るろうに剣心を読んだ感想-甲斐健彦

るろうに剣心を読んだ感想-甲斐健彦 この作品は、幕末の新選組を舞台に、赤穂浪士討伐で人斬り抜刀斎として恐れられた主人公・緋村剣心が、新たな時代で正義の剣士を目指すストーリーです。 剣心が過去の人斬りとしての罪悪感と向き合いながら、新しい時代のために正義の道を歩んでいく姿に感動しました。剣心と明治政府の撃剣術師範・警視総監山本幸三郎との対決シーンはスケール感がでかで迫力満点でした。 剣心を取り巻く仲間たちも魅力的で、剣心と相棒・神谷薫のコンビネーションがよいです。シリアスなシーンとギャグシーンのバランスが上手く、剣心と薫のやりとりを中心に明るい雰囲気を保っているのも好印象です。 剣心がたどる成長…

ブラッククローバーを読んだ感想-甲斐健彦

ブラッククローバーを読んだ感想-甲斐健彦 この作品は、魔法の国で無魔力者とされていた主人公アスタが、魔導士を目指す物語です。 アスタは生まれつき魔力がなく、周囲から馬鹿にされながらも諦めずに魔導士を目指します。そんなアスタと対照的なライバルのユノが描かれていて、二人の関係性が面白いです。 アスタが纏わせた五芒星の grimoire(魔法の本)が象徴するように、作品のテーマは「信じるチカラ」。アスタの明るさと前向きさが感動を誘います。決して才能だけで判断される世界ではなく、努力で才能は培えるというメッセージ性が好印象です。 魔法アクションも迫力があり、アスタたちが強大な魔物に立ち向かうシーンはワ…

バガボンドを読んだ感想-甲斐健彦

バガボンドを読んだ感想-甲斐健彦 「バガボンド」は、その生き生きとした描写と深い哲学的思索で、私を深く魅了した作品です。この漫画は、宮本武蔵の伝説的な人生を基にしており、彼の若き日の放浪と成長の物語を描いています。作者の井上雄彦は、宮本武蔵のキャラクターに新たな息吹を吹き込むことに成功しています。 この物語の中心は、自分自身との戦いと、サムライとしての極限に挑むことにあります。武蔵は、彼の内面の葛藤と、外界の敵との対決を通じて、絶えず自己を超えようとします。彼の成長と進化は、単なる戦士から真の武人へと変化していく過程を描いており、これは非常に感動的です。 また、「バガボンド」のストーリーテリン…

ハイキュー!!を読んだ感想-甲斐健彦

ハイキュー!!を読んだ感想-甲斐健彦 この作品の魅力はまず、個性豊かなキャラクターです。主人公の日向翔陽をはじめ、烏野高校バレーボール部のメンバーはみな個性的で愛されるキャラクターばかり。ライバルたちも魅力たっぷりで、それぞれが目指す願いを胸に秘めた立体的な人物像が描かれています。 各チームの成長の過程が丁寧に描かれている点も好感が持てます。練習試合こそ失敗がちでも、少しずつ実力を蓄えていく過程が応援したくなる。烏野だけでなく他校の情熱あふれるプレーも引き込まれます。 そして迫力ある試合シーンも見所のひとつ。手に汗握る展開でハラハラドキドキしますし、勝敗の行方という結果ももちろん大切ですが、そ…