exo(ニョルド、セヨル、フンミン多めです。)のBL二次小説サイトです。 公式サイトではないので閲覧はこっそりお願いします。 また一部エロ描写もございますので(ないのがほとんどですが)18歳未満 閲覧禁止でお願いいたします。
チャニョルとセフンはテヨンの歓迎会という名目で行われた食事会のあと1時間ぐらいして隣に帰って行った。ミンソクは驚愕していた。今朝のことだ。もっともギョンスは昨日の夜から知っていたらしい。テヨンに先にシャワーを浴びるように言ってミンソクはギョンスの後片付けを手伝っていた。「ああ、信じられない。」ミンソクが呟くとギョンスが笑っていた。「言ったでしょう。もっとぐいぐい行かないと欲しいものは手に入らない。...
チャニョルの言葉にセフンは思わずチャニョルに抱き着きそうになった。チャニョルは出て行くだろうとか言いながらもセフンが出て行かないと思っていると気が付いた。今だってセフンの親が買ったセフンの高級アパートからセフンが来たと夢にも思っていないようだ。「チャニョルさんセフンさんは…」セフンは思わずテヨンの口を塞いだ。「荷物だけいらないのを移動しました。」セフンが言うと今度はチャニョルが驚いていた。「…え…早...
ジョンデはテヨンが会社に来たこと自体に驚きはなかった。てっきり社員として使ってくれと言われるのだろうと思っていたのだがチャニョルの会社を知るために?「知ってどうするの?」「あの…お世話になったのでお礼を…」実際テヨンはチャニョルと話すつもりであった。絶対に絶対にセフンと別れてほしくないのだ。「…それより、テヨナ僕の下で働かない?ミョンサンハダを抜けて来ただろう。僕も職務は今まで通りだけれど宗教名は捨...
「チャンミナヒョンから返却済みでしたが渡すの忘れていたと…ジョンデが。」ギョンスはスマホをリビングの棚の中のボックスから取り出してミンソクに差し出した。「…そ」ミンソクはさっと其れを受け取ると電源を入れて内容を確認した。弄られた跡はなかった。セフンとの通話履歴も残っている。思わずスマホを抱きしめた。良かったぁ。これがあればセフンと連絡がとれるっ。正直セフンの高級アパートまで行くべきだったと思ったが例...
ミンソクはセフンの車の助手席にいた。半ば強引に車に乗ったことは否めない。セフンは今度にしましょうと言ってくれたのに。「良いんですか?テヨンさんヒョンを訪ねて来たのでは?」それ以外に考えられない。ミョンサンハダを辞めたのだろう。其れはセフンにも分かった。以前は宗教服だった。今日は私服だったから余計に若く見えた。「多分、ミョンサンハダを出てきたんだろう。暫くいると思うし…家にはギョンスがいるから心配な...
セフンは思わずミンソクの方へ振り返った。テヨンとは一度本当に少しだけ会っただけで会話も交わしていない。ただ、ミンソクの秘書のようだと言う印象があった。セフンの知らない絆。「ドライブは次回にしましょう。じゃあ。」セフンは笑顔で車のトランクに段ボールを押し込んだ。「セフン。待ってよ。俺も行く。」ミンソクはテヨンから離れた。「テヨンごめん。今から出かけるところだったんだ。ギョンスがいる。部屋番号は…」テ...
「もしかして昨日あれから…だとしたら俺の所為だ…っ」ミンソクの言葉にセフンはゆっくりと首を振った。そうじゃない。チャニョルは落ち込んだり悲観していなかった。セフンが悪かったのだ。ギョンスのことを口にした。セフンの態度でどうにでもなる関係だった。「…違います。僕はチャニョリヒョンから学びました。僕もまた恋愛と執着は違うってようやくわかったような気がします…子供なんです。チャニョリを愛していると言いながら...
本当にあっけない終わりだったとセフンは思った。翌日二人は一緒に朝食を食べた。最後の晩餐だとセフンは思った。いつもは朝食はとらないことが多い。チャニョルはいつもより早く起きてセフンにハニートーストとスクランブルエッグを出してくれた。セフンももちろん朝は早めに起きた。正直よく眠れなかった。自分で言ったことなのに後悔している。別れるのはダメだとか、話し合おうとか、そういうことをチャニョルが言ってくれるの...
