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  • キロ・ルッソ『大いなる運動』生き物としての都市

    キロ・ルッソによる2021年作『大いなる運動』について。 あらすじ 標高3,600メートルに位置するボリビアの首都ラパス。1週間をかけてこの街にやって来た若い鉱山夫が謎の病に冒される。薬草や呪いで青年を癒そうとする医者たち。青年の悪夢は都市と混濁し、観客もその超自然的な意識に幻惑される。 https://filmarks.com/movies/105263 大いなる運動としての都市 仕事を見つけるため、鉱山労働者の失業デモと共に7日間歩き続けラパスに到着したエルダー達。しかし、エルダーは鉱山で働いていた時に粉塵を大量に吸い込んでいたのが原因か、高度の高いラパスの気候、気圧により肺病の様な状態と…

  • 川端康成『雪国』を映画を軸に読み直す

    冒頭、語り手である島村の見る暗いトンネルの先に開けた一面の雪景色の輝くような白さは、暗闇から映画が映し出され、スクリーンが白く光る様と重なる。そしてその列車で、島村は窓から見えるともし火と窓に反射した葉子を映画の二重露光のように重ねて見る。 トンネルを抜けて雪国に入ることが映画の上映に重ね合わされ、そのスクリーンに映し出されるのは葉子であり、島村は観客として俳優である葉子に目を奪われる。

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