これはすごい。 https://toyo.repo.nii.ac.jp/record/2750/files/enryocenternenpo11_037-05…
阿弥陀仏がある、本願の力がはたらく、これは存在とシステムをいう。仏と法と言える。 この私が決めることでも、判断を下すことでもない。そういうものなのだ、で終わる…
古い友人とランチをした時、ふとそう聞かれた。「死んだ後も魂は残ってゆくのか」 魂って何だ?何でそこが気になるのか、と不思議な思いに駆られた。 魂とやらがあろう…
人を画一的、同質的なモノサシで値踏みしても、何も本質を見抜けないが 自分の半生を振り返ってみて、人間的な成長をどのように見ているかといえば、 肉体的には、老化…
十二支といえば、年の干支を連想してしまうが、 十二支縁起は十二因縁(Dvādaśāṅgika-pratītyasamutpāda)をいう。Dvādaśa:12…
ネット記事を鵜呑みにして、あれも陰謀これも陰謀というような 自分だけは騙されない、自分だけが気づいている、と思い込む滑稽な光景は、 情報の大衆化に伴って増幅さ…
南無阿弥陀仏とは「阿弥陀如来を信じる」という意味なんでしょ、と言われれば、 自分にはそういう意識が希薄であることに気付く。 多分、神様を信じるとか言うような「…
娑婆においては人間には格というが厳然と存在する。 有名人とか、お金持ちとか、そう言う尺度ではない。 人格や品格といった無形の属性と言っていい。 お坊さんにも格…
鳩摩羅什訳版の「阿弥陀経」は、玄奘訳版「般若心経」についで、広く読誦されている。 浄土真宗では枕経の定番でもあり、また仏事法事でも最も読誦されるお経と言える。…
浄土にて生命をもつ無数の存在があり、彼らは清らかな求道者であり悟りを求める心から退くことがないという。 又舎利弗 極楽国土 衆生生者、皆是阿鞞跋致 其中多有 …
阿弥陀経には三宝を記述したところが二箇所ある。 其土衆生、聞是音已、皆悉念仏念法念僧その土の衆生、この音を聞き已りて、みなことごとく仏を念じ、法を念じ、僧を念…
釈迦は浄土のの情景を描写するにあたって、そこに生まれたいと願うことが大切と説く。 一方で、少々厳しい言葉を添えている。善行をしたら浄土に行けるのかへの答えがこ…
仏教が、仏教である所以。それは釈迦以前にも多くの仏が存在したことに由来する。 釈迦は仏教の開祖とされているし、釈迦以前に仏教はなかった。 しかし釈迦はあらゆる…
浄土の光景を描写する釈迦の説法の中で、 修飾的な表現ではなく、そこにいる住人の生活とも取れる一節があり極めて不思議な情景がある。 其国衆生 常以清旦 各以衣裓…
阿弥陀経にある七宝の池に咲く蓮の花の描写。 青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光(鳩摩羅什訳) nīlāni nīlavarṇāni nīlanirbhās…
阿弥陀経の冒頭にあるこの光景。 如是我聞。一時仏、在舎衛国 祇樹給孤独園、与大比丘衆 千二百五十人倶。皆是大阿羅漢。衆所知識。 evaṁ mayā śruta…
あやかるのではなく、ゆだねる。 あらがわずすべてを、受け入れる。 はからわなくとも、そうなることになっている。 こう言って仕舞えば、ややもすると成り行き主義に…
あのお方は、常に死ということから離れずに生きていたように思う。 もう少し正確にいうなら、自分の死の瞬間ではなく今の生命が当たり前でないかのように生きていた。 …
「死ぬってどういうことですか?」 「死ぬとは、即ち生きることです。」 あなたの親も、家族も、大切な人も、ただ今このときがもう最後になるかもしれない。 そういう…
善人なほもて往生を遂ぐ。いわんや悪人をや。(歎異抄第三条) いわゆる悪人正機説。ここでの悪人は現代感覚での悪人ではないとも言われる。 逆説的なこの言い回しから…
