直木賞はおそらく作家単位に与える賞なので、必ずしも受賞作が面白いわけではない。それどころかつまらない気がする
【映画】アギレラの独壇場、シェールの必要性「バーレスク」85点
(2010) 周りが驚くほどの熱意がまず才能。人はそのパワーに圧倒されるのだな、と思った。 全身と動作を売って
(2007) すごい映画を見た。 ある男の成功と孤独を描いた意味では「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とも比
(1999)観る者による補完性が強い作品。作品が鑑賞者に見せるのではなく、鑑賞者が作品に見るものが多いので、完
『あと1センチの恋』(原題: Love, Rosie)(2014年) おすすめされなければ自分では絶対に観な
(2021) 日本のアニメ文化がオタク要素だとしても、人と金が集まる映画産業においては商業的な成功が求められる
(2012) 歌って踊るミュージカルというより、本作は極めてクラシカルなオペラ作品であり、全編を通して動きが弱
(2019) びっくりするくらいつまらなかった。 基本的に本作は、設定集めは悪くないのにドラマ作りとその進展に
(2020) チリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペインの合同によるドキュメンタリー作品 高齢男性のみの求人
【映画】「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」55点
(2018)アメリカのドキュメンタリー映画。 ある夫婦が殺処分寸前の黒犬を引き取った。けれど黒犬は二人が働きに
(2019) 監督:ダニー・ボイル 出演:ヒメ―シュ・パテル、リリー・ジェームズ
(2018)アメリカ・イギリス・フランスの合作 監督:ジュリアン・シュナーベル 主演:ウィレム・デフォー 出演:ルパート・フレンド、マッツ・ミケルセン
「ココ・アヴァン・シャネル」(2009) 監督:アンヌ・フォンテーヌ 主演:オドレイ・トトゥ 出演:エティエン
(2021)監督、脚本、製作、編集:クロエ・ジャオ 主演:フランシス・マクド―マンド 原作:「ノマド:漂流
(1992) 「ターミナル」でトム・ハンクスがやっとニューヨークの空気を吸えた時に思い出したのは、私が初めてニ
「ブログリーダー」を活用して、社会人の読書、現代人の文学さんをフォローしませんか?
直木賞はおそらく作家単位に与える賞なので、必ずしも受賞作が面白いわけではない。それどころかつまらない気がする
エドヴィージ・ダンティカで助産師モチーフが不発だったので、主人公の母親が助産院を開業している『ふがいない僕は
歴史の勝者が書き上げてきたものの裏側にある本質や私的な物語による祈りというモチーフを文学は好きだ。 個人的に
2025年最初の佐藤亜紀作品は18世紀初頭のパリを舞台に、三大金融バブルとも数えられるミシシッピ事件(172
めちゃくちゃ面白かった。しょっぱなから2025年の個人的ベストなのではと思うくらいの衝撃。 それもそのはず、
読書ブログ開設から1周年! 設置してある人気ランキングは1年で更新されるので、周年のタイミングで1年間で書い
期待せずに読み始めて、結構面白かった。 私は作中に登場するような典型的な読書趣味の学生時代を歩んだわけではな
ラテンアメリカ文学への手引き、二冊目。 前回の「ラテンアメリカ文学を旅する58章」が地政学的な情報量を含めた
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 洋画 1000311675posted with カエレバ楽天市場A
ラテンアメリカ文学の著者といえば、を牽引するイメージのあるガルシア・マルケスとロベルト・ボラ―ニョと共に図書館
『双眼鏡からの眺め』と同様に、二十歳前後の私が挫折した小説の一つに『2666』という大長編があり、十年以上前
一九八二年のノーベル文学賞がガブリエル・ガルシア=マルケスに決まった時、当時五十四才の現役でしかも世界的人気
韓国はフェミニズム多いなあ、個人的には主眼でもないしなと感じつつ、『菜食主義者』にも感じた韓国の普遍的な男尊
働いていると本を読む時間がなかなか取れない、そんな人の為に「読んだ気になれる書評」。 働いていると旅行する自
アンソロージー・ダービーと銘打ち、8名の作家の作品を読めた『覚醒するシスターフッド』の中で1番面白く感じた韓
一つ前の韓国の若手SF作家の『わたしたちが光の速さで進めないなら』が、爽やかさと共に軽やかに描かれ、密度を作
最近はxでも読書界隈のアカウントも見るようになって、流行り廃りの早さ、一次的にTLに流れる新作などがわかりや
