アクアスター技術ブログvol.21「 食欲を刺激する!シズルテクニック 」
こんにちは!社内イラストレーターの太田です。 暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?こうも暑いと食欲も減ってきますよね…。 今回は食欲を刺激する料理や食品を描く時のコツ、「シズル」テクニックを紹介します。このブログを読み終わった後にお腹が減っていたら嬉しいです!イラストレーターの方は勿論、イラストやカンプをディレクションするディレクターや営業担当の方も抑えておくポイントとして参考にしていただければと思います。 そもそもシズル感って? 「シズル感」って聞いたことあるけれども具体的に何を指しているのか分からない…という人は意外に多いかもしれません。 語源である英語の"sizzle"は「ジュージューと音を立てる」「ジューシーな感じ」を意味する言葉です。ここではイラストや広告写真などのビジュアル表現における、食欲・購買意識を刺激して「美味しそう!」と思わせるテクニックと思っていただければと思います。 具体的には下記のイラストのようにみずみずしさをプラスしたり、匂いを可視化したりするイメージです。 美味しそうに見せるテクニック! では早速、アクアスター流・五感を刺激するシズルテクニックを実際に制作したイラストと共に紹介していきます。 テーマを「3つ」に絞り説明をしていきます! ハイライトで質感アップ 匂いや臨場感を描く 温度感を描く 今回のブログでは、以下のハンバーグのイラストを例にご説明します。 この時点でもすでに美味しそうですが、まだ少し物足りない印象があります。この3つのテクニックを駆使して、どんどん美味しそうにしていこうと思います。 ハイライトで質感アップ まずはシズル感を描く上で最も重要なのがハイライト(明るい部分、その強調)の使い方です。 ハイライトには大きく二つの役割があります。 まず1つ目は光源に合わせた立体感を出すことで2つ目が質感をプラスするという役割です。 今回はすでにベースの状態で立体感は出されているので、そこから肉感や肉汁、油の質感をプラスするつもりでハイライトを加筆してみましょう。 ※加筆したイラスト 立体を強調するために「角」にハイライトを集めながら、肉汁の瑞々しさや油のはね、バターの溶け具合をプラスしてみました!一気に照りが出て美味しそうになったと思います。
2023/07/27 12:44