先日、職場の同僚に城廻りのお土産を渡した際に写真を見せた所、「ハァ、何それ土じゃん！」と言われました。 彼は写っているのが、かの有名な山中城の障子堀であることを知りません。否、城とは何かを知らない―興味がないのでしょう。 皆さんが知り合...

日々の生活をさせているものは何か？夢や希望もしくは愛と正義―なわけなく、やっぱ り『お金』だと思います。現金主義でスミマセン・・・。暮らしにはお金が必要、それは 昔の人も同じくです。本記事ではお金の始まりについて書いていきます。 お金のスタ

“荘園”は難しい！とよく聞きますし、そう思います。現代の市町村のように明確では なく、時代によって形態が違い権利者も複数いるかつ荘園とは別にまた公領があるので非 常に分かりづらいのです。今回は荘園の成り立ちから形態の変化を自学の範囲で分かり

「やぁやぁ！我こそは武蔵国平山郷の住人、平山季重なり！」と名乗りを上げた騎馬武者が戦場を駆け、相手も名乗りを上げた後に正々堂々と一対一で戦う―いわゆる“一騎打ち”を鎌倉武士の合戦というと想像しますでしょうか？勇ましくスポーツマンシップ溢れ

火縄銃の音が鳴り響く中、無数の槍先を並べた足軽たちが怒声をあげて突撃していく―というのを合戦と聞くと想像するでしょうか？ただ種子島と呼ばれる火縄銃が実践に使用されたのは戦国時代、槍は昔からあると思いがちですが槍と戦闘員として足軽が登場した

歴史の小説や映画などで出てくる動物とは何でしょうか？犬、猿、雉ではありません。そう“馬”です。いつの時代でも大体は登場する動物かと思います。今回は昔の馬についての雑学を書いていきます。馬は日本にいつ何処からきたか 元々、日本には馬は生息し

昔の城跡、例えば東京都日野市にある平山城址公園は平山季重の領地で平山郷と呼ばれていたそうです。城跡や本を読んでいくと○○荘や××郡などの地名に出くわしたりしますが一括りに村や町のような呼び方ではなく郡・郷・荘などと別れているのか、簡単ざっ

歴史ドラマ・小説で必ずと言って出てくる職業といえば”武士”だと思います。ただ武士がどうやって生まれたかを知っている人は少ないかと思います。昔だと“有力な農民が土地を守るために武装してそれが武士の起こりとなった”という説もあるそうですが朝廷

源氏・平氏について簡単説明

前の記事で中世の土地は公領・荘園で構成されていたと書きましたがスタートから荘園があったかというと 違います。また土地制度も古代と中世では違いました。荘園ができる前の土地制度をご説明します。始まりは大化の改新古代の土地は各地方を有力豪族が支配

最近の大河ドラマでは明智光秀は十兵衛、源義経は九朗と呼ばれています。 また羽柴秀吉は藤吉郎と呼ばれたかと思えばドラマが進むと筑前守と呼ばれ、 最終的には豊臣秀吉と呼ばれます。現代と違って名前や呼び方が違うのはなぜでしょうか？長いフルネーム甲

一揆と聞いて、貧しい農民が竹やりを持って支配層の武士に対して「世直しじゃー！！」と叫びながら襲い掛かる、といった感じをイメージしないでしょうか。実際に竹やりで戦う一揆はあったそうですが、それは明治に入ってからのもので中世の主な百姓が起こした

年貢といえば米をイメージした方は多いのではないでしょうか。確かに米を年貢として納めた国はありましたが全国100%、年貢が米ではなく、各地方で年貢の種類が違いました。西は米、東は絹農業は大きく分けると東と西で違いました。平地が多く土地が稲作に

鎌倉時代の管理職、守護・地頭・国司を簡単5分解説