ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・4
《第2章》自閉症の幼児期 【要約】 《謎をさかのぼる》 ・自閉症というきわめてユニークな症状をもたらす原因の大本となっているものは必ずしもユニークなものではなく、知能障害などとも共通する非常に多くの病因が考えられるのだった。それらの病因が、
2024/11/30 08:48
「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・3
【自閉症の診断】 ・自閉症は単一の原因によって生まれるものではなく、複数の原因に由来した障害をもつ症候群である。しかも、その症状は一人一人微妙に違うため、自閉症者の数だけ自閉症の物語があると言ってもいいほどである。 ・自閉症の第一発見者であ
2024/11/29 09:14
「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・2
《第1章 自閉症の発見》 【要約】 ◎発端となる謎 ・自閉症の発見は、1943年と翌1944年に、米国の小児精神科医カナーとオーストリアの小児精神科医アスペルガーによって相次いでなされた。しかも「自閉症」(オーティズム)という全く同じ病名を
2024/11/28 08:54
「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・1
《はじめに》 【要約】 ・自閉症とは、現在では、出生前もしくは出生後のごく初期に発生する発達障害の独特なタイプであると考えられている。それは、未完成な、また、それだけに爆発的な発達を遂げる幼い脳に起きた小さな出来事の結果によるものである。最
2024/11/27 09:16
「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)再読・序
《序》 「自閉症からのメッセージ」(熊谷高幸・講談社新書・1993年)を再読する。この本は今から22年前に刊行され、私はほぼ20年前に一読した。「自閉症」の《謎》とされている部分に対して、第三者(学者)として、大変わかりやすく解説されており
2024/11/26 08:42
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)検討(3)・?章・3
《要約》 2)表象機能と認知機能 ・一般の子どもの表象機能と認知発達に関する理論が、自閉症児の認知発達とその障害を解明するための方法論を提供することになる。このような観点からの、自閉症の認知を発達的に解明するための発達段階の具体化が「Sta
2024/11/25 09:03
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学・1992年)検討(2)・?章・2
《要約》 1)認知障害についての理解の変遷 ⑴初期の認知障害の理解 ・自閉症はKanner(1943)の報告した当初は、部分的に高い認知能力を示すことから、知的能力は障害されていないと考えられていた。その知的能力(認知能力)が発
2024/11/24 09:47
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)検討(1)・?章・1
*第�章の以下の部分は、自閉症が「認知障害」であることの論拠が述べられていると思われるので、要約しながら逐条的に検討を加えてみたい。 《要約》 【4.自閉症の認知障害】 ・自閉症の特徴的な行動(3つの必須症状)は、親の性格や養育態度により強
2024/11/23 09:11
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(30)・?章 自閉症の遺伝研究
【要約】 《�章 自閉症の遺伝研究》 【はじめに】 ・自閉症は、現在では中枢神経系の先天的異常がその主な原因であると考えられるようになってきている。先天的とは、脳を形成する神経系の遺伝情報の異常と、遺伝子レベルには問題がない場合の胎生期の環
2024/11/22 09:18
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(29)・?章 自閉症の生物学的研究
【要約】 《�章 自閉症の生物学的研究》 【はじめに】 ・ここでは、自閉症の生物学的研究の歴史の概略にふれ、その後、臨床脳波、誘発電位、事象関連電位、画像診断、神経病理、生化学などの生物学的な研究を主に方法別に紹介するとともに、自閉症の臨床
2024/11/19 09:11
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(28)・?章 自閉症の薬物療法・2
【要約】 【2.薬物療法の実際】 1)薬物療法の主な対象 ・薬物療法の対象は、非特異的な情緒障害や異常行動、および自閉症に合併する精神医学的状態の2つに大別する。 ⑴非特異的な情緒障害や異常行動 ・パニック、自傷行動、攻撃行動、
2024/11/18 09:21
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(27)・?章 自閉症の薬物療法・1
【要約】 《�章 自閉症の薬物療法》 【はじめに】 ・薬物治療は自閉症の総合的な治療の中で一定の役割を果たすようになってきている。 ・「1.薬物療法の意義と問題点」の節では、理論的な説明がしてある。「2.薬物療法の実際」の節は、薬物療法の具
2024/11/17 09:23
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(26)・?章 自閉症の治療と家族・2
【要約】 【4.家族への療育指導】 ・自閉症の発達過程には生物学的な要因の関与が大きいとはいえ、同時に環境要因が大きく影響する。治療者は、自閉症の子どもが個人個人のレベルに応じた自立を目指し、社会の中に受け入れられて生き生きと活動でき、同時
2024/11/16 09:04
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(25)・?章 自閉症の治療と家族・1
【要約】 《�章 自閉症の治療と家族》 【はじめに】 ・本章では、まず自閉症と家族の考え方の歴史を概略し、自閉症の親子関係について現在あるいは今後解決しなければならない課題を提起する。その後に、治療者としての観点から、自閉症児を持つ親への理
2024/11/15 09:12
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(24)・?章 認知発達治療の実践 東大デイケアの経験から・4
