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  • 374 temp 投機筋の為替ポジション

    この2週間で、投機筋の円/ドルのネットポジションは、超ショートからまぁまぁショートにと、ショート幅が縮んだ。依然、ネット円ショートではある。投機筋がマーケットを主導したというより、マーケットについて行っているという感じ。

  • 373 米国経済の謎

    消費者ローンやその利払い額などだけを見ていると、借金が増え、利払い額が急増しているように見える。 しかし、富裕層はそもそも消費者ローンには頼らないし、なので、利払い額もそうは増えない。むしろ、株価が上昇し、金利が上昇しているので金融資産からくる収入は増えている。 日本も同じだが、富裕層と低所得層で2極化が激しい。社会問題ではある。 支出金利には住宅ローン金利は含まれない また、家計のローンの中心は住宅ローンで消費者ローンではない。消費者ローンだけを見ると、全体が見えない。 全体をみると、まず、びっくりするのは、家計の借金元利返済額の所得比が低い。借金の返済に汲々としていないようだ。

  • 372 失業保険申請件数と雇用 一時的な反動?

    現在のところ、米国の最重要指標は、 ・コアPCE価格指数 2%(勿論、安定的に):今はこれに注力している。 コアCPIは速報性からPCEを占う指標として同様に重要である。 ・雇用統計 非農業部門雇用者前月比増加数が0~15万人、 時給前年同月比増加率が2~3% 今は「最大化」よりも、賃金を抑制するほど、後退に陥らないほどの拡大が望まれている。 さて、雇用統計を占う12日を含む週の失業保険請求件数が発表になった。経験的に来週発表になるデータの方が重要なので、来週発表のデータで大きな変化があれば再度取り上げるが・・・ その新規失業保険申請件数であるが、減少してき

  • 371 米国の2大指標の一つPCE価格指数

    現在のところ、米国の最重要指標は、 ・コアPCE価格指数 2%(勿論、安定的に):今はこれに注力している。 コアCPIは速報性からPCEを占う指標として同様に重要である。 ・雇用統計 非農業部門雇用者前月比増加数が0~15万人、 時給前年同月比増加率が2~3%  今は「最大化」よりも、賃金を抑制するほど、後退に陥らないほどの拡大が望まれている。 さて、そのPCE価格指数が発表された。 コア指数の前年同月比上昇率が2%がターゲットであるが、足元の状況として6カ月前比上昇率(年率)が注目されている。まずは、6カ月前比が2%にならないと始まらないからである。

  • 370 続2023年12月13日FOMC 妄想

    米国の長短金利差がヤバイ。 今、米10年国債利回りは3.86%、実効FFレートは5.33%。長短金利差は▲1.48%。この状態は、3月23日の利上げ時から続いている。 過去にこういう状態になった時を見つけるのは難しい。 これより軽症だった2007年8月9日に起きたのがパリバショック。そして、この日から利下げが始まった。 なんとなく心配してしまうのだが、今回Fedは「利下げは考えていても、すぐにとは考えていない。」と言っている。しかし、そんなことを言っているうちに、第2のパリバショックが起き、それが利下げの始まりになるのではないか? そして、第2のパリバショックが起きれば、第2のの米大

  • 368 日銀の金融政策

    植田総裁の奥歯に物が挟まったような言い方は、そもそも現在の金融政策は引き継いだもので、自分ならこういうことにはしていないという気持ちがあるのだろう。 ホンネはYCC解除、マイナス金利解除、ETFは正当な対価で売却したいのだろう。 植田総裁は相当粘り強い。   やりたいことははっきりしている。持続的な2%物価上昇。 その見込みがたてば、上記の金融政策の正常化。   そのシナリオは、 消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、既往の輸入物価の上昇を起点とする価格転嫁の影響が残ることなどから2%を上回る水準で推移⇒その後は、これらの影響の剥落から、前年比のプラス幅は縮小⇒その

  • 367 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2023年12月12日時点

    前回記事 2023年11月18日 348 円ドル 投機筋のポジションと日米金利差の関係 2023年11月12日 340 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2023年10月31日時点 最初に、いつものように、念のため、 相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。むしろ、彼らも相場の後追いをすることが多く、彼らもしばしば間違う。 しかし、投機筋の情報収集力は凄く、それに基づいてポジションを張っているので、投機筋の動きは参考になるときがある(いつも参考になるわけではない)ということだ。 では、為替先物における投機筋の円、ユーロ、豪ドルのポジション

