知らない

    子供の頃、50歳は立派なオトナだと思っていた。 いざ自分がその歳になってみると、身体は50年酷使してきた感はあるが、心は知識や経験は積み重ねたものの、根っこ…

  • 油かす 2

    預かっていた。 娘さんから頼まれ、半年経つという。 預けられたのではなく、押し付けられたと、床屋の兄ちゃんは笑って言った。 小一時間ほど居ると、床屋の兄ちゃ…

  • 油かす 1

    毎晩、楽しい会話をしていた。 それがいつからか変わった。 彼女の口癖が懐かしかった。 そんなことを思い出しつつ、洗濯や掃除を済ませると、実家に出かけた。 火…

  • 而今 6

    仕事を終え、正午前に帰宅。 シャワーを浴び、パジャマに着替え、ベッドに潜り込んだ。 繁忙期に備えた。 空いてる時間に、身体を回復させる。 「寝れば治る。」 …

  • クロ

    繁忙期に入ってきた。 とりあえず、3月の土日はすべて埋まった。 こんなとき、クロが羨ましくなる。 お気楽極楽。 家で飼う動物は、野良ばかりで、クロもそうだっ…

  • 霜柱

    時々というより、割と頻繁に走る道を変える。 たまには。 つまらない。 理由は、そんなところだった。 出かけた帰り道、国道から側道に入った。 いつもなら、まっ…

  • 身支度

    ようやく順番が回ってきた。 病院の待合室にいたわけではない。 ここ数年、身動きが取れなかった。 体調のこともあるが、これは自業自得。 色んなことが重なった。…

  • 多くを語らず 17

    新しい住処へ…。 「身はたとえ花とともにおつれども 心は香とともに飛ぶ」 【再入荷♪2/1 20時】(S~2L対応)首が長く見える 百合花ポワン ロングシャ…

  • 一隅を照らす(完)5

    日常で、ここに来ているときが、一番の贅沢かもしれないと思うときがある。 物をつくる、人が働く。 ちょっとした林の中にある工場だった。 「工園」。 ここの名称…

  • 一隅を照らす(備考)4

    温度。 湿度。 気圧。 建屋の中、2つ目の中間室がある目的。 最深部の実験室内の状態を保つためでもあった。 大きな機械を搬入するときは、中間室に収まらないの…

  • 一隅を照らす 3

    外の人は、そこから中には入れない。 中の人は、そこから外には出られない。 中間室がそこだった。 外からは、虫やゴミなどを入れず、中からは外の虫やゴミを持ち込…

  • 一隅を照らす 2

    2℃から8℃。 その範囲を超えると、どうなるかは知らなかった。 少しでも超えれば、荷物の中味は使い物にならなくなるのか。 多少の許容範囲はあるのだろうか。 …

  • 一隅を照らす 1

    今日はめいいっぱいかかるみたいだ。 お客さんから朝一番、頼まれた。 担当者から、前もっておよそのことは聞いていたので、ただ頭を下げるだけだった。 受けた以上…

  • 無名の有名。 有名の無名。 臼杵の石仏、臼杵城跡、佐伯城跡の帰り道。 亡き妻が何かを見つけた。 有名なアニメのバス停があるという。 興味はなかったが、帰り道…

