2022年10月
「経済学入門15講」(浅子和美 著 新世社 刊)のレビュー その5
「第5講現実を知り、あるべき世の中を探る」について この講は、正に経済学の知見を基に 「現実を知り、あるべき世の中を探る」 ための手法を紹介している。 あまり専門用語に引っ張られずに、丁寧に読解すれば 経済学を学ぶ上での「基礎体力」が付く。 身近な問題から、最近話題話題の「物価」や「金利」を巡る議論にも、 自分なりの考察が出来る様になる。 また「経済学はこういう感じなのか」という、イメージも描ける。 有益な所なので、是非とも読んで頂きたい。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその5
「経済学入門15講」(浅子和美 著 新世社 刊)のレビュー その4
「第4講市場経済と計画経済は対峙する」について この講は「市場経済」、「計画経済」、「資本主義」、「共産主義」 等の「混同」しやすい用語の「整理」がされている。 また同じ「資本主義」や「共産主義」の中にも 差異がある事も、丁寧に説明されている。 「対峙する」と言ってもアプローチが異なるだけで、 「経済的」には同じ結果を導き出す事が可能である 旨の記述は驚きが有った。 但し、「4.4市場メカニズムは機能しているか」は 読解にミクロ経済学の基礎知識が必要なので、 注意を要する。 因みに各講の最後に「ActiveLeaning」と称した「練習問題」がある。 第3講のActiveLeaningに対する解答を見るに、 筆者の捉えている「対峙」の意味は示されている。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその4
「#えむずぃーだお」 ※今回は番外編です。ご了承下さい。 『「現代組織論」田尾雅夫著勁草書房刊』によると 「組織」と「民主主義」の折り合いの付け方は、 組織において、悩ましい課題という。 その課題への1つの答えが「MZDAO」かもしれない。 私も、その悩ましさに対するささやかな「挑戦」として、 「MZDAO」に参加してみた。 稚拙ながらも「事業提案」を試みた。 「大きな物語」から「小さな物語」への「変換」が叫ばれて久しいが、 「第三の物語」が萌芽が待ち受けているかもしれない。「#えむずぃーだお」
「経済学入門15講」(浅子和美 著 新世社 刊)のレビュー その3
「第2講まずは日本と世界の数字を押さえておこう」について この講は、「2.4豊かな生活」を押さえておきたい。 温暖化に代表される「自然環境」、治安や戦争等の「人が作り出す環境」を 指数化し、「数字」として活用しようという試みを紹介している。 とりわけ自然環境については、最近話題となっている「SDGs」からではなく、 あくまで「数値」からアプローチしている点は、特筆すべきだろう。 行動経済学・実験経済学も「数値化」からアプローチしている点も興味深い。 但し、この辺りの記述は入門レベルを超えている印象があるので、 腰を据えて読む必要があると思われる。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその3
2022年10月
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「第5講現実を知り、あるべき世の中を探る」について この講は、正に経済学の知見を基に 「現実を知り、あるべき世の中を探る」 ための手法を紹介している。 あまり専門用語に引っ張られずに、丁寧に読解すれば 経済学を学ぶ上での「基礎体力」が付く。 身近な問題から、最近話題話題の「物価」や「金利」を巡る議論にも、 自分なりの考察が出来る様になる。 また「経済学はこういう感じなのか」という、イメージも描ける。 有益な所なので、是非とも読んで頂きたい。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその5
「第4講市場経済と計画経済は対峙する」について この講は「市場経済」、「計画経済」、「資本主義」、「共産主義」 等の「混同」しやすい用語の「整理」がされている。 また同じ「資本主義」や「共産主義」の中にも 差異がある事も、丁寧に説明されている。 「対峙する」と言ってもアプローチが異なるだけで、 「経済的」には同じ結果を導き出す事が可能である 旨の記述は驚きが有った。 但し、「4.4市場メカニズムは機能しているか」は 読解にミクロ経済学の基礎知識が必要なので、 注意を要する。 因みに各講の最後に「ActiveLeaning」と称した「練習問題」がある。 第3講のActiveLeaningに対する解答を見るに、 筆者の捉えている「対峙」の意味は示されている。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその4
「#えむずぃーだお」 ※今回は番外編です。ご了承下さい。 『「現代組織論」田尾雅夫著勁草書房刊』によると 「組織」と「民主主義」の折り合いの付け方は、 組織において、悩ましい課題という。 その課題への1つの答えが「MZDAO」かもしれない。 私も、その悩ましさに対するささやかな「挑戦」として、 「MZDAO」に参加してみた。 稚拙ながらも「事業提案」を試みた。 「大きな物語」から「小さな物語」への「変換」が叫ばれて久しいが、 「第三の物語」が萌芽が待ち受けているかもしれない。「#えむずぃーだお」
「第2講まずは日本と世界の数字を押さえておこう」について この講は、「2.4豊かな生活」を押さえておきたい。 温暖化に代表される「自然環境」、治安や戦争等の「人が作り出す環境」を 指数化し、「数字」として活用しようという試みを紹介している。 とりわけ自然環境については、最近話題となっている「SDGs」からではなく、 あくまで「数値」からアプローチしている点は、特筆すべきだろう。 行動経済学・実験経済学も「数値化」からアプローチしている点も興味深い。 但し、この辺りの記述は入門レベルを超えている印象があるので、 腰を据えて読む必要があると思われる。「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその3
「第1講経済学入門-スタートラインに立つ」について 筆者は経済学への「偏見(経済学=お金)」を取り除き、 この著作を読んで欲しいという意図があるようだ。 だとすれば「1.3誤解される経済学-真実は?」から 読み進めるのが良いのではないか。 その後に第1講の残りの部分を読み進めると スムーズな理解に繋がる。 内容は、経済学に取り組むために非常に有益なものとなっている。 但し、中身が「濃い」ので初学者は苦労するだろう。 また、筆者が「重鎮」の学者なので古い文体が散見される。 よって国語辞典か、それに類するものを片手に 読み進める事をオススメする。 「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその2
「入門」とは「学び始め」を意味する様です。「はじめに(第0講)」から「第2講まずは日本と世界の数字を押さえておこう!」までは、後々の伏線回収に備える為、「我慢」して読み進めるしかない。「第3講経済学が歩んだ道のり」は興味深い。特にマルクス経済学、ノーベル経済学賞、日本での経済学の歩みは、他の入門書では、取り上げられない内容となっている。とりわけ日本での経済学の歩みの記述は、筆者でしか書けない内容だろう。「第6講経済を分析する―理論と実証」までは読了したので、後日、気になった所について綴ります。「入門」だから「易しいだろう」と考えている方は要注意。じっくりと腰を据えて、読むことが肝要。同じく新世社から出発されている「入門ミクロ経済学(井堀利宏著)」を読了、ないし読了できるレベルの方々にオススメしたいと思いま...「経済学入門15講」(浅子和美著新世社刊)のレビューその1