【要約】 3)2症例の治療効果の検討 ・2症例の子どもの発達的な変化と行動の改善は、「太田のStage評価」による認知発達の効果として考えることができる。 ・しかし、この2年間に、症例1では言語のみならず他の側面でもシンボル機能を獲得させる
2024/11/14 09:06
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(23)・?章 認知発達治療の実践 東大デイケアの経験から・3
【要約】 2)Stage�-1の症例(症例2) ⑴症例の概要 症例:N君(男子)は、4歳2か月で受診、小学校入学までの2年間通院した。主訴は、言葉の遅れ、きまりが多い、対人関係がうまくできない、であった。家族は、父、母、本児、弟
2024/11/13 09:09
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(22)・?章 認知発達治療の実践 東大デイケアの経験から・2
【要約】 【4.認知発達学習の実際・・ 症例を通して・・】 1)Stage�の症例(症例1) ⑴症例の概要(Y君・男子 初診3歳9か月、小学校入学まで2年間通院) ・主訴:言葉が出てこない、言葉をかけても応じない、偏食が激しい、
2024/11/12 08:45
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(21)・?章 認知発達治療の実践 東大デイケアの経験から・1
【要約】 《�章 認知発達治療の実践 東大デイケアの経験から》 【はじめに】 ・この章では、東大精神神経科小児部のデイケアの概略を述べた後に、認知発達治療を行う治療者側の体制について説明する。そして、認知発達の異なる2症例を呈示する。また、
2024/11/11 08:35
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(20)・?章 Stage別の認知発達治療・5
【要約】 【5.Stage�-2の治療教育】 ・Piagetの前操作期前半(健常児の3歳〜4歳初め)に相応する。 ・文字や数が概念としての意味を持ち始め、従来の教育的な学習が可能となるが、子どもたちの「限定された枠組みでの理解」をいかに広げ
2024/11/10 09:14
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(19)・?章 Stage別の認知発達治療・4
【要約】 【4.Stage�-1の治療教育】 ・Stage�-1は、やっとシンボル表象的思考期に入ったばかりの時期で、健常児のほぼ2歳半前後に相応する。 1)Stage�-1の状態像 ・2語文以上を話す子どもが多くなるが、会話はほとんど成立
2024/11/09 10:37
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(18)・?章 Stage別の認知発達治療・3
【要約】 【3.Stage�の治療教育】 ・Stage�は、Piagetの感覚運動期からシンボル表象期への移行の時期にあたり、健常児の1歳半から2歳になるまでぐらいに相応する。 1)Stage�の状態像 ・言葉(1〜2、3語文)がある子ども
2024/11/08 08:39
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(17)・?章 Stage別の認知発達治療・2
【要約】 【2.Stage�の治療教育】 1)Stage�の状態像 ・子どもたちの多くは言葉がなく、あったとしてもオウム返しがほとんどである。状況に合っていれば言葉かけに応じた行動ができるようになるが、言葉の意味は理解しておらず、その場面で
2024/11/07 08:56
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(16)・?章 Stage別の認知発達治療・1
【要約】 《�章 Stage別の認知発達治療》 【はじめに】 ・この章では、Stage�からStage�-2までの認知発達治療の実際を、Stage別に具体的に述べる。 ・この章の内容は、技術的な側面に絞って記述しているので、背景となる理論的
2024/11/06 08:48
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(15)・?章 Stage評価と認知発達治療
【要約】 《�章 Stage評価と認知発達治療》 【はじめに】 この章では、第1に、太田のStage評価について説明する。第2に、太田のStageによる認知発達治療の方法論を示す。第3に、認知発達治療の評価について述べ、最後に、この治療法
2024/11/05 08:48
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(14)・?章 「太田のStage」評価法・4
【要約】 3)Stage評価の臨床的検討 ・我々は、臨床的な側面での有用性に関しても臨床研究を行いつつ、デイケアの治療教育の実践の中で深めてきた。ここでは、Stageの有用性を確認したり、さらに深めるのに役立った臨床研究を紹介する。
2024/11/04 09:22
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(13)・?章 「太田のStage」評価法・3
【要約】 【2.「太田のStage評価」の妥当性と有用性】 ・自閉症児の認知発達における障害には、�感覚運動期からの脱出に困難さがある、�シンボル表象的な思考の段階に移行できない、�シンボル機能を獲得後も、比較や空間の概念などが獲得しにくい
2024/11/03 10:06
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(12)・?章 「太田のStage」評価法の開発・2
【要約】 2)シンボル表象期への移行期の問題 ・自閉症児にとって感覚運動期からシンボル表象期への移行は滑らかではない。言葉の芽生えが認められても、その後、シンボル機能を獲得していく移行期の意味を持っている場合と、本来のシンボル機能を容易に獲
2024/11/02 09:26
「自閉症治療の到達点」(太田昌孝・永井洋子編著・日本文化科学社・1992年)精読(11)・?章 「太田のStage」評価法の開発・1
【要約】 《�章 「太田Stage」評価法の開発》 【はじめに】 ・東大の精神神経科で25年の歴史を持つ小児科デイケアにおいても、20年近く前には行動療法を取り入れた治療が行われた。(太田,1971;徐,1975)。しかし、子どもは教え込ん
2024/11/01 09:38
2024年11月 (1件〜100件)
「ブログリーダー」を活用して、梨野礫さんをフォローしませんか?