フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
キャンベルタウン ロッホ 2023リリース/Campbeltown Loch 2023 Release
2022年に飲んだロットと比べると、甘さは控え目で、穀物感やオーキーさが前面に出た風味。よりスプリングバンクらしいとも言えるが、少しインパクトに欠けるとも言える。
ウルス ポレール/Ours Polaire (Brasserie La Binchoise)
蜂蜜の風味がしっかり出つつ変な癖は少ない。酵母や穀物の香ばしさと合わさって、個人的には少し甘すぎるが、蜂蜜ビールとしては許容範囲でバランスは良い。余韻に感じるボディは重い。
マオウ シンコ エストレージャス/Mahou Cinco Estrellas
割としっかりミドルボディで、ほのかな酸味のある柑橘とハーブのやや重めの余韻。スペインらしい素朴ながらしっかりした風味。
キルケラン へビリーピーテッド バッチ10/Kilkerran Heavily Peated Batch 10
かなり強い塩気にスモークに焼きマシュマロの甘さ。フルーティさはベリーはあるがそこまで目立たず。ペッパーやザラっとした焦げたような余韻。キルケランのへビリーピーテッドのバッチでは割と好みの部類。
イクヌーザ アナ スピナ/Ichnusa Alla Spina
素直ながらクオリティの高いビール。食事と合わせても単独でも、くどくなく程よいボディがあって良い。普段飲みとして良い一本。
ラッフォ ラボラツィオーネ グレッツァ/Raffo Lavorazione Grezza
無濾過感ある柔らかさとねっとり感。飲むと意外とキレは良く、スッキリした後味。マイルドだが少し癖がある。
クライム パッショネル/Crime Passionnel (Dochter van de Korenaar)
★大麦しっかり目のウィートビア。IPAで華やかで鮮烈なフルーティさはあるが、小麦や大麦の風味は邪魔せず、骨太で落ち着きもある飲みごたえで旨い。
ロングロウ レッド 7年 ピノノワール/Longrow Red 7yo Pinot Noir
スプリングバンクかつワイン樽が好きな人ならかなりストライクなんだと思うが、個人的には少し中途半端な印象。何というか、フルーティさにも麦芽感にもピート感にも、少し荒さを感じる。
グリゼット ブロンド ビオ/Grisette Blonde Bio
★サッパリしているがコクもしっかりあり、軽やかな黄色いフルーティさやフローラルさのバランスも良い。この手のビールとしてはかなり良い。
ルークオップ ブライン/Rookop Bruin (Terrest Brewery)
ぼてっとした重めの濃厚な風味。複雑と言うよりも、ダークフルーツやスパイス、ロースト麦芽やカカオの風味がガツンガツンと来る、比較的シンプルな風味。
ザ・ヒーラック/The Hearach (Isle of Harris)
★若さゆえの粗さもあるが、飲み口はクリーミーで甘さも自然、ほのかなスパイシーさや塩気、スモークも良いバランス。普通に出来が良く旨いシングルモルト。短熟物としてはかなり秀逸だと思う。
ビア サイゴン エクスポート/Bia Saigon Export
割としっかりしたボディの分厚さに、余韻にかけてやや強めのハーブのビターさと甘めの柑橘感。東南アジアのビールとしては、比較的しっかりとした飲みごたえ。風味はラガーらしいシンプルさなので食事とも合わせやすい。
ボン・スクール プレスティージ/Bon Secours Prestige (Brasserie Caulier)
★★バランスがとても良いトリプル。華やかさはシンプルだが締まりよく、穀物感も多様でクリーミーな飲みごたえ。余韻のビターさも目立ちすぎず食事とも合わせやすく良い。
キルケラン 8年 シェリー樽熟成/Kilkerran 8yo Sherry Cask Matured
キルケラン8年らしい骨太さとしっかりとしたシェリー感。従来よりはクリーミーさが際立ち、オーク感も少し強いか。旨いが少し好みとはずれているのと、過去の良かったボトルと比べると少し劣る気がする。
前回の『海外レンタカーの手引き(予約方法、注意点など)』に続き、レンタカー会話編です
モータニャー 1979/Montagnarde 1979 (Brasserie de l'Abbaye des Rocs)