スウェーデン映画を初めて観たし、「マネー・ショート」の次に「ロッタちゃん はじめてのおつかい」を扱おうとして
基本的にレビューブログは作品の知名度の影響が大きく、訪問者が観たり聞いたことがある作品の記事を読んでくれる。
カナダ日韓中米ナイジェリアと5カ国の著者10人10作を集めたアンソロジー。日本人作家は5人。 私はアトウッド
いつものパンが売り切れていた。 書き出しは良い、途中まで面白く読める。 主人公となる四人の男女は一階に喫茶店、二階に市立図書館、三階に児童館を入れた市民センター内で働いている。 四編からなる連作中編集のような作りになっていて、各編はそれぞ
私は著者のデビュー作「国道沿いのファミレス」を読んだことがある。丁寧に書き込まれた作品だなと思ったが、身近の小さな世界過ぎてよくある矮小な女性作家だな、の域を出なかった。今になって思えばあの丁寧な書き込みはやはり魅力と今が詰まっていたのだ。
夢がかなわなくても、なりたい職業に就けなくても、人生は続く。 この強い言葉が希望のように響く印象が、私は同作にはずっとあった。これは決して絶望の言葉ではないはずで、もしもその続く人生が暗く感じられる人にはぜひ読みやすい原作小説からあたってみ
私の海外文学の始まりは光文社文庫と池澤夏樹氏によるのですが、特に後者の全集の中でも好きだった「楽園への道」からマリオ・バルガス=リョサに入り、「チボの狂宴」「悪い娘の悪戯」「緑の家」と既読数は少ないのですが、好きな作家さんだなと安心して読ん
当ブログをXのアカウントと連動して一か月足らず、ブログ単独では読んでもらえなかった数々の方に認知読んで頂けたスタート月間となりました。従来から親交があった方々は、資産運用や資産形成の面でおいての興味関心で繋がった方たちであり、文芸読書とは何
皆川博子の作品を読んだ後には、濃密で圧倒的な一つの人生や物語の跡だけが残る。 技術の佐藤亜紀の次に誰を読むのか、見劣りせず、偽りなく熱意をもって書けるのか、という視点を持ってしまえば、平然と扱える作家は私には限られてくる。読書を再開するにあ
佐藤亜紀の作品だ、と思って読み進めないと序盤はつらい。 登場する人物名や地名はカタカナで外国のものだし、私を含めた多くの一般的な日本人読者にとって、ヨーロッパのどこの国の過去何年の歴史的な史実を扱った等と多少把握してすぐに歴史的背景や関係性
小川洋子の魅力はまずモチーフ選びにあるし、豊かなそれを例えば実写化するよりも素敵に仕上がる文章で書きあげる所で、ああ、いい小説家だなあと思う。 どう足掻いても実写の映像では作り上げられない魅惑的な世界がそこにはあって、そしてそれは読者の眼か
小説を読んでいると、こういうことがある。 「コンビニ人間」であれだけの完成度とテーマ性を誇った作者の作品の中でも、ひときわ目を引いた本作を図書館の本棚で見つけた時は嬉しくてすぐに手を取った、そのあとで「コンビニ人間」を先に読んで、なんて素晴
主人公は36歳、独身、女性、コンビニでアルバイトをしている、その歴18年。 「推し、燃ゆ」「星の子」に続いて発達障害気味の主人公がまた一人。読書再開後手に取った5冊中3冊に出てくるとは現代の小説の主人公は発達障害が流行りなのかしら、と思って
十年越しの作家、とも言えるかもしれない。今村夏子という名前を私が知ったのは2011年の「こちらあみ子」の書評か何かだったと思う。そしてそのまま私は読書の存在しない長い空白に入ったので、本作が初対面ということになるが、なるほど噂の今村夏子はこ
読書を再開しようかなとランキングを検索した時に目に入ったなじみの作家名の筆頭はこの人で、私が読書から離れる前に彼女は直木賞を受賞していた。それから10年以上もの間ずっと書き続け、売れ続けているのだとしたらすごいなと、文学性としては特に評価し
現代の芥川賞作家の価値とは? あまりにも拙い文章が続いて、これは外れか、と落胆した。それが 長いこと切っていない足の指にかさついた疲労がひっかかる。外から聞こえるキャッチボールの音がかすかに耳を打つ。音が聞こえるたびに意識が1.5センチ
彼女が描き上げたかった芸術家の一生とは? 本作は誰もが知るところの画家、フィンセント・ファン・ゴッホがその生を閉じるまでの芸術家としての足掻きと苦悩、それを金銭的・経済的にも支える弟の筋を主軸に、脇に浮世絵を西洋に持ち込み広げることに成功し
はじめまして。今日もおひさまと申します。書評ブログはじめました。 生きていく上で小説には何の価値もない。文学とは何か?を一度は考えて眠れなかった自分でさえそうなのだから、本来小説の価値などその程度なのだと思う。ガルシア=マルケスの「百年の孤