ギョンスが忌々しそうに言ったのでミンソクは驚いた。「何かされたの?」「肩を抱いてきたから股間を蹴り上げました。危険な匂いがしたので。」ギョンスの言葉にミンソクはただただ驚いていた。そう言う事何も知らずに暢気に雇われ教祖をしていたのだ。ただ、ちょっとセクハラされたぐらいじゃギョンスは動揺しないだろう。「明日、チャニョルに謝るよ。」「そうですね。きっと気にしていますよ。ヒョン、部屋を案内しますね。」ギ...
いや、ギョンスの指摘は当たり前だ。さっきミンソクはギョンスが変わってしまったと言ったのだ。反撃のつもりだろう。ミンソクを悩ませる気だと思った。「別に俺はセフンに未練はない。セフンの友人として兄として心配しただけだ。」「そうですかね。」ミンソクの言葉にジョンデがニヤニヤして割り込むように告げた。ここには悪魔しかいないのだ。ミョンサンハダを出たもの、ミョンサンハダを追い出されたもの、そしてミョンサンハ...
「そうだな…それは…」ミンソクが言いかけた時だった。チャニョルが珈琲を持ってきた。「どうぞ。」「ありがとう。チャニョル…話がある。」ミンソクはセフンの気持ちを汲むのが兄の務めだと思った。ここははっきりきっぱり言うべきだろう。「なんですか?」「その…」ギョンスを構うよりセフンを構え…だ。「もう遅いからセフンと家に帰った方がいい。」「大丈夫ですよ。隣だし。イーシンさんとジュンミョンさんが来るからギョンスが...
「俺は外のことに興味がなかった。でも今は恋愛したいなって…そう思ってからは教祖という肩書が窮屈になった。其れを教えてくれたのはセフンだ。恋ってこういうものかって言うの…セフンのチャニョルへの気持ちを聞いていたらなんとなく良いなって思って…俺も神じゃなくて人間として恋人と一緒に生きていきたいって。やっと魂が入ったよ。」ミンソクが照れながら笑顔でそう話した。バスルームの鏡に映るミンソクの髪が黒く染まって...
セフンは手の中のカラーリングの箱を見ていた。黒い髪でもシウミンだってばれるんじゃ…。戸惑っていたらギョンスがビニールケープを持ってきた。「全部お願いして良い?」「はい。」ぽすっとタオルやら一式を持たされた。「ミンソギヒョン。ご無沙汰しています。無事でよかった。」ギョンスが言うとミンソクがギョンスに抱き着いた。「会いたかったよ。会いたかった。ギョンスも無事でよかったよ。車の中で俺がジョンデを叱ったか...
「おいっ、ミンソギっ。」ジュンミョンは一生懸命ミンソクをお棺から出そうとしていたがミンソクは踏ん張っていた。「早くふたを」むろんテヨンは蓋を閉める気はない。ミンソクが一般人になるのは賛成しない。「おいっ、10万人も信者がいるんだぞっ。」10万人がシウミン神を推しているのだ。テヨンは蓋の側にいたが誰かがふたをずるずると引っ張って行った。「カイ、手伝って。」キムジョンデだった。カイは戸惑っていた。ジョンデ...
料理人にもシータの息がかかっている。テヨンが録音しているのは徹底的な証拠の為だ。話が終わるとヨンゴがテヨンの方にやってきた。「カイを待っているのか?」「はい。」「お前も用済みだな。シータは男色だがお前よりカイの方が好みなのか。」失礼なことを言われてテヨンはむっとした。シータは確かに男色だ。マルとも肉体関係がある。けれどカイとは肉体関係はない。カイを側に置くのは自分の後継にしたいからだ。シータは政界...
