窓ガラスに無数の線を描いていくように、少し歪に、あるときはほとんどまっすぐに、水滴が動いていく。それはやがて上から下ではなく、右上から左下になっていき、...
ふところかみにかきちらし。日々思いついたことや考えたことをただ適当に書き散らしたブログ。中の人は同人サークル シマウマダンスで編集担当をしています。
地方の駅前、錆が浮いて色あせた広告看板を見るとニヤリとしてしまう。コーラやカメラのフィルムなど、誰しもが知っているようなブランドの、数十年前の広告がその...
ひょんなことから折り紙を何枚か手に入れることになった。特に何か用途があるわけでもなく、持て余してしまったのだが、まあそのまま捨てるのももったいないからと...
別に最近どこかのファミレスに行ったわけではない。外食するとすれば牛丼屋、定食屋、麵類屋が多くて、ファミレスに行くなんて何か理由がない限り無いのだが、たま...
子供の頃はあれほど嫌がっていたはずなのだが、今ではどういうわけか、自分で予約を取って、まあ嬉々としてではないがそれなりに自分の意志で病院に向かっている。...
歩いていると、自分の歩みに合わせて地面が揺れるような不思議な感覚がして、思わず軽く飛び跳ねた。トランポリンのような感覚もするが、変に反発感もあるような気...
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窓ガラスに無数の線を描いていくように、少し歪に、あるときはほとんどまっすぐに、水滴が動いていく。それはやがて上から下ではなく、右上から左下になっていき、...
カーテンを開けて、真っ暗な空の下にいくつか照明が灯るビル群が目に入る。少しだけ窓を開けてみると、ほどよく冷たくて心地いい風に体が包まれるような感覚がする...
もうずいぶん前の話、小学生か中学生くらいのころだっただろうか、テレビで放送されていたドキュメンタリー番組のワンシーンがなぜか脳裏に焼き付いている。「その...
気がつけば川土手の散歩路が桜色に染まっている。いつものように歩いていくと両脇にはレジャーシートが並んでいて、お酒を片手に陽気な笑い声が聞こえてくる。この...
時計の針がてっぺんを指す。イヤホンを耳に差し込み、いつものページを立ち上げると、何度も聴いたオープニングが流れ始める。そしてパーソナリティの声が聞こえて...
13年くらい前の自分に会うことができたとして、自分ならなんと声をかけるのだろうか。偶然、なかなか行く機会のない珍しい場所に行くことがあった。記憶を思い起...
温かいその紙コップを傾けてみる。口に入ってきたそのコーヒーは、解像度の高い4Kや8Kの映像を見たときのような鮮やかさがあって、雑味が全くない。苦みが真っ...
木漏れ日が足元に散らばる世界、少し冷たい空気を鼻から一気に吸い込む。澄んだ綺麗な何かが鼻腔の奥深くに入り込んでいく。鼻の奥から額のほうに冷たい空気が抜け...
目当てのジャンルが書かれた棚の目の前に足を進める。"か"行の目印のあたりに目線を合わせて、1枚ずつその背表紙を見つめていく。気がつけば"さ"の目印のとこ...
自宅のベッドの上で目が覚める。電気はついていて、目の前の机に置いてある時計の短針は9を指す。頭の上に大きな"はてな"が浮かんで、記憶を辿り始める。ふと手...
特に予定もない昼下がり、特に何も考えずに行先を足に任せて歩いていくと、故郷のアンテナショップに辿り着いていることがある。店に入ってみると、故郷の名産が山...
1か月ほど前のこと、所用で栃木の少し山のほうの駅に降り立った。都心でも雪が舞ったかどうかという日の数日後のこと、その駅の日陰のほうには数センチの雪が積も...
今年もこの季節がやってきた。季節といっても、この先冬くらいまで続いていくから、やってきたというよりも、オフシーズンが終わるという言い方のほうが適切なよう...
別に惜しんでいるわけでもないのだが、タイミングが分からないままもう3か月近くたってしまった。別に賞味期限が近づいているわけでもないのだが、まあそろそろ取...
ぼやっとした視界に、超音波洗浄機から拾い上げられた黒い細長い物体が目に入る。それはタオルで水気を取られて、私の手元に戻ってくる。それを自分の鼻と耳に乗せ...
大きめの本屋を出て、久々にこの道を歩いてみようかと足を進めてみる。そのまま歩いていった先には都電荒川線の電停があって、特に理由もないがついでに乗って終点...
