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  • 番外 状況の変化

    341 ドル安⇒円安まとめ のとおり。 ホップ・ステップ・ジャンプときて、多少ゴタゴタがあったが、 今は落ち着いて、基本ストーリーに乗っている。 FF金利の市場の見通しは次の通り。Fedから、勿論認めたわけではないが、特に否定的なコメントは出ていないようだ。 5年と10年金利が全く同じに推移。あまり先までは市場も分かっていないようだ。 世界の金利は米国金利が引っ張っている。メインは米5年=10年金利だ。 以下、341 ドル安⇒円安まとめ のupdate

  • 344 判断に迷う米新規失業保険申請件数

    先週の米新規失業保険申請件数(季調)は6月以来の大幅な減少となった。 しかし、季節調整前(原数値)ベースでは、先週の申請件数は昨年7月以来の高水準に増加。継続受給者数は4カ月ぶりの大幅増。 継続受給者数の増加傾向は、失業者の再就職がますます困難になっていることを示唆しているた。 市場は、(季調)新規失業保険申請件数が大幅な減少となったことから、とりあえず経済(雇用市場)は堅調と判断したようだ。 (季調)新規失業保険申請件数(青色)は大幅下落だったが、(原数値)新規失業保険申請件数(赤色)は大幅増。どちらを重視? いずれにしろ、市場は景気動向について迷いがある。 次回発表の雇用統計

  • 343 日本の消費者物価

    順不同。適当に並べていく。 日本の消費者物価を最も押し上げているのは、加工食品(主に輸入原材料を使用)。物価は上昇しているが、生産者や販売者の懐に利益が入っているわけではない。 食料とエネルギー(どちらも海外価格の上昇の影響が大きい)を除く世界的に言うコア消費者物価は、前年の下落が大きかったので、その反動(前年比効果)で上昇している。その歪を慣らすために、またトレンドを見るために、3年前比(年率)で見ると、上昇率は1%程度。 日銀は「安定的に2%の上昇」を目標にしているので、まだまだ上昇率が足りない状態。 以下、米国との比較。米国も日本も2%を目標としている。米国は抑制、日本は押

  • 342 Cash is now more attractive than stocks

    Twitterに書いたので、ここにも。 詳細は改めて。 米国株式相場について XユーザーのGame of Tradesさん: 「This is NOT the time for long-term investors to FOMO into stocks Cash is now more attractive than stocks https://t.co/fuJGrDGyCu」 / X 長期投資家が株にFOMOする(Fear of Missing Out、持たざるリスクを感じる)時ではない。 今は、株式よりも現金の方が魅力的 株の益利回り(eps÷株価)は現金金利(3カ月

  • 340 FX必須情報#028 為替相場と金利差 米国金融環境に変化

    前回のk記事を参照 2023年11月12日 339 FX必須情報#027 為替相場と金利差 ドル円相場に異変? (1)わかっていること(予想ではなく、現状把握) (A)FRBが利上げをpauseした。 (2)わからないこと (B)米金利低下にもかかわらず円安 (A)FRBが利上げをpauseした。で何が起きたか? 長短金利差のマイナス幅の再拡大。 (B)米金利低下にもかかわらず円安 変だと思っていたが、素直に市場が動き、円高に振れ始めた。 例によって、ドル円レートと米日金利差、ドル円レートとドル元レート、ユーロドルと独米金利差、豪ドルと豪米金利差 を掲載する。 ドル円と米日金

  • 349 海外(特に中国)による米国債保有

    海外投資家(中銀など公的+年金など民間)の米国債保有は、総額では拡大傾向。日本は横ばい。中国は減少傾向。 中国は減少傾向(償還金額を再投資しない)のようだが、保有する米国債の保管をNY連銀からユーロクリアに移しているという説もある。ユーロクリアに移すと、保有国はユーロクリアがあるベルギーになる。 しかし、2023年になってからは、ベルギーの保有は増えていないので、中国は本当に米国債の保有を減らしているのではと言われている。 この分野においての第一人者のBrad W. Setserは、それでも中国は米国債の保有を減らしていないかもしれないと言っている。何らかの形で維持していると見てい