ミョンサンハダの大例祭まであと一週間という日になった。ベッキョンは三日ぐらいミンソクの家に居た。テヨンのスマホでジュンミョンと連絡を取り合った。とりあえずシータの指示通り動く。ミンソクは死んだふりをする。魂交換でミンソクはベッキョンとキスをする。儀式が終わるとミンソクは棺に入れられて運ばれジョンデが車に乗せてベッキョンのアパートに運び込む手はずになった。むろんこのうち合わせはシータにも了承済みだ。...
ギョンスの声は張りがあった。よく聞こえた。でもセフンには空耳かとも思えた。「本当に?僕聞いていないよ。」声…弾んでる。セフンは思わずそう思っただけで足元がぐらついた。思わず柱に手を付いた。「大丈夫?ああ、そうか、それで今日のメインシェフは自分がやるって。僕に味の審査してって。」ギョンスはセフンを置いてあっという間にキッチンへ行ってしまった。セフンは慌てて後を追った。セフンからギョンスに話したことチ...
キムジュンミョンはとてもやさしそうな美男だとセフンは思った。第一印象だ。穏やかで怒ったりしなさそうだと思っていた。けれど今キムジョンデに釘を刺している様子を見ているとジュンミョンはミョンサンハダの利権よりギョンスとミンソクのことの方が大切なのだと感じた。裏切りだと言った。キムジョンデにはそんなつもりは毛頭なかっただろう。自分の計画が上手く行かなかった腹いせだったのだから。「…勿論です、イーシニヒョ...
ニョルドデー続き。(画像はお借りしました。)^^チャニョルがスイッチを操作すると低い電子音が響きドーム型の天井が開いた。星が見えた。「わぁ」星を見るのにはいい時間だ。「綺麗だろ?明日は絶対晴れる。」チャニョルが小走りでギョンスの隣に戻ってきた。ギョンスは空を見ていた。ダイアモンドのように輝く星。本当に今日は星が綺麗だ。明日結婚式を挙げるカップルはきっと幸せになれるだろう。ふいにチャニョルがギョンス...
6月12日は世界ニョルドデーです。大帝男子ではニョルド?ドニョル?のお話を今年も書きました。3年目ぐらいでしょうか、この企画。今年もイラストかいてもらったけれどドニョルでした。見事に。娘はギョンスが男前に見えるらしいです。後半はお昼になります。お祭りは一日限定です。「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」チャニョルは結婚式プランナーだ。昔からの結婚式もいいけれど都会的なショー的な結婚式も最近は流行っている...
セフンの言葉にチャニョルがベッキョナ…と小さな声で呟いた。「二人で会社をするのもいいと思います。」「あっ、ユンホ先輩に連絡するっ。」思い出したようにチャニョルはソファに戻りスマホをタップしていた。セフンはずっと隣にいた。ユンホ先輩の話は長かった。実は数年前のゴルビンバンク横領事件の犯人がずっと海外に逃亡したと思っていたら国に舞い戻っていて宗教団体の共同生活に潜り込んでいたと言う事だった。その宗教に...
セフンが先に家に入りチャニョルは後からついてきた。ドアのしまる音を背後で聞いてセフンは安堵した。キッチンへ行くと貰ったケーキを皿に乗せて珈琲メーカーをセットした。自動式だから粉を入れてスイッチを押すだけだ。其れをして着替えようと部屋に移動しようとした。セフンは仕事帰りに隣の家に寄ったからまだスーツだった。チャニョルは会社を休んだのだろう。トレーナーにチノパン姿だった。「セフナ…相談なんだけれど。」...
ギョンスがミョンサンハダを追い出されてベッキョンのアパートに身を寄せるようになってからチャニョルはしょっちゅう入り浸っていた。仕事に行っても昼休みにお弁当を買ったとギョンスのところで一緒に食べたり夕飯は当然この家だ。怪我がだいぶ良くなってきたギョンスは最近料理をする。そんな時セフンとチャニョルは相伴に預かる。材料費は大抵チャニョルが出し最近はギョンスとセフンの親が買ってくれた輸入車に乗って買い出し...