  • 而今 5

    しんしんと雪が降る。 しんしん。 しんしん。 しんしん。 冬が訪れた実感。 施設に、下着の替えを置いてきた帰り道。 実家に戻る川沿いのガードレールに、スズメ…

  • 多くを語らず 16

    月あかりの下で見つけて、月のない夜に見失った。 既読のつかない言葉。 ボクの心は、今日の月のように欠けていた。 【期間限定クーポン!お買い物マラソン!】 宇…

  • 穴(ケツ)の穴 4

    靴を脱ぐのをためらった。 玄関を開けると、要るものか、要らないものか分からないような、物に溢れた部屋。 躊躇っていると、鵜飼さんはお客さんに断りもなく、土足…

  • 穴(ケツ)の穴 3

    女たらし。 博さんは、そのものだった。 どことなく可愛らしい顔をしていて、憎めない。 なんといってもマメだった。 鵜飼さんは、トラックやフォークリフトの運転…

  • 穴(ケツ)の穴 2

    ボクと助手席に乗ってきた博さん。 鵜飼さん、博さん、ボクたち3人は同じ歳だった。 2人をさんづけで呼ぶのは、取引先のトラック運転手だったからだった。 土日な…

  • 穴(ケツ)の穴 1

    何度も塗り返されたトタンの壁の端は、所々錆で朽ち欠けていた。 ブルーシートで、紐に巻かれた洗濯機。 触れるだけで崩れる、プランターの鉢には、土しか入っていな…

  • 現状維持

    頭の中の予定表より、一ヶ月ほど遅れている。 焦りがないのは、想定内のこともあるが、3月が近づいてくると、あきらめに近いものがあるからだった。 何十年と3月に…

  • 毛利氏庭園

    せっかくだから。 訪れる。 観る。 食べる。 思い出には残るが、心には残っていない。 ふと思い出すのは、たまたまというところ。 それもホントのついで。 なの…

  • 将軍塚

    ほんとに変わってしまった。 もう来ることはないだろう。 大勢の外国人観光客を横目に、京都市内を車で走った。 ピリオドを打つ場所を考えた。 霊山護国神社は、ボ…

  • 多くを語らず15

    2度と訪れることはない、訪れることはできないと思った2年前。 時が景色を変えていく。 色あせていく前に、景色は変わってしまう。 桂駅から、ボクは歩いていた。…

  • 伊丹十三記念館

    旅の目的にはなかった。 旅が終わった。 ふと心に甦る。 そんな場所の一つ。 夕方前、まだもう一つくらい回れるとボクが言ったからだと思う。 珍しく助手席の妻が…

  • 冬休み

    親のいない子。 親がいても、暴力から逃れてきた子。 色んな傷みを抱えた子どもたちしか、ここにはいなかった。 特に大人は怖い存在だった。 自分が笑顔を見せる前…

  • 一人暮らし

    一人暮らしは気楽でいい。 と思っていたが、いやはや、話し相手のいないのはどうもつまらない。 こう見えて、(ブログだと見えないけど)、ボクはおしゃべりな方だ。…

  • 苦手

    今に始まったことではない。 そして、毎年同じことを言っている。 寒いのはホントに苦手だ。 そして、ここ数年、夏も冬も電気なしではいられない気候。 こんな世の…

  • 乙女峠

    津和野城跡。 太鼓谷稲荷神社。 静かな、山あいの道を抜け、線路を渡り、小京都と呼ばれる町並みを横目に、もう一度線路を渡り返す。 観光客を寄せ付けないような静…

  • おさらい

    あれからもうじき2年。 実際に、肝硬変になったのは何時だろう。 たまに、嫁や弟の嫁から、足のむくみ、顔のむくみを言われることはあった。 しかし、次の日にはむ…

  • 面会謝絶

    もうそろそろ顔を見に行かないと可哀想だと思い、昨日から今日はダメ元で市民病院に行くことに決めていた。 入院初日に、荷物を持って行ったとき、看護師さんがうつっ…

  • 眠れぬ夜、起こされるクロ 完

    12月30日の夜が辛かった。 頭痛に悪寒。 エアコンを付けて、ベッドにくるまっているのだが、頭はガンガン、身体はガタガタ。 寝付けたと思っても、頭の中がぐる…

  • 眠れる夜、起こされるクロ3