  • 366 CFTC米国債先物の投機筋のポジション 2023年12月12日時点 変化

    2023年12月13日FOMC前日時点までの状況である。次の発表で、どう変わるか楽しみではある。 米国債先物には、2年物、5年物、中長期物(残存6.5年~10年)、10年物(残存10年)、長期、超長期の6種類ある。 最も取引量が多いのは中長期物(ZN 10-Year T-Note 残存6.5年~10年)である。 参照 Most Active Futures - Barchart.com 前回は 327 CFTC米国債先物の投機筋のポジション 2023年10月24日時点 ・5年物、2年物の投機筋のショートポジションは凄まじい。 ・10年(残存6.5-10年)物は

  • 365 FX必須情報#030 為替相場と金利差 一段と読みにくくなった米長期金利

    米国とその他国との相対金利は、かなり複雑な状況が起きている。 FRBが利上げをpauseしたときから始まる米景気減速懸念で、米長期金利低下。 一方で、欧州のリセション懸念が出たことで、ユーロ側も長期金利低下している。 米独金利差の動きが微妙で、ユーロ/ドルの動きも読みにくい。 日米金利については、日本の金利も動き始めているが、米国金利の動き比べれば十分小さい。日本の金融政策が話題になるときは一時的に、日本の金利動向も為替相場に影響するが、基本的にドル円においては、米国金利動向が中心になる。 今後の展開について、景気減速・インフレ鎮静化が進む中で政策金利は低下方向ではあるものの、長期

  • 364 2023年12月23日FOMC 結局は?

    12月13日のFOMC後のパウエル議長の記者会見に気が動転した。予想外の市場の反応にびっくりしたからだ。 結局こういうことなんだろう。 インフレ率を2%に戻すという問題に集中している。その中で、インフレ率を2%に戻すために金融政策が十分に引き締め的とは、ということが話し合われた。 「十分に引き締め的」とは実質政策金利で2%程度だろう(私の想像)。10月のコアPCE価格指数前年同月比上昇率は3.5%(総合は3.0%)。来年、3.0%に低下してきたらどうするか?現在、実効FFレートは5.33%なので、実質政策金利は2.33%と2%を越える。 その時は、リスクは引き締めすぎに傾くので利

  • 363 2023/12/13 何かが変わった。

    FOMC後の記者会見で、 パウエル議長は、「利上げで出遅れた。利下げのタイミングはどう決めるのか。」と聞かれ、 「長すぎる政策金利の据え置きのリスクは承知しているし、 we're very focused on not making that mistake. そのような過ちを犯さないことを重視している。」と述べている。 暗に利上げの遅れをmistakeと認めた。(利下げの遅れがmistakeなら、利上げの遅れもmistakeだろう。) そして、これまでは完全に(やり過ぎるくらいまで徹底的に)インフレ消火を行うと言っていたのが、利下げが遅れないように政策を考えていくつもりだと言いだした

  • FOMC(2023年12月13日) パウエル議長が利下げ示唆

    今回のFOMCで何が起きたか? 声明も記者会見も言っていることは従来と変化はない。利上げが終わり、利下げの検討に転じ始めたことも、11月28日のウォラーFRB理事の発言(インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆)からわかっていた。 ・パウエル議長の口から聞くまで信じなかったということだろう。パウエル議長はこれまで利下げは考えていないと言っていたが、今回のFOMCでは金融引き締めの手を緩め始めるのはいつかという議論を今日の会合でしたと述べた。 注 しかし、パウエル議長は、前々から、インフレ率が2%以下にならなくても、実質政策金利が高くなり過ぎたら利下げする

  • 361 FOMC 感想

    ・記者会見したパウエル議長は「金融引き締めの手を緩め始めるのはいつかという議論を今日の会合でした」と明かした。 「長すぎる政策金利の据え置きのリスクは承知している」とも強調した。利下げが遅れ、景気を冷やしすぎる事態を避けるよう配慮する姿勢をにじませた。 金融政策のスタンスが変わったようだ。あれほどまでに、インフレ抑制一本やりだったのに、何かがあったとしか思えない。 これは市場がびっくりする。利上げの打ち止めはコンセンサスだが、パウエル議長からは利下げは急がないようなことが発言されると市場は考えていたからだ。 今の市場の見方は正しいだろう。 来年3月の利下げは十分ありうる。 http

