chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
まり☆こうじの映画辺境日記 https://maricozy.hatenablog.jp/

懐かしの特撮映画、ホラーならぬ怪奇映画、昭和の日本映画から、最新劇場公開映画まで! そんな映画の辺境地帯を偏屈に愛し続けるブログです。

まり☆こうじ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/08/06

arrow_drop_down
  • Googleアドセンスの気持ち悪い下品な広告をブロックしました

    ■本ブログでは、サーバー代くらいは捻出しようという趣旨で、Googleのアドセンスを利用しているところですが、このところ気持ち悪い広告が多くて困っていました。露骨に性的な広告、射幸心を煽る広告、生理反射的に人間の目を引くことだけを目的とした広告と、下品な広告のオンパレード状態で、うんざりします。ネット広告はいまだに共通の自主規制がないので、やりたい放題の無法地帯です。困ったものです。■対策をしたくて調べたところ、自サイトの「ブランド保護」という趣旨で、広告をブロックできることがわかったので、適用してみました。以下の記事が参考になりました。 memottoco.com■まずは、「UNICORN」…

  • 明友会事件をとことん数字で総括する冷徹な視点!『実録外伝 大阪電撃作戦』(2周目)

    実録外伝 大阪電撃作戦松方弘樹Amazon 基本情報 実録外伝 大阪電撃作戦 ★★★☆ 1976 スコープサイズ 92分 @DVD 企画:日下部五朗、田岡満、橋本慶一、奈村協 脚本:高田宏治 撮影:増田敏雄 照明:北口光三郎 美術:佐野義和 音楽:津島利章 監督:中島貞夫 感想 ■長らく勢力バランスのなかで無風を楽しんでいた大阪の裏社会に、昭和35年、流血の大事件が勃発!地元の愚連隊上がりの双竜会が神戸川田組の組長に間違ってアヤを付けたことから、巨大組織の尖兵となった大阪やくざが、双竜会の首謀者を殲滅する「人間狩り」が動き出す。。。■そのなかで、大阪の南原組の若い衆(渡瀬恒彦)と、双竜会の暴れ…

  • 間尺に合わないやくざ戦争の結末!シリーズ第4作『仁義なき戦い 頂上作戦』

    【4K版】仁義なき戦い 頂上作戦菅原文太Amazon 基本情報 仁義なき戦い 頂上作戦 ★★★☆ 1974 スコープサイズ 101分 @DVD 企画:日下部五朗 原作:飯干晃一 脚本:笠原和夫 撮影:吉田貞次 照明:中山治雄 美術:井川徳道 音楽:津島利章 監督:深作欣二 感想 ■昭和38年頃の広島抗争と警察の頂上作戦の激烈な対立を描いた、実質的なシリーズ最終作。神戸の大組織を背景として、広能がつく打本組と山守組の戦った代理戦争は、チンピラたちの暴発を招き、市民と警察の反発を食らう中で袋小路に陥る。■前作『代理戦争』が複雑怪奇で煮えきらない作品になったのは笠原和夫も認識するところで、そもそも広…

  • 中盤にえげつなく怖い場面があって嫌だ!正調人形怪談『ドールハウス』(ネタバレあり)

    映画「ドールハウス」(サウンドトラック)アーティスト:小島裕規 “Yaffle”Rambling RecordsAmazon 基本情報 ドールハウス ★★★ 2025 ヴィスタサイズ 110分 @TJOY京都(SC6) 原案、脚本:矢口史靖 撮影:高木風太 照明:市川徳充 美術:金勝浩一 音楽:小島裕規“Yaffle” 監督:矢口史靖 感想 ■幼い子供を事故で亡くした妻は、たまたま手にした古い人形に魅入られ、心を癒やされてゆくが、次の子を授かった5年後、人形はその邪悪な本性を徐々に現す。。。■もともと矢口史靖はJホラー演出で卓越した手腕を発揮していて、映画でもついに純正ホラー映画を手掛けて、本…