  • 348 円ドル 投機筋のポジションと日米金利差の関係

    投資手法として、主に3つのやり方がる。 (1)分析型、(2)情報型、(3)テクニカル、(4)その他 多くの機関投資家は分析型である。データを分析して意思決定する。ノウハウの蓄積ができること、再現性があること、説明できることなどが理由である。 ヘッジファンドは情報型である。深く情報を収集して意思決定する。 個人はテクニカルが多いだろう。 実際は、それらを混合して意思決定するが、概ねは上記のとおりである。 ヘッジファンドは情報型である。新聞やニュースベンダーの情報以上の情報を収集している。その情報の収集の仕方は省略するが、我々にはチョットまねができない。 投機筋のポジションを参考にする

  • 347 米国長期金利の予想

    米国長期金利の予想が難しい。 金融政策のレジームチェンジがあったからだ。 80年代以降、ディスインフレが続いていたので、FRBは二つの金融政策目標(物価の安定と雇用の最大化)のうち、専ら雇用の持続的拡大だけを目標に、景気コントロールだけに注力していた。なので、政策金利やそれに先行する長期金利は景気指標(ISM指数、非農業部門雇用者数変化、設備稼働率、失業率などなど)によって決まっていた。 ところが、今回は、物価の抑制のみが目標になっている。雇用はその市場を緩和させることによって賃上げを抑制し、物価を抑制するのが目的で、雇用の最大化は目標になっていない。(パウエル議長は、物価を抑制する

  • temporary ドル円

  • 346 米 鉱工業生産指数など

    軽い指標がいくつか発表になっている。 前週 新規失業保険申請件数 前々週 失業保険継続受給者数 輸入物価指数 輸出物価指数 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 鉱工業生産 設備稼働率 11月 NAHB住宅市場指数 全部やや弱く、物価低下を示すものだった。 鉱工業生産と小売売上高 鉱工業生産は落ち込んだ。小売売上高はまずまず堅調。 鉱工業生産と小売売上高で実質GDP成長率を推計すると、10月の3か月前比年率は1.9%。 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 ISM指数で48程度に相当。先月から大きな変化はない。 NAHB住宅市場指数 大きく下落、弱い。ISM指数では43

  • 345 日本の貿易収支 黒字までもう少しだが・・・

    貿易統計は季節性が強いので、季節調整値で見れば、赤字はかなり縮小してきている、ただ、ここから黒字化は難しそうだ。 なぜ難しいかというと、黒字化する要因が見当たらないからである。 リーマンショック、あるいは2008年からの円高局面までは、日本の貿易収支構造は、原油等のエネルギー輸入を電気機器の黒字でカバーし、自動車の黒字がまるまる貿易黒字になっていた。 しかし、その後、家電製品の国際競争力は弱まったこと、日本企業の生産の海外移転(白物家電はもはや日本では作っていないのではないか?)、さらにiPhoneの輸入増などで、電気機器の黒字は消失している。 今や、自動車が黒字を稼いでるだけである

  • 344 日本株 企業業績予想(日経より)

    上場企業が最高益 24年3月期13%増、値上げ・円安で - 日本経済新聞 私は、8.4%の増益を予想しているが、日経の集計によれば13%増。 2024年3月期の上場企業の純利益見通しは前期比13%増と9月時点の6%増から上振れした。3年連続で最高益となる。円安の追い風に加え、国内外で値上げが浸透した。 15日の日経平均は前日比823円(2.5%)高。14日発表の10月の米消費者物価の伸び率が市場予想を下回り、景気後退を起こすほどの金融引き締めの警戒感が後退。 製造業の純利益は14%増を見込む。けん引するのは自動車や食品など。トヨタ自動車は値上げや好採算車種の増加が営業利益を1兆

  • 343 日本 GDP成長は一服

    参考 番外 名目GDPと実質GDP さすがに急増していた後だけに一服。 但し、物価上昇にビビッて、実質GDPは、まだ2018年レベルだ。 今回発表の2023年7ー9月期のGDPはいろいろな含みがある。 一番注目している名目GDP前年同期比は、6.4%伸びた。これが安定的に3%以上だと、税収もそこそこ伸びて財政収支も安定するし、世界的な成長にもある程度ついていける。そういう意味で、今回の成長はOKである。なお、在庫減がGDP成長率を押し下げたり、原油価格下落による輸入減がGDP成長率をかなり押し上げたりと、中身はいろいろある。 経済の全体はそういうことだが、項目別には、他の経済指