  • 360 日本株と米国株 eps推移

    日本株と米国株の業績(eps伸び率)に大差はない。 株価は米国の方の伸びが大きい。(最後は2023年12月13日)

  • 359 海外投資家による米国債投資

    米国にTICという統計がある。 どの国が米国のどの証券(国債、MBS、社債、株)を買っているかのフローと残高のデータである。逆の米国がどの国の株や債券をかっているかのデータもある。月次で発表される。 はるか以前の話だが、みずほ証券の上野さんが、レポートにまとめられていた。あるとき、そのレポートが止まったのだが、ロイターだかのクリスマスパーティーでお目にかかったとき、「何でやめたのですか?」と聞いたら、「読む人がほとんどいない」とのことだった。 というわけで、TICデータの紹介は力が入らないのだが、とりあえず、手元でつくってあるグラフだけでも、出してみようと思う。(ごくごく一部) 海外

  • 358 誰が米国債を買っているか?

    タイトルの画は修正できないようなので、このままにするが、 Bomds ⇒ Bonds  ようやく米国債の価格下落(金利上昇)が底打ちしたようだ。 配当再投資米国債ETF GOVT この米国債を誰が買っていて、誰が保有していているのだろう。投資部門別に見てみる。なお、海外投資家は国別では別の統計(TIC)がある。別の機会にとりあげる。 現在(2023年6月末)の保有残高では、海外投資家が最大の保有者だ。国別では日本、中国などだ。次に多いのは金融当局(FRB)だ。 以下で、投資部門別純購入額推移、および、保有残高推移の表(excel file)を添付する。

  • 357 米消費者物価2023年11月 注目はコアサービスへ

    2023年11月物価上昇率の内訳を見ると、

  • 番外 米国CPI

  • 356 FX必須情報#029 為替相場と金利差米金利低下局面は一服か?

    ここまでの為替相場を動かすメインの要素は FRBが利上げをpauseしたときから始まる①米景気減速懸念、②来年早い時期からの利下げ期待 による米国の長短金利差のマイナス幅の再拡大。 これにより米長期金利は低下⇒ドル安が起きた。 一方で、欧州のリセション懸念が出たことで、ユーロ側も弱含んでいる。 但し、米FF金利(実効レートで5.33%)が据え置かれ、米景気が後退までいかなければ、長短期利差は-1.2%程度まで、すなわち、米10年金利は4.13%までの低下に留まるだろう。(今は4.22%で、下げ余地は小さい) 次回FOMCでは、波乱はないと思われるが、あったとしても行ってこいになるだ

  • 355 米国雇用統計で何があったのか?

    ①非農業部門雇用者数が予想より多かったこと、②失業率(3.7%)が前月より低下したこと、③平均時給は前月比で0.4%上昇したことで、米労働市場がなお底堅いことを確認し、⇒賃金・物価高の抑制が順調に進むとの期待が後退し、⇒FRBが2024年早期に利下げに動くという市場の期待が後退し、⇒金利上昇となった。 利下げする場合について、パウエル議長は、①景気が大きく落ち込む(要は、景気後退)とき、②物価上昇率が低下して実質政策金利(FFレートーコアPCE価格指数上昇率)が高くなりすぎるときと言っている。。 (注)「高くなりすぎる」の定義はパウエル議長は示していないが、2%程度ではないか?10月

  • 347 米 雇用統計 決して強くない、そして、軟化が続こう

    11月の非農業部門雇用者数は前月比で199千人増と、市場の予想185千人より強かった。 FRBは、たぶん、13万人程度(今回は自動車のストからの復帰30~40千人があるので、15万人程度)を望んでいると思う。景気後退ではないが、景気減速を望んでいる(賃金抑制の為)からだ。それよりも大きかった。 しかし、実態は決して強いものではない。米国経済は徐々に軟化している。 そのことは間違いないが、問題はリセッションにまで陥るかどうかである。 今回の雇用統計では、そこまでは判断できない。 では、決して強くないというのは、

