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  • 冷戦、再び

    冷戦中、冷戦後と、西側で中立的立場を貫いてきた北欧の2か国がNATOへの加入を申請した。ロシアと国境を接するフィンランドは、ロシアを警戒しつつもそれなりの関係も維持してきたが、完全に背を向けた。スウェーデンは2世紀におよぶ中立を転換した。(二人の女性首脳が、牙をむいて威嚇する熊に決然たる姿勢で対峙するような姿は、カッコいい。) 大戦前から中立的立場を保持してきたスイスも西側に動いた。分解の危機にあり、”脳死状態”(マクロン)と自嘲されていたEUは、アメリカとともにかつてなく結束を強化している。 バルト海をぐるりと囲む北欧2か国のNATO加盟は、ロシアへの強烈なパンチだったのではないか。これがウ…

  • それはこのような戦争になった

    プーチンは「ネオナチに対する特殊軍事作戦」と称してウクライナに侵攻した。 だが、一般市民を無差別に攻撃すればするほど、それはウクライナ国民全体に対する攻撃ということになる。ミサイルであらゆるところを破壊し、市街地も病院も容赦せず、町をかたっぱしに廃墟にするということは、保護するはずのロシア系住民も含め、ウクライナの土地に暮らす人々を無差別に敵とみなして殺す、ということを表明しているのである。学校や避難所を爆撃して供たちを攻撃するということは、これからウクライナを担う子供たち、そしてその子供たちが生み育てるであろう未来の子供たちをも、全て敵とみなすということである。無抵抗の市民を背後から撃つとい…

  • 司馬さんのロシア論

    勢古浩爾さん(『定年後』シリーズでファンだったが)の『バイデン発言はなぜ批判される? 素人にはなにが悪いかわからない』(2022.4.6;JBpress)を読んで、賛成! 痛快!と思ったのだが、『ロシアの暴虐に見る精神と歴史の闇』(2022.5.4;JBpress)も、とても面白かった。そこで取り上げられた司馬遼太郎の『ロシアについて』に興味を持ち、入手して読んでみた。 私も司馬さんが大好きで、この何年かは『街道を行く』シリーズにすっかりはまっていた。街道の地図を見たり、そこに出てくる書を読んだりしながら、まるで司馬さんと同行するように、各地の街道をたどっていくのが楽しい。街道シリーズにはロシ…

  • ゆで卵の作り方

    「少ない水で短時間にゆで、殻をきれいに向く」ーがポイントです。 ①~③はネットで調べて知った方法(どなたか忘れましたが感謝!)で、 ④~⑥は私の工夫です。 ① 底の平たい小鍋に水を1~2cm入れ、卵を置いて(フタをしないで)煮る。 (卵は1個でも2個でも大丈夫。) 😊水がたったこれだけでいい、というのが驚きでした。 ② 沸騰したらフタをして弱火で3分。③ 火を止め、フタをしたまま5分おいたら出来上がり。 😊これ以上フタをしたままおくと黄身が固くなる。 黄身が鮮やかな黄色で、かすかにトロッとした感じが5分なのです。 ④ 水に1分ほどつけて冷やす。⑤ 果物ナイフの背で殻をたたいて全体にヒビを入れ、…

  • 少年の故郷

    その世界は蜃気楼のように消えてしまったけれど、それがあった土地(空間)は、それだけの大きさをもたまま、まだそこにある。 その時代そこにあった世界は、そこを去った後、少しずつ形を変えていった。建物は古び、取り壊され、更地になった。新しい道路ができ、たんぼや畑は宅地になり、新しい建物ができ、元の世界は少しずつ、あるいは一挙に姿を変えていった。半世紀も経てば、かつての世界の輪郭は、まだ残っているだろう山や川から想像するしかないのだろう。 そこに行ってみたい気持ちはある。知っている人々はほとんどいなくなってしまったが、山や川は生きていて、命をつなぎながら、まだそこにあるだろうからだ。 でも行かないほう…

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