ここ数年、まあそのうち2年は温暖な場所にいたということもあるのだろうが、カイロにお世話になることはなかったような気がしている。年末のこと、ひょんなことか...
「あの場所マンションになるんだ。パチンコ屋潰れたの結構前だよね」 「いや、去年の夏まで営業してたと思うよ」 年始、父の運転する車で故郷を走っていて、そう...
今年はわずか7枚になってしまった。ゼロにならないことを良しととるか悪しととるか微妙なところだが、ほんの10年前くらいは、まだ送り合うことを当たり前のこと...
2024年は日本の各地を動き回る一年になった気がする。北は仙台・新潟から、というと少し拍子抜けしてしまうかもしれないが、南は九州・沖縄まで、四国にも複数...
何がきっかけなのかわからないのだが、ノートパソコンに向かいながらデスクワークをしていると、小学生の時に父親が運転する車の中でよくかかっていた曲のサビの部...
少し前の休みの日のこと、買い物でもしようかと山手線の少し大きめの駅で電車を降りて、人混みのほうに向かった。一通り用事が終わって、時間もあって特にやること...
未だ齢25の青二才ではあるが、今までを振り返った時に、人生が変わる分岐点になった日がいくつかある。色々な側面の色々な日があるが、2006年3月5日と20...
今でも定期配信を続けているメールマガジンなんて幾つあるのだろう。アーティストや芸能人のファンクラブとか、行政の情報発信とか、探せば案外沢山あるのかもしれ...
少し前のこと、最寄り駅の近くに新しいラーメン屋が開店した。いわゆる家系のラーメンというやつで、その付近にいくつかラーメン屋は他にもあるのだが、家系の店は...
少し気分でも変えてみようかと思って、今までとは違う理髪店に行ってみた。長年理容室を営んでいるという老舗で、店主が一人でやっていて居心地がよく、ふと会話が...
昨夜、何気なくSNSを眺めていたら、北陸地方の写真が大量に目に留まる。そうか、敦賀まで新幹線が開業するのか。大阪・名古屋~金沢間を結ぶ特急の最終列車の様...
夕方、家から少し離れた街を散歩していた。ちょうど、少しアーチが買った橋の頂上あたりにさしかかって、ふと足を止めて目の前を見る。日没の時間、目の前の木々や...
芝生広場:家族、グループでピクニック気分が味わえます。とある海辺近くの都立公園の入り口に立っている看板の中にそんな文字列を見つけて、ふと立ち止まった。普...
休日の13時過ぎ、ベッドに転がりうたた寝をしながらタブレットを眺めていたのだが、さすがに昼でも食べようかと起き上がる。朝から予定があれば普通に外出するの...
休みの日、適当にスカイツリー近辺を散歩していて、たばこと塩の博物館という博物館の看板を見つけた。時間もあるし、調べてみれば入場料が100円というから、気...
サッカーは素晴らしいスポーツだと思う。これは私が小学生の頃にサッカーをしていて、そして今でもサポーターとしてスタジアムに足を運んでいるからこそ出てくる言...
つい昨日の話なのだが、iPhoneを買い替えた。今まで使っていたのは第2世代のiPhone SE、使い始めて丸3年で、弱っているバッテリーさえ取り換えて...
よく、納豆は東日本の文化だから東の人は納豆が好きで西の人は納豆は苦手なんていう偏見じみた話を聞くことがある。まあ、それは言い過ぎにしても大概当たっている...
「元気?」こんなメッセージが数年ぶりに友人から送られてきたら、さすがに身構えるだろう。学生時代ならまだしも、大人になってからの数年ぶりのこんな連絡は宗教...
もう一度見てみたい景色がある。雲一つなく、透き通ったような青空。地平線は白っぽく、天頂に向かって徐々にグラデーションのように水色、青と移り変わっていく。...
街を散歩していると、いたるところで"歯科や"デンタルクリニック"の文字を見る。大きな街ならまだしも地方の小さな町に複数あるようなこともあって驚かされるが...
レフェリーが両手を広げ、笛を吹く。ピッチ上の水色のユニフォームの選手はその場に倒れ込み、対照的に緑色の選手はガッツポーズ、ベンチには歓喜の輪ができる。サ...
6限目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、担任の先生が終礼を始める。配布物や明日の予定の確認などがあって、終礼が終了。全員で教室の後ろまで自分の机を移...
いつの頃からだろうか、うどんと蕎麦を選ぶことができる麺屋に入っても蕎麦を選ぶことが多くなった。西の生まれで、実家にいるころは蕎麦なんて年越しと節分以外で...