図書館が多い街ほど要介護者も少なく 高齢者7万人の7年間追跡調査で判明
図書館や図書館の蔵書数が多い自治体ほど、その自治体の要介護高齢者が少ないことが慶応大と京都大の統計調査でわかりました。 図書館が多いと、要介護者が少ないという相関関係が確認され、図書館や蔵書の充実といった文化財への公共投資が、健康長寿の街づくりに有効である可能性も示唆する結果となりました。 調査グループは「財政難で公共サービスが削られる現状にあるが、図書館の有用性を改めて見直すきっかけになれば」としています。 調査は慶応大総合政策学部の佐藤豪竜専任講師(医療経済学)が中心となって実施。図書館と要介護リスクの関連について調査した初めてのケースになるといいます。 調査には大規模な社会疫学研究プロジ…
2025/07/09 00:00