  • この複雑なお話、誰か理解できるの?シリーズ第3作『仁義なき戦い 代理戦争』

    【4K版】仁義なき戦い 代理戦争菅原文太Amazon 基本情報 仁義なき戦い 代理戦争 ★★☆ 1973 スコープサイズ 102分 @DVD 企画:日下部五郎 原作:飯干晃一 脚本:笠原和夫 撮影:吉田貞次 照明:中山治雄 美術:雨森義充 音楽:津島利章 監督:深作欣二 感想 ■昭和35年から38年頃の広島。村岡組の跡目をきっかけとして、神戸のふたつの大組織の代理戦争としての第二次広島抗争が勃発する。簡単にいえばそんな話。でも、実録なので、簡単に要約できない複雑怪奇なお話。■このシリーズは過大評価だというのが個人的な総括で、正直今回見直しても、おもしろいとは思えない。今観ると、実録路線は基本的…

  • 日中戦争のさなかに、新型細菌兵器爆誕!上田早夕里著の空想科学サスペンス『破滅の王』(ネタバレあり)

    破滅の王 (双葉文庫)作者:上田早夕里双葉社Amazon■上田早夕里は短編集『魚舟・獣舟』の頃から読みたかったのに、なかなか読む機会がかなった。でもなぜかSFじゃなくて、戦前戦中の魔都上海を舞台とした空想科学謀略サスペンス小説『破滅の王』をまずは読みましたよ。たまたま図書館でゲットしたのだ。魚舟・獣舟 (光文社文庫)作者:上田 早夕里光文社Amazon■悪くないけど、正直長いと感じる。第2章からやっと治療法がない極悪新型細菌(R2v)の登場でそれらしくなるけど、第1章はかなり冗長で、挫けそうになる。最近は勉強のために(?)映画シナリオばかり読んでいるので、全体のバランス上、序盤はもっとさくさく…

  • レッドパージ・イン・ハリウッド!『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』

    トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(字幕版)ブライアン・クランストンAmazon 基本情報 Trumbo ★★★ 2015 スコープサイズ 124分 @DVD 感想 ■ハリウッドで最高のギャラを得た脚本家トランボが、赤狩りに引っかかって、ハリウッド・テンとして追放、議会侮辱罪で収監されるが、出所すると、B級映画の脚本を偽名で書きまくって生活を支えるという実話の映画化。■ダルトン・トランボは『ローマの休日』と『黒い牡牛』でアカデミー脚本賞を受賞した天才脚本家だけど、ヘッダ・ホッパーとかジョン・ウェインとかサム・ウッドとかドナルド・レーガンの「アメリカの理想を守るための映画同盟」のおかげで共産主…

  • みんなGHQの謀略だ!?松本清張著『日本の黒い霧(上)』

    日本の黒い霧(上) (文春文庫)作者:松本 清張文藝春秋Amazon■おなじみ、松本清張の謀略史観が開陳された名作(?)ですが、いまとなってはその後の新資料などで、清張推理が的外れになった事例もあるようですね。そういえば松本清張て、初めて読んだかも…筆致にクセがあり、少し読みづらいね。■昭和27年の「白鳥事件」の白鳥警部射殺事件は共産党が犯人とされたけど、冤罪だとの反論があった。警察の提出した証拠は、かなり杜撰だったらしい。けど、やっぱり共産党の仕業だったというのが、現在の認識らしい。五全協時代の共産党が武装闘争路線を追求した時期、北大生を中心として「中核自衛隊」が組織され、ほぼギャング団並み…

  • 知られざる子ども映画の傑作が大復活!『どん底だって平ちゃらさ』

    どん底だって平ちゃらさ西本雄司Amazon 基本情報 どん底だって平ちゃらさ ★★★★ 1963 スコープサイズ(モノクロ) 79分 @アマプラ 企画:岩井金男 脚本:宮内婦喜子 撮影:萩原泉 照明:吉田協佐 美術:西亥一郎 音楽:渡辺宙明 監督:森永健次郎 感想 ■高速道路工事現場近くのスラムに棲む少年(西本雄司)は、母(奈良岡朋子)を喪い、継父に馴染めず、妹は自分ひとりで育てると決めるが、継父も交通事故で大怪我を負うと。。。■その間に、末弟の赤ん坊を養護施設に引き取られるエピソードも入り、実際のところタイトル通りスラムでの「どん底」の生活が描かれる。少年は妹を育てるために小学校をネグる。で…