  • 342 米国10月消費者物価に対する市場の反応

    ・債券にしろ、株にしろ、依然、ヘッジファンドのショートポジションが大きい。 ・今回のCPIは医療保険料の算出方法変更により、若干押し上げられる見通しで、ここ数カ月に見られていた物価圧力の緩和トレンドが反転する可能性がある。と見られていた。 結果は、CPIは予想より低く出たため、ショートスクイーズが起きた感じだ。過剰反応と思う。物価抑制の方向に進んでいるようだが、確かな見通しはたたない。以下、歯切れが悪い説明になってしまった。 内容は、債券、株式市場の反応が示すほどの状況ではない。 とはいえ、コア消費者物価前年比上昇率は低下傾向が続いている。 注目の家賃を除くコア消費者物価前年比上昇

  • 340 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2023年10月31日時点

    前回記事 2023年9月26日 306 CFTC 為替先物の投機筋のポジション 2023年9月19日時点 最初に、いつものように、念のため、 相場は投機筋のポジション動向で決まるわけではない。むしろ、彼らも相場の後追いをすることが多く、彼らもしばしば間違う。 しかし、投機筋の情報収集力は凄く、それに基づいてポジションを張っているので、投機筋の動きは参考になるときがある(いつも参考になるわけではない)ということだ。 では、為替先物における投機筋の円、ユーロ、豪ドルのポジションを見てみよう。 データは週次で、10月31日まで発表されている。 (11月10日は復員軍人の日

  • 339 FX必須情報#027 為替相場と金利差 ドル円相場に異変?

    (1)わかっていること(予想ではなく、現状把握) (A)FRBが利上げをpauseした。 ・雇用は医療関係を除くと縮小している。 ・物価は、shelter(家賃)を除くと低下傾向にある。 (B)11月に入ってからの米金利の低下は史上最大になっていた投機筋の債券先物のショートポジションの巻き戻し (C)株価も、利上げpause、依然強い業績拡大を反映して、再び買い優勢に。 (D)日本株も同様。円安による企業利益押し上げ、米利上げpauseで、再び買い優勢に。 (E)植田総裁は「物価見通しは間違った。しかし、物価低下の見通しに変更はない。」と、国会で誰に何を言われようが、要は、金融緩和

  • 338 ドル/円ってこんなに単純?

    ドル円の米日金利差離れを意識し始めた。 勿論、完全に離れるわけではない。基本は変わらない。 為替相場は、「時々ファンダメンタルズを反映する形で仕切り直ししては金利差と連動」というパターンになることが多い。なので、中長期的にはファンダメンタルズが重要になるし、短期的(あるいはファンダメンタルズに大きな変化がない場合)には金利差が為替相場にとって重要だ。 では、何を意識し始めたのか?意識しはじめただけで確かではない。 あまりにも単純なことだ。

  • 337 FRBは急激な長期金利の低下を牽制

    パウエル議長(IMFのイベント)とボウマン理事(フロリダでのイベント)の講演があった 最近の長期金利の低下にストップをかけたかった模様。 市場が利上げが終わったと楽観的になり過ぎないように警告した感じだ。 パウエル議長「さらなる引き締めが適切になれば、我々は躊躇なくそうする。」 ボウマン理事「インフレ率を2%に低下させるには、さらに利上げする必要があるだろうと想定している。」 両者とも当たり前のことを言ったまでだが。 (1)ちょっと前までの長期金利の上昇は、FFの利上げ効果をブーストすると評価しているもよう。 (2)改めて、金融引き締めによる総需要の伸びを抑える(景気減速)必要性に

  • 336 銀行株と金利 そのポイントは!

