308 金価格と金利
金は安全性、流動性が高く、ゼロクーポン・償還無しのインフレリンク債的な性格を持つ。 つまり、市中金利が上昇すれば、魅力は低下する。 やはり、ここに来ての金価格の下落は金利の上昇によって起きている。 まずは、金価格と実質金利(=インフレ連動債利回り)を見ると、金価格の下落は実質金利の上昇を反映(逆相関)していることがわかる。 ただ、期待インフレ率は比較的安定していて、 (名目)金利=実質金利+期待インフレ率 なので、 実質金利の代わりに(名目)金利で見ると、同様だ。 実質金利など持ち出されるより、こちらの方がわかりやすいだろう。 気を付けなければならないのは、すっかり話題になっ
2023/09/28 10:49