  • 2時間サスペンスの元祖は、複雑怪奇サスペンス『ゼロの焦点』

    ゼロの焦点久我美子Amazon 基本情報 ゼロの焦点 ★★★☆ 1961 スコープサイズ 95分 @DVD 原作:松本清張 脚本:橋本忍、山田洋次 撮影:川又昂 照明:佐藤勇 美術:宇野耕司 音楽:芥川也寸志 監督:野村芳太郎 感想 ■新婚の夫(南原宏治)は前任地の金沢に引き継ぎに行ったきり消息を断つ。行方を探す妻(久我美子)のもとに、夫の兄(西村晃)が同地で死んだ知らせが届く。。。まあなんと言いますか、とにかく奇々怪々なお話(原作由来)で、語り口もかなり特殊で独特。なにしろ松本清張の長編を約90分に凝縮したので構成に無理があり、奇々怪々な回想劇になっている。■回想劇は橋本忍の十八番で、独自の…

  • すべてから破門されていた男たち『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』

    日本暴力列島 京阪神殺しの軍団小林旭Amazon 基本情報 日本暴力列島 京阪神殺しの軍団 ★★★ 1975 スコープサイズ 93分 @DVD 企画:日下部五朗、今川行雄 脚本:松本功、野波静雄 撮影:山岸長樹 照明:増田悦章 美術:富田治郎 音楽:八木正生 監督:山下耕作 感想 ■日本暴力列島シリーズ第1弾!のはずがヒットせず、あとが続かなかった問題作?1950年代の「殺しの軍団」柳川組の勃興期を描いた問題作で、在日コリアンが中心の愚連隊が、やくざも恐れる凶暴な大暴れを繰り返し、神戸の大組織の傘下に入ると、斬り込み隊として全国を制覇する様が描かれる。■小林旭と梅宮辰夫の在日義兄弟の確執がお話…

  • 故郷への長い旅『シャイアン』

    基本情報 Cheyenne Autumn ★★★ 1964 スコープサイズ 153分 @NHKBS 感想 ■19世紀末、居留地(オクラホマ)に強制移住させられたシャイアン族は、政府の対応が不誠実(白人は嘘つき)だとして、居留地を出て故郷のイエローストーン(ワイオミング)への長い旅を始める。政府の討伐隊の追跡や、飢餓のため、旅は過酷なものだった。。。■さすがにNHKなのでピカピカの放送原盤で、70㍉撮影の効果は絶大。雄大なロケ撮影でパンフォーカス、カリカリに細部の再現された映像は、それだけで見もの。ただ、シャイアンの族長と内務長官の対面する大事な場面で、しょぼいスクリーン・プロセスになるのはいた…

  • 寒すぎて、背筋がゾッとしました『世にも奇妙な物語35周年SP』

    ■『世にも奇妙な物語35周年SP』観たけど、なかなか寒々として、ある意味感慨深いものでした。■ラインナップは以下の通り。●「BLACK ROOM」(2001年/主演:木村拓哉/脚本・演出:石井克人) ●「夜汽車の男」(2002年/主演:大杉漣/原作&脚本:泉昌之/演出:鈴木雅之) ●「ロッカー」(1990年/主演:織田裕二/脚本:橋本以蔵/演出:瀧川治水) ●「美女缶」(2005年/主演:妻夫木聡/脚本・演出:筧昌也) ●「恋の記憶、止まらないで」(2019年/主演:斉藤由貴/脚本:諸橋隼人/演出:岩田和行)■「BLACK ROOM」は当時CGが凄いね!という驚きがあったけど、いま観るとかなり…

  • 間違いなく傑作!シリーズ第7作『緋牡丹博徒 お命戴きます』

    緋牡丹博徒 お命戴きます富司純子[藤純子]Amazon 基本情報 緋牡丹博徒 お命戴きます ★★★★☆ 1971 スコープサイズ 93分 @アマプラ 企画:俊藤浩滋、日下部五朗 脚本:大和久守正、鈴木則文、加藤泰 撮影:わし尾元也 照明:中山治雄 美術:吉村晟 音楽:木下忠司 監督:加藤泰 感想 ■日露戦争前、陸軍用の鉛工場の廃液とばい煙で汚染された村で公害反対闘争が起こるが、陸軍(大木実)、工場長(内田朝雄)、富岡組(河津清三郎)が結託して圧殺しようとする。村民に肩入れする結城組長(鶴田浩二)は交渉の矢面に立つが...■シリーズ第7作で、それまでもなぜか社会派映画の趣向を盛り込んでいたところ…