    父親が入院した次の日。 いつもの母親との買い物に出かけた。 父親のものがない分、いつもより少ない買い物となった。 「麦わら、麦わら」と探していた母親だが、麦…

  • 眠れる夜、起こされるクロ2

    たくさんの人。 夕方6時すぎの救急外来。 母親から電話があり、救急車を呼んだ。 父親が少し荒い息をしていた。 戸締まりの確認をして、後から市民病院に行く。 …

  • 眠れぬ夜、起こされるクロ

    朝8時半。 母親から電話。 次は何だと、電話に出た。 オムツと使い捨てのシーツに除菌スプレー。 買い物を頼まれた。 今日は、小牧市にあるリサイクル店に行きた…

  • あの頃、このごろ

    けたたましい音。 思わず身をすくめた。 鼻孔をつく、排気ガスの匂い。 粉っぽい、土ぼこりの匂い。 通り過ぎていったトラックをしばらく目で追った。 橙色ともオ…

  • 且座喫茶13

    1階は、ホームセンターにスーパーマーケット。 2階は、家電量販店、衣料品、靴屋、床屋、フードコート。 平日、母親とよく行く場所。 ボクにとっては、手頃な大き…

  • 且座喫茶12

    仕事が、2日続いた。 のんびりとした朝を過ごしたかった。 それでも、いつものように家事を済ませ、実家に行った。 実家にあがると誰もいない。 畑に回ると、手を…

  • 家族団欒

    弟家族と両親が、伊良湖に旅行へ出かけた。 ボクは、運のいいことに仕事だった。 両親、弟夫婦、姪2人。 6人部屋をとったらしい。 時折送られてくる写真。 気の…

  • 多くを語らず14

    心地よい疲労感。 ぐっすり寝よう。 「フォーエヴァー」。 好きなドラマの主人公が最後に言う、日本語の英語。駆ける/標識の影・鉄塔の影/スカート[CD]【返品…

  • 書けない

    ここ数日、書きたいことが書けない。 実はこれも、何度も書いて、何度も消してまた書き始めてる次第だ。 仕事が続き、気になって仕方がない。 今日も、書くのはやめ…

  • 休休休1(下書き1の清書)

    感謝。 ありがたい。 ダラダラも嫌いでないが、バタバタも嫌いではない。 趣味や遊びがないボクにとって、仕事の中にこそ、すべてのものがある。 と言い切るのはや…

  • 休休休 (下書き1)

    やみねやみねやみね。 少し休憩。

  • 風鈴

    寒さが苦手だ。 もう一度言っておこう。 寒さが苦手だ。 以前なら、夏場に比べ、行動するタイミングが、半時遅れていた。 それこそ、仕事がない日は、早朝から飲み…

  • 而今 4

    やってしまった。 珍しく朝から、調子が悪い。 カーペットにこぼしたコーヒー。 布巾で拭きながら、朝方1時間ほどの睡眠の中で見た夢を思い返した。 トイレに行こ…

  • 而今 3

    やれやれと思うしかない。 稀にあることなのに、いまだにどうしていいかわからない、 布団を被り、壁に身体を寄せ目をつむる。 逃れようとすればするほど、気持ちが…

  • 銀杏

    目に涙が溢れてくる。 ただ自然と。 山だったり、川だったり。 海だったり、田畑だったり。 ポツンポツンとある民家。 ポツンとある商店。 農作業や、学校帰りの…

  • 多くを語らず13

    いつも、自分と握手できる自分でいたい がね 天ぷら さつまいも 薩郷がね ガネ 郷土料理 かき揚げ かきあげ 惣菜 冷凍 さつま芋 芋 もちもち 九州 野菜…

  • クロはササミを食べない5

    磯辺揚げとぶどうパン。 嫌いな食べ物と聞かれて、ふと頭に浮かぶ。 正確にいうと、小学生の時に嫌いだったものだ。 小学1年生の時、始めて磯辺揚げを口にした。 …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、6畳間のピアノマンさんをフォローしませんか?

ハンドル名
6畳間のピアノマンさん
ブログタイトル
水流不流用
フォロー
水流不流用

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用