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雇われ嫁の備忘録 https://gomakun.hatenadiary.com/

42歳主婦が鬱寸前から会社経営を目指すまでの実体験を綴ったエッセイ。自営業長男の嫁として安泰の人生…!になるわけは無く波乱万丈、猪突猛進の日々。古い慣習の抜けない夫の会社をスクラップアンドビルドで新しく構築していこうと奮闘する物語です。

goma
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2022/01/23

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  • 第12話 悩んだあの頃

    私には3人の子供がいます。 ちょうど16年前第一子となる長女が産まれました。 それと同時に私は会社から2つの選択を提示されました。 1つ目は、子供を保育園に預けてこのまま自営業の手伝いという仕事を続けるか。 2つ目は、会社を一旦辞めて子育てに専念するか。 初めての育児。 それだけでとてつもないプレッシャーに支配されていた私は、迷うことなく専業主婦になって育児をすることを選びました。 新生児との毎日はそれはそれは想像を絶する日々でした。 子育てをした経験のある方ならその大変さはお分かりになると思いますが。 加えて私は、嫁いだばかりで配属となった職場での人間関係に疲れもいましたし、つわりや大きなお…

  • 第11話 一番怖いもの

    ちょうど今から24年前。 高校卒業してすぐに就職することを選んだ私は、大手航空会社の機内食を作る所へ就職しました。 今思えば、あそこほど恵まれた職場環境はないと思えますが、そこはまだハタチにも満たない子供です。 始めて直面する多種多様な年齢と人間関係に、一年半でノックアウト。 辞めることになったのです。 今では考えられない高給に、入ったばかりで貰えてしまうボーナス3ヶ月分! それを……易易と あーーーあ……勿体無い……(笑) ともあれ、合わない職場から自力で退職するというスキルを初めて身につけた私は、その後数々のアルバイトに明け暮れることになります。 コンビニ店員、漫画喫茶店員、パン屋店員、ま…

  • 10話 願いを叶えるぞう

    気がつくと話し始めてから30分以上も経ってしまっていた。 外はすっかり薄暗くなっていた。 「どうも遅くまで時間取らせてしまって申し訳なかったね。どうもありがとう。」 予定していた時間を大幅に過ぎてしまったにもかかわらず、若手従業員さんはニコニコしながら事務所を後にした 味方になってもらおうという私の目論みは手応えのないものに終わった。 「私、全然見えてなかったんだなあ……」 自分の不甲斐なさばかりが心に残る初めての会談が終了した。 一年後には代替わりをしようと思っていること それには上司に頼らず自分たちで自主的に仕事を進めること それにはまずこちらの部署から変えていきたいと思っていること そん…

  • 第9話 聞き取り調査

    上司である夫の母は、それはそれは働き者だ。 もう70も目前だというのに朝は早くから夕方まで働き通し お昼ごはんもままならず、時には夜にも溜まった仕事をこなし、果ては夜中にも工場へ赴いて製品の管理をしている ここへ嫁いでくる前に、義理の父から言われた言葉。 「ここは休みは無いよ。それでも大丈夫かい?」と。 確かにそう言われて私は大丈夫ですと答えた。 愛する夫と一緒ならどんな事だって乗り越えられると信じて疑わず、もともと働くことが好きだった性格もありきっとできると自信満々に受け入れた 自己肯定感にあふれていたあの頃の私。 休みがない とは聞いていたけれども!! 夜中や早朝まで出なければいけないとは…

  • 凄い逸材

    10年も同じ会社にいると色々な人に出会います いろんな人が去っていき、いろんな人が面接にやってくる 現在、従業員の多くは私の後に入社して来た方ばかり。 そして年上の方がほとんどです。 これまで出会ってきた従業員さんたちは ごくごく一般的な就業形式で働いておりました 上司に言われた仕事を黙々とこなし ミスが無いように注意しながら製品を製造していく 暇があれば世間話も交えながら 忙しい中にも楽しさを見つけて毎日頑張ってくれておりました。 この中には私も含まれています。 会社の内部事情など気に留めることもありません 決算がいつなのかもわかりません 従業員さんたちがいくらのお給料で働いてくれているのか…

  • 乗り越える

    子供の頃から争い事を避けて来ました。 友達と本気の喧嘩なんてした事はありませんでした。 いつもニコニコ決して怒らない それが昔からの私を知る人達の私のイメージ 笑っていれば平和にいく 怒らなければ誰とも気まずくならない 頼まれたことを嫌とは言えず何でも引き受けました クラス委員にもいつも選ばれていたし、先生の似顔絵を描いてと頼まれれば寝る間も惜しんで完成させました 自分が我慢すれば丸く収まるんだから いい人を演じていれば虐められることもないから 笑顔でいれば何でも上手くいくから。 そう思って20数年生きてきました。 この刷り込みは本当に根深かったし、信じて疑わなかった。 だってそれが当たり前で…