    銀行株と金利を考える上で、そのポイントは;ー 銀行のもっとも単純な利益構造は、受け入れ預金金利と運用利回りのサヤである。この観点を株価に反映させるには、 運用利回りは日本の10年国債利回り、受け入れ預金金利としては無担保O/Nコールレートを代理指標として使う。 昔は、日本の10年国債利回りと無担保O/Nコールレートの差が0.9%以上あると利ザヤが取れた。それ以下だとオペレーションコストなどで利益が十分とるのが難しかった。今は、その水準はもっと小さくなっているだろう。 なので、無担保O/Nコールレートがほぼゼロで動かない今、10年国債利回りが0.9%を越えるべく上昇していく中で株価は長

  • 335 日本株 企業業績予想

    前回、日本株の妥当値について示した。 その中で、今期、来期の企業業績予想を必要とした。 今回は、これをトップダウンで考える時のイメージ図を示す。 これがないと、業績予想の妥当性を自分で判断しにくいので。

  • 334 日本株のバリュエーション 今はほぼフェアのところにいるが・・・

    株価は基本的には企業収益と金利で説明されるし、それらを反映する。 但し、日本では金融政策の有効性が乏しく、金利は硬直的(柔軟性がない)なので、金利は殆ど株価を説明しない。よって、株価は専ら企業業績(eps)によって決まる。個別株でなく、TOPIXのような大きな市場指数の場合、株価とepsは比例する。 なお、epsの変動が激しい個別株の場合はepsの成長が加速度的な時はそれに合わせてperの拡大が起きたりする。 そういう観点から日本株相場を評価すれば、次の通り。今まで何度か見てきたものの更新である。

  • 333 日本 銀行株と金利

    305 銀行株と金利 銀行株に上値余地あり のupdate 単純に株価と金利を並べると 日本の長期金利を決めているといってもいい米国金利で見ると、今のSMFGの株価はほぼフェアということになる。 しかし、見るのは上記でない。

  • 332 米国 物価&雇用統計の真の姿

    FRBの二つの目標は、①PCE価格指数の2%上昇、②雇用の最大化(具体的な指数目標はない)であるが、物価統計ではshelter(主に家賃)が、雇用統計では医療・福祉従事者が統計を歪めている。 雇用関連の他の指標では、新規失業保険申請件数が低すぎること、求人指数が高すぎるという問題もある。たぶん、新規失業保険申請件数が低いのは、企業が一度従業員の首を切ったら、再度雇用するのが難しいことを悟り、今は必要なくとも、できるだけ雇用を維持しているのだろう。求人が堅調なのは、たぶん、一部の業種において求人が強いところがあるのだと思う。 長期的には定められた目標に従うが、足元を見れば、歪みは捨象

  • 331 米雇用統計 明白に鈍化

    非農業部門雇用者前月比増加数は、 先月の発表では、 7月 18.7万人⇒23.6万人 8月 18.7万人⇒22.7万人 9月 33.6万人 と、かなり強かった。特に過去数値が大きく上方修正された。 今回の発表では、 8月 22.7万人⇒16.5万人 9月  33.6万人⇒29.7万人 10月 15.0万人 と、減速している。過去数値が下方修正された。 非農業部門雇用者前月比増加数は修正が大きく、信頼性に乏しい。 それでも、何とか傾向を読もうとする。 今回のデータでは、雇用者増加数の鈍化は明白と市場は読んでいる。 何故なら、雇用を押し上げているのは、専ら政府部門

  • 330 FOMC 2023年11月2日 何とも言えない

    <今回のFOMCでは、パウエル議長に多少の余裕が感じられる。> パウエル議長の記者会見での発言より ・この1年半の間はインフレを抑えるために十分な引き締めができていなかったことを懸念していた。今はリスクのバランスがとれてきている。 ・インフレ鎮静化は、前進している。時間はかかるが、目標に向かっている。 ・金融政策の効果が表れるのには時間差があるが、今、その効果が表れつつある。実際、住宅市場で何が起きているか、今まさに見ているはずだ ・我々は完全な物価の安定を達成するため、依然として労働市場や経済成長の鈍化が必要だとみるが、今の米経済の強い成長は一時的なものだとみている。 ====

  • 329 ドル円相場と金利差

    日銀が①辛抱強く緩和的な政策を維持し、②長期金利が1%を大幅に上回るとは見ていない ということから円安に振れている。 米国は利上げはあっても(今回の利上げはないが)、利下げはない。 日本は「辛抱強く緩和的な政策を維持し、長期金利が1%を大幅に上回るとは見ていない 」。為替介入の可能性は極めて低い。 円安はあっても、大幅円高はない(ポジション調整の円高の可能性はあるが)ということなので、こんな負けのないゲームでは、投機筋は大胆に円を売ってくる。 ただ、無限にポジションを積み上げることはできないので、どこかで円買いがでる。

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