Why YOU, not ME? どうして俺じゃなくお前なんだ。 嫉妬の言葉。 Why ME, not YOU? どうしてお前はなくて俺なんだ。 不平の言葉。…
心の平安? そのための念仏とかってあるの? 救済の契約? 後生の保証? 信心の証明? 自分には、そういう何かのためというのがあまりにもない。 理由がないといけ…
君は浄土真宗しか知らないから、と言われれば 正直、浄土真宗を知ったうちに入らない。 勤行は作法通りしているし、聞法はしても、あまり知っていると言えるほどではな…
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これはすごい。 https://toyo.repo.nii.ac.jp/record/2750/files/enryocenternenpo11_037-05…
兵庫県の作用というところに播州一の宮大工といわれたお爺さんがいた。 姫路城昭和大修理の棟梁として、大仕事を成し遂げ名を残した一職人。 昨年の夏、作用に行ってお…
この人にとっては、「真実(まこと)か真実でないか」だけが全てであった。 正しいかどうかではない、利益があるかどうかでもない、助かるかどうかでもない。 真実なの…
歎異抄のすごいところは、真宗の信者でなくとも、国内外の別宗教や無宗教の人でさえ 多くの知識人に極めて高い評価を受けている事実があって、むしろ自分自身はおそらく…
真宗聖典にある親鸞の声は、古今多くの人々が語り継いできたし、 ご法話でも何度も聞くことであり、知識としても断片的ながら理解した気でいる。 それが良いも悪いもな…
12月31日、神社にゆく。お祈りも、お願いもしない。 ありがとうございました、とだけ小さく柏手を打ってお礼を言う。 1月1日。初日の出を拝みに桟橋にゆく。いつ…
全ての結果には原因がある。例外なく因と果が連綿と続く、と。 だが、結果になって初めて原因と言われる。 今の状態も原因があっての結果であるのだ。 今の自分という…
信じると言っても、かなり意味が違う。 お金を信じる、他人を信じる、組織を信じる、仲間を信じる、 何を信じるかで、自分が決まる。この時の信じるというのは、信用す…
なんぞ、目当てがあって仏教だの念仏だのに縋るのは、それは違う。 それは全部、自己都合や。解決とか救済とかの秘法にあやかろうという根性では 当てが外れたら、別に…
ご法話で「あんた、南無阿弥陀仏て何て聞かれてどう答える?」と問われた。 阿弥陀仏に南無します、では答えになっていない。 だから南無は、信じるとか、難しく言えば…
200年ほど前の山口県の小島に「おかる(阿軽・於軽)」という妙好人がおられたという。 こうも聞こえにゃ 聞かぬがましよ 聞かにゃおちるし 聞きゃ苦労 今の苦…
推しの仏様を選ぶようなことをしてはいけないよ。 大日如来より阿弥陀如来が良いとか、いやいや釈迦如来が一番偉いとか、 人間レベルで決めることではないよ。 例えば…
昨日は報恩講に出仕して面白い話を聞かせていただいた。 日本の幽霊の絵は、たいていパターンがあって子供が絵を描いても 手を前に垂らし、足はなく、長い髪が後ろに伸…
本願寺派の梯先生のご法話で紹介された鹿児島の正覚寺さんが サイトに「輝くいのち」を公開してくださっていた。 https://www.syougakuji.co…
アニメ化した「チ。ー地球の運動についてー」には、宗教というものの恐ろしさを 天動説を絡めて描写しているが、リチャード・ドーキンス教授は、そういう集団心理は 中…
念仏する、という。 見た目は、自分が「南無阿弥陀仏」と言うという行為に他ならない。 けれど、念仏は、出るもの。 自分が言うのではない、念仏がこの業にまみれた人…
薪を焚べて焚き火をする。 静かな時間。 雑念がなくなり、正信偈が出てくる。 理由もない。 自然に触れて分かること。
僧侶なら、悟るための修行をするのでしょう?と聞かれることがある。 していない、全く。 他宗のご法話でも、私たちは悟るために仏教をしているのだとかいうのを聞いた…