  • 筋肉は

    コロナで日本中が暗いムードに包み込まれていました。 なるべく人との接触を避けてうちに籠もるのが吉。 外にでも出ようものなら、またたく間に感染してしまう そんな錯覚にさえ陥るくらい、このウイルスに対する人々の恐怖は計り知れない時期でした。 まだ東北には来ていない。 頑張れ東北!と、テレビのニュースの度に何故か応援していたあの頃。 学校も臨時休校となったが、子供達は思いがけない長期休みにまだ無邪気に喜んでいました。 私はというと、 極寒の地で、ようやく見つけた南国のパラダイスに片足だけ突っ込んだだけで強制的にもとの場所に帰国させられてしまった。 そんな気持ちでしばらくは虚しい日々を過ごしていた S…

  • 絶頂から谷底へ

    2020年2月 この年は例年に比べて雪がほとんど降らない年だった 毎朝起きるたびにウンザリするような大雪も無い スコップでの雪かきで次の日筋肉痛に襲われることも無い なんて快適なんだろう こう思えるようになったのは、私が雪国でそれなりの月日を過ごしてきた証拠なのかもしれない もうずっと降らなくていいよ こっちに来て初めて雪を見たときの少女のような気持ちは、もうとっくになくなってしまった コンサートと心が楽になるお薬のおかげで 私は本当に穏やかで毎日が高揚感溢れる日々を過ごせていた。 今月はなんとまた歌手の方とお会いできるチャンスが巡ってきた 今度は町主催のイベントにゲスト出演するとのこと! な…

  • 素晴らしき世界

    この地に嫁いできて早十数年 最初の頃は、一ヶ月もすれば義理両親とも仲良くなれるし友達だってすぐにできる そう思って疑いませんでした。 ある意味凄いな どれだけ自己肯定感が高かったんだろう私は 当たり前だが、思い描いていたルートを順調に進めるわけでなく むしろ真逆 義理両親とはいつまでたっても打ち解けられず (まあこれは私が猫かぶりしまくっていたのが悪いんだろうと思います。) 友達も出来ず (大人になってからの友達って作るのほんと難しい) 徐々にこの地へ来たことに対してさすがの自己肯定感が高い私も疑問を持ち始めてしまうことになります こうなってしまうと後はもうガラガラと崖を転がり落ちるのみ フォ…

  • コンサート

    たまたまでした いつものようにツイッターをなんとなく眺めていたら、 「ゲームのキャラクターに混じっていても違和感のない歌手」 という感じで軽くバズっているツイートが目に止まりました。 その歌手の方は、漫画のキャラクターの様な衣装に、バリバリメイクの男性 いわゆるビジュアル系ってやつ ビジュアル系といえば、私が高校生くらいの頃だと LUNA SEAとかSHAZNAとかDIR EN GREYとか……? 詳しくは知らないけれど それなりにテレビでよくお見かけしていたし、周りの友達にもファンだっていう子がちらほらいたっけなあ… ただそのツイートの画像の歌手のビジュアルが なんだか自分の好みにドンピシャ…

  • 現代の医療技術って凄い

    診察を終えて調剤薬局で薬を貰い自家用車に乗り込んだ。 え……こんなに安くていいんですか???? これが最大の驚きでした。 それまでの精神科のイメージでは 診察代と薬代がとても高額という極めて勝手な思い込みでおりました 調べもせずこうだろうと勝手に思い込んでおりました 診察代……2千数百円…… いやいやいや、落ち着け。 きっとこのあと処方される薬ってのが高いんでしょそうなんでしょ お薬貰う。 お薬代……5百数十円…… しかも楽天Edyで支払える 私の握りしめた財布の中の2万円は出番なしでした 銀行からわざわざおろす事なかったね 自家用車に乗り込んだ私は、先程の診察で先生とお話したことを思い出す。…

  • 人生の分岐点

    このブログの作者、gomaと申します。 今日は私の転機となった出来事を綴らせていただこうかなと思います。 あれは確かコロナが流行りだす一ヶ月ほど前の事だったと記憶しております。 あの頃の私は本当に心身ともに疲弊しておりました。 仕事をしていても物忘れがひどく、数分前に確認したことも覚えていない。 本気で自分は若年性アルツハイマー病なのではないかと悩んで、症状などを検索してはうなだれておりました。 そんな自分が情けなくてミスや忘れ物をする度に、夫に感情をぶつける毎日。 毎回毎回、自分は駄目な人間だきっと病気なんだもうなんでだろうなんでだろうと聞かされ続けた夫は、さぞかし呆れていたことでしょう。 …

  • はじめまして、gomaです。

    42歳主婦。とても充実した毎日を送っています。 充実しすぎてほんと一日24時間じゃ足りません。 私には夢があります。 夫も会社の売上を今より1.5倍にする事。 従業員さんたちの給料をプラス3万円にそれぞれすることです。 そして 誰もが楽しく充実した一日を仕事をしながら終えられること。 みんなの力を合わせて会社を作っていって成長させていきたい。 そう思って毎日過ごしています。 でも こう思えるまでは 数々の試練の連続でした。 他の人から見たら大したことないぬるい人生 かもしれませんが 42歳の主婦が燃えております。 一度きりの人生ここから花開かせていきたいと思って燃えまくっております。 勢いがつ…

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