もし、ベッキョンにスマホを貸し外界と連絡をとったらテヨンとミンソクは一緒に居られない予感がした。いずれはミョンサンハダをミンソクが出て行くことは決定だ。でもまだ時間がある。ミンソクに告白してテヨンがミンソクと外で暮らす。レイが何か言ってくるかもしれない。彼もミンソクが好きなのだ。でも負けない。ミンソクがテヨンを選ぶとしたら頼る人がテヨンしかない今しかいない。「はやく貸せよ。持っているだろう?」ベッ...
ミンソクはシータの言葉を信じてほっとしてワイングラスを掴んだ。シータが其れを見て乾杯しましょうと言ったので二人はグラスをかち合わせた。テヨンはその様子を見てもシータを信用することができなかった。シータやヨンゴがしていることはミンソクを精神的に苦しめている。どちらにせよ、大例祭までミンソクは拘束されている。当日は死ぬ演技までさせられる。果たしてそうなのか。ミンソクの警戒を解くための策ではないのか。シ...
ベク神。聴いたことがない。知らない人を神だと言う。ベク神はヨンゴ達がシウミン神の後継に据える傀儡だ。傀儡がすげ変わるだけなのだ。テヨンは突然の訪問に緊張した。カレー皿はまだ片してなかった。シータは料理人の所に行ってしまった。カイの後ろから神には見えないベクことベッキョンが見えた。テヨンは思わず怖い顔をした。この人がミンソクの代わりになるのだと。ミンソクを殺してこの人がミョンサンハダの顔になる。到底...
「ベッキョナ、思惑通り僕を虜にしてください。そうしたらお願いを聞いて差し上げなくもないですよ?」余裕ぶった笑みを浮かべるマルをベッキョンは思わず睨みつけてみたが宗教服がたくし上げられて胸の突起にマルの唇が触れるとびくりと体を震わせた。「あ…ああ…っ…」「凄いですね。一体どうしてこんな体になったのですか?」喋るマルの声が肌に響いてベッキョンはぞくぞくした。「…俺…先輩たちに…っ…」「なんてことでしょう…。弄...
ミョンサンハダなんていう宗教は創立してたかだか7年ぐらいしか経っていない歴史の浅い宗教だ。そんな宗教を信じ、バカなやつだとベッキョンは思った。そんな男こそ簡単に思い込ませらるだろうと考えた。セールスではよく客を丸め込んで手数料をせしめた。同じ手だ。ミョンサンハダには女性信者はいるが幹部は男ばかりだ。趣味だろう。男色がはびこっているはずだ。堅物だから傀儡させるのは難しいかも知れないが傀儡させられれば...
気まずかった。チャニョルからはイーシンが今回のギョンスの制裁に関わっていることは当然聞いていた。敵だ。敵。ミンソクを不幸にしていることに気が付かないのか。「話があるんだ。来て。」「僕もお話があります。」セフンはイーシンに近づいた。「ミンソクに会ってほしい。」「勿論です。」イーシンはセフンを自分が乗ってきた車に乗せた。「ミンソギヒョンは元気なんですか?」「いや…ちょっといろいろあって…」イーシンの表情...
「僕のことなら気にしないで。はは…お似合いだよね。」ジョンデは眉を下げたまま笑顔を浮かべて言った。「お似合いって!それ勘違いだから。」ギョンスは息を吐いた。略奪とか言われたのだっけ…。「そうかな。僕から君を助けようとしたチャニョル氏かっこよかったよ。惚れちゃいそうだよ~」ジョンデが言うとギョンスはジョンデの頭をスパンとその辺にあった週刊誌で叩いた。「チャニョルにはセフンというきちんとした恋人がいるん...
「良かった。俺も早く自由になりたい。」ギョンスやセフンに会いたい。「シウミン様。不遜な動きがあります。」カイが声を潜めた。「僕が連れてきた新規信者をマルが教育しています。僕は今朝も二人で懺悔室でミョンサンハダ説法を復唱しているのを見たのですがシータ様に二人を見てはいけないと固く禁じられました。多分…彼を神にしたてあげるつもりなのではと。エイダ様はシウミン様暗殺を気にかけていました。ヨンゴ師のお抱え...
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