夫のモラハラにより、気づいたら周りとの連絡も遮断されていました。幼い息子への暴言や暴力、失業、心理的な束縛により家庭崩壊した実話です。
今日の宿を無事に確保できたのは良いが、今後のことを考えると暗澹たる気持ちになった。 明日からのことも考えなければならない。 自分から家に戻るという選択肢はない…
体力のある義父のことだ。 きっとすぐに追いついてくる。 だから、なるべく予想もしないような目立たない場所にしないとすぐに見つかってしまう。 目視で確認しやすい…
電車がホームに到着してドアが開くのと同時に、私たちは勢い良く飛び出した。 いつもならエスカレーターに乗るところだが、今そんな余裕はない。周りの人たちにぶつから…
義父は息子の優しい性格をよく知っている。 人が悲しんでいたら、自分のことを犠牲にしてでも何とかしようと考えてしまう子だ。 だからなのか、同情心をあおれば上手く…
電車というのは閉ざされた空間だ。 次の駅に到着するまでは、どこにも逃げ場がない。だから義父に見つかってしまったことが分かった時には本当に『もう終わりだ』という…
私たちは急いでホームに向かい、電車の来る方向に目をやった。 まだ音は聞こえてこない。電光掲示板を見ると、あと5分は来ないことが分かった。 その間に義父は余裕で…
今日は帰れないと伝えると、義父はとても怒っていた。 あの状況で帰れると思う方がどうかしていると思うが………。 「それじゃーこっちはどうなるの」と怒っていて、何…
息子と私は駅前のファミレスから外をぼんやりと眺めていた。 もうすぐ息子の大好きなアニメが始まる時間だ。いつもなら家でバタバタと夕食の準備をしている頃だが、今日…
玄関で息子がもたついた。 元々がのんびりとした子なので、焦ると余計に上手くいかない。「早く!」私も慌てていた。 背後では寝室にしていた和室で夫が暴れていて、今…
夫は、素を知られてしまうことを何より恐れていたように思う。「ふざけやがって!!!」その怒りは息子に向かった。 物凄い勢いで隣にいる息子の元に行き、首根っこをつ…
義父が中途半端なところで帰ろうとしたものだから、義母と私は慌てた。 このような状況で、『続きはまた今度』などとどうして考えられるのか、私には理解できない。夫は…
義父と息子が帰宅した時、ちょうど夫が大声で怒鳴りながらテーブルをバンッ!と叩いたところだった。夫のいやらしいところは、本当に怒りで叩いているというよりは、こち…
夫は少しでも人から非難されたり否定されるようなことがあると、必要以上に相手を攻撃する。 これでもかという位に相手を打ちのめさないと、自分の気が済まないようだっ…
とにかく長い一日だった。私たちの運命を決定づけた日でもあった。朝一番に義父から夫に電話があり、「今日行くから」とのこと。 予定通りに話し合いができそうだと安堵…
とうとう我慢ができなくなって義両親に相談に行き、我が家に来てくれることになったが、実は義両親の悩みは我が家のことだけではなかった。夫の弟に関しても問題を抱えて…
義実家に行って今の状況を打ち明けた後は、途中の大きな駅で下車して少しだけ時間調整をした。いつもより早く帰れば確実に怪しまれてしまう。 こういう時、鈍い旦那さん…
夫は常に不機嫌だったわけではない。 激しい虐待をした後は、しばらくは同一人物なのかと疑うほど息子にも優しくしていた。 優しくされると、このままずっと上手くいく…
実は、義父母宅に着くまでの間もまだ迷っていた。 今ならまだ引き返せると何度電車を降りようと思ったことか。突然来たら驚くだろうな、とか。限界だと言われてもどうし…
夫がした仕打ちを何とか証拠として残さなければと思い、震える手でスマホを握った。 周囲には十分に警戒していたが、その瞬間は撮ることに集中してしまっていたように思…
度重なるモラハラに耐えかねて、とうとう義父母に『これ以上一緒に居るのは難しい』と伝える決心をした。事の発端は、夫が息子の文房具を滅茶苦茶に破壊したこと。首根っ…
息子は学校からのお便りを帰宅後すぐに夫に見せるように言われていた。 暇なので日々息子の帰りを待ち構えていて、お手紙とか連絡帳を出す前にほかのことをし始めるとす…
夫と義父母との電話は、実は聞こえてしまっていたので気まずかったが、義父母はそれを知る由もない。 いつも通りに話しかけてくれて、歯切れの悪い私に義父は「なんか今…
幼い頃から泣き虫だった。 子供なら誰でも嫌なことがあれば泣くこともあるだろうが、私の場合には感動した時なんかもよく泣いていた。テレビの動物ものを見る時も、感動…
「お前は何をやっても駄目だ」夫は常にそう言っていた。 ずっと言われ続けていたので、自分は無価値なのだと感じ、夫の言うことに従っていれば間違いないと安心していた…
モラハラ夫あるあるとして、人の好き嫌いが激しいというのはよく聞く話である。 うちも例外ではなく、彼の中では明確に「敵」か「味方」かが区別されていた。きっと自分…
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