渡辺靖著『リバタリアニズム』(中公新書25222019年1月25日中央公論新社発行)を読んだ。中央公論新社の紹介リバタリアニズムアメリカを揺るがす自由至上主義渡辺靖著アメリカ社会、とりわけ若い世代に広がりつつあるリバタリアニズム(自由至上主義)。公権力を極限まで排除し、自由の極大化をめざす立場だ。リベラルのように人工妊娠中絶、同性婚に賛成し、死刑や軍備増強に反対するが、保守のように社会保障費の増額や銃規制に反対するなど、従来の左右対立の枠組みではとらえきれない。著者はトランプ政権*誕生後のアメリカ各地を訪れ、実情を報告。未来を支配する思想がここにある。*一期目2001年発行と古い本だがリバタリアニズムの基本概念は以下の本がわかりやすい。森村進「自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門」講談社現代新書基本...渡辺靖『リバタリアニズム』を読む