  • 346 日本の経常黒字(季調)は過去最大に

    10月の国際収支統計が発表になった。 (1)季節調整後の経常黒字は過去最大になった。 (1a)インバウンド(訪日外国人)が増え、旅行収支の黒字が最大となり、久々に旅行収支を含むサービス収支が黒字になった。 (1b)貿易収支は4728億円の赤字だが、原油価格の低下で輸入が減少し、大きく改善している。 (2)海外からの利子や配当の収入を示す第1次所得収支の黒字は、引き続き伸びている。 第一次所得収支のうち、所得収入のほとんどを占める投資収入は、次のグラフの通り。内容はよくわからないが、その他投資収入が増えている。 さて、気になる日本への資金流出入だが、

  • 345b 状況の変化(一部追加)

    ドル円予想通り。

  • 352 やっぱりキーは米国のリセッションの有無

    2024年の為替予想、緩やかに円高進む 上値120円台前半か - 日本経済新聞 参考 24年の米国株「景気減速でも株高」予想 日本株は1〜2割高 - 日本経済新聞 来年の市場の為替(ドル/円)相場の見通しは、「米国の利下げに応じて円高。但し、日米の絶対的な金利差は大きく、円の上昇余地は限られる。」が主流である。 最も円安を予想したゴールドマンザックスは、「米景気軟着陸の成功でFRBの利下げ幅はインフレ率の鈍化分に限られ、米金利は高止まりする」との考えだ。 一方、最も円高を予想した大和証券は「米景気後退は不可避」との考えだ。 来年は、為替だけでなく、債券相場も、株式相場も、米経済

  • 351 銀行株と金利 そのポイントは!

    2023年11月9日 336 銀行株と金利 そのポイントは! のグラフ更新 (1)米国10年債利回りと日本10年国債利回り。米国10年債利回りが日本の10年債利回りを決めている。 例によって三井住友FGを例にとって見ると、 (銀行株指数や、りそな、地銀株のほうが例としてはいいかもしれないが、お遊びでやっていることなので・・・)

  • 350 米日株価指数の予想

    株価指数のバリュエーションと予想 のグラフ更新 日本株の前回 2023年11月7日 334 日本株のバリュエーション 今はほぼフェアのところにいるが・・・ 米国株の前回 2023年11月13日 341 米国株のフェアバリュー、今後の方向は? 更新と言っても、実は何も変わっていない。 以下は、メインシナリオだが、リスクは高まっている。 相場に関する材料は随時掲載していく。 例えば、2023年12月4日 347 これからも米国株は上昇を続けるか? など

  • 349 東京都消費者物価のポイント

    消費者物価のメインの対象にしている生鮮食品を除く総合の前年比(2.3%)は急速に低下してきた。植田日銀総裁の指摘していた通りだ。 しかし、植田総裁のホンネのターゲットである食料及びエネルギーを除く消費者物価上昇率(2.7%)は高いまま。 海外のエネルギーと食品の前年比上昇率が低下し、輸入物価の前年比上昇率が低下しているからだ。 うれしいことに、サービス価格が堅調だ。 注)海外のエネルギーと食品価格の上昇で潤うのは海外業者。サービス価格の上昇で潤うのは主に国内業者。 但し、今の前年比上昇率はパンデミック後物価が低下していた反動上昇的なところがあり、3年前と比べると、食料及びエネルギ

  • 348 米 非農業部門雇用者数11月前月比予想

    米国の11月非農業部門雇用者数は、日本時12月8日22:30に発表される。 市場の予想は、前月比20.2万人増である。 市場の予想は、特殊なことがなければ、過去のトレンドの延長になることが多い。 今回は、UAWのスト決着を受け雇用者数は多少伸びると見るが、それも勘案した上での予想である。 非農業部門雇用者数は非常にリバイズが多い統計であり、そもそも信頼性のない統計なのだが、 参照 Nonfarm Payroll Employment: Revisions between over-the-month estimates それでも、一応、新規失業保険申請件数から推計してみる。

  • 347 これからも米国株は上昇を続けるか?

    実は、今年の米国株相場の予想は見事に外した。 利上げ & マネーの収縮 ⇒ 景気悪化 & PERの低下 = 株価下落 と考えていたが、全く違った。景気は悪化しなかったし、PERも維持された。 その要因として、①Magnificent7の存在、つまり、AIをはじめとする技術革新、②マネーの収縮は、実はそうではなかった ということだと考えている。 では、来年はどうなるのだろう? 残念ながら①Magnificent7の動向、つまり、AIをはじめとする技術革新については、よくわからない。それほど このテーマが長続きするか? ITバブル(ドットコムバブル)のときはあっという間にはじけた。IT

  • 346 株価指数グラフ

    順不同

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