鴨長明「方丈記」を読んでいると、 方丈の庵に住む究極の生活は、自然に溶け込む生き方の達人のようであり 現代人が忘れがちなある種のASMR体験と想像するが、 精…
当たり前のことだけれど、宗教があって阿弥陀仏があるわけでもなければ 教団があって阿弥陀仏があるのでもない。念仏は宗派の専売特許でもない。 阿弥陀仏があって自我…
仏国土は星の数ほどあると言われていて、阿弥陀仏の仏国土は浄土とも言われる。 では、この世は何という名の仏国土かといえば「娑婆(Saha)」というが、 浄土のよ…
大経と呼ばれる無量寿経は、康僧鎧訳(魏訳)において、17,421文字の漢字で書かれている。 この漢文では、サンスクリット文からいくつかの加上が見られるが、 中…
分かることと、できることは違う。これは誰でも理解はしている。 個人においても、組織においても、 今、どういう状態に置かれているのか 周囲環境はどう動いているの…
昔から言われているように、仏教は道徳とちがう。 それは道徳を排除することではないし、何らのコンフリクトもない。 人に優しく、救いの手を差し伸べ、柔和に接し、き…
日曜礼拝のご法話を聴聞して、思わされた。 介護、うつ病、壮絶な人生を生きる人がいる。思わされるのは、 自分には、誰の真似もできない。小学校に入りたての子供を轢…
無量寿経巻下を読経中、浮かんだ。 「因位の自覚を持ちなさい」 因位とか果位というのは、仏の世界で他人事のように、そうなのですかで聞くなと。 たとえ5年先のこと…
人智を超えたところに仏智がある。 説明ができることではない。 釈迦が覚者となって人に法を説いたが、 例えば、お経の内容を見るに、後年の加上があるにせよ、釈迦以…
僧侶、と一言でいうが実に多彩なのだと今更ながら思わされる。 別に国内に限ったことでもなく、現代に限ったことでもない。 自分にとって、明らかに違うと思うのは、 …
繰り返し、くりかえし現れる「あさましい」という言葉。 現代でも、あらゆるところで見聞きする。教義のことではなく人間性なのだ。 歎異抄の十八条、 まことに、われ…
歎異抄のような伝聞形式で伝わる「蓮如上人御一代記聞書」。 内容は316条と膨大な伝聞が伝わっているが、御文とはまた違った角度でその教えを味わえる。 むしろ現代…
南無阿弥陀仏の後に、阿弥陀仏と噛み締める。 同じではない。日々、読経や勤行を続けているとこの感覚になる。 理屈ではなく、音の違いでもない、明らかな違いと言える…
「アンタの南無阿弥陀仏は平和な時代の念仏やな。」 確かに、歴史を紐解くに現代ほど恵まれた時代はない。 人権のない時代に生きた人もいる、戦争に駆り出され異国で斃…
いつも、南無阿弥陀仏て言いよるな。なんでですかいな。 ワシも、よう分かりまへんねん。気がついたら口に出とるんですわ。 阿弥陀仏て、ほんまにおってですんかいな。…
無量寿経の最後あたりに慈氏(弥勒)が釈迦に尋ねるシーンがある。 阿弥陀仏の浄土で、他の仏国土から生まれてきた者たちを見たという。 蓮華の蕚(うてな)に跏趺(か…
日頃のインプットを変えてゆきなさい、と聞こえる。 一般的にいう生活習慣を改善しましょう、とかと同じなのだろうか。 日頃、見るもの、聞くもの、食するもの、飲むも…
三帖和讃浄土にある「現世利益和讃」15首には、 「南無阿弥陀仏をとなうれば」が10回現れる。 これに続く言葉に、神、鬼、龍、天、王、祇などが登場する。 不思議…
BY AGE 40 YOU SHOULD BE SMART ENOUGH TO REALIZE THIS:40になる前に気付いておくべきこと 1. Some…
昔から、戒というのがあり、戒律ということも作られてきた。 人間社会でも法律や規則はあるが、むしろ自戒という意味合いが強い。 禁止事項というよりは、十善戒という…
昔から大乗非仏説と言われ、さらに浄土教はその最たるもので、 浄土とか他力とかいうことは加上(後付け)に過ぎず、釈迦が語ったことではない 江戸時代の富永仲基をは…