  • 決して傑作ではないから期待しすぎないで!『刺青』(3周目)

    刺青若尾文子Amazon 基本情報 刺青 ★★★ 1966 スコープサイズ 86分 @アマプラ 感想 ■増村映画のなかでもこの映画はかなり頻繁に観ていて、それだけ有名作ということだろうけど、ずっと言ってるように、傑作ではない。増村映画としても微妙なところだし、残酷美を描いた耽美映画としても、期待外れ感が大きい。その理由を、以下のとおり記録しておく。 増村が脚本をかなり大幅に改変している ■以下の新藤兼人の著作で脚本のラストシーンを読めるのだけど、完成版の映画とはかなり変わっている。舞台設定も変わっているし、台詞も変わっている。誰の目にも明らかな「増村台詞」が増量している。作劇術作者:新藤 兼人…

  • 【映画脚本レビュー】井手俊郎作『生きている小平次』

    ■井手俊郎の脚本『生きている小平次』を読みました。東宝のダイヤモンドシリーズとして青柳信雄の監督した中編映画だけど、かなり原作戯曲に忠実で、あまり大きな再構成は行っていない。むしろテレビの日本名作怪談劇場『怪談夜泣き沼』のほうが、大胆な脚色で、かなりの秀作だった。そうそう、中川信夫がATGで撮った『怪異談 生きてゐる小平次』も良かった記憶があるけど、随分昔なので、記事も残ってない。怪異談 生きてゐる小平次藤間文彦Amazon■おなじみのあさか沼の場面に、小平次と太久郎の一座の座員たちのやりとりが挟まれていて、まあ、原作通りになくても成立するわけだけど、彼らの棲む世界観が描かれるのは、無駄にはな…

  • なんで京都で撮らなかったの?人間国宝父子競演の『女殺し油地獄』

    女殺し油地獄中村扇雀Amazon 基本情報 女殺し油地獄 ★★★☆ 1957 スタンダードサイズ 99分 @アマプラ 製作:堀江史朗、戸板康二 原作:近松門左衛門 脚本:橋本忍 撮影:中井朝一 照明:猪原一郎 美術:河東安英 音楽:宅孝二 特殊技術:東宝技術部 監督:堀川弘通 感想 ■当時の橋本忍は時代劇の刷新運動を担っていたと思うのだけど、なぜか原作に非常に忠実に作った本作、むかしぶんぱくで観たはずだけど、ほとんど憶えてなかった。宇野信夫の『怪談蚊喰鳥』だって、原作を現代的に裏返してみせたのに、本作はホントにそのまま。ただ、長男の太兵衛を割愛したのと、殺しのあとの与兵衛の覚悟は映画のオリジナ…

  • 正直過大評価だと思うシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』

    緋牡丹博徒 お竜参上富司純子[藤純子]Amazon 基本情報 緋牡丹博徒 お竜参上 ★★★ 1970 スコープサイズ 99分 @BS松竹東急 企画:俊藤浩滋、日下部五朗 脚本:加藤泰、鈴木則文 撮影:赤塚滋 照明:井川徳道 美術:和多田弘 音楽:斉藤一郎 監督:加藤泰 感想 ■浅草六区の芝居興行をめぐって、鉄砲久一家(アラカン、汐路章ほかの皆さん)と鮫洲一家(安部徹、名和宏ほかの皆さん)の抗争のなかで、鉄砲久一家に味方するお竜さんを描いたシリーズ第6作で、世間では名作と言われるんだけど、例によって過大評価だと思います。再見しても、明らかに、そうだった。鈴木清順とか深作欣二とか加藤泰とか工藤栄一…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、まり☆こうじさんをフォローしませんか?

ハンドル名
まり☆こうじさん
ブログタイトル
まり☆こうじの映画辺境日記
フォロー
まり☆こうじの映画辺境日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用