★★~★★★ボディの分厚さ、フルーツの濃厚さ、甘さ、ビターさやハーブの余韻といった全てのバランスが絶妙。ベルギービールらしいビールで、特に欠点が見当たらなかった。凄く突出しているかと言われると微妙だが、★★★でも良い気がする。
スプリングバンク ローカルバーレイ 13年/Springbank Local Barley 13yo 2024 Release
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・スプリングバンク ローカルバーレイ 13年/Springbank Local Barley 13yo ・スプリングバンク蒸溜所 ・54.1% ・バーボン樽熟成 スプリングバンク蒸溜所が毎年リリースしているローカル栽培の大麦を使用したシリーズ。2024年リリースの本ボトルは、キャンベルタウンのGlencraigs農場で生産されたBelgravia大麦を使用した蒸溜原酒を、60%バーボン樽、40%シェリー樽で熟成した後にバッティングしたものです。 (2)テイスティング 【香り】 生クリーム、バナナ、ローストしたパイナップル、シナモンロール、塩気、時間…
セント・イデスバルド ドゥンケル/St. Idesbald Donker
★ドゥンケルらしいダークフルーツやチョコレートの濃厚さに、ハーブや焦げたようなビターさ、ほどよく酸味のあるフルーツも。濃厚だがバランスが良い。個性はやや欠ける。
サムブルックス ワンドル/Sambrook's Wandle
イングランドビターらしいさっぱりした軽い麦芽に程よいロースト感、ハーブのビターさがしっかり舌に残る余韻。セッションでアルコール度数は低いものの飲みごたえはある。ややぬるめ温度も旨い。
サーカムスタンス バッチ2 3yo/Circumstance Batch 2 3yo
3年熟成にしてはバランスが良く、樽の素材感がしっかり出ている。甘さも強いが上品寄り。アンモルテッド麦芽由来の香ばしさも始めから最後まで感じられる。複雑さや奥行きは欠けるが悪くない。
サッポロ プレミアム/Sapporo Premium Beer
重くは無いがミドルボティのしっかりした骨太なラガー。麦の香ばしさやホップのビターさも重くは無いがはっきり。丁寧な味の、昔ながらの日本のラガーと言った感じ。
スプリングバンク 12年 CS バッチ25/Springbank 12yo CS Batch 25
★スプリングバンクCSらしい素朴ながらパンチがあり、シェリー感もしっかり裏打ちされている良いボトル。個人的にはスパイシーさが少し過剰に感じるが、全体の香味バランスはとても良い。
フェイズ・ザ・ヘイズ/Phase the Haze (Magic Rock Brewing)
★程よいホップの華やかさが味わえるバランスのいいIPA。アメリカンIPAではあるが、最近特にアメリカで良くあるこってりド派手な風味のIPAとは違い、飲み心地に落ち着きもあって丁度良い。
カールズバーグ エレファント/Carlsberg Elephant
香りや飲んだ瞬間は比較的薄そうな印象を感じるが、飲み進めるとボディの分厚さが増していく。風味としては柑橘メインのシンプルさで、ハイネケンなどと方向性は近い気がする(ボディや余韻は全く違うが)。
ペンダーリン バッチ3 12年/Penderyn Batch 3 12yo (Boutique-y Whisky)
ベリー系の甘酸っぱさや穀物感と共に、少しバーボンっぽいワックスのような癖を感じる。熟成年数よりは若さも感じるが、嫌味という程ではないのでストレートでも十分楽しめる。
2X ジュース ジョルト/2X Juice Jolt (Southern Tier Brewing)
悪酔いしそうなアルコール感で、ストロングゼロ・アメリカ版のような雰囲気を感じる。人工的な柑橘感も正直好みでは無かった。少しやり過ぎ?
カバラン トリプルシェリーカスク/Kavalan Triple Sherry Cask
★パンチがありつつ滑らかで、ほどよい樽感を伴ったシェリーの風味。カヴァランらしさがバランスが良く出ていて、良いボトルだと思う。ただとても旨いという程ではなく、値段も少し高い。これならキルケラン8年シェリーの方が好き。
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フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。